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1.  現金に手を出すな 《ネタバレ》 
ジャン・ルノワールの直弟子ジャック・ベッケルの秀抜さが全開の傑作フィルム・ノワール。名匠ベッケルの師匠譲りのリアリズム描写に加えて、地に足の着いた生活感溢れるマックスとリトンの遣り取りは正に彼の真骨頂!初老のオヤジが二人でラスクをボリボリ食い、パジャマに着替え、歯ブラシを持って歯を磨く。「そんな瑣末な事を仔細に描いたからってソレがどうした?」とキレるようではベッケルの作品を鑑賞するのは無理、十年早いと言うモノだろう。ブーシュの料理店やピエロのナイトクラブではジョジィやローラといった若い娘相手に精一杯渋くキメていても、矢張りマックスと言えど忍び寄る老いは自覚せざるをえない事を(ディテールに拘った)映像で観る者に納得させる見事な手腕と読み取れないようでは。盗んだ金塊の換金方法といい、踊り子にちょっかい出す照明係といい、本当にこの監督は隅々まで精緻な演出が冴え渡っていて手抜きが無い。だから無言の強い説得力を持って我々を画面の奥へと引き込むのである。そして「静と動」の鮮やかなコントラスト。クライマックスでのアンジェロとの対決では地味な生活描写の溜めがグンと活きて、車が金塊ごと爆発炎上する様を迫力に満ちたタッチで描き出す。要所要所を締める主題曲「グリスビーのブルース」の哀愁に満ちたメロディが又絶妙だった。安直なヒロイズムに陥る愚を犯さずテーマ「犯罪は割に合わない」を描ききったベッケルに拍手!勿論10点満点で御座います(笑)。
10点(2004-03-11 05:28:14)(良:3票)
2.  刑事コロンボ/二枚のドガの絵<TVM>
ちょいとそこの↓2番のお方、「悪い」影響は余計です(笑)!!さて、コロンボシリーズ中屈指の名作と誉れ高い本作ですが、犯人の美術評論家役ロス・マーティンが実~にイイ!!加えて「欲望という名の電車」の(マニアックな方にとっては「猿の惑星」ジーラ役かな?)名女優キム・ハンターに、ベテラン・ドン・アメチー(「コクーン」)まで出演している豪華さ!!コロンボの芸風も本作で完成の域に達したと見て間違いないでしょう。ヤッパ初期シリーズはクオリティがズバ抜けて高いですなぁ。
9点(2003-11-03 01:20:21)(笑:2票)
3.  月世界旅行
 単なる映像記録が”シネマ”へと飛躍した瞬間を写し取った永遠のマイルストーン(記念碑)。ヴェルヌ&ウェルズ原作なんて豪華で贅沢なSF作品は正に空前絶後!天才ジョルジュ・メリエスの八面六臂の大活躍(監督・脚本・美術デザイン・製作・特殊効果・主演)を存分に御覧あれ。短い(とはいえ当時では最長)上映時間(9分)が唯一の不満なので…洒落で9点!
9点(2003-01-05 01:24:43)
4.  激突!<TVM>
 リチャード・マシスンの珍しくナイスな原作(サスペンス物ばっかり書いてるがハズレ多し)を得て、TVムービーで作り上げた若きスピルバ-グの処女作にして(多分)生涯の最高傑作!以後幾多の作品を発表しているが、個人的にコレを越える傑作にはお目に掛かっていないのが現状。「金を掛けりゃあ、良いってもんじゃあないだろ?」とハリウッドのお偉方に大見得切ったようなチープなシチュエーションとダイナミックな演出はもう拝めないのかナァ…。原題は「Duel」。決闘、ですか。確かに。余談ですが、私もラジエーターホースが破裂してオーバーヒート!ボンネットからモウモウと白い煙が立ち上った経験有り。それもよりによって一番交通量の多い交差点のド真ん中で!デニス・ウィーヴァー扮するセールスマンの気持ち(オーMYガッ!)がイタイほど理解できた瞬間でした…。
9点(2002-12-22 02:55:38)(良:1票)
5.  結婚の夜
露西亜のアンナ・ステンを第二のグレタ・ガルボたらしめんとしたゴールドウィンの野心は結構だが、結果は歴史が証明しているので私が今更菟や角言うまでもないだろう。比較対象を間違えさえしなければ、アンナ扮する波蘭(ポーランド)娘マニヤも(それなりに)素朴で可憐な感じは出ている。しかーし、女房持ちのスランプ小説家クーパーに作品執筆をインスパイアさせ、離婚を決意させる程までの魅力は出せていない。だから展開に有無を言わせぬ説得力が不足している。それでも本作を辛うじて救っているのはMr.センチメンタルことキング・ヴィダーの見事な手腕。ガルボに遠く及ばぬ彼女が本作で(飽く迄それなりに)輝いたのもヴィダーの演出の賜物である。ポーランド移民たちのつつましい暮らしを活写するに至っては完全に彼の独壇場だ。主人公トニイ・バレットは自己中過ぎてクーパーが演じていなければ全く魅力を感じ得ないトコロだったが、ラストシーンでその印象は逆転した。アニヤが手を振る姿を窓辺で垣間見て手を振り返すや幻の如く消え失せる場面での万感を込めた表情。アレで思わずグッときてしまった。上手い。流石クーパー、天晴ヴィダー!
