1. 死霊のえじき
ロメロ三部作を締めくくるに相応しい大傑作。ローズ大尉率いる軍人グループは見事に大馬鹿揃いだし、科学者グループの研究も全く持って無意味。ヘリパイロットと無線士はどちらにも協力しようとはしない。そこでは前作「ゾンビ」でモールを占拠した4人の様なチームワークは微塵も感じられず。まさに絶望のみが支配する終末世界。もっとも人間らしいのがゾンビのバブ、というのが何とも皮肉である。 [DVD(字幕)] 10点(2001-08-21 15:23:21) |
2. ショーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビを題材にしただけのコメディ映画だと思って見てたら、意外にもシリアスな展開が多くて驚かされた。リメイク版「ドーン・オブ・ザ・デッド」以上のゴアシーンもあり、ゾンビ映画の醍醐味でもある押しつぶされそうな圧迫感も終盤で存分に味わえる。取って付けた様なハッピーエンドが鼻に付くが、少なくとも数あるゾンビ映画の中では水準以上の出来なのは間違い無い。ロメロが絶賛するのも頷ける快作。 9点(2004-12-21 23:21:22) |
3. ジュラシック・パーク
原作には無い子供嫌いな主人公像がいかにもスピルバーグ的。ラストのヘリで眠る子供たちを見て、笑みを浮かべるサム・ニールが印象深い。 9点(2001-02-02 21:26:37) |
4. 呪怨 (2003)
やってることは洋画のスプラッターに近いと思います。あの家をクリスタル湖にして、伽椰子がジェイソンになればモロ「13日の金曜日」だし。サムライミは多分こういう所が気に入ったんでしょ。しかしこの映画、スプラッター映画なんかより比べ物にならないくらい怖いです。顔面白塗りで半裸の幽霊なんて、一歩間違えばギャグになりかねないキャラなのに、ここまで恐怖を引き出せるのはお見事としか言い様がない。変な格好して這って来る伽椰子も、「リング」の貞子という先例があるものの、あのまま階段を下りてくるという荒技を披露してくれてかなりコワ面白いです。近年のホラー映画の中では間違いなく傑作と言えるでしょう! 8点(2003-08-11 18:35:30) |
5. ジェイソンX 13日の金曜日
いやこれは凄い。13金シリーズ最高傑作と言い切れる出来です。「命日」を見て続編無理かな?と思ってたら何だかとんでもないストーリーになっちゃってるし。中でも「part7」以上にジェイソンがボッコボコにされるシーンは必見!13金ファンは見て損は無い筈。 8点(2003-04-28 18:44:34) |
6. 死霊のはらわた(1981)
白目剥いてケタケタ笑うアッシュの彼女がヤバイ。最初見たときは本気でトラウマになりました。映画全体に漂う不気味な雰囲気が素晴らしいです。 8点(2001-12-04 21:25:03) |
7. シャイニング(1980)
キューブリックの完璧なまでの映像美が、無償に不安感を掻き立てている。はっきり言ってこの映画のニコルソンは、レザーフェイスやジェイソンよりも数段怖い。 8点(2001-04-30 20:07:09) |
8. 処刑軍団ザップ
とりあえず邦題は何だ。「処刑軍団」は内容に沿っているのでまだ許せるが「ザップ」は本当に意味不明。zapという単語があるがそれを指しているのか?それとも劇中で、感染者が水飛沫でザップーンと攻撃されるシーンがあったが、処刑軍団がザップーンされて「処刑軍団ザップ」なのか?いずれにせよ味わい深い邦題だが、気になって夜も眠れない。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-16 17:53:10) |
9. 死霊のはらわたII
一応前作からの繋がりはあるが内容は完璧リメイク。1作目の異様に不気味だったオーラは影を潜め、コメディタッチな演出が大半を占めている。これには相当ガッカリしたが、代わりに前作ではただのへタレだったアッシュの成長した姿が見られたのには大満足。右手にチェーンソー、左手にショットガンを装備したその姿はまさしくヒーロー(まぁ続編で本当に英雄になっちゃうんだけど)そのもの。更に凄いのが、物語の半分以上がアッシュの一人芝居で進行していること。自分の右手にボコられるキャンベルの体当たり演技は下手なコメディ映画よりも笑わせてもらった。まさにアッシュを見る為だけに作られたような映画である。 7点(2005-02-23 02:31:07) |
10. 死霊伝説
