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1.  ゴースト/ニューヨークの幻 《ネタバレ》 
伏線を駆使する脚本の周到さとか、ウーピーの巧さだとか、デミの可愛さとかはもちろんですが。一番この作品を心に残るものにしているのは、主人公サムのステップアップの過程を、きちんと順を追って描いていること。最初はただ途方に暮れているだけ、話しかけもできなければ相手に触れもしない。せっかく得た犯人の情報も使いようがない。その状態から、「オダ・メイを味方につける」「物を触れるようになる」「真犯人の悪だくみを阻止する」といった課題を1つずつ(それも自然な流れで)克服し、最後は「モリーと意思疎通をする」という最大にして最難関の課題を達成するのです。その一本の筋と、それに向けた主人公の「意志の強さ」が確固としているからこそ、この作品は単なるラブロマンスを超えて見る側の心を捉えたのですし、その後も語り継がれる作品となったのです。
[DVD(字幕)] 10点(2003-03-15 23:32:13)(良:1票)
2.  恋におちて
名優2人の自由自在な演技と表現を堪能しました。オシャレで気の利いた台詞も、進行を揺るがすような事件の発生もないのに、すべてのシーン、すべての台詞に一切の無駄がなく、最後まで息を詰めて見入ってしまいました。本作での主演の2人は、1つの台詞を発するまでに、10も20も演技をしています。だから、文字にしたら平凡な一言でも、登場人物の心の叫びを乗せた大切な一言になっているのです。導入部からメインの部分を経て最後の収束まで、必然の流れで進行し、登場人物の微妙な心理の揺らめきを細心の注意で表現しきった、大人向けラブロマンスの最高水準作です。
[DVD(字幕)] 9点(2005-12-28 01:53:06)(良:1票)
3.  恋人までの距離(ディスタンス) 《ネタバレ》 
電車の中で初めて対面した相手と意気投合していきなり一晩デートする、なんて、一言でまとめたらものすごく陳腐だし、よほど一時的に盲目にならないと本来はできないはずなのだが、この2人は、あくまでも理知的に理性的にことを進めているのが素晴らしすぎる。しかも、この2人がそれに及ぶ経過が実に自然かつ必然的であって、キャラクターの作り込みの丁寧さを実感させる。一夜のデートの過程も、あえて風光明媚な場所を避け、トラムの中、普通のカフェ、道端、公園というような場所を選んでいるのだが、どの地点の選択も実にストーリーにぴったりはまっている。単純でありながら無限の解釈を可能にするラストも素晴らしい。そして、2人が別れた後に、それまで通ってきた場所の「朝の光景」を映し出すシークエンスは、胸に突き上げるとてつもない説得力をもって迫ってくる。恋愛初期の男女の接近という場面を舞台に、人の心理の細やかな動きを徹底的に描写しきった傑作。なお、ダブル・ミーニングを含む邦題も秀逸だと思う。
[DVD(字幕)] 9点(2004-12-26 04:31:05)(良:1票)
4.  恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム 《ネタバレ》 
30年前に悲恋ロマンスがあって、そこから輪廻転生を経て現在のロマンスが、なんて、その設定だけで一級品のインド映画になりそうな予感。はたして、(1)最初の30分で話がちっとも前に進まない、(2)そこから2人のああだこうだだけでさらに30分、(3)そこから突然怒濤の展開、と正しくボリウッドのお作法を踏んでいる。後半は、敵に対する復讐プランがメインになってて、輪廻のあれこれはどこかに行ってしまうのだが(大体、あれだったら、後半のヒロインはただの瓜二つってだけで、輪廻も何もないやん!)、クライマックスのあの1曲のパワーはもの凄い。仮面舞踏会風のボリウッド・ダンス(!)に乗せて、敵ボスへの告発ソングを延々熱唱するシャー・ルク、それに重なるオペラコーラス。ここにたどり着くためのそれまでの2時間半でした。●ところで、作中で主人公が演じていた「ラブラブマン」、それはそれで1つの作品として見てみたい、と思った人は、結構いるのではないかと思うが。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-06 20:57:52)
5.  恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ 《ネタバレ》 
