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プロフィール
コメント数 1988
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  シベリアの理髪師 《ネタバレ》 
素晴らしい作品!  ロシアの粗野な熊のような連中の国からチェーホフが生まれたのも 納得できる、そんなロシアの巨匠ミハルコフの作品。  話は、タイトルのシベリアの理髪師といわれるような、あの地の木々をどんどん 伐採していく機械の開発資金を調達すべく、アメリカの女性がロシアの将軍に近づこうと したことが発端である。 その列車の中、ロシアの士官と音楽を通じた交流をしてしまう、その女性。 そこで、青年士官は、すっかり恋の虜になる。 しかし将軍との三角関係で、嫉妬のあまり、青年は皇帝の列席する芝居で 大失態をしてしまい、シベリア極寒の地に送られてしまう。 その女性は、罪の意識と、純粋な青年に愛を感じ、その青年を追いかける。 しかし、もう青年は結婚しており、愛にやぶれる、その女性は、ある秘密を胸に生きる、という話である。  その秘密とは、 音楽(芸術)は、国境を超えるということである。 あの列車での思い出を胸に彼女は生きるのである。 政治姿勢の厳しいロシアの国で、ミハルコフのギリギリの発言だろう。 (あのマスクの兵士が彼との息子であったという考えもできる)  映画の演出モンタージュの生まれた国らしく、 核心のラストの部分は、この演出がすさまじくキレル。  文句なく10点!
[ビデオ(字幕)] 10点(2021-01-11 20:43:44)
2.  シャンドライの恋 《ネタバレ》 
ベルトリッチの粋な小品。イタリアの密集した住居の中の官能の愛、といえば「ラストタンゴ・イン・パリ」を思い出すが、私はあの作品はあまり好きではなかったが、こんなに楽しい愛と官能の閉鎖した空間を描く監督の作品ならば、もう一回観直さねば・・と思う。二人の目とピアノのテンポと悩ましいカメラの動きで、二人の愛の高まりを描く。官能とは裸で表現するだけではないんですね。
[DVD(字幕)] 9点(2013-12-15 08:34:49)
3.  シンプルメン 《ネタバレ》 
待ちに待ったハルハートリー作品のDVD化である。その映画センスは、ただ事じゃないと思うのだけど、どうしてこんなに寡作なのだろうか?この映画ではエリナ・レーヴェンソン(彼の映画になくてはならぬ女優)が"KOOL THING"に合わせて踊るシーンは、もう脳裏に焼き付いて離れない。このシーン観たさに、何度も借りるほどである。今回のDVD化されたのは全部、観たが、まだまだ観てない作品がある。早くDVD化されるよう願って止まない。 
[DVD(字幕)] 8点(2014-07-05 19:38:26)
4.  13F 《ネタバレ》 
面白い!1800年代と近未来を舞台にしているため、観終わっても面白いドンデン返しだったという感想がもてて、スッキリした感じになって良い。これがもしきわめてリアルな現代が二重構造の舞台だったら、鑑賞後、どういう感じになっただろうか?哲学的な映画になったろうと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-03 16:57:17)
5.  ジェロニモ(1993) 《ネタバレ》 
これは一風変わったウォルターヒル映画。 いつもの喧嘩っ節の強いのが、悪党に勝つという筋立てではない。  信念のある漢気のある男たちも国家のコマにすぎないのが、戦争である。 漢気のあるジェロニモも、結局、合衆国に騙され、降伏されたという、 ウォルターヒルには面白くない話である。 だが、彼はアメリカ人なので、劇中の合衆国側のロバードデュバルが彼らしいキャラとして 登場する。  そもそもが伝記映画なので、ストーリーをいじれないフラストレーションから来る憎まれ口が 「この国のやり方、汚ねぇ!ペッ!」と言わせて、なんとか溜飲を下げてる。 男くさい、この監督が地味に時代考証を真面目にやっているのを想像すると、なんとも可笑しい。
[DVD(字幕)] 7点(2022-11-19 23:07:44)
6.  四万十川 《ネタバレ》 
丁寧な作品で、心情の動きが細かく描かれている。  NHKでタモリが四万十川を歩いている番組があったので、 映画の背景がつかみやすい内に鑑賞した。 沈下橋や台風で氾濫する四万十川など、うまく話しに取り込まれている。  川と共に住む人々なので、稲作などの農業はそう盛んではない。 だから、そこに住む人の家族と工事現場作業員などの一時的に住んでいる人の家族との別れがある。 この話では、父親の事故により、しっかりものの長女が隣の県まで出稼ぎに行く別れもある。 思春期の別れは強烈なインパクトがある。 そこを静かに丁寧に、アツくんの成長を通して描かれている。  まだ列島に経済成長の勢いがあった頃で、 四万十川流域の学校にもたくさんの生徒がいた頃の話だ。 令和の今となっては、隔世の感がある。
[ビデオ(邦画)] 7点(2020-02-09 00:28:20)
7.  時雨の記 《ネタバレ》 
