41. 幸福のスイッチ
《ネタバレ》 沢田研二も本当に良い年のとり方をしていますね。まあ、「8時だよ全員集合」でも志村けんとコントを演じてたりしてたんで、コメディアンの素養はあると思ってましたけど、「あの」ジュリーが完全に喜劇役者になってますからね・・・・・。まさに「時の過ぎ行くままに」という感じなんですけどね(どんな感じだw)。 上野樹里は相変わらず良いです。やはり関西人なので関西弁が板についていますね。こういう気の強い役が本当にはまります、この人は。 何せデストロイヤーですからw まあ、ストーリーは小さな町の電器屋さんが舞台で、松下電器が特別協賛ということもあり非常にベタですけど、こういうの好きなんで楽しめました。新屋英子(「ジョゼと虎と魚たち」でも思いましたけど凄いインパクトありますよね)のエピソードなんかも、ちょっと心が暖かくなる感じで好きです。 まあ、浮気の真相がうやむやなままで終わったのがちょっと気になりましたが、見終わった後ほんわかと幸せな気分になった作品でした。 [映画館(邦画)] 8点(2007-03-23 19:10:25) |
42. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 あまりにも有名な作品ではありますが、やはり何度見てもラストの黄色いハンカチが舞うシーンはジーンと来ます。しかしまあ、武田鉄也と桃井かおりが若いですね。それに比べて、高倉健の安定感は本当に凄いです。よくよく考えると非常に身勝手な男なんですが、なんか格好良いんですよね・・・・。倍賞千恵子は本当に山田洋次監督作品には無くてはならない存在ですね。夕張もこの頃はまだ炭鉱の町だったんですね・・・・。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-02-24 12:45:25) |
43. 修羅雪姫(1973)
《ネタバレ》 とにかく梶芽衣子が格好良いです!ストーリー自体は劇画そのものなんで真面目にとやかく言っても仕方ないのですが、美しさと哀しさ、そして力強さを兼ね備えた「雪」の姿には本当に魅かれてしまいましたね。特にラスト、白い雪の上に赤い血に染まった「雪」が倒れ、そこに「修羅の花」が流れるシーンは鳥肌が立ちましたね。 [DVD(邦画)] 8点(2007-01-16 17:34:06) |
44. ジョー・ブラックをよろしく
《ネタバレ》 ちょっと長いですが、観終わった後心が温まる作品でした。会社の乗っ取りを阻止するシーンは良かったですね。 [映画館(字幕)] 8点(2006-12-29 13:32:14) |
45. 情婦
これは、「巧い!」としか言いようが無い作品ですね。まだ観てない方は、一切の予備知識を捨てて観てください。そして、絶対に結末は他人にしゃべらないように! チャールズ・ロートンのちょっとトボけた演技が良かったですね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-13 10:11:31) |
46. 疾走
《ネタバレ》 日本社会の暗部がこれでもかとばかりに出てきて非常にヘヴィな内容ですが、題名の通り疾走感があり見応えのある作品でした。。 しかし、犯罪者の家族の苦しみというのは想像を絶するものがありますね。毎日のように、日本のどこかで新たな「シュウジの一家」が生まれているのかと思うと、非常にやるせないです。 原作も読んでみたいと思います。 [DVD(邦画)] 8点(2006-09-22 10:39:33) |
47. シカゴ(2002)
《ネタバレ》 非常に痛快な作品でした。ストーリーがとにかく良く出来ていて面白かったです。まあ、出てくる人間が全てクセ者で、その駆け引きを見ているだけで飽きませんでした。ミュージカル・シーンも良かったです。(リチャード・ギアとレニー・ゼルウィガーの腹話術シーンは楽しかったですね。) 理屈抜きで楽しめる作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2006-09-10 00:45:31) |
48. シムソンズ
非常にベタではありましたが、良い映画でした。(こういうスポーツものに弱いんです・・・) とにかく観終わった後、非常に前向きな気持ちにさせてくれます。 あと、この作品はカーリングのルールを全く知らなくても大丈夫です!私もそうでしたが、観終った時にはカーリングの魅力に引き込まれること間違いなしです(多分)。 流氷ソーダ美味しそうでした・・・・ [DVD(邦画)] 8点(2006-08-30 10:10:22)(良:1票) |
49. シルミド/SILMIDO
映画としては面白いストーリーですが、事実としては最悪な話です。国家の気まぐれに翻弄された人間達の哀しい姿を映し出しています。 本当に希望のかけらも見つけることのできない絶望的な作品でした。しかし、作品から漲るパワーに圧倒されたのも事実です。 [DVD(吹替)] 8点(2006-08-19 00:21:41) |
50. 白いカラス
《ネタバレ》 人種差別の問題の根深さを思い知らされる作品でした。アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンの恋愛をベースにストーリーは進んでいくのですが、折々に挿入されるアンソニー・ホプキンス演じる主人公の秘密の歴史が非常に衝撃的でした。 まず、肌の白い黒人が白人として生きている事実が実際にあることに驚きました。またそこまでさせてしまう、アメリカの人種差別の過酷さを実感しました。(もう、主人公の厳格な父親のエピソードは本当に涙が出てしまうほど哀しかったですね。) 個人的にはもう少し「人種転換」のドラマを深く描いて欲しかったです。ただ、非常に考えさせる作品でした。 [DVD(吹替)] 8点(2006-08-18 23:50:33) |
51. シーズンチケット
