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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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21.  ショコラ(2000)
自分の規格にないものを、どれだけ受け入れられるか?という問いに対するひとつの回答でしょうか。宗教が絡むとホントはこれほどあっさり行かないのでしょうが…。まぁ、そんな難しいことはおいといて、ほのぼのとしていて気持ちが良くなる映画でした。役者が全員いい味出してたと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-01 23:38:04)(良:1票)
22.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》 
劇場で鑑賞しましたが、サボっていたので今更のレビューです。このタイトルとは長い付き合いになるので、私的に総括したいと思います。 最初のシリーズには興奮しました。主人公はアムロに輪を掛けて内向的な性格だったけど、周囲のキャラが陰気を補完していたし、アクションは激しくカッコイイし、何より頻出するキーワードが謎めいていて、次回を見逃せない気分にさせられました。 しかし、ラスト25話・26話には不満が残りました。そこまでに撒き散らした謎が回収されず、主人公の内面描写で終了。興味を喚起しまくったうえで、鑑賞側が見たいものは提供しない。これ以上無いほどの「制作者のマスターベーション」でしょう。24話までのワクワク感とのギャップが整理できなかったファンは多いと思います。そんな鑑賞側の不満を、制作者は理解していたと思います。でも、あの時点ではあれが限界だったのでしょう。 「Air/まごころを、君に」には感謝しました。人類補完計画とは?の疑問に回答が与えられました。「ATフィールドは心の壁」なる台詞に、このタイトルの全てが集約されていると思いました。この台詞は、私が出会ったSFワードの中でも未だに屈指の輝きを放っています。 しかし、物語の進め方と終わり方はフツーでは無かった。病床のアスカに興奮して自慰行為に及びましたからね。最後、主人公はエントリープラグに座って悲鳴を上げるだけで何もしない。つまり、主人公らしくない。補完完遂後と思われる世界に動くものは無く、その荒涼とした風景に何を感じて良いかが分からなかった。主人公は生存していたが、ラストの台詞はアスカの「キモチワルイ」でした。やはりこの制作者はかなり特別な方だと思いました。屈折、あまのじゃく、へそ曲がり…、その辺りの形容詞が浮かびます。そして、そんな鑑賞側の違和感も、制作者は充分に理解していたと思います。でも、あの時点ではあれが彼の表現だったのでしょう。 そしてスタートした「新劇場版」。3~4作の連作が報じられていました。私は「今度は補完計画が失敗して終わるのだろう」と思いました。で、別に自慢じゃないのですが、その通りになりました。補完失敗を想像した理由は単純で、それがあまりに個人的な願望だったから。碇ゲンドウは彼の人生でただ一人、自分を受け入れてくれた女性を取り戻すことを期して計画を進めました。でも、そんな理由で地球人類70億の個性を無に帰すことを是として良い訳がない。現代や現在を全否定して終了する物語は、やはりあり得ない。 「制作者の作家性」と「好ましい物語性」の葛藤が新劇場版だったと思います。 「エヴァ」のテーマとは「ヒトのヒトの距離」です。この最終作へ至る道程を振り返ると、すごい数の距離を描いていたことに気付きます。その距離は時間と共に変化し、安定することはない。シンジとレイ、シンジとアスカの関係だけを取っても、接近と拒絶を繰り返していたことがよく分かる。そして、登場人物全員に言えることですが、良好な距離が少なかったことにも気付きます。けっこう常にギスギスしてましたよね。同時に、良好な距離が担保された時の安心感や満足感にも気付かされます。 制作者は「自分」の作品として、ヒト同士の距離の二面性を絵として残しておきたかったのだと思いました。碇ゲンドウと云う、小心で不器用な人物はおそらく制作者自身の投影で、人と良好な距離を作れない奴の代表。でも制作者はその態度を肯定している訳では無く、この最終作では、トウジ・ケンスケ・ヒカリ委員長と云う懐かしい面々を登場させて「好ましい距離感」や「好ましい物語性」へ配慮しました。そのうえで、シンジに主人公としての役割を与え、物語を完結させた。 その終わらせ方は、ここに至っては、私に取っては大きな問題ではなかったです。制作者の四半世紀に及ぶ葛藤が表現された作品。それが私にとっての「エヴァ」だったと思います。ありがとう、そして、さようなら、全てのエヴァンゲリオン。
[映画館(邦画)] 7点(2022-01-16 00:31:46)
23.  シェーン 《ネタバレ》 