前半は住民の日常をダラダラと写し、後半はその日常が静かに崩壊していく様を淡々と描く。原作は未読だが、ある意味キングの王道的な展開とも言えるのでは。TVムービーなので直接的な残酷描写は皆無だが、随所で見られるフーパーらしいビックリ演出により、それなりに緊迫感を持って見られる。ちょっと長いけど見るなら是非「完全版」で。 7点(2004-06-03 01:06:55) |
11. ジュラシック・パークIII
さすがに3作目なのでマンネリ気味か?とも思ったけど意外や意外、前振り無しのテンポの良さに思わず引き込まれました。登場人物の具体的な紹介も無く、恐竜達にパクパク食われていくのは清々しいものがあります。 7点(2004-05-11 21:30:27) |
12. 死びとの恋わずらい
映像化された伊藤潤二作品の中ではトップクラスの出来。主人公二人の演技が学芸会レベルだけど「うずまき」に比べれば全く無問題。完全に主人公を食ってしまっている三輪姉妹の怪演も必見。 7点(2004-03-08 21:23:02) |
13. 地獄の黙示録 特別完全版
やっぱ何と言っても印象に残るのはワルキューレのシーン。ここまでヘリが格好良く見える映画を私は知りません。それと「フルメタルジャケット」のハートマン“冷凍マン庫”軍曹に次ぐ名(迷?)キャラ、ギルゴア“サーフィン狂”大佐の存在も良かったです。サーフボードを盗まれたことを根に持って、ヘリで追いかけてきたシーンには大いに笑わせてもらいました。王国に入ってからの展開は人それぞれって感じでですね。私は前半の方が好きですけど。 7点(2004-01-29 19:44:24) |
14. シャイニング(1997)〈TVM〉
良くも悪くも原作通り。ストレートな怖さはキューブリック版の方が上だけど、こっちは父親の心情が上手く描かれてて良かった。 7点(2003-03-24 20:44:02) |
15. 自殺サークル
《ネタバレ》 絶望的に暗いテーマ曲から始まって、阿鼻叫喚の女子高生50人集団自殺への流れが素晴らしい。最も印象に残ったのは、愉快な歌をBGMに色んな人が次々と自殺するシーン。かなり強烈なインパクトです。結局何だったの?という感じの終わり方は評価が分かれそう。 7点(2003-01-26 19:26:01) |
16. 13日の金曜日(1980)
内容は本当にしょーもない。以後シリーズの顔となるジェイソンも不在だし、トム・サビーニの特殊メイクも実際は数秒しか写らない。何よりもボーヒーズ夫人の殺人の動機が無理矢理すぎ。しかし何故か真夏になるとこの映画が無償に見たくなるのは俺だけか? 7点(2002-12-14 17:50:07) |
17. JAWS/ジョーズ
何度見てもおもしろい。ホラーのはずなのに、後半が冒険活劇っぽくなってるのも見事! 7点(2001-12-04 21:31:00) |
18. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
なんつーか、「Air」で高まったテンションが「まごころを、君に」を見て一気に奈落の底に落ちた。でもこの作品の持つ独特の終末感は好きかも。 7点(2001-10-23 19:05:42) |
19. 新生 トイレの花子さん
前田愛の姉が失踪したのも人形が原因?コックリさんをしたら人形が箱から消えたのは何で?ってか高島礼子は自分の中に悪霊入れちゃって大丈夫なのかい?多くを語らないストーリーはホラー映画にありがちだが、これはあまりに説明不足すぎ。しかし「学校の怪談」シリーズのような子供騙しのファンタジー映画に比べれば恐怖演出は若干高めなので「リング」「呪怨」といったJホラーの入門編として観ると良いかもしれない。ちなみに「発狂する唇」は本作を観てから観賞すると意外な繋がりが発見できてより一層楽しめる仕様になっている。これには正直驚いた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-04 00:16:52) |
20. 地獄の門
内臓吐き出しに脳天ドリルといった阿鼻叫喚シーンの連続。後頭部ごと脳味噌を引きちぎるゾンビの馬鹿力っぷりも必見。いやはや凄い。でも個人的に一番キタのは蛆虫タイフーンの場面。俳優達が顔面や髪の毛を蛆虫だらけにして、泣きそうな顔で必死に演技しているのを見ていると本気で同情したくなります。役者って大変ですね。 6点(2004-01-28 23:48:03) |