1. サスペクト・ゼロ
サスペンス、ミステリの体裁を取りながら、中盤でオカルト映画であることが明かされる珍作。その方面に興味と知識のある人なら相応に楽しめるかもしれないが、そうでない人にとっては大差のついた消化試合を見せられているようでひたすら退屈。 [DVD(字幕)] 3点(2014-09-17 19:22:37) |
2. ザ・ワン
パラレルワールドSFだが、その世界観を含め、映画として出来が良いとは言いがたい。主演のジェット・リーの魅力も、まったく活かせていない。 [DVD(字幕)] 3点(2014-09-09 19:46:51) |
3. サイン
一見「宇宙人による侵略」というSF物の体裁を取りながら、その実、「神は実在するのか」という哲学的な問いを喚起する野心作。間抜けな伏線を強引にクライマックスへと結びつける手腕はいろいろな意味で観るものを圧倒する。 [DVD(字幕)] 8点(2014-09-07 22:55:06) |
4. サウスバウンド
『家族ゲーム』の系譜に連なるホーム・ドラマだが、『間宮兄弟』と同じ監督かと戸惑うほど精彩を欠いている。全編説教臭く、登場人物がちっともチャーミングでない。 [DVD(邦画)] 3点(2014-09-07 22:46:33) |
5. 39 刑法第三十九条
心神喪失者の責任能力というセンセーショナルな題材をしっかりと味付けし、料理することに成功しているが、法廷劇としてはやや間延びしている。のちに『黒い家』や『模倣犯』を撮る監督とは思えないほど抑えた演出、とりわけ監督自身が実際の裁判を見て回り研究したという役者の喋り方については好き嫌いが分かれるだろう。 [DVD(邦画)] 6点(2014-09-07 22:44:15) |
6. THE 有頂天ホテル
大晦日のホテルを舞台とした群像劇だが、完全に自己模倣に陥っており、見るに耐えない。ひたすらお寒いギャグの繰り返しでしかなく、『ラヂオの時間』にはあった緊張が、ここでは完全に失せている。 [DVD(邦画)] 3点(2014-09-07 22:40:02) |