61. 忍 SHINOBI
あんなに面白い原作をよくぞここまでつまらなくしたなあ。折角半分に削ったキャラの忍法も(三人を除いて)地味すぎ。これなら甲賀忍法帖原作とうたわないほうが良かったかと。演出もストーリーも忘れてしまいたいレベル(主人公二人の瞳術がぶつかったら?とか、興味のわくポイントを全部削除してるし)だけど、一番許せないのは役者陣のヘッタクソさ。ただでさえ時代劇っぽくない風貌なのに加え、声にも仕草にもまるで力がなく、駄目脚本にやる気が起きなかったのかな~と思わせる。 こんなものしか送り出せないのに、時代物の映画が次々作られる日本はおかしい。 [地上波(邦画)] 2点(2010-09-08 09:51:40) |
62. 呪怨 (2003)
傑作のビデオ版と比べて20分しか違わないんですが、「長い!」が最初に出る感想。同じことが延々続く印象。作り手が調子に乗るとクドくなってしまうようですね。 [DVD(邦画)] 4点(2010-07-07 17:01:53) |
63. 沈まぬ太陽
商売の論理の前には人命さえも・・・。実話に基づくフィクションとはいえ、後味悪いですねえ。 [DVD(邦画)] 8点(2010-06-02 02:32:07) |
64. 地獄の黙示録 特別完全版
途中までは「これから何が起こるんだろう」とワクワクするんです。それが終盤になるとみんなが訳分からんこと言い出して、説明不能になって終わる。どこかで見た感覚だなと思ったら「2001年宇宙の旅」でした・・・。カーツ大佐の王国に米軍の爆撃機軍団が当然乗り込むと思ったら、何もないままってのに大作感があるんでしょうか。 [DVD(吹替)] 5点(2010-03-03 05:47:25) |
65. 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
組織が存在するうちに、当初の立派な理念は忘れられ、リーダーが権力を誇示するための装置に成り下がる。時には理不尽な粛清も…。観ていて思い切り嫌な気分になりましたが、現在でもそういう例は山ほどあるかと。連合赤軍はそれを極端に表したものと言えますね。 [DVD(邦画)] 8点(2009-04-22 14:19:42) |
66. 呪怨<OV>(2000)
作品内での時系列が分からなくて混乱したので、観終わった後も「で、どうなったの?」としか思えなかった。訳の分からなさでは劇場版と同様。夢に出てくるような怖いシーンは噂通りたくさんあるんだけど、物語である以上、話の筋を整理する必要があるのに、全くと言っていいほどそれをせず、作りたいシーンを、とりあえずぶち込んだ印象がある。(追記)しかし、これまでに何度も見返したほど、病み付きになる何かがある。 [DVD(邦画)] 7点(2008-12-22 20:53:23) |
67. シャドー(1982)
人が簡単に殺されすぎ!犯人は特別体力があるわけじゃないのに…とか考えるのは、アルジェント作品では野暮なんでしょうね。犯人は意外だし、大好きなサスペリア2の片鱗が見えたので、そこそこに満足。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-18 12:40:39) |
68. 13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!