紹介文などからは、3人の三角関係が中心テーマであって、最初にミシェルに惚れたのはボーだったんだけど、ジェフとミシェルがだんだんいい感じになってきたのでボーは黙って身を引く・・・みたいな展開を勝手に想像していたのですが、ミシェルはストーリー上はあくまでもサブの位置であって、軸はあくまでも兄弟の絆、その破綻と再生だったのですね(「俺たちはこれまで15年も一緒にやってきた」というジェフの台詞が、観客に対しても説得力を持っています)。中途半端に波風を立てたりせず、地道に当事者の素朴な心理を追っているのが、見た後の印象を良くしています。挿入される楽曲群同様、渋めに抑えた大人向けのドラマです。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-26 19:49:29)
6.  心の旅路 《ネタバレ》 
事故にあって元の記憶が戻り、代わりにそれまでの記憶がなくなるところまでは筋を知っていて見たのです。ところが、それから先に大河級の人生ドラマがしっかり準備されていたのでびっくり(しかもそれが約2時間できっちり収まっている)。メロドラマでありながら、安易な解決に走らない(途中、さまざまなアイテムで記憶の復活を期待させておいて、全部挫折させている)ところが、ラストの感動を高めています。ラブロマンスの切なさを描出するだけでなく、その先にある登場人物の人生への讃美にまで作品を持っていっているところが素晴らしい。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-01 23:55:47)
7.  恋しくて(1987) 《ネタバレ》 
「モテナイ君と高嶺の美女」「友人関係に秘められた恋愛感情」なんて、切なくなる要素ビシバシなのですが、それが無駄なく手際よくまとめられています。主役の3人が3人とも、いろいろ考えていながらそれを全然うまく表現できず、もどかしさに満ちています。青春というのはそういうものです。中でも、「練習キス」のシーンがベタだと分かっていても特に好きです。ただし、ラストはもうちょっと引っ張ってほしかった。一番大きな感情の変化が起こるところなのですから。
[DVD(字幕)] 8点(2007-07-15 02:59:50)
8.  個人教授 《ネタバレ》 
「ある愛の詩」と並ぶ、ラブロマンス映画の1つの基本型。再見して、2人が恋に落ちるまでのところでも、意外と丁寧にプロセスをたどっているのに気づいた(逆に、その後がえらく早いのですが)。ナタリー・ドロンは、美人すぎないところがいい。いかにも身の周りのどこかにいそうな、そこそこの生活感を漂わせている。男の子の方は演技下手だと前は思っていたが、よく見たら途中からは結構いい顔してるじゃん。全体的にあっさり風味で、男の子のぎらぎらする熱情とか、女性側の戸惑いや迷いとかをもう少し見たかった気はするけど。
[DVD(字幕)] 8点(2006-10-30 03:00:34)
9.  恋人はゴースト 《ネタバレ》 
初期設定以外には特に工夫や装飾はないのだが、そのありがちな内容をここまで面白く見せてしまったのは、リース・ウィザースプーンのセンスと存在感に尽きる。彼女が登場するだけで、鬱陶しくも可愛らしい幽霊が本当にその場にいるような気になってしまう。冷蔵庫の中のリースや、肉体の中に戻ろうとするリースなど、クスッと笑えるカットも結構あります。
[DVD(字幕)] 8点(2006-10-30 00:37:58)
10.  恋はデジャ・ブ
前半はやや単調だったが、主人公が本格的に悩んだり迷ったりし始めてからは、物語全体が有機的に動き出して、最後の着地まで見事な展開だった。終盤などはお約束以外の何物でもないのだが、それをマイナスと感じさせないほどのカタルシスがある。単純明快な表現がびしっと決まったときの効果は恐ろしい。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-17 03:03:40)
11.  この子を残して
本来、点数などはつけられない作品。原爆被災下の人々の生活を丹念に描くだけでなく、そこからの復興によって示される人間の限りない可能性と、どんな状況下でも決して前を向いて進むことを止めない永井隆博士の強い意志の力をきっちりと映像化しているのが素晴らしい。だからこそ、最後に提示される永井博士の一言は、重い迫力をもって普遍的に我々全員に突きつけられるのである。この作品は、悲惨な被害状況を再現しただけのものでは断じてありません。その後で我々がどのように考えるべきなのか、何をすべきなのか、ということをきちんと考えさせてくれる、受け手を信頼した作品なのです。