8点(2004-04-10 03:13:18)(良:1票)
6.  けんかえれじい
 日活B級映画御用達監督だった鈴木清順にとって転機となった青春ドラマの佳作。旧制岡山中学(…今の高校カナ?)の破天荒でケンカ好きな名物男・麒六を高橋英樹が溌剌と演じて実に痛快。時代背景が1936年の二・二六事件(北一輝もチラッと登場)である辺り、単なる不良・番長・チンピラ・ヤクザ映画とかの底浅い暴力モノとは一線を画している。ケンカの師匠である先輩・スッポンを演じた川津祐介、ヒロイン道子に扮した浅野順子共に好演。特に浅野は間もなく(何と大橋巨泉と!)結婚し引退したのが実に勿体ない可憐さだった。「ツィゴイネルワイゼン」や「陽炎座」で清順はチョット…と敬遠している方や、TV時代劇での高橋英樹しか知らないような方には是非オススメの逸品。全然難解じゃない(寧ろメチャ分かり易い)んで御安心を。
8点(2003-03-08 00:36:39)
7.  現金に体を張れ
 原作はライオネル・ホワイトの推理小説「見事な結末」。競馬場の売上金強奪に絡む人間模様の克明な描写は原作以上の迫力であり、若きキューブリックの気合い充分。個人的に特に好きなシーンは、イライシャ・クック・Jr扮するジョージの浮気な妻が、ヴィンセント・エドワーズ扮する間男に金を横取りさせようとして、一味の待機する部屋を襲うも派手な撃ち合いの末に間男らは死亡、ジョージは重傷を負いながらも自宅へ戻り妻を殺して息絶える、という何とも凄惨極まる一連の場面である。とにかく、無駄を一切省いた簡潔な演出で一気に85分を見せるキューブリックのパワーは圧巻。後年の晦渋な作風も殆ど無くテンポ良く楽しめる逸品なので、キューブリック作品はチョット…と敬遠せず一見するコトを是非オススメする。
8点(2003-01-05 10:37:33)
8.  刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆<TVM> 《ネタバレ》 
本作のポイントは犯人ハッサン・サラーが”アラブ人”であるコト。恐らくはサウジアラビアを模した国を想定したと思われるが、サウジは何と21世紀の今日でも「専制君主国」なのだ!!そう、つまり憲法も存在せず、基本的人権もへったくれも無く君主の思うまま残酷な刑罰を実施するコトが可能、という訳だ。殆どの王国は立憲君主国だから一層その特異性が際立つ。ラストの皮肉さはそういったアラブの内情を知らないと恐らく面白さも半減するだろう。コロンボという男は犯人にとっては冴えない風体をしたストーカーまがいの鬱陶しいヤツだが、第三者には極めて受けがイイ。今回は彼の妙にヒト好きする個性が見事に外堀を埋める。”将を射んと欲すれば先ず馬を射よ”示唆に富む格言が似つかわしい本作には7点。
7点(2003-11-12 00:42:31)
9.  刑事コロンボ/死の方程式<TVM> 《ネタバレ》 
ロディ・マクドウォール演じるロジャーがプレイボーイという設定に若干の違和感を感じないでもなかったが、CVを今は亡き山田”ルパン”康雄が演じていたので「おっ!意外に合ってるじゃん」とすぐに馴れた。(不二子にあたる)恋人役にアン・フランシスてのも憎い。「宇宙戦争」や「禁断の惑星」でのお色気女優はやや老けながらも抜群の存在感。葉巻入れを小道具に使う本作のトリックは別にどうということもなかったが、ロープウェイという閉鎖空間でのクライマックスにはヤラレたぁ~!!