某国営局が放送した「デジタルリマスター版」で鑑賞しました。 が、「シェーン、カンバーック」のシーンがまっ黒。これ、比喩でも何でもなくホントにほとんどまっ黒で、遠景の山並みの残雪だけが僅かに灰色の方形として確認できる程度でした。ラストの決闘シーンが夜なので、時間の流れに合わせて画面を暗くデジタル処理したようです。YouTubeで確認したところ、このラストシーンだけではなくジョーとの殴り合いのあたりからほとんど表情が見えない程に暗くしていましたね。 鑑賞動機の半分くらいがあのラストシーン見たさだったので、もの凄く残念な気分です。ハッキリ言ってアホの所業です。 シェーンは現在で云うところのダークヒーローの元祖みたいな位置付けですが、牧場を守るリーダー的な役割を担うジョーの方にも同等以上の魅力を覚えました。シェーンが去って行くことが、銃が幅を効かせた時代の終焉にもオーバーラップしているようで、余韻が幾重にも響きます。名作ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-24 00:36:18)(良:1票)
24.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
奴隷制を設定したのは人道的なテーマを表現したかった訳では無く、憎ったらしい奴を好きなだけぶっ殺す為の環境づくりでした。次に何が起こるか分からない不安定さが、不快と云うより期待感を持続させ、それでいて破天荒に陥る寸前でゼーブするバランスが良い具合です。円熟を感じさせるエンタテインメント。タランティーノさんも大人になったなぁと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-02 01:08:54)
25.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 
大量に連なる黄色いハンカチが力強く風に棚引くインパクト。妊娠を報せた時の1枚のハンカチが伏線になり、それが再び掲げられるだろうかとドキドキする視線を仰天する方向へ裏切る素晴らしい演出でした。大声で「あなたと一緒に暮らしたい」と言ってます。 初めて観た時の衝撃的な感動に比べると、再見以降はどうしても「慣れ」が入ってしまうのが残念だけど、それ以外にも見どころが多い作品。苦労人の健さんが、若く未熟な二人に人生の厚みを教えているようなロードムービーで、キャストが見事に嵌っています。特に無様でみっともない武田鉄矢が秀逸です。 その武田鉄矢は映画初出演。以前、テレビのインタビュー番組で披露された逸話が印象に残っています。北海道のロケ中につい羽目を外して飲み過ぎてしまい、顔をむくませて翌日の現場へ行ったら、本編中の説教シーンのように健さんからこっぴどく叱られたらしいです。「それでも役者か!」と。それが、その後の俳優人生の財産になったと仰っていました。
[地上波(邦画)] 7点(2014-02-07 02:02:55)
26.  次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港 《ネタバレ》 
一家が旅から清水港に帰ってきて、個性豊かな面々がやっと一堂に会する第四部。旅立ったときには3人だった子分も客分を入れると10人近くまで増えていて、こういうシチュエーションには無性にワクワクする。本作の物語を転がすのは三五郎・石松コンビ。計算高い奴とまったく計算できない純情バカの二人は、お互いの欠点を補うように機能する。そんな野郎同士の関係がこのシリーズの醍醐味だろうか。三五郎・石松の不始末を引き受ける次郎長さん。その姿勢に一家全員が結束を固めたように見えたところに大政さんの決め台詞。「生まれた時は別々でも、死ぬときゃあ一緒と、誓おうじゃあーねえか」。・・・ジーン。あぁ単純だ、俺。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-13 00:25:07)
27.  書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園- 《ネタバレ》 
ベタなエピソードのオンパレードなんだけど、不思議と満足感が残る映画でした。若手女優たちの魅力だと思います。前半、書道部がパフォーマンスへ傾倒して行くくだりには、書道が持つ精神性が疎かになっていると感じたんですが、やがて気にしなくなりました。集団でひとつのものを創りあげる点で類似する作品はありますが、本作の特徴は土地柄に注ぐ視線と男子の排除でしょう。主人公は成海璃子だけど、その他の書道ガールズの個性が光っていました。転校して行ったメガネ少女や宮崎美子の娘役は存在感があって主役を食っています。見慣れた成海璃子より新鮮に映ったことも見応えに繋がっている。面白いのは3人の男子部員の扱い。彼らは桜庭ななみを怒らせるための材料です(笑)。でも、桜庭ななみが男子を叱り飛ばす怒った表情の可愛さは本作の魅力の大きな部分を占めている。彼らの本作への貢献度はとんでもなく高い。共学の高校だけど恋愛事情を一切排除していることは、潔い割り切りだとも思いました。また、丹念に風景を織り込む絵作りが良いですね。際立った景観で無くとも、煙突からたなびく煙が海と空を背景として風情を印象付ける。問題を抱えた場所だとしても、そこに背を向けない姿勢を感じます。物語の舞台を大事に演出している作品は好感です。そんなこんなで鑑賞後にちょっと感動している自分がいました。ストーリーはともかくとして、この映画、好きですね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-11 22:23:20)(良:3票)
