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コメント数 1963
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21.  クレージー作戦 先手必勝 《ネタバレ》 
暑い。暑くて嫌になる。夏バテ気味の時には植木等映画でも見て暑さを吹っ飛ばしたくなる。相変わらずのお調子の良さ、だが見てても不愉快にはならない。留置場から始まって次から次へと色んなアイデアで自ら設立した会社の経営もどんどん成功。しかし、最後は詐欺容疑で失敗し、再び留置場送りもまるで悲壮感がない。この悲壮感の無さと常に前向きな姿勢は我々日本人は見習いたいと思わずにはいられなくなる。植木等以外のクレージーキャッツメンバーの個性が今一つ生かされてないような気がする不満もあるがまあ、気楽に見ようじゃないか!この映画の植木等を見てると後ろ向きに生きるより前向きに生きることがどれほど楽しいかて事が解るし、教えられます。  
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-14 11:14:58)(良:1票)
22.  クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!
クレヨンしんちゃん映画においてはあの名作2つ、大人が泣いた2作品を期待してガッカリさせられる人が多いと言われたり、聞いたりする。しかし、あの2つはまるで別と考えて見るべきであろうというのが私のしんちゃん映画における正しい見方だと思ってる。で今回はいやあ笑いぱなしでした。無理やり泣かせようとかてものがまるでなく、ひたすら笑いに徹しているから子供は勿論、大人が見ても楽しめる作品になっている。しんちゃんらしい大馬鹿ぶりに春日部防衛隊も笑わせてくれる。しんちゃんファンなら間違いなく楽しめるはずだ。特に今作ではマサオくんが笑わせてくれるし、格好良いのだ。どう格好良いかは見てもらえたら解るはずだから言わないとして、しんちゃんが途中で出会うお相撲さんとの会話、その袋の中に何が入ってるんだ?の問いに対する答えこそがこの映画、いや、正確に言うならこのしんちゃん映画全体に対する考えだと思えば笑って過ごす事がどれだけ楽しいかてことを伝えてくれるのだ。そんなしんちゃん映画が私は好きでたまらない。周り子供だらけの中で見てきたけどあれだけ大くの笑い声を映画館で聞いたのはいつ以来だろう?笑うて本当に良い事だって改めて教えられた気がする。
[映画館(邦画)] 8点(2013-04-21 15:40:10)(良:3票)
23.  群衆(1941) 《ネタバレ》 
マスコミ、メディアによる恐ろしさというものを描いた作品として見応え十分!でっち上げによりニセ者として祭り上げられながら真実をと群衆の中で声に出して正義を貫こうとする失業中の元プロ野球選手演じるゲイリー・クーパーに対してそうはさせまいと邪魔をする男達、この戦いの緊張感、自分のミスでゲイリー・クーパーを苦しめることとなってしまった新聞記者のバーバラ・スタンウィックの愛の告白、死ぬのは簡単かもしれないけど生きることの方がどれだけ素晴らしい人生が待っているかというような台詞にこの作品の一番のメッセージが込められている。ゲイリー・クーパーが演じたこの役に関してはやはりジェームズ・スチュワートの方がぴったりな気がするが如何にもフランク・キャプラ監督らしい映画になっていて良かった。
[DVD(字幕)] 8点(2011-11-07 21:28:11)
24.  狂った果実(1956)
なるほど、「狂った果実」とはこれまたタイトルの付け方が上手い。何だか全体に暗さが残るために観ていても面白いというようなものはない。ただ人は津川雅彦の選んだ行動を起しかねない。そういうものをギラギラした映像と俳優陣の演技で見せる映画として評価はしたい。正直、この映画における石原裕次郎はさほどかっこ良いとは感じなかった。北原三枝がまぶしいほどセクシーなのが作品全体を観れる映画にしているようで、それにしてもここでも津川雅彦ってスケベだと思った。ラストの津川雅彦の表情を見て、この映画の津川雅彦の演じた役柄なんて若き頃の「太陽がいっぱい」の頃のアラン・ドロンにぴったりのような感じがする。あと、石原裕次郎に北原三枝、何か足りない。そうだよ。石原裕次郎と来れば芦川いづみがいないのが残念。だけど、この内容には芦川いづみに似合う役はないような気もするし。