7点(2003-10-17 01:53:22)
10.  月曜日のユカ
 現在の”キツイおばさん”加賀まりこや”太ったオッサン”中尾彬しか知らないような方は必見!中平康の作風は仏の”カイエ・デュ・シネマ”連中が絶賛した(本作ではなく「狂った果実」の方なんだが)ようにチト難解で実験的な趣があるので決して万人向きではないが、ユカの何とも摩訶不思議な魅力を増幅させているのは確か。今の無軌道な若者にも通じる部分が多いから案外共感を覚える人もいるカモ。ま、私は特に共感致しかねたので(笑)…7点。
7点(2003-07-16 02:57:00)
11.  汚れなき悪戯
この作品、何とカンヌの特別賞にベルリン映画祭金熊賞をゲットしてたんですね。ラディスラオ・バホダ監督の作品は結局コレ一本しか観ていませんが、奇を衒わず何とも素朴なタッチで好感は持てると思います。まぁ、しかし何と言ってもマルセリーノ坊やを演じたパブリート・カルボ少年の愛くるしさに尽きるでしょう!残念ながら3年前(2000年)に亡くなられたようですが…映像に込められた彼の姿は永遠に語り継がれることと思って止みません。合掌。でもアチラと違ってちょっと非キリスト教徒にとっては冗長に感じる部分も無いではないので…7点。
7点(2003-06-29 08:22:39)
12.  刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM> 《ネタバレ》 
 「カーネギー・ホールとナッシュビルじゃあ何としても遠過ぎましたね…。」by小池朝雄 いや~、コロンボのキメ台詞がカッコイイ!!建築中の基礎工事のパイルに埋めるってアイディアはイケてるよね。
7点(2003-01-27 00:47:07)
13.  ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣 《ネタバレ》 
クソ映画の連続REVIEWは著しい心身の消耗に見舞われる恐れが可成り強いため、リハビリを兼ねて東宝特撮怪獣映画を観ることにしますた。本作に登場するのは新造の怪獣が何と三体も!こう書くと豪華に聞こえますが、しかしてその実態は「イカとカニとカメを何のひねりも無くただ巨大化させてみました~!」的なシンプル造形。先陣を切って登場するイカの怪獣は、その名も”ゲゾラ”。恐らくは酒のつまみの「ゲソ」に掛けたであろう小粋?なネーミングに出だしからノックアウト寸前。こやつはイカのくせにシレ~と上陸して村を蹂躙するお茶目さん。しかし、火攻めに逢って焼きイカとなり呆気なく死亡。次いでカニ怪獣が出現、その名も”ガニメ”。「オイオイ横歩きしないじゃないか!」なんて野暮は言いっこ無しです。例え直進しようがカニって言ったらカニなんですったら。こやつも平気で上陸して人々を襲うものの、旧日本軍の弾薬に引火させて吹っ飛ばされます。トリを取って最後に登場するはカメ怪獣、その名も”カメーバ”。生憎と某大映のアレみたいに甲羅からジェット噴射したり火炎を吐いたりせず、首をニョキッと伸ばしたり引っ込めたりするだけです。ラストは唐突にもう一匹のガニメが現れ、カメーバと何とも地味~な決戦をしつつ、火口に二匹仲良く転落してEND。セルジオ島という南洋の島に舞台が限定された閉塞感とか光るアメーバっぽいエイリアンはチョットなぁとか突っ込みどころには事欠きませんが、突拍子もないクソ映画の直後に観ると何だか優しい気持ちになり笑って許せるので無問題。個人的には平成ゴジラシリーズなんかよりゃ遥かに楽しめました。よってオマケして6点。
6点(2004-11-29 00:04:57)(良:1票)
14.  刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM> 《ネタバレ》 