[DVD(邦画)] 8点(2005-06-12 01:39:35)
12.  心の旅
これは、受傷からの立ち直りの記録でもなければ、家族の交流をテーマにしたものでもありません。1人の人生における「喪失」と「再生」の表現に挑戦した作品なのです。それに気付いたときに、この映画が一気に輝いて見えました。突っ込みが甘い部分とか、駆け足の部分もなくはないのですが、少なくとも、無駄な場面、無駄な台詞はほとんどありません。伏線が全部裏返るラスト15分にもぞくぞくしました。
[DVD(字幕)] 8点(2003-10-18 03:36:58)
13.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 
最初に見たときは、美術や衣装関係の豪華絢爛さとか、俳優陣の装丁負けしないテンションの高い楽しそうな演技に目を奪われていたのですが、実は脚本も細部まで凝りに凝っているというのが後で分かりました。最初はただの三文脚本家とただの演劇好きのお嬢様から始まって、それを最後にロミオとジュリエットに持っていくために、あらゆる工夫がなされています。その中で、ジョン・ウェブスターやクリストファー・マーロウなんかの小ネタも挟みつつ、マーロウの死をめぐる顛末がロミオとジュリエットのクライマックスにつながっていくだなんて、もう笑みが止まりません。これだけの内容を詰め込んでおいて、2時間ちょっとできっちりまとまっているのも凄い。
[映画館(字幕)] 8点(2003-06-21 01:10:09)
14.  候補者ビル・マッケイ 《ネタバレ》 
若き弁護士ロバート・レッドフォードが選挙戦に出馬して現職に挑む!という出だしでいろいろ想像するのですが、予想に反して、敵が何か汚い手段を使うとか、それに対抗してこっちもとか、そういうのはまったくありません。裏切り者やスパイが登場してどうとかもありません。ひたすら地道な(といっても時には派手な)選挙戦の姿を追っていくだけ。その中で例えば、山火事が起こってここでアピール!と駆けつけたら敵の腕の方が一枚上手だったとか、集会場にお客さんが全然いないとか、ここぞというときにマイクのトラブルとか、静かに集中したいときに用件やら何やらでイライラさせられたりとか、そういう「日常感」の描写のバランスが絶妙です。●振り返ってみれば、主人公も決して中身空っぽの操り人形というわけではなく、それなりのことは考えていました。しかしそれをじわじわと満潮のように浸食してきていつしか濁流となっていく、それが選挙戦なのです。この作品はその全体構造のとり方が優れていますし、そうであるからこそ、あのラストが着地点としてしっかり決まっています。
[DVD(字幕)] 7点(2021-02-25 00:48:06)
15.  小林多喜二
昭和一桁日本の黒歴史の1つとして間違いないのがこの小林多喜二の最期(拷問死)なのだが、その多喜二の伝記映画ともなれば、思わず見る側も居住まいを正してしまう。ところが、序盤からいきなりナレーションの横内正が(もしかしたら主人公以上に)画面に出まくって、カメラ目線で喋る喋る。何とも驚異のメタ構成であり、伝記映画というよりは半ドキュメンタリーみたいな感じである。おまけにそのナレーションはかなりしつこいし、芝居部分でも、そこはいらんだろというシーンが、実際のところいくつもある。それでもなお作品が心に残るものとなっているのは、山本圭先生と中野良子様というキャスティングが絶妙なのと、そして何より、とにかく多喜二の人生と存在を後世に伝えたいという制作者のまっすぐな執念が、作品全体から噴出しているからなのです。
[DVD(邦画)] 7点(2019-11-08 01:33:46)
16.  五人の軍隊 《ネタバレ》 
どう見てもB級感満載のマカロニ・ウエスタンであり、しかも5人の一角をなぜか丹波哲郎御大が占めていて、役名が「サムライ」の上にそもそも制作者はサムライとナイフ投げの区別もついていなくて、さらにその御大が唯一のモテ役(!)と、導入部では一方的に笑いがこみ上げてくるのです。どれだけこの後B級ぶりが炸裂するのかという期待すらさせます。ところがところが、その後は、それがいつの間にか払拭されるほど面白いのです。さあこれから現地へ、というところで突然あっさり敵の手に落ちる意表の展開。無言と無音を徹底して進行する車両制圧のスリル。対象の一両だけをそのまま除外する、という手品のような手口の美しさ。そして、あの全部をどうでもよくするような(しかし異様な説得力がある)大団円のオチ!いや、内容は堂々たるA級作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-19 23:42:47)
