1. インビジブル・ゲスト 悪魔の証明
話が進んでゆくにつれグッドマンはダニエルの両親の依頼を受けていると見たのですが・・・ 斜め上の結末に驚くと共に無理筋にも思えました。 ローラ殺人の真相も雑に感じ、鑑賞後急激に冷めてしまった微妙な作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2024-02-16 02:36:36) |
2. イル・ディーヴォ
アンドレオッティ一味の汚職話。弱肉強食っぷりは最近ハマっているアフリカサバンナ動画(野良猫餌やり動画がおままごとに見えてこっちは卒業)の食うか食われるかが浮かびます。この手の話は何処にでもあるのでしょうが、流石イタリアお洒落な外見。加えて、実際そうなのか演出なのか絵画のような特筆ものの映像美 5点。話そっちのけで魅入っておりました。 [DVD(字幕)] 5点(2024-01-30 12:43:34) |
3. 家の鍵
捨ててから15年過ぎての再開に父子らしさが感じない二人がリアルでした。 シャーロット・ランプリング演じる母親の姿が息苦しく迫ってきました。 「愛情は家族が、介護は他人が」が浮かぶ重い重い話でした。 [DVD(字幕)] 6点(2024-01-08 02:22:20) |
4. インヘリタンス
《ネタバレ》 サイモン・ペッグの存在が全てでありました。気の毒なようで実はそうではない展開はあるあるで、大オチも何となく想像出来ました。リリー・コリンズの眉毛に「ヘンなの・・」吹き出しそうになったのは私だけなのでしょう。熱演だけどそれが気になって話が入って来づらかったところです。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-07-23 20:14:41) |
5. インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
シアタス心斎橋 グランシアター 初体験。「エ~イ! 買っちゃえ!」大枚はたいた価値ある迫力の音響をリクライニングシートで席まで運んで下さったドリンクとおつまみをいただきながらゆ~ったりと鑑賞。 ダイヤル争奪戦は序盤の間延び感や魅力を感じられないヘレナ、そして今作お目当ての一つマッツ・ミケルセンのぬるい悪党ぶり。 終盤の攻防には目が点に。ラストシーンもハリソンさん年相応の感慨深さがあるにはあるのですが・・・ 楽しめはしましたが、期待超特大で満を持しての鑑賞だったので物足りなさがあったところです。 [映画館(字幕)] 7点(2023-06-30 19:00:29)(良:1票) |
6. イルカの日
《ネタバレ》 イルカと戯れる姿は言葉を発しなくても絆の強さが音楽と共に切々と伝わってくる沁み入る名シーンでありました。更なるコミュニケーションを求めた結末がもの悲しい。 ファーがいるとパーとマーが虐められる・・・事情を呑み込んだ顔・・・・ファー行く もう、堪りませんわ。イルカに泣かされるとは・・・ 暗殺陰謀が淡泊だったのが物足りないところではあるものの印象深い良作です。 エンドクレジットのジョルジュ・ドルリューに「道理で」「納得」類い希なる才能であります。+1点 [インターネット(字幕)] 8点(2023-01-24 01:16:56)(良:1票) |
7. イレイザー(1996)
《ネタバレ》 ジェームズ・カーン出演と言うことで鑑賞。まさかのシュワちゃん無双の大暴れな作品だったとは。飛行機からの落下シーンを筆頭に次から次への天下無敵ぶりは、それが彼の持ち味なので十分楽しめて文句なし。お目当て五十路ジェームズ・カーンの渋さにウットリしていたら、まさかまさかの裏切り者であり、若き日のキレ芸が歳を重ねるとこうなるのかと感慨深い極悪ぶりに惚れ惚れ。 また、ジェームズ・コバーン、ジェームズ・クロムウェル出演も嬉しかったところ。 そして恩を仇で返す奴がウヨウヨいる世の中で、ジョニーの活躍ぶりに胸熱激熱。 まずまずに練られていたストーリーでの痛快サスペンス・アクション巨編に大満足。 [DVD(字幕)] 8点(2022-07-31 23:56:46)(良:1票) |
8. イージー・ライダー