[DVD(邦画)] 6点(2011-08-15 17:49:16)
25.  クレージー作戦 くたばれ!無責任 《ネタバレ》 
おっと、モノクロで始まるとはまさかのスタートもカラーになってからというものはこれは完全に植木等が引っ張るクレージーキャッツ映画らしい陽気な展開になっていく。ストーリー自体は特に面白さもないし、目新しい感じもしない。それでもどういう訳だかまるで「社長シリーズ」や「寅さん」でも見ているような安心感、偉大なるマンネリとでも言うべきか?今回は「社長シリーズ」を完全に意識しているような作品である。何しろどの男もいい加減で女に弱くてだらしなく、色んな女性との関わり、やりとりにおける画き方は「社長シリーズ」を思わせるし、ハッスルコーラを飲むだけで元気になるという何と言うアホ臭くて下らないけれど、ついつい笑ってしまうのはこれはクレージーキャッツのメンバーが面白いからである。植木等の天然的な面白さに加えてハナ肇のこれもまた本人もこんな感じなのかな?という面白さ、そして、最も笑えて面白いのが谷啓のインチキ催眠術である。作品全体に突き抜けるパワーはあまり感じられないのが不満ではあるもののクレージーキャッツ全員が同じ画面に映し出され、そして、最後に会社の為に犠牲になるなんてアホだ!とばかりに表彰上を破り捨てる。何とかなるさというような前向きさがこの映画だけに限らずこのシリーズ全体を観ていると感じさせてくれる所が良い。それにしても流石に大の大人達がコーラで乾杯する姿は何だか情けなくもあるし、可笑しくもある。
[DVD(邦画)] 7点(2011-07-25 20:55:09)
26.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦 《ネタバレ》 
まず最初に言っておきたいことがある。どうせこの後、色んな所で批判的な意見が出てくること間違いないと思うけど、だからこそ敢えて声に出して言いたいし、言わせて貰う。そもそも「クレヨンしんちゃん」って何?大人向けのアニメ?いや、違うだろう!どう考えても子供向けのアニメである。だからこそ子供達がこの「クレヨンしんちゃん」という今では「ドラえもん」映画に匹敵する。いや、もしかしたら「ドラえもん」映画よりも「クレヨンしんちゃん」を支持し、楽しみにしている人が沢山、いるだろうし、大人の中にも多いと思うのである。私もそんな映画を毎度ながら楽しみにしている一人である。色々な点で不満もある。例えば春日部防衛隊の活躍がほとんど無い。出番も少ない。ひろしとみさえの活躍もいま一つである。それでもやはり下らな過ぎる笑いについつい私も乗せられて大笑いしてしまったし、素直に楽しめた。誰が見ても絶対に「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「アッパレ!戦国大合戦」の強力な名作2本に敵う筈がない。あの二つは子供よりもむしろ大人達が感動し、このシリーズそれまで見てない人もはまったと思うのである。私がそうである。しんちゃんのもたらす行動、今回はテーマなんて無いようなものである。もう、ほとんがオナラ、オナラとオナラ一色である。はっきり言えば下品な笑い。だけどしんちゃんだから許せる笑いで大勢の子供、大人までもが釣られて笑ってる。大勢の子供に楽しんで貰いたい。喜んで貰いたいという製作者サイドの思いが伝わってきます。世の中、嫌なこと、辛いことの方が多いけど映画ぐらいは笑っていたい。私はしんちゃんを見ていると嫌なこと全て洗い流してくれる。そんなしんちゃん映画が好きでたまらない。だから毎回劇場で観る事を楽しみにしている。オナラの力が救うレモンちゃん(今作でのしんちゃんとのコンビ)と両親との絆、しんちゃんとの友情、絶対に仲間を裏切らないこと。やってることは馬鹿だけどしんちゃん映画が語っている生きる意味、映画は生きる為の大きな力になる。野原一家の決断力の強さ、絆の大切さこそ今の日本に必要だという事を笑わせながら教えてくれている。一人でも多くの方がこの映画を見て嫌なことを映画という力を持って洗い流してくれたら良いと思う。
[映画館(邦画)] 8点(2011-04-16 21:43:40)(良:1票)
27.  くまのプーさん 完全保存版 《ネタバレ》 
