61. シャッター アイランド
《ネタバレ》 こういう最初から観客を騙しにかかってきてる映画ってどうなの?せっかく前半はハードボイルドな感じの潜入捜査ものでワクワクしてたのに、真実がわかってからは一気にトーンダウン。主人公の置かれた状況には同情したが、救いが無さすぎて…。壮大なスケールと舞台設定は良かったんだけどなぁ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-10-15 17:20:02) |
62. 幸福のスイッチ
電器屋の娘が時代遅れで儲け度外視の父親に反発しつつも、店の仕事を手伝うことで段々と父親を理解していくという過程が描かれた作品。この手の映画にしてはストーリーはよくありがちだし、先の展開も読めるし、少々盛り上がりに欠けるし、感動を誘うにはややパンチが弱いなどの欠点があるが、娘の父を思う気持ちや仕事に対する情熱などが非常に丁寧に描かれていて彼女の心情がありありと伝わってきたので、その点は良かった。また、俳優陣の演技も素晴らしく、特に上野樹里の終始不機嫌な演技が良かった。その不機嫌な表情は、見ていて途中でむかっ腹が立ってくるほど(笑)だったが、その不機嫌な顔がふっとスイッチが入ったかのように満面の笑顔に変わった瞬間が何より素敵だったのです。 [映画館(邦画)] 6点(2006-11-30 00:13:06)(良:1票) |
63. 親切なクムジャさん
パク・チャヌク監督による「復讐3部作」の最終章。主演は「チャングムの誓い」で有名なイ・ヨンエ(見たことはありませんが^^;)さらに、前2作の主役であるソン・ガンホやチェ・ミンシクなども登場し、最後を飾るに相応しい豪華キャストとなっています。「オールド・ボーイ」のあの人まで出てます(見てのお楽しみ)。ただ、ストーリーについては、前2作があまりに強烈だったためか、本作はちょっと地味な印象を受けました。展開も実にオーソドックスで先が読めるし、13年越しの計画にしては行き当たりばったりな気もしたのですがどうでしょう?見てる間は終始余裕に満ちたイ・ヨンエのハードボイルドな演技と、スタイリッシュな映像によって強引に進むため、あまり気にならなかったんですがね・・・。あと、あのナレーションはいらないんじゃないでしょうか?「そのときクムジャは~~と思った」というあれですよ。あれのせいで妙に安っぽい火曜サスペンス劇場かなんかみたいになっちゃってる。まあ、ラストは前2作に比べれば救いがあって良かったですけどね。 【追記】>やっぱりペ・ドゥナは出てなかったようですね。 [映画館(字幕)] 6点(2005-11-14 20:26:33) |
64. シン・シティ
原作についてはよく知りませんが、なるほど漫画の構図をそのまま実写にしてるんですね。画面もほとんど白黒だし。また、意味のあるものにだけ色を付けたそうですが、ドワイトの靴に色が付いてるのは何の意味があったのでしょうか?ちょっと気になりました^^; あと、出演者以外はほとんどCGで作ったらしく、俳優も皆一人で撮影し、あとから合成したそうな。なるほど、たしかに対話している人物同士の視点が合っていない・・・。これはもはや実写といえるのでしょうか?そのうち俳優もいらなくなるかもしれないですね。ストーリー自体は期待したほど面白くはなかったのですが・・・漫画を読み進めるようなテンポの速い編集が良かったです。 [映画館(字幕)] 6点(2005-11-02 23:54:53) |
65. 静かな雨
《ネタバレ》 この監督は日常の何気ない風景を情感豊かに描くのが上手い。 縁側に並んで座る男女が美味しそうに焼き芋を食べる光景とか、普段の何気ない会話とか、生活感溢れる描写がとても自然で引き込まれる。 物語的には「50回目のファーストキス」ばりの超展開が巻き起こるが、それもこの監督の手にかかれば極めて自然なまったりとした空気感によって特に大事件が勃発することもなく、ゆったりとした展開が続いて行く。それが心地良いと感じるか退屈と感じるか。 しかし、とてもあっさりと描かれているが、冷静に考えるとこの映画怖い。 主人公は本当に好きなのかどうなのかはっきりしない女性を家に住まわせ、同じ会話、同じ事の繰り返しを永遠にループしているのだ。その関係性はいつまで経っても深まる事はなく、その事は周囲には隠して生活している。一体いつまで続ける気なんだ…。そう考えるとなんだか怖くなってしまった。 しかし、自分からその生活を選んだ癖に急にメソメソしだして彼女に愚痴をこぼすこの主人公は何がしたいのかわからなくて、なんだかなぁという気持ちになった。 [DVD(邦画)] 4点(2020-11-03 14:06:14) |