《ネタバレ》 あ~子供を出しちゃ駄目ですよ(しかも集団)。ジェイソンが殺さない人間が作中に出てくると分かった時点で、萎えますよ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-04-02 02:21:00) |
69. 処刑教室(1982)
《ネタバレ》 「ノリスは起訴されなかった」という下りをハッキリと憶えています。 クライマックスの不良たちとの対決にゾクゾクしました。 [ビデオ(吹替)] 8点(2006-04-02 02:12:20) |
70. 12人の優しい日本人
前の方の何人かが書かれているように、自分も「十二人の怒れる男」に大変な思い入れがあります。一見動かしようの無い『有罪』が、少しづつ少しづつ逆転していく一分の隙もない構成に堪らない魅力を感じます。それを踏まえてこちらを観ると、簡単に有罪と無罪を行ったり来たりしています。もちろん制作者が意図的にそうしたのですが、『結局はどっちでもいいんだよね』と捉えられ、中盤以降は冷めた目で対しました。「だからパロディなんだ」と言われれば、それまでですが。 4点(2004-07-27 17:37:05) |
71. ジェイソンX 13日の金曜日
何百年も先の未来にしては武器が平凡でしたね。想像力が貧しい。ジェイソンだけでなく、人間側ももっと無茶やっても良かったのでは。アンドロイドとの対決は笑える(というか失笑)。ラストの流れ星には呆れた。続編はまた設定が全然違うものになりそう。ジェイソンはこれからも自由にイジられつづけるのだろう。そのときは話のネタに観るかもしれない。 3点(2004-07-19 23:35:44) |
72. ジョニーは戦場へ行った
《ネタバレ》 「頭だけで語る、手足のない自分を見世物にしろ。さもなくば殺してくれ」やっと通じたモールス信号を医師たちは黙殺した。ジョニーは完璧な医療体制の下、無理やり生かされることとなった。ヒトとしての尊厳を根こそぎ奪われたまま。彼はこの後、発狂しなかっただろうか。戦争を含め、人間のエゴが集まって生んだ悲劇だった。あまりにも切なく、腹立たしいこの映画を2度観ることはできない。でも、制作者が自分たちに送ったと思うメッセージは、この先も心の隅に残しておきたい。 9点(2004-06-24 01:09:55) |
73. 死霊のえじき
ロメロのゾンビも3作目とあって、作りに余裕さえ感じます。今度のテーマは死肉を喰らうゾンビと共存できるか。結果は無理だったようです(博士になついたバブも死体を餌にもらっている)が、しかしゾンビの敬礼シーンは他のゾンビ映画ではあり得んなと感心しました。そして、おなじみのゾンビに襲われるギリギリのラインでの攻防は緊張感が抜群。結局防衛線を破られ、追ってくる死体の集団の隙間を縫って逃げる展開は堪らんです。一度体験してみたい。 8点(2004-05-23 04:37:24) |
74. 地獄の門
ルチオ映画得意の残酷描写だけを編集してみたいんですが、その中でも内臓ゲロゲロ吐き出しと蛆虫の旋風シーンは間違いなくトップクラスですね。ストーリーは破綻しまくり、あの自殺した神父は何だったのかとか考えるだけ時間の無駄。エグいシーンのみ楽しんでネタにするのが良いのだと思います。 4点(2004-05-23 02:31:12) |
75. 地獄の警備員
徹頭徹尾さっぱり意味の分からない映画だった。あの警備員がなぜ人を殺すのか理解できないから当然だけど(終盤理由を話してたのかもしれないが、あまりにもボソボソ喋るので聞き取れなかった。見返すのも苦痛なのでやめた)。黒澤清の映画に筋の通ったストーリーを求めるのが間違いなんだろう。CURE以外は観終わったあと時間の無駄と感じたものばかり。 2点(2004-05-21 22:10:19) |
76. 十二人の怒れる男(1957)
派手な動きは一切無し。それどころか狭い部屋の中で会話ばかりしてる作品だというのに、時間中画面から目が離せませんでした。ひたすらに練りこんだプロットと役者の細かな演技の賜物ですね。最高傑作。 10点(2003-08-24 02:43:41) |
77. 死霊のはらわたII
出だしから、アレ?前作の続きじゃないの?と思ったら、パラレルワールドだったんですね。そして今回もブルースのパントマイムが冴え渡ります。その上、死霊からも人間からもいたぶられまくり。忙しい人だね本当に。特撮の方は、作風の変化に合わせて滑稽さが増した様子。前作のあんまりなグロさが好きだったんですが、これもありか。どこか憎めない作品です。 7点(2003-08-24 02:34:33) |
78. 13日の金曜日/ジェイソンの命日
言っても無駄だけど言わせて欲しい。宇宙生物が取り付いてるから不死身ってなんやねん!これまでの設定を全部チャラにしやがって!ジェイソンⅩが作られちゃった後では、この作品、ますます存在価値がないよ! 4点(2003-07-02 18:19:37) |
79. 6デイズ/7ナイツ
ハリソン・フォード主演作では間違いなく最低の出来だと思った。冒険物としても恋愛物としても明らかに中途半端。脱出用の飛行機が都合良く隠れていたシーンでは思わず失笑しましたよ。 1点(2003-07-02 16:51:05) |