41. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
期待していた壮大できれいな海を描いたシーンは、考えていた程登場しなかった。ジャックが海を泳ぐシーンにしてもイルカが併泳し、恐らくよほど調教されているのであろう、主人公と戯れている。しかし本来野生のイルカは、人間が触れただけでも何らかの病気を移してしまい、それが原因で命を落とすとさえ言われている。そこからしても、このイルカとの戯れが却って人工的に映画のため作られたシーンとしてしか映り得なかった。壮大な自然をバックにとは、どうも行かなかったような気がする。 7点(2001-01-25 12:23:24) |
42. 蜘蛛女(1993)
主人公は蛛蜘女”モナ”の魅力に負けたというより、「警察官の職業条件の悪さ、金の魅力に負けた」と言った方が良さそうである。悪女であると分かっていて、その魅力に負けてしまった「氷の微笑」「白いドレスの女」などのような作風ではなく、また「ダメージ」のように、一人の女性に家庭・地位・名誉の全てを狂わされてしまった男を描くといった作品でもなかった。ただ単に、”凶暴で冷酷な蛛蜘女が、男を振り回すだけ”の作品に留まったのが残念である。最後の妻と再会する幻想シーンが無ければ、この映画も只の悪女ブームの勢いを当て込んだ作品で終わっていたかもしれない。 6点(2001-01-25 12:22:17) |
43. グース
実話に基づく話らしい。実にいい話である。ただこの良い話に事欠いて、自然保護だ動物愛護だは鼻に付いた。何もとって付けたようにそんなことを言わなくとも、この映画が動物を虐待する話でないことは百も承知だ。そんなことを強引にラストへ取り入れる所は、却って大人たちのエゴイズムを感じた。まあとにかく、全てはオスカー女優アンナ・パキンが可愛かったから許してしまう・・・? 7点(2001-01-25 12:21:24) |
44. クリスティーン
ホラーと言うより、青春フォトグラフィと言った作りだ。最後は予想通り、車が襲ってくるのだが、何ともお粗末。”スティーブン・キング原作”と言う言葉に騙された感じだ。 1点(2001-01-23 12:37:42) |
45. クラッシュ(1996)
”カンヌでは、ブーイングを受けながら審査員特別賞を受賞した”そうな?見終わってみて、どちらかと言うと、ブーイングをした人の方の味方になってしまった。 3点(2001-01-23 12:36:14) |
46. クイズ・ショウ
良い映画!しかし日本のTVのやらせに比べれば、生易しいかも 9点(2001-01-23 12:35:22) |
47. 雲の中で散歩
「妊娠した女性とたまたま居合わせただけの通りすがりの男が、彼女を救うために、仮の夫の振りをする。」この冒頭の設定まではいい。しかし余りにその設定だけに頼り過ぎ、中身はほとんど無い。ヨーロッパの匂いのする重厚な作品を予想していたが、期待外れに終わったようだ。 3点(2001-01-23 12:18:59) |
48. クイック&デッド
女性が主役と言う珍しい西部劇ではあるが、親子の決闘や、恋愛あり、人情ありと、なかなか巧く出来た作品である。 8点(2001-01-22 12:33:26) |