1. ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
《ネタバレ》 どこまで史実なのかはわからないが、和平に傾いたチャーチルが国王の助言により街の声を聴いて徹底抗戦を決心したというのは本当なんだろうか。ならポピュリズム的でもあり、政治家として疑問符もつくところではあるが。本作で一番肝心な部分なので、そこがフィクションだとすると、ちょっとどうなんだろうとは思う。結果的にイギリスが勝てたのはアメリカが参戦したお陰だし、チャーチルは過大評価されてるような気にもさせる作品ではある。よって、「ヒトラーから世界を救った男」ってのはちょっとオーバーなんじゃないのかと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-28 14:32:52) |
2. 運命の女(2002)
まさに80年代テイストな21世紀の作品とは思えない古臭さで、懐かしさすら漂う作品。主演2人はバカ妻とヘナチョコ夫を中々上手く演じていたとは思うが(この辺を楽しむには吹替の方がいいのかも)、もっと2人が追い込まれた方が面白かったし、オチもシラケタな。邦題もダメダメなのでどうにかして欲しかった。 [地上波(吹替)] 4点(2023-06-21 11:49:35) |
3. ウソツキは結婚のはじまり
中年恋愛コメディとしてキレイにまとまっているし、吹き替えが上手なこともあって思った以上に楽しめた。出演者各々にしっかり存在感があって、子役もいい演技をしている。特にゴルフ場の写真撮影シーンは笑えた。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-10-08 10:14:40) |
4. 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
現代版にしすぎたせいか?ちょっと変な方向に行ってしまった印象。ヤマトに説教クサイ難しい話は不要。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2022-08-28 23:08:31) |
5. 宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海
リメイクされているのはなんとなく知ってはいたが、旧作のイメージを壊されたくないという思いからなのか、特に興味も湧かず敬遠していた。よってどうせたいしたことはないだろうと期待もせず鑑賞。よく悪くも昨今の事情を反映してか所々設定が異なっていたり、現台風なキャラに少々違和感もあったが、思ってたよりそんなにヒドクはなかった。なんと言っても音楽が同じなのでその力が大きく、懐かしさが込み上げてくる。旧作ファンもギリギリ許容範囲ではないのかと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-08-22 02:35:10) |
6. ウォーターワールド
俺はまあまあだったけど。そんな駄作かなあ。確かにマッドマックスに似てるけど。 <追記>18年ぶりに再見。中身は殆ど忘れていたが、エンタメとしては楽しめる。テーマソングが「午後ロー」のオープニング曲だったとは。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-10 11:59:55) |
7. ウォルター少年と、夏の休日
過去の郷愁に浸りつつも今を楽しむ姿は一見よさそうにも思えるが、よくよく考えると老いることを肯定しているのか否定しているのか微妙な作品。いずれにしても好きな事して生きるためににはある程度のカネは必要なんだろうな。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2022-08-01 12:06:14) |
8. 嘘八百
古典的で予定調和だが安心してみられる作品。あまり期待しないで見たのがよかったのかも。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-07-03 01:32:02) |
9. ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-
「少女版ランボー」という誰かの解説を読んで、最初に日テレの特別版を見た(連続アニメは未見)。なるほど、言われてみればそう言えなくもないなとという印象でそれなりに楽しめたのだが、本作では所謂「戦闘美少女の再生物語」という要素は薄く、ちょっと宝塚っぽい?というか少女趣味的な普通のいい話で終わってしまった印象。とはいえ、ツールとしての「手紙」の存在感はあり、昨今のネット社会から見れば懐古趣味的な世界観は独特なものがある。 [地上波(邦画)] 6点(2022-06-24 12:26:15) |
10. ヴェニスの商人
原作未読。法か正義(慈悲)かという裁判シーンは中々見ごたえがあったが、恋愛要素が加わったせいでなんだか中途半端な作品に終わってしまった印象。とはいえ、話としてはよくできている。ユダヤ人への差別等々現代的な価値観で見れば受け付けないところもあるだろうが、古典に過度なツッコミ入れても仕方ないのでそういうものとして見るしかないでしょう。アルパチーノはさすがの存在感だがちょっと貫禄あり過ぎて悲壮感がやや欠けてたような。リン・コリンズの2役?も中々頑張っていたように思う。ちなみに吹替で見たのだが、声優の声色の使い分けもよかった(それで演技がよく見えたのかも?)。尚、TVの2時間枠で見たので賞味100分程度であり40分程度カットされたものを視聴。編集が上手かったのか特に問題なく見られたが、完全版をみたら印象は変わるのかどうか。 [地上波(吹替)] 6点(2022-06-09 01:30:48) |