fujicoさんが仰る通り本作はシリーズに属さないパイロット版て奴ですな。音楽もヘンリー・マンシーニじゃないし(デイブ・グルーシン)。記念すべき最初の犯人役には何とジーン・バリー!「宇宙戦争」での木偶の坊ぶりが懐かしい男優ですが、殺しの手口が今イチな上に何よりコロンボがパリッとし(過ぎ)て禿げしい違和感は正直隠せません。もっと執拗なストーカーまがいのヨレヨレで冴えない風体じゃなきゃコロンボじゃなーーーーい!!コロンボ”夜明け前”ってな風情の本作には取り敢えず6点進呈。
6点(2003-10-28 04:44:58)
15.  刑事ジョン・ブック/目撃者
 《ネタバレ!》ダニー”マータフ”グローバーが当時無名の割に意外と重要な役で出てマス。でも、何かしょっぱいヤラレっぷりで拍子抜けデス(^^)。アーミッシュって暴力否定なトコロはクェーカー教徒っぽい感じ。しっかし、便所で殺人を目撃ってのは…イヤ過ぎるぅ!不潔よぉっ!!刑事物+西部劇と何とも欲張りなP・ウィアーに…6点。
6点(2003-02-13 00:52:56)
16.  ケープ・フィアー
 オリジナルである1962年のJ・リー・トンプソン監督作「恐怖の岬」も、それほど凄い映画ではなかったが、ロバート・ミッチャムの悪役っていうのが新鮮で結構見応えはあった。ペックの弁護士役も品があったし。そこへ行くとリメイク版の本作は…まず、ニック・ノルティがゴツ過ぎて弁護士というインテリジェンスを全然感じさせないのが致命的。そこいらの肉体労働者みたいな風情でちーっとも説得力がない。デ・ニーロは相変わらずのカメレオン・アクターぶりの見事さは評価するが、今回は暴走気味で感心しない。旧作はミッチャムのようなベビーフェイスがヒールを演じる意外性が一つの魅力となっていたが、このデ・ニーロは最初からアブノーマル丸出しで明らかにイッちまっている。よって意外性も皆無。まあ、ヒロインは旧作のポリー・バーゲンもリメイク版のジェシカ・ラングも大差ないけど。「タクシー・ドライバ-」どころか旧作にも遠く及ばず、スコセッシにゃ可成り幻滅。余談だが、旧作の主演だったペックとミッチャムもチョイ役で特別出演。
6点(2003-01-02 15:36:16)
17.  外科室 《ネタバレ》 
麻酔されてうわごと言うか?フツー。どんな麻酔だよ?50分一本立て1000円を高いと思うか安いと思うかは人それぞれだろうが、わざわざ劇場公開する程の出来ではないというのが個人的な感想。いくら吉永小百合ファンの私でもコレは頂けない。玉三郎(五代目)は女形やってなさい!てな感じ。
5点(2004-02-19 17:28:26)
18.  刑事ニコ/法の死角
 監督がアンドリュー・デイヴィスだし、パム・グリアーやらシャロン・ストーンやら出てるけど、セガール無敵モード全開!!なんで兎に角白ける。セガールにとっては残念ながらニコ・トスカーニでシリーズ物にはならず。ま、当然ですナ。
5点(2003-03-03 03:49:58)
19.  刑事ジョー/ママにお手あげ
 一度はコメディってヤツも演じてみるか…大根のくせに身の程を弁えないスタローンの大胆さは確かにシュワと相通ずるモノがある。エステル・ゲティ扮するママが断然主役でスタローンは何か客演にしか見えないのも御愛敬というモノ(^^)。個人的には本作限りで”己の資質ではコメディは不向き”と即断したスタローンの方が、見苦しく(笑えない)コメディ映画に出演し続けるシュワよりは潔い気がしないでもナイ。ん~5点!
5点(2003-02-27 18:58:27)
20.  刑事コロンボ/さらば提督<TVM>
 大体「刑事コロンボ」の秀抜な点は倒叙推理という、犯罪を見せておいて如何に犯人の狡知を突き崩すか、にあったのに普通の犯人探しなんて…。変化球とかヴァリエーションでは片付けられない、作品の根幹に関わる駄作と呼ばせて頂こう。ロバート・ヴォーン哀れ。5点。
5点(2003-02-24 02:52:58)
070.50%
180.57%
2221.58%
31007.17%
41228.75%
533123.73%
625918.57%
722215.91%
819413.91%
9856.09%
10453.23%

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