1. グラン・トリノ
ファンタジー娯楽映画が好きな私としては、あまりに重いテーマでなおかつ現実的な題材は好きじゃないんだが、いまのアメリカの現実をみているとこういう映画も評価せざるを得ない。 見終わって感動したとか、かっこいいとかそんな感情はなく、ただいろいろ考えさせられた。自分の立場としてならどう考えるだろうかと。なんせ、最初っから俗物でゲスな人間が続出するのである。しかもリアルな描かれ方で。 決して上映時間が短くないこの映画で惹きつけられるのは、登場人物の描き方とセリフの秀逸さのせいだろう。偏屈なりの老獪なジョークでやり込めたかと思えば、若い神父がビールを飲むシーンは印象的だ。 マイノリティーであるモン族の描かれ方は、目を合わせないとか日本人と共通するものを感じた。アジア人にとっては主人公との友情はまた一味違ったものに感じられると思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-29 22:14:16) |
2. 雲のむこう、約束の場所
《ネタバレ》 ほとんど内容が分からずちんぷんかんぷんでした。 「君の名は」や「言の葉の庭」の雰囲気が好きで、でもさすがにここまで消化不良なアニメも珍しい。 「ほしのこえ」のように、最後にカタルシスがあるわけでもなく。 吉岡秀隆のすぐムキになる声もマイナスに作用しているように感じました。 新海誠作品が気に入ってこの映画をみることは、期待せずに見ることをおすすめします。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-06-18 19:04:55) |
3. クイール
普通です。特別犬が可愛らしいというわけではなく、盲導犬としてのドラマが見所の映画。人間ドラマが全然ないとは思いません。静かなエピソードの中に好感を持てる物語が垣間見られます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-16 11:02:31) |
4. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
「クレヨンしんちゃん」はテレビで見たことがなく、映画とはいえどんなものかなと期待せずに見ましたが、標準以上の出来でした。見る人のツボを押さえた演出が光っています。ただ、しんちゃんが主役なので、子供向けのアニメの範疇を出ていないと思います。そこが宮崎駿アニメとの最大の違いでしょうか。 [地上波(字幕)] 6点(2005-10-09 19:44:53) |
5. クジラの島の少女
ニュージーランドの綺麗な風景やクジラの迫力、少女達の素晴らしい演技など随所に見所はあるが、話に膨らみがない。これで終わり?という感じ。結局、この少女にとってこれから先果たして救いはあるのだろうか?少なくとも、見終わった後にすがすがしい気分になれる映画ではない。期待してみた分、平凡な内容に少々がっかり。 6点(2004-01-04 13:26:33) |
6. グリーン・デスティニー
かなり微妙。前半は画面が暗くて何がなんだかまったくわからず、点数のつけようがない。ストーリーも全体を通してほとんどみえてこない上、最後も意味がわからなかった。チャン・ツィイーが男を薙ぎ倒してビしっと決めるシーンや風景には9点あげられるだけに非常に残念。最初の1時間は早送りで、途中から美味しいとこだけ見るのがよいかも。 3点(2003-12-24 09:49:42)(良:1票) |
7. グラディエーター
迫力がある大作だが、心に残る場面は少ない。だが、光の使い方は上手い。 7点(2003-12-04 14:25:25) |