17.  極悪レミー 《ネタバレ》 
モーターヘッドのリーダーにしてヘヴィ・メタルの化身、レミー・キルミスターを追ったドキュメンタリー。●とにかく有名ミュージシャンの数々(しかも世代を問わない)が、随所でレミーを絶賛というか崇拝しており、その豪華ラインナップぶりだけで見ていて楽しくなります。中でも、メタリカに至っては、メンバー4人(と、元メンバーのニューステッド)が個々にインタビューで登場し、どんだけ好きなんだと思っていたら、おもむろにセッションのシーンになって、さらにメタリカのライブステージで一緒に"Damage Case"を演奏。そういえば、この人たちはモーターヘッドのカバー4連発の"Motorheadache"という趣向もやってたもんな。●一方で、ホークウィンドのメンバーは、この時点で35年前のレミーのホークウィンド脱退(解雇?)の件を、まるで先日のことのように憎々しげに語っていて、しかもこだわりポイントが使用ドラッグの種類とかだったりして、笑えます。ただそんな中でも、レミーは、アルコールやドラッグのことについては、ほかに悪影響が生じるとして、インタビューでも回答を拒否しています。この辺を面白おかしく語ろうと思ったらいくらでもできるのに、そういった一線をきちんと引いているところが、1つの人格の表れでもあり、後続ミュージシャンから敬意を集めるポイントでもあるのでしょう。●あとそれと、こういったドキュメンタリーでは、お約束のように「実は自分は家族が一番なんだ」が出てくるのですが、レミーはこの時点で63歳にして独身であり、そんな甘い感傷を排除するストイックさも見せつけています(子供が登場はしますが)。●というわけで、強力な素材に立ち向かい、的確に調理してみせた、音楽ドキュメンタリーの1つの模範的な形をまとめているといえます。モーターヘッドを聴いたことがない人でも、レミーという人物のファンになれる作品です。●あと、邦題が最高です。
[DVD(字幕)] 7点(2018-10-11 01:26:42)
18.  コンテイジョン 《ネタバレ》 
途中までは、一人一人の存在感が妙に希薄だし、死者続出の割には絶望感も終末感も漂っておらず全体が作り物っぽいなあと思いながら見ていたのです。しかし、見終わった後に印象を強烈にしているのは、コティヤール・パルトロウ・ウィンスレットというオスカー3女優ですらもさっさと出番を切り捨てる容赦なさ。比較的出番の多いデイモンやフィッシュバーンやジュード・ロウも、活躍らしい活躍は何もせず、うろうろしているだけ。一番地味っぽいジェニファー・イーリーが、ごくさりげなくワクチンを開発しているという結果の、妙な生々しさ。そして、最後に皮肉に満ちた「1日目」をさらりと持ってくる着地、その前のカメラのくだりとのつながりのセンス。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-11 00:59:56)(良:1票)
19.  go(1999) 《ネタバレ》 
同一シーンを角度を変えて繰り返すパターンは好きなので、点は甘め。悪人っぽく見える人も何だかんだで善人になっていくのが面白い。ただ、各ストーリーの相互の絡みはもう少し欲しかったとは思う。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-17 01:51:12)
20.  Go!(2001・矢崎充彦監督作品) 《ネタバレ》 
えらく自主製作っぽい、もっといえばちょっと貧乏くさい出だしから一転、女性との出会いが一段落つく頃からは、ドラマがぐいぐいと動き出す。一番良かったのは、主人公が最後までださくて格好悪いのを貫き通している点。しかしその描写は作為的ではなく、不要な部分はばっさりと切り落とし、自然に見る側をのめり込ませる力を持っている。格好良い台詞も目を見張る得意技もないけど、原付で長崎まで走ってしまう体力と根性だけは持っている。その主人公の特性を、描写の上でも大事に育てているのがよく分かる。あと、さりげなくキャストも豪華ですね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-08 04:10:37)
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