可愛い映画である。くまのぷーさんがとにかく可愛い。鏡を見ながらの体操シーンの可笑しさ、更に大好きなハチミツを食べる所も可愛い。ハチに追いかけられようがそのハチミツに対する愛着、何かに対してこれほどまでに愛着心を持つ。素晴らしいことです。絵の中で動くプーさんと絵の外の世界で動き回るプーさん、どちらのプーさんも可愛い。本当にこの映画のプーさんは可愛い。確かに子供むけの映画だとは思うけど何だかとても癒される。こういう映画に関してはやはり低い点数は付けられません。
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-10 22:36:54)
28.  くたばれ!ヤンキース
何というストレートで解り易いタイトルの映画だ!ヤンキースに対してのくたばれ!てこのタイトルが私にはたまらん。ニューヨークと言えばヤンキース?答えはNO!私からしたらニューヨークと言えばヤンキースではなくメッツです。おっと、そんなことよりもこの映画の面白い所はプロ野球のマニアをおちょくる悪魔の面白さ、ストーリーそのものは特別に面白いというようなものはない。それでもミュージカル映画としての面白さを見せてくれている。フレッド・アステアのミュージカル映画の時のような華麗さ、踊りの凄さというものは無くてもこれまたなかなか面白い。
[DVD(字幕)] 7点(2010-12-28 21:05:55)
29.  靴をなくした天使 《ネタバレ》 
なるほどね。ヒーローは誰でもなれるか!なかなか夢のある良いことを言うなあ!本当は人の命を助けて大金を獲得できたのに、それを別の男がヒーローであると世間に言われるどうしようもない惨めなというより哀れな男の哀しさを身体全体に染み込ませるダスティン・ホフマンの人間臭さ、人前に出て大雑把に取り上げられるなんて嫌だと思っているのに、大金が貰えると知った途端に自分がヒーローであると名乗り出ようという姿に人間のエゴ、金がかかれば人は変わる。それはもう一人の偽のヒーローに名乗りを上げるアンディ・ガルシアにしても金はいらないけど、ヒーローとして世間に認めて欲しいというこれも人間的欲求、本心である姿、ところが、次第に自分のしていることがマスコミ、メディアに大きく取り上げられていくうちに違う。大勢の人間を騙し続けることの辛さから自殺しようとする。それを助けるダスティン・ホフマンとのビルの上での会話、やりとり、二人して仲良く飲むコーヒー、コーヒーは眼を覚ますから(頭も冴えて良い)なるほどね。ビールだったらまずいよね。そして、ここでアンディ・ガルシアに対するダスティン・ホフマンの言う台詞「最後までヒーローでいろ」がこの映画で一番、言いたかったことではないだろうか?ところで最後まで気になって仕方ないのだが、結局は息子を映画に連れて行けなかった父親、一体、何の映画を観に連れて行くつもりでいたのかなあ?それが解らないのが負に落ちずてことで8点以上に出来ない。それでもなかなか面白く観ることが出来た。
[DVD(字幕)] 7点(2010-11-14 21:36:05)
30.  黒い画集 第二話 寒流
黒い画集シリーズの中で最後に観ることになった本作を拝見して、思ったことはやはり映画は脚本が命であるということと、緊張感を生む為の演出においてもこの鈴木英夫監督という監督さんはどうすれば良いかってことをよく解ってる。人物描写の上手さ、金が金を呼び、どんどんと金に埋もれて行く人間の醜さ、欲の塊から崩れて行く人間の儚さ、池部良の怯える顔、どんどんと悪女としての顔を出す美しい女の中にこそ隠れている男を惑わす女、新珠美千代、この二人の演技もさることながら池部良演じる銀行員の課長の常務の平田昭彦の何たる醜さ、この映画は人間が如何に金の前には弱く、男は女に弱く、そんな女の前に男は身体では解っていても思っている通りにはいかないというその全てを徹底してさらけ出している映画として、とにかく恐い。サスペンス映画としても勿論のこと、人間ドラマとしての面白さ、最近のサスペンスでは物足りない。そう感じてる人にお薦めの本格サスペンスの傑作です。最後にこの映画の主人公を演じている池部良、「青い山脈」や「昭和残侠伝」シリーズと並ぶ池部良自身の代表作の一つとして、遅くなりましたがご冥福を祈りつつ失礼します。
[DVD(邦画)] 9点(2010-10-31 10:09:08)(良:1票)
31.  黒い画集 あるサラリーマンの証言 《ネタバレ》 