28.  幸福のスイッチ 《ネタバレ》 
「虹の女神」を観たときにも思ったことだけど、上野樹里は不機嫌な顔や態度が魅力的だ。電器屋の脇で電球を叩き割る姿に惚れぼれする。かと言って、シリアスな苦悩が似合うかというと全くそんなことは無い。つまらないことにぶつぶつ文句を言って不貞腐れている程度がいちばん良い。また、能力を発揮して成功するような描写より、もっと身近なことに喜ぶ彼女の方が素敵に見える。元来の愛嬌がコメディ向けのキャラだと思うけど、変態ピアニストを演じた某人気シリーズのような狙ったコメディより、ネガティブな態度から滲み出てくる可笑しさが彼女の個性だと思う。長い前置きになったけど、そういう意味で本作のストーリーと役柄はとても似合っていました。特に劇的な展開がある話ではないけれど、上野樹里が目に涙するシーンには彼女にシンクロして同じ気分になりました。本作に幸福になるためのスイッチがあるとしたら、それは他者の意見に素直に耳を傾け共感できる姿勢。言葉にすると簡単だけど、プライドが高く慢性的な不満を抱えている人には容易いことじゃない。しかし、そこから得られる充足を彼女は父親の代打で経験する。また、その姿勢は父親の営業方針そのものでもあり、父親を見る目も変わる。つまりは大人になるってことなんだけどね。「幸福のスイッチ」と言うよりは、まだ「不幸脱出のスイッチ」ってレベルだと思いますが、その大切さを伝えてくれる良作です。もはや浮気疑惑の真相なんてどうでもいいことでしょう。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-02-06 18:58:30)
29.  市民ケーン 《ネタバレ》 
スピルバーグが25歳の若さで「激突!」を撮ってデビューしたのは有名な話だけど、その30年前に同じく25歳でこの映画を撮ったオーソン・ウェルズという人は、少なくともこの映画においてはスピルバーグより偉大だったと思う。学生時代に読んだお勉強系の映像本には必ず「パンフォーカス手法を確立した映画」として本作が紹介されていた。パンフォーカス自体は今となっては見慣れた手法だが、奥行に被写体と演技を対比させる構図はもとより、シャドウとハイライトの印象的な使い分けや、時間を行き来する構成、その時間軸に照明の明暗を振り分けるアイデアなど。何本か観た同年代の映画に較べると、全てが斬新で画期的なことだったと想像できる。しかもストーリーがミステリータッチで「バラの蕾」という臨終の言葉を追いかけ、大金持ちの孤独を解き明かすことをテーマに据える。それが幼少の頃に失くした親からの愛情の象徴であったというオチまでを含めて、極めて完成度が高い作品だと思う。余談だけど、つい最近の「ソーシャル・ネットワーク」も大金持ちの孤独を描いた作品でした。ケーンとザッカーバーグは、富を得る手段も違えば、孤独のカタチも随分と違う。この2作は面白い対称を成しています。その間を流れるのは70年という時間。現代の視点から観た面白さとしては6点。映画表現に残した足跡に敬意を表して、不遜ですが1点プラスさせてください。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-30 23:30:04)(良:1票)
30.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 
企業トップの不正や政界との癒着を告発するような正義を描いた作品とは思わなかったです。一人のサラリーマンの生き方、その矜持とはどういうものかがテーマだと思います。恩地の海外勤務が延長された時、彼には辞める選択肢もあったはず。何故、辞めなかったのか? 負けた気がするからです。誰に? 楽な道を歩もうとするもう一人の自分に。人は基本的に弱い生き物で、すぐに楽な道に流れて行こうとします。そんな誘惑と戦う意思の総体が「矜持」です。自負・プライド・意地・自信・信念・虚栄、などで構成される。それは個をかたち作ると同時に縛るものでもある。自らの矜持と心中するような恩地の生き方は、お世辞にも上手とは言えません。一方の行天も彼なりの「矜持」は持ち合わせているが、順風を受けている時には現れず「欲」によって封じられる。この二人を較べたとき、人間の強さという概念が浮かびます。私は一概にどちらの生き方が良いとは言えません。いつか、それぞれが人生を振り返ったとき、その胸に去来するものでしか人生は測れない。私事ですが、過去に不本意な異動を命ぜられたことのある者として、本作は重い作品であると同時に興味深い作品でした。本作に描かれる矜持は、徹底して楽に生きないための戒めです。私は恩地ほど意固地じゃないけれど、職を辞さないのであれば、不本意と自らの矜持に折り合いを付ける必要が生じます。それは葛藤であり、生き方の軌道修正を余儀なくされる。生き方とは環境と矜持の接点から導かれるのだと思います。個人的に「沈まぬ太陽」とは矜持を抱き続ける姿勢と解釈します。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-01 15:19:17)
