101. JFK
「正義とは何か?真実とは何か?」を問いかけてくる作品でした。もし、一人の検事が生命を賭けて「権力によって作られた真実」の欺瞞を突き詰め、暴いていくことがなければ、ケネディ暗殺事件の真相が闇に葬り去られていたかと思うととても恐ろしさを感じました。(まあ、この作品で語られている事が真実であるかはまだ判りませんが。) 利権のために戦争が行われ、一般市民が戦地に送られていく現実は本当に何とかならないものかと思ってしまいますね。国を守る為に戦うのではなく、軍需産業とその利権に群がる人たちのために なぜ戦わなければならないのかも判らぬまま、敵と呼ばれる人間に銃を向けなくてはならないなんて 非常にやるせないですね。(ただ軍需産業に従事して生活している人も多くいるわけですから全てを否定はできませんが。) しかし、3時間半近くの間ずっとドキュメンタリータッチでシリアスな場面が続くのでちょっと疲れました・・・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-29 16:05:51) |
102. 下妻物語
《ネタバレ》 本当に面白かった!ロリータファッションとかヤンキーとかあまり興味が無いのですが、全く問題無くこの映画の世界に入っていきました。(「ユニ○ーサルスタジオジャパン」と「ベル○ーチ」のWネームには大爆笑させていただきました。) こういう、笑えて泣けて見終わった後スッキリ爽やかな気分になれる作品は良いですね。妙に醒めた深田恭子と元いじめられっ子のヤンキーを演じた土屋アンナのコンビが絶妙です。 深田恭子の関西弁の啖呵には、本当にしびれました。また何回でも見たくなる作品でした。 [DVD(邦画)] 9点(2006-04-29 20:47:10) |
103. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 「希望は永遠の命だ」 この言葉が胸につきささる、本当にすばらしい作品です。まさに現代の「モンテクリスト伯」という感じですね。(そういえば、図書室のシーンでこの本の話題がちらっと出てましたね。)しかし、モーガン・フリーマンのあの存在感は本当に凄いですね [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-16 22:25:00)(良:2票) |
104. ジンジャーとフレッド
《ネタバレ》 非常に心温まる映画でした。 しかし、ジュリエッタ・マシーナは年取っても雰囲気や存在感が全然変わらないですね。本当に素敵な女優さんだと思いました。そして、マルチェロ・マストロヤンニがこれまた哀愁漂う初老の男を見事に演じています。 しかし、テレビの世界が本当に意地が悪いくらい薄っぺらでいい加減な世界として描かれています。そして、いろんなそっくりさんや奇人変人がたくさん出てきますのでその人たちを見てるだけで飽きませんでした。やはりあの80年代の軽薄さっていうのは半端ないですね [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 21:47:54) |
105. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 とにかく、ジョゼ役の池脇千鶴が良かった。この作品の感想はこれに尽きます!なんというか、凄く強さを感じました。 まあ、主人公の男はしょうもない奴ですけど、実際ああいう状況になったら逃げてしまう気持ちもわからんでもないですね。 [DVD(邦画)] 8点(2006-04-16 21:35:20) |
106. ジョニーは戦場へ行った
《ネタバレ》 非常に衝撃を受けた作品です。 すべての感覚を失い、死ぬことも許されず、人間として生きることも許されず、医者の研究材料のために、生命を持った肉の塊として放置される主人公の姿はあまりにも痛々しいです。 最後に画面に出てくる言葉が非常に寒々しく感じました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 21:31:21) |