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サムサッカー・サムさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 211
性別 男性
年齢 34歳
自己紹介 日本は公開日が世界的に遅い傾向があるので、最近の大作系は海外で鑑賞しています。
福岡在住ですが、終業後に出国して海外(主に韓国)で映画を観て、翌日の朝イチで帰国して出社したりしています。ちょっとキツイけど。

Filmarksというアプリでも感想を投稿していますので、内容が被ることがあるかもしれません。ご了承ください。

これからも素晴らしい映画に沢山出会えたらいいなと思います。よろしくお願いします。

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1.  クロール -凶暴領域- 《ネタバレ》 
「クロール」は、ハリケーンとワニというフロリダを悩ます自然の脅威がタッグを組んだサバイバルスリラーだ。 カトリーナの被害が残るニューオーリンズを舞台にした「バッド・ルーテナント」にも、妙なところでワニが出ていたように、この2つのアイコンだけでアメリカ東南部を強く意識させることができる。本国に住んでいる人たちにとっても、地域色の強さが出た興味深い組み合わせかもしれない。  しかしながら去年は去年でハリケーンと強盗(ヘイスト)を組み合わせた「ハリケーン・ヘイスト(邦:ワイルド・ストーム)」なるトンデモ映画が作られていたが、ハリウッドではビーストと自然災害とのマッシュアップが流行り始めているのだろうか。まぁ本作「クロール」の中でも火事場泥棒が出るあたり、ハリケーン・ヘイストも含んでいるが。  さて、主演は「メイズランナー」シリーズで快走を披露したスコデラリオだ。 腹ばいで迫る(クロール)ワニの群れに、華麗なクロール泳法で挑む。この人、泳ぐのも速いんかい(笑)  全体的には面白さがあっていいと思う。題材は奇抜であるが、悪い意味でのバカっぽさはぎりぎり感じられない。 ただドラマ面に偏重している分、テンポを損ねたかという印象か。  また、同じく可憐な女の子がサメに挑むサバイバルスリラー「ロスト・バケーション」で見られるような切迫感を醸す工夫は少なく感じた。 資材が多すぎるのである。発煙筒にしろ銃にしろ、弾薬少なく後生大事にしまっておいて、ここぞというときに使うからこそスリルがでる。 水の増加によって舞台が変わってくというシチュエーションがなかなか面白かっただけに、攻略法についても工夫があれば良かったなと思う。  ちょっと面白かったのはバリー・ペッパーが演じたお父さんか。 「ワニは金属音を嫌う」「ワニは脳みそちっさい」「ワニは飛沫の音に寄る」などと微妙なワニトリビアを並べ立てた挙句、後は頼んだだの、(ワニの中を)泳げだのと、ハチャメチャな注文を投げかけてくる。 わざわざワニだらけの中をボートで移動すると言うもんだから、どんなすごい鉄砲水が来るのかと思ったら、そこそこの威力で拍子抜けしてしまった。最初から自分の家の高所に非難するのはそんなにリスキーだというのか。 大体の見せ場はこのワニトリビアおじさんが招いていないか。  ともあれ、ワニは強くて大満足。 以前ワニ釣りができるという文句に釣られ、ベトナムのスイティエン公園というヘンテコなテーマパークを訪れてみたが、飼いならされているからか、そこのワニさんはホノボノ穏やかだった。 なのでワニには満足なのである。こういうワニが見たかったんですよ僕は。怖いワニ。デスロール!   ちなみにエンディングテーマは「シーユレイター・アリゲイター(またね、アリゲーターの意)」という洒落た選曲である。 この曲が由来である「シーユレイター・アリゲイター」という表現は、英語話者がたま~に使う別れ際の挨拶のことで、レイターとアリゲイターをかけたダジャレのようなものだ。 では、実際にネイティブにこう言われたら何と返すか。 そんな時には、ワイルとクロコダイルをかけて「アフターワイル・クロコダイル(またね、クロコダイルの意)」と笑顔で応えよう。 どうですお父さん、僕のワニトリビアも中々のものでしょう。
[映画館(字幕)] 6点(2019-10-23 22:59:24)(笑:1票) (良:1票)
2.  クワイエット・プレイス 《ネタバレ》 
ここ数年で個人的に感じていることなんだけど、(作品の良し悪しとは別にしても)とにかく印象に残るホラー映画が多い気がする。  例えば、実話モノながらエンタメ方向に振り切った傑作「死霊館 エンフィールド事件」、または超ド級の興行成績を記録した青春ホラーのリブート版「IT」(リブート前はTVムービー)。 他にもホワイトウォッシングから多様性に移りつつあるハリウッドにおいて、危険なレースカード(人種カード)を匂わせながら、大胆極まりないどんでん返しを決めた「●●●○○○」(タイトルは伏せます。) 或いは、得体のしれない不快感・恐怖感を纏った悪夢のようなホラー映画「Hereditary」(邦題・日本公開未定?)も強烈に記憶に残る。  一口にホラーと言えど、スラッシャーとかスリラーとか、お化けやら怪物やらと、その性格は様々。 