31.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 
「深呼吸」は暮らしている場所を離れて自分を見直すような意味合いだと思うけど、それよりもイベント的コミュニティがもたらす一体感や達成感の方にポイントが置かれた作品だと思いました。感激しすぎて大森南朋のように同じ仕事を続ける人も稀にいるけれど、大方は元の日常へ戻って行く。本人を取り巻く環境が何も変わらなくとも、物事を前向きに考えられる自分がいるはず。由緒正しい「リクリエーション」を見せてもらいました。彼らの内面の化学変化が分かりやすく沁みこんできて感動的です。トラウマを抱えた医師の再生はあざとい感もあったけど、彼だけは確かに「深呼吸」になったようです。それにしても、本作の「きび刈り隊」の女性陣の偏差値の高さは異常。深呼吸する前に過呼吸になりそうです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-11-15 21:40:52)(笑:3票) (良:1票)
32.  シコふんじゃった。
自分は大学に5年いました。面白いんだけど、講義に出ない奴に単位をあげようとしたので3点減点だぁ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-02-23 22:50:25)
33.  ジェネラル・ルージュの凱旋
原作未読。「バチスタ」が派手な宣伝のわりに原作も映画もイマイチだったので、あまり注目していなかったんだけど、これは面白かった。前作より断然良かったと思う。前作で作ったメインキャラの設定を財産として上手く活用している。反対に、前作を見ていない人には?が浮かぶ部分もあるのだろうが、たぶん許容範囲内。新キャラとして、優男役が多い堺雅人がチョイ悪で迫力があり新鮮。救急医療の問題、医療費と病院経営、病院内派閥などなど、たくさん詰め込んであるけれど、とっちらかった印象がない。法廷劇的な展開の中で明かされる謎解きもシンプルで分かりやすく、爽快感がある。その謎解きがダイレクトにテーマに収束して行くという意味で、ミステリーとして一級品だけど、コミカルな味わいが先行することがこの映画らしいオリジナリティ。謎が解けても、問題が全て解決した訳ではないという着地感も良い。竹内結子の大げさな芝居も、可愛いので手放しに赦す。あの愚痴外来、受診したい。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-02-17 23:17:37)(良:2票)
34.  新選組(1969) 《ネタバレ》 
新選組の物語を2時間に収めるために、枝葉をズバズバと削ぎ落としてエッセンスだけを残した作品ですが、とても良くまとまっています。エピソードが矢継ぎ早に繋がって行くけれど、最低限の台詞で隊士の個性や人間関係、当時の世情を表そうとしている努力を感じました。そういう意味では、新選組に対して予備知識がある人の方が、端折り方の意図まで吟味できて楽しめる作品になっています。近藤を演じる三船敏郎は流石の存在感で、骨太で実直な人柄が良く出ています。三國連太郎の芹沢鴨は、過去のどの役者より自分の芹沢像に近くで感動モノ。土方の組織論の描写が薄くて、ただの残忍な男に見えてしまうのが惜しかった。このスタッフ・キャストで3部作くらいの構えで製作して欲しかったですね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-11-14 13:37:39)
35.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy. All work and no play makes Jack a dull boy.   コピー・ペーストだと楽だw。このしつこいタイプは誰かへのメッセージ。だとしたら相手は奥さんしかいない。そう考えると、こんな解釈も成立する。「仕事以外にやることが無い(all work)こんな山の中で、お前は子供にばかり気をかけて俺を蔑ろにする。夜の方もこの3年ほどご無沙汰だ(no play)。とても退屈なので(dull boy)、ちょっとお前たちと遊んでやるよ」。つまり、退屈と性的欲求不満で混濁した精神にホテルの怨霊どもが取り憑いた。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-05 01:16:08)
