Menu
 > レビュワー
 > しったか偽善者 さんの口コミ一覧
しったか偽善者さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 75
性別 男性
自己紹介 かなりゆっくりですが、気まぐれにぼちぼちレビューしていきます。文章がヘタクソで背伸びして書いてますが大目に見てください。ストレス発散のため感情の捌け口として、ささやかな自己満足でレビューしておりますが、結果的に皆様を楽しませ、映画鑑賞のお役に立てれば幸いです。安っぽい正義感をふりかざしたような偽善的自己陶酔レビューが多いです。
「すべての作品を尊敬する謙虚な姿勢を失うことなく」、楽しみながら、かなり感情的なレビューをしております。クソ映画の弾劾は覚悟と労力を要し、めんどくさいので、あまりする気がありません(すべきなんでしょうけど)。基本的にお薦め作品の賞賛です。

大島渚「悦楽」、オリヴェイラ「神曲」、若松孝二「処女ゲバゲバ」など自分が新規登録要望した作品をレビューしてません。申し訳ありません。内容あるレビューをしたいと思ってたら腰が引けて時間がたってしまいました。とりあえず形だけでもこれからレビューしていきます。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  そして船は行く
サリーちゃんのパパとかパタリロみたいな人が出てきますよね、これ・・。これは凝った映画です。冒頭、サイレント映画のように始まり、全体としてはいわゆるグランド・ホテル形式。船上を照らす幻想的な青白い月の光、優雅で贅沢な船室、ボイラー室での見栄をはりあう一流オペラ歌手の歌合戦・・などなど、雑多で魅力的なイメージに溢れ、特にストーリーがない進行にも退屈しません。満月を背にした美少女のショットには見とれてしまいます。ややギャグっぽいけどヴェルディ「ナブッコ」のあの準イタリア国歌的合唱が響いたときは、そのハマリ具合にドキッとして、やられた~って感じでした。その後のなだれこむような収束もメリハリ利いてていい感じ。「運命の力」「アイーダ」「椿姫」とヴェルディのメドレーみたいな音楽に満足。オペラやオペラファンの権威的で貴族趣味的な醜さや陳腐さを皮肉りまくっても、やっぱり監督はヴェルディそしてオペラを愛してますね。ドビュッシーとかシューベルトとか「皇帝円舞曲」だとかも使われてて、傍からみれば鼻につくオペラファン、クラシックファンの自己満足も満たしてくれます。しかし、オペラが嫌いで、この映画を観ないのはもったいないと思います(私のいや~なレビューでこの作品を嫌わないでください)。たいしてマニアってわけじゃないけどオペラ好きな私なんかは冷静な目で見れないから、10点しかつけられないんですけど、本作にはフェリーニの厳しくも温かい人間観察の視線が感じられると思うんですが・・・。監督は、自分を権威に祭り上げる世の中を、そして権威となった自分自身を笑い、哀しく見つめているような気がします。
10点(2004-02-11 19:29:55)(良:1票)
2.  それでもボクはやってない
日本の刑事司法制度には代用監獄(最近では代用刑事施設って言うそうですが)というのがあり、自白の強要などが行われ易く、取調べの可視化が必要だと外国からも注文つけられています。それから判検交流といって、裁判所と検察には人事交流があり、そのことに多くの批判があります。また、裁判官の数が少なすぎて裁判官一人が抱える負担が大きすぎるということが問題とされています(映画の中で判事が居眠りしてましたが、私も実際に傍聴で何度もあんな光景見たことあります。)。そして、起訴された場合無罪になるのは奇跡的であり、ほとんど検察が被疑者を裁いているに等しいという現状があります。かように日本は司法制度全般に他の先進国と比べ特異な歪みがあります。そうした状況が何十年も変わらず続いているわけです。・・・・以上のようなことを大学で法学を勉強すると教わります。たぶん世の中の学生は皆こうしたことを知り、腹を立てると思うのです。しかし、俺がこんなことに腹立てても仕方ないし、俺なんかには何もできるわけないし・・・と思ってそこで終わりです。みんなおかしいと思ってるのになぜか何も変わりません。本作はその挫折して行き場のない青臭い憤りをそのまま映画にしたような作品です。その憤りをみんなに共有してもらおうとした作品です。そうすることにより本気でクソ真面目に諦めの先に突き抜けようとした努力と熱意の表れです。昔のサヨの学生運動の気取った勘違いの「正義」ではなく、漱石の唱える素朴な「道理」の実現を目指しているような愚直な映画です。映像や技術にいちゃもんつけるのは野暮に思えるような真っ直ぐな映画です(それがイヤな人も多いんでしょうけど・・・)。これには偽善者の私は心から拍手とエールを送らざるを得ません。この直球はど真ん中ストライクです。まあ、私の場合は自己満足の正義感に酔っているのかもしれませんけど・・・・。
[映画館(邦画)] 9点(2009-04-07 00:45:08)(良:1票)
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
522.67%
645.33%
768.00%
81216.00%
92634.67%
102533.33%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS