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1.  グリーン・カード 《ネタバレ》 
切なさと可笑しさがほどよくブレンドされた好作品ラブコメでした。必要に迫られてとはいえお互いの過去や日常をさらけ出し合い、それに伴って2人の感情が動いていく過程が(構図としては単純とはいえ)見る側を引き込みます。余韻のあるラストもキュートですね。あの後2人がどうなったのかを考えるのも楽しい。また、各場面の表現の焦点を絞ったピーター・ウィアーの的確な演出も強力です。
[DVD(字幕)] 9点(2008-09-21 01:18:58)(良:1票)
2.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
物語が起こる範囲はとても狭い。ほとんどは隣り合う2軒の家のどちらかで、あとは教会とか近所の路上がちらほらあるくらい。それにも関わらず2時間近くをじっくりと見せ切ってしまう描写の奥深さに感服。ところで、ここで敵役として出てくる不良団は、まったくの中途半端なチンピラ崩れであり、過去のイーストウッドのヒーロー映画なら開始後10分で消される程度の存在である。しかし、本作の主人公はそれにすらあっさり返り討ちにあってしまい、最後には一世一代の決心をせざるをえないことになる。自らの俳優上の役柄をすら相対化し、それに決着をつけようとするイーストウッドの壮絶な視点を感じる。のみならず、そこにアメリカという国家に対する決着まで凝縮してしまった、この人ならではの不敵極まりない作品。
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-07 03:07:00)
3.  グッバイガール
すべての現代ラブコメ映画の源流が行き着く記念碑的作品。前半の2人がいがみ合う部分は、会話が詰め込まれすぎていて逆に作り物っぽさが漂っていたが、2人の感情が動き出してからは、ラストまでは怒濤の勢いだった。締め方も実にお洒落で、後味も良く、もう一度見たくなる作品。室内のシーンが多い中で、奥行きを十分に駆使したカメラワークもいい仕事をしていると思う。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-14 03:48:04)
4.  暗い日曜日
よくある音楽絡みの群像劇かと思いながら見ていたので、中盤以降の大戦を絡めた展開、そして終盤の2回半ひねりと見事な着地にはびっくり。古いのか新しいのか分からない全体の雰囲気が妙に心地よい。主演の4人はいずれも役の意図するところを把握した優れた演技を行っているが、とりわけ、エリカ・マロジャーンは、単に美しいだけではなく、意志の強さと誇りの高さ、そして慈母の優しさを同時に表現しているのが素晴らしい。余談だが、DVDのディスク表面がアナログ・レコードの黒い溝のデザインになっているのは、実に格好良い。
[DVD(字幕)] 8点(2004-11-02 02:27:41)
5.  クレイマー、クレイマー
まったくどうということもないテレビドラマレベルの題材なのに、一切過不足なくすべてを表し尽くした脚本が凄い。冒頭からいきなりずばりと本題に入り、その後も、重要で印象的な場面を随所に挟みながら、先がどうなるか分からないまま終盤に至り、余韻と解釈を残すラストにつながるのである。もちろん、各場面の意図を的確に把握した3人(だけではないが)の演技も見事。特に、メリルの尋問の最中に目が合ったときのホフマンの一瞬の演技に至っては、神々しさすら漂っている。しかし、この映画の本当に凄いところは、20年以上を経った今でも、見た人の間で、夫婦とは、親子とは、家族とはということについていろいろな立場から議論ができるという、その問題意識と人物設定の先進性だろう。
[DVD(字幕)] 8点(2003-07-13 01:49:28)
6.  くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ 《ネタバレ》 
フランスのアニメってあまり見る機会がないのですが、素直に良い内容でした。絵のタッチが、フワフワした幻想的な水彩画のような感じで、それが当たり前に動くのが実に新鮮なのです。こんなアニメは初めて見ました。特に、セレスティーヌの顔つきがわざとらしく作り込んでおらず、ちょっとした仕草や表情の動きできちんと表現がされているのが、逆に可愛さを煽っています。内容は、熊のおじさんとネズミの少女の友情譚、という一点なのですが、クライマックスでは、あの「M」を彷彿とさせるような(!)人民裁判のシーンが、しかもクロスカッティングで盛り上げながら展開されるなど、単なる素朴な童話ではありません。そういえば、終わり近くのセレスティーヌの台詞に、「最初は私を食べようとしたでしょ」というどきっとする一言もあったりして、まあ熊とネズミなんだから文字通りの意味でも誤りではないんだけど(実際、ネズミは熊の捕食対象という設定)、実は最初のあのシーンは、1つの隠喩だったのか?なんてことも考えたりして。なかなか奥の深い作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2017-01-29 22:30:21)
7.  グッドナイト&グッドラック
志の高い作品なので低い点はつけられないが、少しこじんまりとまとまってしまったのは何とも残念。ほとんどのシーンは放送局の中だし、例の告発放送についても、それに向けた準備などもっと丹念に描写できたのではないかと思う。肝心の部分はすべて主人公が原稿を読む形で伝えられるため、映画を見たのではなく、単に制作者から口頭でメッセージを聞いただけのような気になる印象は拭えない。もちろん、そのメッセージの内容は、今日においても少しも価値を失ってはいないが(むしろ、ますます価値を高めてすらいるのだが)。ストラザーンの気合のこもった役作りは素晴らしく、作品の印象度を高めている。
