41. 刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
この作品に敬意を表して、ワインを飲みながら鑑賞しました(2度目)。グラスの持ち方、デカンタの役割など、ワインの知識も多少勉強になりました。一つのものを極めた者の、こだわりを逆手に取ったしかけが、ポイントですね。犯人が、最後に、秘書に結婚を迫られたことについて「刑務所は結婚より自由かもしれない」という言葉に、酔いもまわり、思わずうなずいてしまって、あわてて振り返って、かみさんがいなかったので、またうなずいてしまった。 7点(2004-02-21 15:05:21)(笑:1票) (良:1票) |
42. 刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM>
ラストに明かされる仕掛けには、思わずニヤリとしてしまいます。途中、もしかしてと思ったのですが、警察がそんなことやらないだろうと、ちょっとマジに考えてしまって。被害者のだんなを訪ねたときコートのボタンとめてたけど、とめないほうがいいですね。それと、まだ、吹き替えは、「家内」と「女房」とも言ってますね。 7点(2004-02-11 12:34:02) |
43. 刑事コロンボ/構想の死角<TVM>
《ネタバレ》 これは何が魅力かというと、第二の殺人の被害者であるラサンカ夫人役でバーバラ・コルビーを起用したことでしょう。この濃いキャラはものすごく暑苦しくてうっとおしいのだが、それが犯人役のジャック・キャシディーの違う意味での濃いキャラ、悪役としての堂々としたワルの魅力とがっぷり四つに絡み合って、作品の中で強烈な印象を放っている。目撃者ラサンカ夫人の口をふさぐため、犯人キャシディーが親密さを取り繕う必要からいやいやキスをするシーンなどは、吉本喜劇も顔負けの爆笑シーン。いやあ、この組み合わせは最高でした。このキャスティングは多分監督が決めたのでしょう。監督はスティーブン・スピルバーグというらしい。この監督の他の作品もぜひ見てみたいものだ。 [地上波(吹替)] 7点(2004-02-10 00:17:45) |
44. 刑事コロンボ/ルーサン警部の犯罪<TVM>
これは、犯人に同情してしまう。弱みを握られ、金を半分奪われ、自由にさせてくれない冷たい金の亡者の女。殺したくなる気持ちもわかる。人がいい分、詰めが甘く、演技でカバーできる状況でもないし。しかし、逃れる方法は他にもあったろうに。 [DVD(吹替)] 6点(2005-04-26 23:58:26) |
45. 刑事コロンボ/さらば提督<TVM>
殺人シーンの直後しかないので、何かおかしいなという印象のまま後半へ。しかも、犯人(と思っていた)ロバート・ボーンが、・・・。異色の作品ながら、笑いのツボは他の作品に負けないぐらい、けっこう揃っています。若干、物足りなさが残るかな。 [DVD(吹替)] 6点(2005-04-23 22:49:02) |
46. 刑事コロンボ/悪の温室<TVM>
被害者の奥さんの金遣いの荒さと浮気が犯行を計画する要因となっていますが、犯人は逮捕され旦那は殺されたのに対し、奥さんは晴れて浮気相手と一緒になることに、という結果と誰でも気づきそうな決め手は、もう一工夫欲しかった感じです。ただ、この作品の見所は別にあります。コロンボが坂から転げ落ちるシーンが秀逸。ウィルソン刑事とのからみも興味を引きます。これらが、ラストのあっけなさを補っております。 6点(2004-11-22 18:53:11) |