281. シェフと素顔と、おいしい時間
オープニングの趣味の悪い音楽で嫌な予感がしていたのだが、その後も、無理矢理作りあげたような実体のないやりとりが延々と続くだけの内容で、がっかり。登場人物にも、中年ならではの落ち着きとか人生背景といったものが感じられません。そしてそれ以上に、ジュリエット・ビノシュにいつもの凜とした美しさがなく、サンドラ・ブロックの出来損ないのようになっちゃってるのが問題。 [DVD(字幕)] 3点(2009-01-17 03:11:42) |
282. ジェニファーの恋愛同盟
86年という青春映画の1つの全盛期なのに、このつまらなさにはびっくりした。明るく楽しく弾けるわけでもなければ、真面目にしんみりさせるわけでもない。あってもなくてもいいようなやりとりが淡々と重ねられているだけです。登場人物は盛りのついた若者たちなんですから、通常はほっといても面白いことをしそうなもんなんですが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-22 03:27:16) |
283. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 オチの手前まではそれ自体が錯乱映像みたいな脈絡のない展開が延々続いていただけで、オチがどうであろうがその時点で大幅減点。比較されるであろう幽霊ものと比べると、ラストに至るまでの部分でほとんど工夫がないのが難点です(「あちらの方」は、例えオチの手前で終了させたとしても独立して作品として成立するくらいの作り込みを行っていました)。ブレイクする前の初々しいマコーレー君に3点。 [DVD(字幕)] 3点(2008-08-05 02:12:28)(良:1票) |
284. 親切なクムジャさん
内容以前に、時系列も描写視点もぶれまくる乱雑な構成についていけませんでした。あんな表面上のテクニックだけに走ったような作り方をしていたら、復讐者の悲哀や孤独なんてまったく表現できないでしょうに。イ・ヨンエのごてごてメイクも、結局はインパクトを狙っただけで特段の効果はありませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-28 03:37:15) |
285. ジョー、満月の島へ行く
本題に入るまでがやたら長いし、テンポも悪い。しかも、結局何が言いたい話だったのかさっぱり分からない。いろんなところで手抜きが見えてしまう作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2007-12-23 23:11:25) |
286. ショウタイム
デニーロもマーフィも手を抜きまくりの演技で、テンションの高さを全然感じない。せっかくのカメラの後追いという設定も、本当にただついて行っているだけで、特段意味のある絡みがあるわけでもなく、登場人物にとってと同様、見る側にとっても邪魔になっているだけ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-09-04 03:44:17) |
287. ジョイ・ラック・クラブ
《ネタバレ》 それぞれの母親の方は、ひたすらじめじめした不幸話ばかりを聞かされて気が滅入るだけだし、娘たちの方は、「男を見る目がないんじゃない?」の一言で済んでしまうようなしょうもない話ばかりだった(このタイトルのJoy Luckって、Joy Lackの誤りじゃないかと思うくらい)。しかも、それらを集めて結局何が言いたいのかも分かりません。ナレーションの使いすぎも含めて、設定先にありきで頭だけで考えてできてしまったような作品。 [DVD(字幕)] 3点(2007-06-10 02:28:58) |
288. 勝利への脱出
そもそも、捕虜たちの表情がちっとも脱出したそうに見えず、大変平和に収容所生活を送っているように見えており、その時点で脱出ものとしては失格。その手段としてサッカーを使うというのも、全然理解できない。監獄ものとしてもスポーツものとしても、両方とも中途半端に自滅した感じ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-04-26 20:22:10) |
289. ジョージ
躾のなってない弟(そしてそれを容認している両親)には苛立つし、また中身もまったくの定石通りなんだけど、当時15歳のスカーレット・ヨハンソンの確かな存在感は見る価値ありかも。あと、エヴァ・メンデスの好サポートぶり(キャラとしても主人公よりもどう見ても魅力的)。 [DVD(字幕)] 3点(2005-10-29 18:26:01) |
290. シノーラ