[映画館(字幕)] 7点(2006-07-03 00:14:13)
8.  靴をなくした天使 《ネタバレ》 
この種の「本当は違うんだよ」系の話は、見ていてイライラが溜まって印象が良くないことが多いのですが、本作で新鮮だったのは、偽ヒーローのガルシアを、よくあるペテン師とかではなく、実際にヒーローにふさわしい善行を行う人間として設定していること。これならば中盤までのストレスも低くてすみますし、あのラストでも納得します。それと、最後に「どういたしまして」でこの作品で唯一心底嬉しそうに笑うホフマンと、それを受けるジーナの微笑、あれで反則的なほど上手くまとまりましたね。こういう、人間の善意の価値を正面から(しかも嫌味なく)讃美する作品は、いつの世でも貴重だと思います。本題に入るまでが少し長すぎるのが難点。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-31 00:51:43)
9.  グレート・ブルー
どこか別世界に生きているような主人公と、俗物そのもののようなライバルの対比が面白い。主人公は、ヒロインといるときよりも、明らかにイルカと戯れているときの方が楽しそうなのが悲しい。ラストなどはよく考えてみると無茶苦茶な締め方なのだが、画面の青の威力で強引に納得させられる。
7点(2005-01-10 20:17:35)
10.  クライング・ゲーム 《ネタバレ》 
1回目に見たときは何が言いたいのかよく分からないままに終わってしまったが、筋と流れを知った上で見た方が楽しめる。前半の政治系・犯罪系に特有の緊張感(背景の説明がほとんどないのも良い)が、そのまま自然に後半のラブストーリーのサスペンス性につながっていくのが面白い。贅肉をそぎ落とした会話も、よく見るとかなり練られている。●再見して、後半のどのシーンでも、ディルをいかに美しく撮るかという点に周到に配慮されていることに気づいた。さすがニール・ジョーダン。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-18 02:31:55)
11.  グリーンマイル
やっと分かった。これって、ポンテオ・ピラトとキリストの物語だったのね。映ってないシーンでも、確実に一番奥の独房にいる空気をじわっと感じさせるマイケル・クラーク・ダンカンの存在感が素晴らしい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-24 17:48:34)
12.  クルーシブル 《ネタバレ》 
これまでに見たすべての映画の中で、一番救いがなく後味の悪い作品。脚本や美術関係の頑張りによって映画としての出来はいいというのが、かえってタチが悪い。また、わずかな動きですべてを表現するジョアン・アレンの演技が素晴らしく、それがさらに作品の不条理性を増幅しています。なお、この作品に描かれているようなことは、決して昔話ではなく、「現在の」日本の刑事裁判でも、原理としてはこれと大差のないことが実際に行われています。「アビゲイルの無実はなぜ疑わない!」というプロクターの台詞を、何人かの人に捧げたい。
[DVD(字幕)] 7点(2003-05-24 03:35:32)
13.  グラディエーター
よく見ると、馬車軍との対決でとっさに団結して危機を回避して勝利するところ以外、ドラマらしいドラマは何もないんだよね。しかし、一歩誤ったら巨大なハリボテになりそうな脚本の薄さを救っているのは、1つは、コンプレックス丸出しのウジウジ皇帝ぶりを見事に表現してみせたホアキン・フェニックスの巧演。もう1つは、皇帝姉のコニー・ニールセンという絶妙なキャスティング。適度に疲れた感じの微妙な色気と気品があって、この作品の人物設定にぴったりなのです。
[DVD(字幕)] 7点(2003-05-13 01:48:55)
14.  グリーンブック 《ネタバレ》 
よくまとまった作品だとは思いますが、逆にいうと優等生作品の枠に収まった作品でしかない。一つ一つのシーンから、「ほ~らこんなところにも自分たちは目配りができてるでしょ~」「一方に偏らないバランスとった描写してるでしょ~」という制作側の自慢(と計算)が随所で見えているのです。一方で、例えば「北部ではチヤホヤされて金も稼げるドクが、なぜわざわざ苦労が目に見える南部を目指すのか?」という最も重要な点は、同行者からの台詞でしか語られない。いや、説明はそれだけでいいんだけど、それがドクの行動に具現化されていないので、それぞれがばらばらに完結しているだけ。●トニー役には、やっぱりイタリア系俳優を当てるべきだったと思いますけど。作中でその点が再三言及されていることからすればなおさらです。アリは、気品と高貴性ある主人公を頑張って表現しようとはしていますが、まだ頑張りが見えるレベルであって、内面からそれがにじみ出てくるところまでは至っていない。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-03-28 23:54:58)
15.  クォ・ヴァディス(1951)
この頃の歴史大作って、セットと衣装にばっかり凝ってて肝心の中身は何もない、というのが多いのですが、何と意外に面白かった。●マーヴィン・ルロイ監督といえば「哀愁」や「心の旅路」を連想してしまいますが、この作品も思いっきりそっち寄りで、もはや史劇作品の皮を被ったメロドラマです。大体、最初のところで、「男が気になった女を何とかして落とそうとする」というだけのために1時間以上もかけています(笑)。そもそもロバート・テイラー自体、色恋(というかほとんど劣情に近い)に悩むロマンス中年にしか見えず、戦場をかいくぐってきた武闘派の軍人にはまったく見えません。●それにしてもデボラ・カー、どんな場面でも、正面のショットではしっかり照明が当たっている。何と美しいこと!