66. シライサン
乙一が原作のみならず監督・脚本までやっているというのでファンとしては期待したが…。 まあジャパニーズホラーのテンプレというか、都市伝説ものというか、呪いをかけられると髪の長い女がやってきて殺されるといういつものあれですよね。 全く斬新さが見られないのが残念だった。 原作を途中まで読んでから鑑賞したが、主人公の伏し目がちな設定が敵と対峙した時に活かされるものだと思っていたら、そんな設定自体なくなってて謎だった。 ちょっとだけ新しいのは殺され方が眼球破裂によるものだという事ぐらいか? お化けに対する攻略法なんかもあって、その辺りは「イットフォローズ」を彷彿とさせる。 最初は怖かったが、その攻略法が分かった辺りから急にグダグダしだしてイマイチだった。 っていうか「シライサン」って聞いただけで呪いにかかるとかお手軽過ぎて草。 シライサン自体も来るときに鈴の音で知らせてくれたりするので親切だし。 チリーン…チリーン(鈴の音) おっと誰か来たようだ…。 [映画館(邦画)] 4点(2020-01-15 11:58:42) |
67. 十二人の死にたい子どもたち
《ネタバレ》 死にたい子供らが闇サイトの募集で集められて集団自殺するという現実でもたまにニュースになるようなネット社会の闇。 ただし、それだけではつまらないので、すぐに死ぬかそれとも話し合ってから死ぬか、決を取りましょうという、『12人の優しい日本人』的展開を取り入れ、さらにもうひとつ謎の死体というミステリ要素を入れる事で二転三転するサスペンスとなっている。 たぶん役者的に中高生をターゲットにしていると思われるので、これくらいの物語が丁度良いのであろうとは思うが、私的にもう一声驚きや絶望的なショッキングさが欲しかったという単なるホラー脳であるので、やや満足感は少ない。 役者で言うと杉咲花が終始怒ってて良かった。 こういう役も合いますねぇ。 [映画館(邦画)] 4点(2019-01-29 14:42:39) |
68. 処女ゲバゲバ
荒野に目隠しされて置き去りにされた一組のカップル。この二人がゲバゲバな目に遭う壮絶な60分。 とにかくゲバゲバ。 裸にされ、磔にされている女。 スナイパーライフルのスコープを覗けば女性の乳首に照準が合う不思議。 ひたすら暴力とエロとゲバゲバ。 突然カラーになる演出。 当時カラーフィルムは高かったから節約したらしい…。 訳の解らない映画だった。 でも、このシュールな世界観はちょっと中毒性があるかも。 若松監督作品は私にはまだ早かったようだ…。 [DVD(邦画)] 4点(2018-11-05 19:59:00) |
69. ジュラシック・ワールド/炎の王国
《ネタバレ》 まあ、退屈せず楽しめはしたけどさぁ‥‥。 前作がヒットしたから無理矢理作った感が半端なかった。 恐竜を助けようとする良い人達VS恐竜を使って金儲けしようと企む悪い奴ら という、毎度お馴染みの単純明解ストーリー。 あとはひたすら恐竜と追いかけっこ。 今回はラプトルのハイブリッド的な恐竜が登場しますが、如何せんプロトタイプなのでまだ頭脳が間抜けのようだ。これなら前作のインドミナスレックスの方が怖かった。しかも、完成形を見せてくれなくてガッカリ‥‥。 主人公とブルーの信頼関係がテーマなのかと思いきやそれも中途半端だった。もうちょっと互いに心通わすシーンがあっても良かったんじゃない?ただピンチになるとブルーが一方的に助けてくれるだけだし。せっかく過去に調教している映像があるんだから、そこで伏線を絡めないと。 [映画館(吹替)] 4点(2018-07-13 19:14:05) |
70. ジグソウ:ソウ・レガシー
《ネタバレ》 お?ついにジョン復活か?と期待しましたが、あれで生きてたらもう完全にジェイソンだよなぁと思ってたら、やっぱり時限トリックでしたか…既視感ありあり、前もやってましたよね?結局全体的に真新しさはなく、ジョンの人気におんぶにだっこ状態だなと…。それからジョンが捕えたやつの過去の過ちを暴いていきますが、本人しか知り得ない事をなんで知ってるの?探偵なの? [映画館(字幕)] 4点(2017-11-13 18:13:30) |
71. 13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!