小林桂樹さんの死というニュースを聞いて、どうしてもこれだけは外せない。見逃せない。以前、CSで放送したのを録画しそこねていたけど、親戚が録画してあると聞いて早速借りてきて観ることに!松本清張の原作、シナリオは日本が誇る最高の脚本家、橋本忍である。もう既にこの時点でどう考えても駄作なはずない。絶対に面白いその予感通り面白かった。一般庶民の見方、どこにでもいるサラリーマンが似合う俳優小林桂樹が深刻な顔をしながら人間の恐ろしさ、自らの嘘による証言によって身を滅ぼすその姿を徹底して見せ付けられることになり、人間の弱さを思い知らされた気がして、とにかく恐い。平凡な生活こそが人間の生きがいとすれば、ここでの主人公の姿はその反対を行っている。家庭があるのに別の女、愛人という存在の恐さに気付いた時には既に手遅れであるということをこの映画を見て感じると共にそれはサラリーマンであれ、そうでなくても同じ過ちを起こしてはならない。人は皆、何かしら過ちを犯す者であるとばかりに原作者の松本清張という人は例えば「砂の器」の犯人も同じであったようにここでもそう述べている。色んな意味で考えさせられる映画でもある。
[DVD(邦画)] 8点(2010-09-21 22:26:59)(良:2票)
32.  紅の流れ星
どこかで一度、見てるぞ!何かの映画にそっくりであると思ったら雰囲気から何まで「勝手にしやがれ」に似ている。渡哲也と浅丘ルリ子の会話、一人勝手にしゃべりまくる渡哲也に対してほとんど表情を変えない浅丘ルリ子、やたらかっこつけて、キザな台詞きり言う渡哲也の五郎、日活映画的な要素とフランス映画、ゴタールの映画的な要素とがちりばめられ、音楽の使い方、映像的にも日本映画でありながら違う国の映画を観ているような感覚さえ起こさせる。派手なアクションシーンはそれほどないのでそういうものを求める人にはつまらないと感じてしまうかもしれない作品ではあるが、雰囲気を楽しみたい人にとってはこの映画の醸し出す雰囲気が良い感じで見られる映画にはなっていると思います。
[ビデオ(邦画)] 7点(2010-09-18 09:37:56)
33.  クレオパトラ(1963)
いやあ~長かった。休日の朝から観るには長過ぎるし、ハラハラドキドキのスペクタルものを期待しずきたのか?それともハリウッドの歴史に間違いなく名前を残す美女、←ここだけは絶対に譲れない。美女と言えばこの女優なくして語れない。エリサベス・テイラーのクレオパトラぶり、イメージにぴったしなその美貌、何度も眠くなりかけている所で最後まで眠らずに見れたのはエリサベス・テイラーあればこそである。話としてのワクワク感、面白さという意味でもそれほど感じられない。それでもエリサベス・テイラーを見るという意味では見て損はない。見て良かったと言える。クレオパトラ=エリザベス・テイラー!これを見てしまえば、他のクレオパトラものは観るのをよそう!なんて気分になってしまうほどエリサベス・テイラーの美しさで3時間を超える長さを観ることが出来た。男たる者、やはり美しい女にはついつい見惚れてしまう者であるということが解った映画でもある。
[DVD(字幕)] 6点(2010-08-14 12:45:46)
34.  クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 《ネタバレ》 
前に一度書いたけど、書き直します。予想通りの平均点の悪さだけど、実はこの映画、公開当時、映画館で3回も観てるぐらい私は大好きです。その理由として、相変わらずしんちゃんが笑わせてくれる。ただ笑わせるだけでなく、泣かせてくれる。未来に行く事になったしんちゃんが花嫁のタミコさんを助け出してからの台詞が泣ける。この作品、作者の白井先生が亡くなった後の最終の作品だけに、しんちゃんが「オラは絶対に死なない。」と発する台詞に込められた想いが感じられ泣けて仕方ない。例え作者の白井先生は亡くなったとしても、白井先生が残した。言いたかった事、しんちゃんの眼を通して伝えたい事、その全てはこれから先もずっと生き残っていく。この作品の中で見せるしんちゃんといつもの春日部防衛隊の仲間たちの未来の姿が凄いリアルで面白い。勿論、野原ひろし、みさえの2人が見せるしんちゃんに対する愛情、野原ひろしが言う「子供にくたばれなんて言う親、何処にもいないだろ。親は子供に生き抜けって言うもんだろ!」の台詞が感動的な上に力強いメッセージとして、しんちゃん映画らしい素晴らしいシーンとして、このシーンだけでも私はこの作品も評価したくなる。しんちゃんが愛される理由が分かるシーン、台詞として、タミコさんが「一緒にいて、あんなに楽しい人はいないの」と言う台詞もしんちゃん映画が愛される理由の一つだと思う。しんちゃんの未来の姿がしんちゃんの大好きなアクション仮面にそっくりというのもこの作品はしんちゃんに対する愛が感じられる。色んな意味でこの作品も私は大好きです。2020年12月11日訂正