なんだ、この無礼な男は、と思っていた。 吉永小百合に無礼なふるまいを、けしからん、と・・ きっと建設業で伝統的な建物を壊して、新しい建物を造ってる輩なんだろうな、と。  でも最後、渡哲也演じる男が死に、改めて吉永小百合が彼の書いた和歌を読むと・・ 「吉野山 こぞのしをりの 道かへて まだ見ぬ方の 花をたづねん」 妻以外のきれいな女性にちょっと「たづねて」みたかったんだね・・
[DVD(邦画)] 7点(2019-07-27 19:27:46)
8.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
人を傷つけやすいがために一人で暮らすエドワード。そんな設定のようにも見えるファンタジックな映像。 そういう彼を温かく迎える、とある家族。果たして・・ これはよくできたおとぎ話ですね。 思春期の男の子を表したかのような設定。そんな彼を愛する女性。もう究極のラブストーリー。 どこの国も多感な年頃の子がいるんだなぁとしみじみ。 クリスマスに観るには、最良の一本。
[ビデオ(字幕)] 7点(2017-12-25 10:29:46)
9.  写楽 《ネタバレ》 
錚々たる顔ぶれの伝説の絵師たち。歌麿、滝沢馬琴、鶴屋南北、北斎そして写楽。でも歌麿はあんなに女郎通いでは絵が破たんしてしまうんじゃないか?と素朴な疑問。蔦屋重三郎の神視線の商売にも疑問。観ていて絵描きのシビアさが描かれることもなく、ただ彼らの群像劇に終わったのが残念。絵師たちのお互いの切磋琢磨ぶりを映画にしてもらいたかった。残念。でも映画そのものは映画職人の手による丁寧な創り。自分らの職人魂から浮世絵師たちの創造の源を想像して、丹念に映画創りをして欲しかった。こんなだらしない人たちにあれほどの絵のきれいな線は描けないでしょう。絵描きって放蕩のイメージがあるのかな?でもそれは置いとくと映画としては見所が多く、特に旅芸者たちの踊りのカッコよさにしびれた。通りで見せるパフォーマンスはカッコいい、むしろ自分だったらそういうのを絵にした浮世絵が欲しいなぁ。
[ビデオ(邦画)] 7点(2017-06-04 12:29:56)
10.  ショート・カッツ 《ネタバレ》 
アルトマン節、絶好調!浮気をごまかす嘘に爆笑する妻、下半身露出して痴話げんかする女性、等々もうこれでもかって感じで、群像劇中の女性のB面を描く。これは結婚してる男性にはうなづけるとこがあるのだろうか?それともアメリカという国がやり過ぎなのだろうか?それか嫌われ者のアルトマンの人生観なのだろうか?しかしよくまぁこんなに淡々と生活を描くだけで3時間ももたせるよ。BGMもほとんどなくて、それどもついつい見入っちゃうのは、他人の家の裏事情に好奇心が行くからかな?いやアルトマンが上手いんだろうな。群像劇を見せる演出が只者じゃない。・・で最後まで観て、地震しか起きない、って変な映画(笑)。これで終わり?って皆思うよね。それかやっと終わったと思うか?アルトマン群像劇は自分は「ナッシュビル」が断然好きだなぁ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2016-08-21 22:41:11)
11.  17歳のカルテ 《ネタバレ》 
女性映画の秀作。映画の終わりのほうで気がついた。あぁ、これは「草原の輝き」なんだ、と。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-09-30 04:22:03)
12.  シェルタリング・スカイ 《ネタバレ》 
「自分」のない人間を扱うのが好きなベルトリッチらしい作品。風土があって、文化があって、人間は品位を保つ。文化的に成功を収めた二人の夫婦が「文化」のない砂漠に来たら、どうなるか?ベルトリッチはそこで夫と死別した女性の転落をきれいな音楽の中で描く。この女性に体当たりの演技をしたのは、アカデミー(ノミネート)女優のデブラウィンガー。アクの強い旦那の強い理由は、妻への強い愛だった。それが死別のときに分かってても、妻であった彼女は糸の切れた凧のように、砂漠の放浪の民の男性に弄ばれてしまう。当然、放浪の民にも女性たちはいる。そこの女性たちの軽蔑のまなざしの中、彼女は追いだされる。そしてボロボロになって、話を聞きつけた現地の同国人が助けに現れる。最後、無口な老人の表情が、人生は無限ではない、その時々を一生懸命生きればよい、いたずらに自分を貶める必要はない、と語るのだった。自分はそう解釈しました。自分もできれば、生まれ育った国や土地を離れたくない。しかしそれがままならない時は、もみくちゃになってでも生きねば、と思う。ベルトリッチが空っぽ人間を責めるのを止めだした頃の作品です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-01-21 05:12:23)
13.  少年時代(1990) 《ネタバレ》 
冬の夜、何となく井上陽水の曲を聞きたいと思い、観た一本。良いよねぇ。ラストは本当、ジ~ンとくる。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-02-12 02:48:05)
14.  知らなすぎた男 《ネタバレ》 