《ネタバレ》 入口はオーソドックスな勧善懲悪ものという雰囲気ですが、途中で完全に息切れしてしまいました。現地で全員やっつければいいのに、わざわざ街に戻ってくるのも分かりませんし、悪ボスの愛人も、出したはいいけど処理に困ってしまいましたね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-20 02:30:30) |
291. 秋菊の物語
相手の悪い部分しか見ないで行動すると、後で取り返しのつかない矛盾に陥ることがある、という、これは貴重な教訓映画です。手段と目的が適合しない行動をとることを戒める映画でもあります。私は、少なくとも途中からは、主人公の行動に全然ついていけませんでした。 3点(2005-02-22 02:22:02) |
292. ジェロニモ(1993)
もっともらしく作られている割にはあまり盛り上がらないまま進んでしまうし、主要な登場人物は、結局ほとんどはああだこうだ考えているだけという気もしなくもない。しかし、一番問題なのは、ジェロニモを中心にしているように見せかけながら、結局叙述者(デイモン)の視点が、ゲイトウッド中尉ばかりを見ているという点ではないだろうか。結果、ジェロニモがどういう人物だったのかということは、ほとんど描写されていない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-01-17 01:30:50) |
293. シャロウ・グレイブ
こういうのは、もともと善良な人たちがいつの間にか変わってしまうから面白いのであって、もともと馬鹿で不快な人たちが金を前にして馬鹿な行動を取っても、何の意味もありません。 3点(2004-11-17 01:24:43)(良:1票) |
294. 沙羅双樹
幻想的な雰囲気はまあまあだったが、カメラワークの酷さ(自転車の一人称のシーンなど、本当に酔いそうになって下を向いていた)、異様なほどの照明の暗さ、それと一部の人を除く素人演技には参った。 3点(2004-05-24 02:28:38) |
295. 60セカンズ
窃盗開始に至る過程の説明が実に安易でいい加減。窃盗団のメンバーに個性がまったくないのも致命的。颯爽と動き回るニコラス・ケイジというのも、あまり合っていない。 3点(2004-05-07 23:48:24) |
296. シー・デビル(1989)
こんなC級映画でも真面目に演技してしまえるメリルはある意味すごい。 3点(2004-04-24 02:43:14) |
297. 6デイズ/7ナイツ
だから何?というほかはない作品。ハリソン・フォードの精彩のなさには、批判を通り越して逆に心配になってくる。 3点(2004-02-09 22:59:46) |
298. ジュラシック・パーク
《ネタバレ》 パニック映画であっても、話への興味を持続させるためには、当然、ひねりが必要です。この登場人物たち、よく考えると、ただあたふた逃げ回っているだけで、知能も技術も何も使っていないのでは・・・。あと、最後に恐竜がターミネーター状態になっているのも疑問で、登場時の「何かぼーっとしていて鈍いんだけどそれでもまったく敵わない」方がよほど怖いと思います。それと、子供2人はいろいろな意味でまったく不必要でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2003-09-27 23:32:44)(良:1票) |
299. 時雨の記
設定からすれば、人生の酸いも甘いも噛み分けた二人の、さまざまな心理の重なりや時には思惑の交錯なんかもあってしかるべきなのだが、そんなことには微塵も配慮されていません。この脚本上の二人の台詞は、その辺の高校生や大学生であっても成り立ってしまいます。加えて、こういった話では周辺人物をいかに生かすかというのが分岐点なのですが、佐藤友美はほとんど出番がない上に夫との関係がどういうものだったかもまったく分からないし、林隆三もただの「仲の良い友人」というだけ(しかも最後の方で突然出てくるあのナレーションは何?)。あと、細かいところですが、神山繁先生まで起用していながら、意地のようにアップで撮らないのも腹が立ちました。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2024-05-02 02:20:16) |
300. 新・極道の妻たち 覚悟しいや
多分東海地方の一家という設定なんだろうけど、キャストの皆様の無理矢理な名古屋弁に、もう最初から笑いが止まらない。その割には志麻さんは従前通りの関西弁だったりして、一体どういう関係なんだ、この人たちは。●で、中盤で北大路欣也が登場して重要なポジションになっていくはずなんですが、まあ、北大路さんをこれほど格好悪く撮れるというのも、逆にびっくりです。もちろん、悪い意味で。●最後の方なんかも、脚本家が事態をどう処理していいか分からなかった模様で、完全にグシャグシャですね。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2024-02-07 01:40:33) |