《ネタバレ》 子供時分、バイクを駆る3人のスチール写真のピーター・フォンダの格好良さに憧れたものでした。 この歳になっての初見。 原付にも乗らない身にとって荒野を疾走する姿は素敵だと見とれるものでした。 義務も責任も伴わない自由とそれを気に食わないからと問答無用で撲殺銃殺するどっちもどっちのギスギスした物語にグッタリ。 オールロケ、ロードムービーの先駆けたるところに+2点。 余談ながら、鑑賞後、正午過ぎ、テレビで知った問答無用の銃撃。余りにも酷い。 [DVD(字幕)] 7点(2022-07-09 01:36:22) |
9. 偽りの花園
《ネタバレ》 金銭欲が隔てる悪人組と善人組が織りなす一族愛憎劇。ベティ・デイヴィス、ハーバート・マーシャルの終盤頂上決戦が圧巻。心臓を抉るような口撃で発作に追い込み薬瓶が割れる。片や「このまま死ねばいいわ、早く逝って」片や「ああ、もうダメかもしれない」鬼気迫る演技(リプレイタイム)に両手握り拳。悪人組の泣きっ面が見れなかった結末がちょっと悔しい(-1点)ながらも見応え満点の秀作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-26 16:35:43) |
10. 愛しのシバよ帰れ
「変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ」(ラインホールド・ニーバー) 夫婦の生き様が描かれています。夫はアルコールに依存、妻は亡くした子をシバに重ね合わせ繰り言三昧自堕落な毎日、共に後ろ向きな日々。 間借り人となった太陽の如き明るい女学生マリーに二人の心が揺れ動く。 なかなか見応えある展開でしたが、画面映え皆無なシャーリー・ブース(この年のオスカーは余程の不作だったのか?)とスターのオーラに溢れるバート・ランカスターが親子に見えて興に乗れません。 オレ様具合が苦手なバート・ランカスターですが、本作の好演には拍手。 もどかしさ一杯の惜しい作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-20 09:58:29) |
11. いつも2人で
激しすぎる時系列の入れ替わりについて行けず(アルバート・フィニーが年齢を感じさせない顔というのも一因か)全く興に乗れません。音楽、台詞が洒落ていただけに普通に展開すればしみじみさせられた筈なので残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2022-02-28 13:27:55) |
12. インドへの道
私的に当たり外れが大きい巨匠作品でガックリなハズレ作品。初体験ジュディ・デイビスの演技なのか地なのか(ゴメンナサイ)目つきの悪さのムカムカに堪え、何時も閉口させられる不倫モノですらない意味不明な人間模様のポカーン感に堪え、「いつまでやってるの・・・もう、ダメ」2時間経過時点で撃沈となり翌日リトライ。「ここから面白くなってくる」事無くお開き。植民地模様にもとってつけた感しか無く、巨匠売りの一つである雄大な風景も「ライアンの娘」の足下にも及ばない。 アレック・ギネス出てたのですね。確認しても分からない流石の役作りでありました。 [DVD(字幕)] 2点(2022-02-14 12:16:02) |
13. いのちの紐
《ネタバレ》 先日94歳で大往生を遂げられたシドニー・ポワチエ出演作で共演がご贔屓アン・バンクロフトに惹かれての鑑賞。 眼力が持ち味の両優ガップリ四つな演技に釘付け。一度も相まみえることが無かった演出は粋ではありますが、そのシーンが見たかった欲張りな思いが止まりません。テリー・サバラスを始めに脇を固める面々も機能しており、一人の身勝手な女性を救うべく一丸となる協会、警察、電話局の仕事ぶりにハラハラし通しでした。 錚々たるキャスト・スタッフを束ねる31歳シドニー・ポラックの監督デビュー作というのに「へぇ」が無限大。良作です。 [DVD(字幕)] 8点(2022-01-30 18:47:44) |
14. 異端の鳥