どこまでも人を小馬鹿にしたような内容で、自分的には日本の三谷幸喜に近いテイストを感じました。最後は本物のエージェントに犬や猫役をやらせて、結局、ちゃんとした奴はいないのか!?って怒りたくなる、でもそこが心地良いのです。ビルマーレイ自身がこういう人なんでしょうか?どこまで地で、どこまで演技か、まるで分からない。映画を観ている我々は、微妙な距離で主役の彼に感情移入できず、ただ失笑するしかないのです。なんでしょうね?この感じ。彼が真面目にコメディアンに徹しているか、精神的に病んでいるのか?多分、自分は前者って気がします。彼はきっと、我々が思うよりずっとすごい人なのかもしれません。でもそんなのどうでもいいのです。そう思う方が彼も嬉しいんじゃないでしょうか?あ~面白かった。
[DVD(字幕)] 7点(2011-03-03 04:24:28)
15.  真実の行方 《ネタバレ》 
え~!!この犯人、正常なワルやったわけ?これからこの犯人はのうのうと社会で暮らせるの?こんな奴を野放しにしていいのか?病院で異常がないのが分かったら、もう一回、裁判やり直しで、今度は重い刑罰を与えるべきだよ、絶対!と、まぁノートンの演技が巧くて、つい感情的になってしまう。なんとも気持ちの悪い奴を演じてたなあ。話のほうは日本の森田監督の「刑法39条」と近いよね。ある程度、ラストは読める。ノートンのボーっとした顔が過剰演技だったから、きっとこれは演出の上で計算してるんだなと思えた。でも話が二転三転するところは面白い。リチャードギア演じる弁護士が敏腕すぎて、土地問題に目をつけ、これは街の実力者が背後にいる、と思わせ、そしてこのラスト。お腹いっぱいのサスペンスでした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-01-06 17:12:49)
16.  集団左遷
柴田恭平の行動はスカッとする。辛い現実をバッサリと斬ってくれるような映画は大歓迎。左遷組の行動はドタバタタッチで描かれてましたが、平成版赤穂浪士と思えるような一本筋の入った作品でした。この映画から15年くらい。今や当たり前のようにリストラの行われる日々。他人事と思って観ていた人も色んな人生をたどっているでしょう。(自分もですが・・)それなのに、この映画は今でも充分面白い。でもリストラされる方も年収1千万とか退職金3千万とか、今では想像できないくらい破格の金額。これでは企業はもたないはずだ。今だったら、正社員から派遣社員にさせられて、低賃金で同じような仕事をやらされるんだろう。そして派遣切り。映画の素材になるようなネタは転がっているのに、こんな起死回生な痛快映画は見受けられませんね。是非、今でこそ、このような映画を観てみたい。
[ビデオ(邦画)] 7点(2010-11-15 14:54:16)
17.  死んでもいい(1992) 《ネタバレ》 
和製「郵便配達は二度ベルをならさない」といったとこでしょうか。高校球児のような永瀬くんがこんな過激な役を演じているとは驚きです。大竹しのぶの落ち着きのない目も、二人の男が争う時、どうしていいか分からなくなってしまうのに、大いに役立っています。劇中では32歳ってことになっていましたが、私生活ではこの頃、いろんな男性と付き合っていたようで、今はようやく落ち着いた役も演じられるようになりました。良かったですねぇ。しかし、永瀬くん、あの前半のシーンでのアレは大竹しのぶが体を開いてくれたから良かったけど、完全に犯罪ですよ。まぁ何にせよ、ラブシーンは良かったです。この映画、それがなかったら、心の荒む映画になったと思います。キネ旬でも好評価の作品ですが、自分にはこの点数が精一杯です。
[ビデオ(邦画)] 6点(2010-12-06 07:56:24)
18.  死と処女(おとめ)
政治運動している女性って相当、危険なんだと思いました。学生時代にそういう女性がいましたが、ここは日本。良かったですよ。この男(キングスレー)は、拷問の時、もっと非道いことをした男性がいるので、自分の罪は軽いと思い、時代が変わると、平気で紳士面したのでしょう。それがますますシガニー演じる女性が気に食わなくなり、生理的に許せない!と思ったんだと思います。最後の男の自白で、もうこのおっさんは紳士面できないでしょう。もう変態道をつきすすむしかないのでは?それが最後のキングスレーのシガニーへのアツイ視線だったのかな?正直、よく分からなかった。ここらへんが皆さん、言うところのポランスキーらしさかもしれません。ポランスキーって「戦場のピアニスト」「フランティック」しか観てないですが、自分はポランスキーをまだまだ知らないのだと思いました。それにしても彼の人生、かなり痛いです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-20 03:44:11)
19.  シリアル・ママ 《ネタバレ》 
こういう映画は、どうもなぁ・・。悪趣味な映画なんだけど、ある層には人気なのかな?俺には分かんない(笑)
[DVD(字幕)] 5点(2014-10-04 12:47:24)
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