タイトルからしてツッコミどころ満載。 「ジェイソンは生きていた」じゃねぇよ! "死んでた"んだよ! トミーの奴が余計な事するから蘇ってんじゃねえか! おまけに不死身化しちゃったよ! あーあーしーらないっと。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-10-13 23:14:58)(良:1票) |
72. ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
ちょうど原作の「4部」(今回映画化された話)の連載が始まった頃に読み始めて、1番思い入れがあって好きな部であり、好きなキャラも仗助という私にとって今回の実写化は、いくら原作の荒木氏が絶賛しようとも期待より不安でしかなかったのだが、やはりその予感が的中したと言わざるを得ない。予告の時点から分かってはいたが、やはり山崎賢人だとちょっと迫力に欠けるし、たっぱも圧倒的に足りないので、どうしても物足りなさが残ってしまった。他のキャラだと神木くんの康一は原作とは全然違うけど結構良かったし、敵キャラの山田孝之、岡田将生は存在感がありグッド!承太郎役の伊勢谷は線が細くなんかコレジャナイ感が凄かった。全体の雰囲気としてはなかなか頑張ってたし、原作の再現という点においても細かく描写されていたのでそこは良かったと思うが、如何せんスタンドでのバトルシーンがテンポ悪いし、やたら登場人物の台詞で説明されるのでなんかダサかった。原作を読まずに観た人はかなり理解に苦しむのではないだろうか。 このペースで行ったら最低3章、いや5章くらいになるんじゃないか?と思ったが、、ラストにまさかのあれで・・・・ ショートカットフラグ立ちまくりじゃん。これは2章で終わらせにきたか!? 原作の4部はシリアスだけじゃあなくてコミカルな笑いのシーンとかも魅力であるので、その辺は次回に期待したい所。 [映画館(邦画)] 4点(2017-08-06 21:03:55) |
73. 疾風ロンド
これだから邦画はダメなんだ……と思わず嘆いてしまった。 いや、エンタメ作品としては退屈しないし暇つぶしにはなるし良いよ? でも、コメディに徹するのか、サスペンスに徹するのか、感動ものなのか、全てを詰め込もうとした結果、邦画にありがちなまとまりのないグダグダした大作がまた誕生してしまった。 [映画館(邦画)] 4点(2016-11-28 21:56:25) |
74. シャニダールの花
よくありそうな内容だし、ひたすら退屈。盛り上がりに欠ける。 役者の演技は良かっただけに惜しいですね。 [DVD(邦画)] 4点(2016-06-03 23:26:06) |
75. ジョン・ウィック
《ネタバレ》 細かい事が気になるたちなので、まずペットを宅配便で送るとかどうなの?って思った。 また、言うほど凄い殺し屋?と疑問に感じる点も多い。 銃の腕はたしかだが肉弾戦に弱いし、不意打ちに弱くあっさり捕まるし。 「イコライザー」という映画を見た後だっただけに、あれと比較するとランクは数段落ちるなと思った。 悪の組織のボスもイマイチ甘っちょろい。捕まえたらすぐに殺せばいいのにね。 とにかく、アクションをただただ楽しみたい向きにはいいかもしれません。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2016-02-24 02:20:06) |
76. ジヌよさらば かむろば村へ