36.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
重たい映画は観ることに覚悟が必要で、ずっと敬遠していましたがやっと観賞。まず、シンドラーが絶対的な人道主義者かというと、そうは思わなかった。最初は安い労働力を確保したいだけの実業家で、ユダヤ人の人権なんて意識していなかった。むしろその反対と言っても良い。転機はゲットー解体の目撃で、自分が帰属するナチスの行為とはいえ、そのやり口に苦味を覚えたようだった。次は収容所の所長。この男の非道は徹底していていたが、ユダヤ人の女中に欲情することなどから信念を持って任務を遂行しているとは思えず、最低の奴だった。だけどこの映画を見る限り、彼の功績は大きい。シンドラーにとっての「反面教師」として。シンドラーがユダヤ人の助命に奔走した直接の動機は、彼への反感と嫌悪感だと思います。最後の、この車を売っていたらあと何人…は状況に煽られた激情から口が回ったような印象で、自分は大多数の方と感じ方が違うようです。結果として、シンドラーは1,000名を越えるユダヤ人をナチスから救ったことになりますが、偉大な人という感想はないですね。自分を窮地へ追い込まない範囲で示す良心と勇気、その基になる常識的な平衡感覚は持っていた、ということでしょう。スピルバーグも彼を功労者ではあるが英雄扱いしていないと思います。大事なところは情に流されずにドキュメンタリータッチを貫いていて、その視点は秀逸だと思います。この映画が言いたかったことは、シンドラーが救った1,100人に対して虐殺された総数は6,000,000人という事実です。絶対的に桁が違うのです。二次大戦後、半世紀が過ぎた段階で改めてこの数字を世に知らしめたことには意義を感じました。スピルバーグの賞狙いという批判は、かなり曇ったレンズを通して観ている人の意見のように思います。まぁ、感じ方は十人十色で良いのですが…。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-24 21:05:31)
37.  シューテム・アップ
B級映画の見本。難しいことを言わないのなら、ここまでやるのが映画でしょう! やや肌が疲れ気味のモニカ姉さんの色っぽさもB級テイストに良くマッチしてますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-15 04:26:24)
38.  しゃべれども しゃべれども 《ネタバレ》 
ご大層なお題目を掲げているわけではないけど、とても気持ちがいい映画でした。無理のない範囲で、みんなが前に進んでいると思えるからでしょう。一門会での国分太一のしゃべりは熱が入っていて引き込まれました。気が付くと笑っていた。まるで宮田だ(←勝くんの宿敵)。香里奈もあそこで初めて微笑んでましたね…。人と接するのが苦手な人、います。子供のうちは人見知りで済むんだけど、大人になるとそうも言ってられない。かといって、性格は簡単には変わらないので悩む人は真剣に悩む。でも、逆説的だけど、あんまり無理することはないよと、この映画は言ってる気がする。ずーッと仏頂面だった香里奈が微笑むところでそんなことを感じました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-08 00:09:20)(良:2票)
39.  ジェロニモ(1993)
ひとつの民族文化が駆逐される最後の瞬間を追った映画。小さな島国であるこの国も、北海道や沖縄方面で似たようなことはやっている。人類の歴史はこの繰り返し。ジェロニモは売られたケンカを買って頑張ったけど、結局は近代的でシステマチックで量に勝る奴らに軍配があがる。これが歴史の必然と言うのは簡単だけど、どうも割り切れない悔しさに似た感情が残る。経済というものが無く限られた資源に頼っていた大昔は、生きることは他者を滅ぼすことと同義だったのだろうけど、近代国家がそんなことする必要があるのか? 違う解決の仕方は無かったのか? 宗教的な事情が複雑にからむ中東ならいざ知らず、米国はただ征服欲を満足させたという印象。ジェロニモの素朴な眼差しがそれを強調する。文化とは人類の宝であり、大国の都合で抹殺されても良いはずが無い。そんなことを考えさせられる映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-18 04:10:38)
40.  ジャイアンツ
つまり、この一家を根本からしっかりと支えている親父の骨太な人柄が「ジャイアンツ」なんですね。でも、一般の評価がそうであるように、自分もジェームズ・ディーンに惹かれました。特に前半の、斜めに構えた屈折した人柄を繊細に演じる様は、すでに誰も真似の出来ない領域を確立していた感があります。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-08 04:18:42)(良:1票)
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