[映画館(邦画)] 9点(2010-04-25 22:43:26)
35.  グリーン・デスティニー
づくづくカンフーものが私は好きなんだなあ!てのが見ての感想でして、確かに時代設定は滅茶苦茶ぽいし、ワイヤーアクションもちょっとしつこい気がしなくもないが、それでも許せてしまう。これはワイヤーアクションに関してどれぐらい許せるか?例えば「ラーメン」大好きな人間がラーメンに胡椒をどれだけ入れられるか?とか「カレー」好きな人にとって、カレーには醤油かソースか?いや、俺は何もかけないぞ!私はやっぱり醤油でしょ!待てよ?醤油だの、ソースだの、何もかけないだのと良い歳大人がそんなことで大人気ないぞ!カレーが美味しければそれで良いではないか!とか議論するようなもので、つまり、カンフー映画好きな私のような者にとっては少々のワイヤーアクションでもカンフーが楽しめれば、少しぐらいのことは大目に見よう。許そうて気になってしまうようなものでして、チャン・ツィィーが可愛い。それもポイントの上で大事な訳で、この映画はカンフーとチャン・ツィィーの可愛さを楽しむ為の映画であるような気がします。映像的にもかなり美しく、ラストはえっ?て感じの終わりではあるけれど、それでも良いのです。大好きなチャン・ツィイーが可愛く色んなアクションなど楽しませてくれているので、それだけでも見て良かった。どう考えても普通なら6点が限度、いや、4点か5点ぐらいだろうてなぐらい出来としてもけして、誉められる映画なんかじゃないてことは解っていても何だかんだと言いながら楽しんでいた自分がいるということで少々、甘いかもしれないけれど、7点を付けたいと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-25 20:44:29)(良:1票)
36.  黒い瞳
もう既に皆さんが書かれている通り、マルチェロ・マストロヤンニの演技が素晴らしい。演技もさることながらその男の中の秘められた想い、女性に対する想い、刹那さ、そして、馬鹿なんだけど、憎めない男の哀愁、そういったものがこの俳優を見ているだけで感じられる。あの陽気な音楽に合わせて踊り出す時の楽しそうな演技、笑いも悲しみも全て身体全体で表現している素晴らしさ、映像的にもこの映画は美しく、霧の立ち込めるシーン、夕焼けの空の色、あのラストもこの先、どういう人生を二人は過ごして行ったのだろう?と考えさせられる。余計なものをしつこく描かないで観る者に想像させる力を持った映画としても評価したい作品です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-02-12 21:34:11)
37.  グリーン・カード 《ネタバレ》 
偽装結婚をテーマに最初のうちはなんだ?この嫌な女!と腹が立つ。自分が好きな庭、緑に囲まれた部屋に住みたい。ただそれだけの為に愛してもいない男、その男の都合を利用して愛の無い嘘で固められた結婚生活をする。一方でフランス人である男にはこっちはこっちで国内滞在のピザ(資格)を得る為に自分が愛されてなんかなく、ただただ女に都合の良いように利用されているにも関わらず、けして、嫌な顔を見せない。何てかっこ良い男なんだ!男は顔じゃない。顔よりも性格であると世の女達に対して言っているようであり気分が良い。二人の偽装結婚が疑われ、男と女別々で偽装結婚でない事を証明する為の試験を受けるものの、失敗してしまう。二人が別れた後、再び最初に出逢った喫茶店で一人、コーヒーを飲む女を窓の外から眺める男、この時の二人の表情には声に出さなくても解る。本心、ここで二人が初めて本当は愛し合っていることに気付く。その場面、台詞なしで演技、顔による演技だけで見せる上手さ、そして、二人がようやくスタートラインに立つことが出来たラストシーン、ここでもいつまでもしつこく描くことせずに終わらせるのも良い。話としてはこうなることは誰しも予測出来てしまうという展開であるが、それでもこの映画が感情移入出来た最大の要因は二人の演技とそれをさらりと映し出して余計な事を語らせずに終わらせた監督の力と脚本による勝利である。