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-12 01:23:17)
16.  クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴<TVM> 《ネタバレ》 
実在の事件を対象とした作品らしく、終始落ち着いた丁寧な作り。序盤では数か月単位の経過をじっくりと描き、途中からはだんだんと加速していくというバランスのとり方もなかなか。またその中で、最初は常に拘束されているだけだったのが、いつの間にか途中で産まれた子まで交えて普通にやりとりをしているという変容も捉えられている。しかし、放映時間の関係か、全体に刈り込まれている感が漂っていて、ダイジェスト版的な雰囲気もないわけではないところがちょっと残念。
[DVD(字幕)] 6点(2019-10-03 00:48:46)
17.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 
この作品が良いのは、肝心のマジックのシーンを、4人を格好良く、そして台詞回しもコテコテで撮りきっていること。マジックというのは現象面を見て楽しめばよいので、タネがつまらんとか怒るものではないのですよ。中盤のジャックの格闘シーンも、マジシャンならではの技があったりして、なかなか。ところが、そこから重心が捜査側にシフトして、4人の出番が少なくなって、急に失速してしまいました。こういう作品の捜査側は、あくまでも狂言回しあるいは引き立て役でいいんで、メラニー・ロランなんか完全に余計ですよ。したがってもちろん、黒幕の正体がどうのこうのもまったくの蛇足。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-04-20 00:14:30)(良:1票)
18.  グローリー/明日への行進 《ネタバレ》 
単なる平坦な伝記ものになっていたらどうしようと思っていたのですが、時期と対象を絞ることによって、テーマを明確にすることに成功しています。穏健な非暴力運動が中核ではありますが、一方でマスコミのアピール力も活用し、大統領にも直接主張を伝えている。その辺のしたたかさが、成果をなしえることにつながったのだと思います。ただちょっと気になったのは、この時点で公民権法自体が存在しなかったかのような(この作中の行動によって制定されたかのような)描写がありますが、公民権法はすでに存在してて、セルマ大行進などの運動の効果としては、「それを強化する法律」ができたんですよね?
[DVD(字幕)] 6点(2017-08-28 02:09:47)
19.  グッド・ライ いちばん優しい嘘 《ネタバレ》 
それぞれのシーンは意外にあっさり風味というか、そんなに引っ張らずに次に行っているのだが、それでも、前半の逃亡とキャンプのパートは、あまりにも重い。だからこそ、後半は、少なくとも映画では見慣れたはずの光景の一つ一つが、むしろ見る側にとっても違和感を生じさせる効果を発揮している。最後の着地は、タイトルとの関連性もだけど、ケニアとアメリカの両方を知っている主人公が、その経験を主体的に能動的に生かしていく、というところに意味があるんだろうな。
[DVD(字幕)] 6点(2017-06-22 00:49:31)
20.  グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》 
やたらと色合いは人工的でギトギトしていて、しかも各場面はちゃっちゃか先に進んでしまうし、豪華キャストの割に出番は一部の人に偏っているし、普通なら即見る気をなくしそうな作品。だけど不思議に心地よく見られるのは、主人公の女主人への追愛とロビーボーイへの友情という単純な出発点が、常にぶれることなく一貫しているからだろう。最後に、このホテルも今は廃墟同様になってしまいました、でしっかり着地するのも、後に余韻を残している。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-03 23:20:42)
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