《ネタバレ》 戦時中の残酷さを示すシーンは僅かで大部分が村人個々人の残忍性を手を替え品を替え描き出しています。ほんの顔見せ程度であってもステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ウド・キア、バリー・ペッパー、ジュリアン・サンズが出演しているのに驚きます。少年の受難が極端過ぎてどことなく醒めた目で眺めていました。章毎に区切られた作りで分かりづらさは無かったものの、169分のダラダラ感にグッタリであります。 [DVD(字幕)] 6点(2021-12-22 15:12:27) |
15. 偉大な生涯の物語
《ネタバレ》 お目当ては勿論クロード・レインズ。オープニングクレジット(フォント小さく見辛い)に出ていなかったので登場シーンを見逃してはならん!気合満々なところ、開始7分でご登場。ワ~イ(喜)17分でご退場でしたが、最後の映画出演作が極悪ヘロデ大王であるのが、ハリウッドデビュー作が極悪透明人間だったレインズに相応しいもので、白髪・皺多数であっても衰え感じない容貌と迫力ある台詞回しに大満足。 あとは「ナザレのイエス」鑑賞済みなのでまぁそれなりにと言ったところ。本作でもイエスは「世の終わりまであなた方とともにある」述べていました。そこで私が思うのは・・・・止めておきます。 デヴィッド・リーンが参加しているというのが頷ける所々見られる絵画のようなシーンが印象的。 [DVD(字幕)] 5点(2021-08-10 12:28:10) |
16. いちごブロンド
男女4人それぞれ魅力的ではあるのですが、気の抜けたワインのような酔えないストーリーが何とも残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-06-17 16:52:59) |
17. イタリアは呼んでいる
絶景&美食にウットリ妄想の世界へ導かれ、任務であるグルメレポートそっちのけのスティーヴ・クーガン、ロブ・ブライドンのアドリブ(らしいです)物真似トークはほぼほぼ内容が分かったせいもあってかニヤニヤ笑いが止まりません。多数のラインナップ中でよく物真似されるアル様、デ・ニーロもさることながら、ヒュー・グラントとマイケル・ケインネタには大笑い。主人公と同世代の身にとって劇中台詞の「40代以上は全力で笑わないとダメ」に同意させられる良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2021-05-02 15:14:44) |
18. 異国の出来事
「山河遥かなり」「ドイツ零年」同様に戦後廃墟と化したベルリンを舞台とする三角関係ロマンティック・コメディ。巨匠の何時もながらの隅々まで洒落た脚本と小物使い技で、戦禍の無情さと小粋な心地よさの塩梅が絶妙。ジーン・アーサー48歳、マレーネ・ディートリッヒ47歳、共に持ち味発揮の横綱対決、ジョン・ランドの行司振りも印象的です。野暮を承知で自らが破壊しておいて風紀云々というのが不快であります。 [DVD(字幕)] 8点(2021-02-22 16:54:11) |
19. 1917 命をかけた伝令
《ネタバレ》 1600名の命がかかった任務遂行にひたすら突き進む兵士2人の物語。カットの継ぎ目が有るか無いかは気にならず。無事帰還を願う者達が想像も出来ないような酷い遺体に、任務失敗により1600名が同じ姿となる事を思うと、成功するのだろうと分かっていても観ていて力が入りました。スタッフの労力に拍手を送りたい力作。コリン・ファース、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチはワンカット風の作品上仕方無いとはいえ、彼等でなくてもいいようなキャラクターがやはり物足りません。意気に感じての出演だったのでしょうか? [DVD(字幕)] 7点(2020-09-21 18:45:39) |
20. いまを生きる
全寮制学校では学問のみならず、親が教えるべき生き方も教えるものだという点で、型破りなキーティング先生以外にそれを見る事がなく、彼の教えに独り善がりな部分を感じてしまい、今一つ惹き込まれませんでした。ロビン・ウィリアムズ安定の善い人ぶりは安心して観れるものの、印象薄いところが物足りません。 [DVD(字幕)] 4点(2020-07-20 16:03:05) |