《ネタバレ》 ネタバレですが、↑三谷幸喜特別出演に入れちゃっていいの~?(笑) とにかくなんともはやキャストが豪華すぎる映画でした。それ故に赤字になってないか心配です。だって内容はかなり地味よ?ヒットしたんだろうかこれ・・・。 いがらしみきおの原作は好きだったんだけど、松尾すずきの世界観とうまく合わさって非常に雰囲気は良く出ていたと思います。 ただ後半の選挙のシーンとか蛇足な感じがしてあまり入り込めなかったなぁ。何処に向かおうとしてるのかがわからず、中途半端な印象を拭えなかった。 [DVD(邦画)] 4点(2015-09-29 09:27:07) |
77. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
ネタバレしない範囲内で。 まず、前作で巨人によってもたらされた被害の状況及び避難した普通の人々の現状をしっかりと描写して伝えるべきじゃあないのか? それらを置き去りにして話は進み、壁を壊すだの壊さないだのを語られても全然心に響いてこないんですけど。 登場人物の動きもそれぞれ一貫して信念が無さすぎる。お前ら行き当たりばったりかと。 もう少し上記に挙げた部分をしっかり描いて欲しかったところ。 [映画館(邦画)] 4点(2015-09-22 14:05:27)(良:1票) |
78. ジュラシック・パークIII
《ネタバレ》 なんか見たことある展開だなと思ったら「エイリアン2」だった。 【以下、ネタバレを含みます】 まず、1作目でジュラシックパークへ行って死にかけた主人公が、また恐竜の居る島へと行くはめになる。 そこでは野生化した恐竜がエイリアン並に増殖していた。 また、途中で目的が行方不明になった子供を探す展開へとすり替わる。 主人公が恐竜に囲まれピンチになっても無傷(リプリー化) 金目的でサンプル(恐竜の卵)を持ち帰ろうとする人間が居る。 研究施設で何やら恐竜を実験した形跡がある(ホルマリン漬けにされた恐竜に近づくと!) Tレックスよりもでかいボスキャラ(クイーン?)が登場。 子供はサバイバルを生き延びて恐竜への対処法もばっちり。 やっとの思いで子供を保護し、感動の再開を果たすもまたもや恐竜に捉えられてしまう(しかも恐竜の子供の餌) 最後はリプリー化した主人公がラプトルでさえも手なずけて事なきを得る。 これは完全にパクりとしか・・・ゲフンゲフン [DVD(字幕)] 4点(2015-06-18 19:34:03) |
79. 少女 an adolescent
登場人物誰一人として共感できない。何故なら狂っているから! 映画はひたすら狂人達の宴に付き合わされる事となる。 奥田英二を好きになれるかどうかが最大の鍵。自分の企画による監督作品で複数の女との絡みあり、自身も裸体を晒しまくりと、男ならちょっと羨ましく思うだろう。さらに、ヒロインの小沢まゆも見出だし、初主演作で脱がしまくり、自分との濡れ場もたっぷりというやりたい放題さ。これが映画監督というものの特権か…。 公開当時は小沢まゆの年齢やプロフィールは一切謎に包まれていたそうだが、調べると1980年生まれ?って事はこの映画出演時は20歳…。見ようによっては中学生に見えなくもない。よく見つけて来たもんだ。 [DVD(邦画)] 4点(2014-12-13 22:19:56) |
80. ションヤンの酒家(みせ)
《ネタバレ》 中国では愛人を沢山囲っていることが金持ちのステータスらしい。実際官僚などは皆愛人が居るらしいですからね。この映画に登場する男もまさにそれ。ションヤンは何故あんなハゲ男に惹かれたのか?見る目が無かったという事ですね。最後に登場する絵かきの青年はいい人そうだから今度こそ幸せになって欲しいと思った。 [DVD(字幕)] 4点(2014-11-05 09:06:41) |