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-06 21:46:12)(良:1票)
38.  空気人形 《ネタバレ》 
何だ?この異常な世界、怪しい雰囲気、危なすぎる世界、全てにおいて、とにかく異常である。空気人形と横になる中年の男、そして、男が居なくなった後に立ち上がり、人形が人間の形、姿へと変化して行く所の不気味さ、空気人形であるペ・ドゥナが人間の姿に変えて外に出て行くシーンも怖い。全くもって無表情なのである。ところがそんな彼女がレンタルビデオ屋さんに勤めることになってからはそれまでは見せなかった笑顔を見せる。この笑顔こそが彼女が空気人形でありながらも人間の心を持ったことの印であり、それはレンタル屋さんでの若い男や店長との会話でも解る。心を持つことでそれまで知らなかった別の世界を生きる彼女、男の為の性の道具としか扱われない彼女が心を持ってしまったことによる辛さ、別の意味での辛さを見せる何ともこの不思議で不気味な世界にどんどん引き込まれていく上手さというものがこの映画にはある。代用品扱いされてたペ・ドゥナを自分のおもちゃのように扱う男もこれまたレストランでの仕事では代用品としてしか扱われないという何とも皮肉めいたものを感じさせ、それはレンタル屋さんで知り合い、愛し合うようになった相手の若い男のお願いを聞くシーンにも現れている。ラスト、ゴミ袋の横で寝そべっているペ・ドゥナがあまりにも切なくて悲しい。燃えるゴミと燃えないゴミ、人間は死ねば燃え、人形は燃えないゴミ扱い。そこにある人間と空気人形としての違い、差別など色んなものを考えさせらる映画でもある。けして、楽しい映画ではないし、むしろ、嫌になるほど絶望的な話だが物凄く引き込まれ、余韻の残る映画になっている。本当は8点にしても良いぐらいだが、血なまぐさいシーンは苦手なのであれさえなければというこで7点です。
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-22 12:03:29)
39.  グッバイガール 《ネタバレ》 
けして二枚目とは言えないし、何となく冴えない感じの男ともう一人、女も女で美人とは言えないそんな男と女の話だが、それなのに面白く見られるてしまうのはこれは監督の演出もさることながら脚本の力が大きいと思う。美男子と美女の話だとそれが嫌味なものに感じられることがあるけれど、そういう嫌味の無い人物というのが良い。作品全体の雰囲気も良きハリウッド映画の香りを漂わせ、そして、この映画、やはりあの雨の降る中での公衆電話からのラブコールで終わる幕切れが心に染みる。けして、派手な演出などしなくても映画を見せてくれるという意味でも良い。最近の映画ではなかなか観ることの出来ない品の良さも感じられる。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-09-19 21:20:10)(良:1票)
40.  黒水仙(1947) 《ネタバレ》 
何ともいやはや、女って恐ろしいなあ!あの二人の美女による嫉妬、まあ、この場合はシスター・フィリッパによる勝手なまでによるシスター・クローダに対する女としての嫉妬なわけだが、あの赤い夕日、炎めらめらと浮かび上がる不気味な景色と修道院というこれまた何とも不気味なまでの空間、デボラ・カーのクローダとフローラ・ロブソンのフィリッパの二人きりのシーン、嫉妬の相手である女の前で口紅を塗り、灯りを消してスカートから足、それもちらりとだけ見せる太もも、やばいねえ!あの場面は足フェチな私にはたまらなかった。最後も嫉妬に狂い、クローダを崖から転落させて殺そうとし、自ら落ちて死んで行くフィリッパ、見ていて恐ろしい女の女による嫉妬、とにかく話そのものは面白味も無ければ、こういう今日みたいな暑い夏の日の昼間に観るような映画ではないが、二人の女優の美しさを観るという意味で見て損のない作品だと思う。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-20 15:01:55)
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