《ネタバレ》 ラストにはやられましたね。「こう来たか!」という感じです。 プレミアリーグに興味のある、無し関わらず楽しめる作品ですが、ちょっと予習をすると更に楽しめますよ。(ニューカッスルとサンダーランドが、不倶戴天のライバル関係にあることとか・・・・) しかし、イングランドのスタジアム名は、スタジアム・オブ・ライトとかセントジェームスパークとか格好いいですね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-09 17:00:53) |
52. JFK
「正義とは何か?真実とは何か?」を問いかけてくる作品でした。もし、一人の検事が生命を賭けて「権力によって作られた真実」の欺瞞を突き詰め、暴いていくことがなければ、ケネディ暗殺事件の真相が闇に葬り去られていたかと思うととても恐ろしさを感じました。(まあ、この作品で語られている事が真実であるかはまだ判りませんが。) 利権のために戦争が行われ、一般市民が戦地に送られていく現実は本当に何とかならないものかと思ってしまいますね。国を守る為に戦うのではなく、軍需産業とその利権に群がる人たちのために なぜ戦わなければならないのかも判らぬまま、敵と呼ばれる人間に銃を向けなくてはならないなんて 非常にやるせないですね。(ただ軍需産業に従事して生活している人も多くいるわけですから全てを否定はできませんが。) しかし、3時間半近くの間ずっとドキュメンタリータッチでシリアスな場面が続くのでちょっと疲れました・・・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-29 16:05:51) |
53. ジンジャーとフレッド
《ネタバレ》 非常に心温まる映画でした。 しかし、ジュリエッタ・マシーナは年取っても雰囲気や存在感が全然変わらないですね。本当に素敵な女優さんだと思いました。そして、マルチェロ・マストロヤンニがこれまた哀愁漂う初老の男を見事に演じています。 しかし、テレビの世界が本当に意地が悪いくらい薄っぺらでいい加減な世界として描かれています。そして、いろんなそっくりさんや奇人変人がたくさん出てきますのでその人たちを見てるだけで飽きませんでした。やはりあの80年代の軽薄さっていうのは半端ないですね [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 21:47:54) |
54. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 とにかく、ジョゼ役の池脇千鶴が良かった。この作品の感想はこれに尽きます!なんというか、凄く強さを感じました。 まあ、主人公の男はしょうもない奴ですけど、実際ああいう状況になったら逃げてしまう気持ちもわからんでもないですね。 [DVD(邦画)] 8点(2006-04-16 21:35:20) |
55. ジョニーは戦場へ行った
《ネタバレ》 非常に衝撃を受けた作品です。 すべての感覚を失い、死ぬことも許されず、人間として生きることも許されず、医者の研究材料のために、生命を持った肉の塊として放置される主人公の姿はあまりにも痛々しいです。 最後に画面に出てくる言葉が非常に寒々しく感じました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 21:31:21) |
56. 白い暴動
《ネタバレ》 ザ・クラッシュは出演していますが、メインテーマは不況の中レイシズムの波がイギリスで広がる中、ロックを通じてレイシズムに立ち向かおうとしていった人たちのドキュメンタリーです。 「白い暴動」の歌詞の真の意味を今さらながら知ることができ、ザ・クラッシュの姿勢に改めて感銘を受けました。 [映画館(字幕)] 7点(2021-04-10 09:29:39) |
57. 新・網走番外地 流人岬の血斗
《ネタバレ》 まあ、最近同じような刑務所からの脱走がニュースになったのを見ると、なかなか理想をかなえるのは難しい面もあるとは思いますが・・・・ とにかく、志村喬の思いには胸を打たれましたね。健さんも最後は流石です。「ここでやらねば誰がやる」と思いつつも、一歩を踏みだせない我々の代わりに大暴れしてくれています。 [地上波(邦画)] 7点(2018-08-28 00:55:18) |
58. 信さん 炭坑町のセレナーデ
《ネタバレ》 この作品の舞台である戦後の昭和の時代より、今の方が全然いい時代だと私は思っています。この作品は過去を美化することなく、あくまでも過去の友人との思い出を描いているところを評価したいです。 [地上波(邦画)] 7点(2016-10-23 00:50:15) |
59. しあわせのパン
《ネタバレ》 原田知世のいつまでも変わらない透明感と月浦の美しい風景がとてもマッチしていて、見ていて心地良さを感じる作品でした。 内容自体は「狙ってます」感がありありではあるのですが、そんなことを超越した原田知世の存在感は「すごい!」の一言です。 食べ物の映し方が上手く、見終わった後にパンが食べたくなる作品でした。 [DVD(邦画)] 7点(2016-02-06 07:48:17) |
60. ジャッジ!
《ネタバレ》 「無茶と書いてチャンスと読む」「逆風は振り返れば追い風になる」 この言葉だけ覚えといて、後は気軽に楽しめばいい作品。 まあ、内容は「正々堂々やりましょう」と言ってる主人公自身が替え玉だったりと、いい奴そうな連中が嘘つきだったりとハチャメチャなのですが、細かいことは気にせずに楽しく見ればいいという感じですね。 「俺達はクリエイティブな仕事をしている。お前らとは違うんだぜ」という「上から」意識を広告代理店の連中は持ってるんだろうな・・・という一般人の持つイメージを逆手にとって、楽しいコメディを作ってやろうという製作者の意図がまた「上から」な感じなのも何だかなあという感じですが・・・・ ただ、面白かったです。 [地上波(邦画)] 7点(2015-03-07 12:06:31) |