話を本作に戻すと、「クワイエット・プレイス」は日本では世界最遅の公開となってしまったが、半年ほど前にその完成度の高さから話題となり、大ヒットを飛ばしたホラー映画である。  音に反応してやってくる得体のしれない捕食者から逃げ惑う家族。パニック・モンスター・サバイバルを合わせた典型ホラーのようだが、その真価はジョン・クラシンスキーが演じきり、クラシンスキーが演出した家族の絆にあったと思う。  末っ子を失った家族が抱えた心の傷が本作のドラマの中心。 音を立ててはいけないというホラー映画的テーマと、どのようにして気持ちを伝えるかというドラマ的な見せ場とが上手く調和している。  中でも父と長女の間の溝が深待っていく中、男同士の会話で長男が提示したアドバイスがシンプルながら響く。  「大好きなら、気持ちをちゃんと伝えてあげないと」  口に出して音にして伝えてもいい、それがだめなら手話で伝えてもいい。いや言葉も手話もいらないかもしれない。 伝わってくれればいい。  ホラー映画としても面白い本作だが、クラシンスキー流の愛の伝え方には目頭も熱くなってしまう。  実際に聴覚障害者であるミリセント・シモンズ(「ワンダーストラック」でも聴覚障害者を演じていた)の印象的な眼差しも心に残るし、「ワンダー」「サバ―ビコン」などで最近よく見かける子役のノア君も良い雰囲気。お父さんとお母さん役は、私生活でも夫婦であるクラシンスキーとエミリー・ブラント。抜群のパフォーマンスを披露していて、とても良い演者が集まっていたと思う。  総じて完成度の高いドラマティックな一作だ。 本作もまた冒頭に述べたような印象に残るホラー映画である。
[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2018-09-11 01:28:37)
3.  クラウド アトラス 《ネタバレ》 
実験的な演出で描かれる、アート志向のビッグバジェットムービー。ウォシャウスキーとティクヴァが実力派キャストを迎え入れ、その完成度の高さは言わずもがな。  僕は公開日の夜に一人で観に行きました。以来、何故だかわからないけど、この映画の事がとても気になるのです。それこそインセプションされたかのようにクラウドアトラス六重奏の調べが頭を離れないのです。  本作は人間の抱く最大の疑問に言及していきます。人間はなぜ過ちを犯し、争い、愛するのか。人生の謎の答えを探る3時間には、様々な形で人間の弱さが描かれていました。目を背けたくなるほどに残酷で巨大な人間の悪意を見せつけられました。それでも僕はこの映画に温かな希望を感じました。人間のダークサイドが描かれる一方で、ブライトサイドがとても肯定的に描かれていたからです。  善意は悪意の前ではちっぽけなモノかもしれない。しかし多くの人の善意の前に、ついに奴隷制度が撤廃されたことを考えると、永劫回帰のこの物語の中で、多くの人が再び良心に従う日が来ると感じさせるではないですか。自分の身を犠牲にしてまでも良心を選択する心の強さ、或るいは隣にいる誰かのために贈る親切心でもいい。今はまだ露ほどのしずくでも、いつかはその滴りを集めて世界を包むかもしれない。今はまだ小さなともしびでも、その火を燃え移らせて世界を照らすかもしれない。  たかが映画が言ってることなんだけど、ホントにたかが映画なんだけども、希望に満ちたこの物語に、僕は感動しました。大物ばかりを集めて、予算を大量に投入したにも関わらず、興行的に惨敗した上に、批評家にも見放され、賞レースにかすりもしなかった映画。そんな「クラウド アトラス」に僕は感動してしまったのです。何だかいいことを教えてもらった気がするのです。 セクステットの五線譜に踊る幾多の符号の軌跡は、数奇な巡り合いの中に生きる人々の温かな奇跡でした。
[映画館(字幕)] 9点(2013-03-21 23:19:02)(良:2票)
4.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
最近手持ちカメラによる手ぶれやドキュメンタリータッチの長回しが流行っているのかな。衝撃的だ。疲れたけど、手持ちカメラに視覚効果をあわせて作られた映像は迫力も臨場感も抜群で面白い。あえて前知識を仕入れずに鑑賞したが登場人物とのシンクロが半端じゃないので、未見の方は前知識全く無しで鑑賞してほしい。普通に生活している一般人の視点で、登場人物と同じスタートラインでこの映画を鑑賞すれば、圧倒的な絶望感、恐怖感を覚えさせる驚愕の映画体験になるのではないか。ただリアリティを持った撮影法なので役者の演技、台詞に映画っぽさ(ウソっぽさ)が目立つのが残念。でもそれほど映像に説得力があったということかもしれない。評価には全く関係ないが「タイトル不明の謎の映画」とか「謎!!」って感じを大きく宣伝していたが全米ではすでに数ヶ月前に公開されているのであんまり謎じゃないのがなんか悲しい。なんかGODZILLAのローランド・エメリッヒに鑑賞して欲しい。
[映画館(字幕)] 6点(2008-04-06 18:43:34)
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