11. 植村直己物語
《ネタバレ》 佐藤純彌らしいスケール感のある壮大な作品で撮影は大変だっただろうとは思うのだが、人間ドラマを期待する自分としては少々物足りなさがあった。登山家達が功名心から諍いを起こし、そういう集団行動が嫌になって単独行動可能な冒険家に方向転換するところは印象的。が、植村自身も功名心からは逃れられなかったのではないかと思った。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-04-01 12:17:04) |
12. 海よりもまだ深く
「人生こんなハズじゃなかった」「人生どこで間違えたんだろう」というのは中高年になれば多くの人間が考える事ではあろうがその心情への掘り下げが弱い。監督自身はきっと理想的な人生を送っているので、脚本に盛り込めなかったのだろうか。結果、是枝にしてはホノボノというか毒がない作品になってしまったような。阿部寛の演技もややコミカルでシリアスさに欠け、人生に苦悩しているようにも見えないので少々ミスキャストな感じはする。ラストで台風に「依存」するのも安直かな。郊外の団地暮らしの盛衰(高齢化した現状や賃貸と分譲の格差等々)はよく描けていたとは思う。どうやら舞台となった清瀬の団地は是枝が住んでいた団地らしいので実体験に基づく土地勘等々があったのだろうが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-17 23:53:17) |
13. 宇宙人ポール
最初はフザケタおばか映画かと思ったが、ヒロイン登場の進化論のあたりから面白くなってきて引き込まれた。一見するとファンタジーパロディーのようではあるが、米英比較や南部の排他的カントリー保守主義を皮肉る点や科学と宗教の対立(と和解?)といった隠れテーマもあり、大人版E.Tというテイストに上手く仕上がっている。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-17 00:05:19)(良:1票) |
14. 宇宙戦争(2005)
宣伝では「未知との遭遇」「ET」を引き合いに出していましたが、これら2作への期待感から観にいくと外しますね。(内容よく知らなかったので・・・)どちらかと言うと作品的には「激突」「ジョーズ」かな?皆さんトムは逃げるだけと言いますが、最後は娘を守るためにちゃんと戦ってやっつけてますよね?ただし、迫り来る恐怖に立ち向かうという緊迫感では過去の作品に劣ります。個人的な戦いではなく、人類戦争みたいになってしまってトム個人の恐怖ではなくみんなの恐怖なってしまっているので、恐怖感が大味になっているからだと思います。緊迫感も弱く(単純にホラー的に怖いだけ)、かといって過去の宇宙モノのような高揚感や心揺さぶられる何かがあるわけでもなく、中途半端な作品になってしまった。まあ原作どおりなら仕方ないけど。わざわざ観にいくほどのものでも無いので作品的には5点ですが、映像・音響的にはそれなりに楽しめるので、ビデオよりは映画館がいいのでは?という事で6点です。<追記>11年ぶりに再見。2回目だと元々あまりない恐怖感は低下してるし、パニック映画にありがちな、人間のワガママ系のドラマもほとんどないので再発見はなし。テンポよくストーリーは展開していくので、飽きはしないですけどね。少女の叫びは大げさなのと、ティムロビンス殺害には疑問が残ったかな。あと兄ちゃんがご都合主義的に生き残っていたのはスッカリ忘れていた。 [映画館(字幕)] 6点(2016-06-21 11:17:58) |
15. 海街diary
不倫がどれだけ世の中で叩かれるかは、皆さんご承知の通り。生まれた子供に罪は無いとか、いい子だから宝だ。ってなるほど世の中は甘くない。だからこの映画はファンタジーとして見るべきなんだろう。死やカネといったリアルな話も盛り込んでいるが、かなりオブラートに包んであって、鎌倉の風景と共にキレイにまとめましたって感じ。もうちょっと人間の裏表やどうしようもなさみたいのがあってもよかったんじゃないですかね。基本的に皆善人だし、かといって寅さんみたいな笑いがあるわけでもなく、少々退屈ではある。特にダーク部分を持つ長女には苦悩が感じられず、開き直り感があったかな。逆に、末っ子には秘めた想いや苦悩が感じられ、表現も中々よかったけど。 [地上波(邦画)] 6点(2016-05-27 15:16:23)(良:1票) |
16. ウェイバック -脱出6500km-
自由と平和の重要性や諸々の政治的メッセージは感じるものの、映画としては少々退屈。原作未読でどこまで実話かわかりませんけど。政治体制とそれに翻弄される個人と家族という視点で見れば鉄板作品ではあるんでしょうし、ラストは考えさせられるものがあった。問題は体制やイデオロギーではなく、運用する人間にあるのかなと。 [地上波(吹替)] 5点(2016-05-10 13:57:54) |
17. ウエスタン
雰囲気とか音楽とかは悪くないんですけどね。ちょっとテンポが悪くて退屈かな。ウエスタンが性に合わないんだろうな。やっぱ自分は東映任侠かな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-04-07 10:16:22) |
18. 浮雲(1955)
《ネタバレ》 高峰秀子の体当りの演技はいいんだが、物語は腐れ縁が延々と続くだけのグダグダで退屈なだけ。結構危ない事してるわりには2人に緊迫感がないからだろう。都合よく奥さん死んで一応ハッピーエンド的ではあるが、どちらかまたは両方が刺されてもオカシクはない事を考えると、ずいぶんノー天気な情事ではある。時代背景的に当時としては評価された所があるのかもしれないが、60年後の世界から見ると(見ても?)どうしようもない男女のツマラナイ痴話話でしかない。男女の愚かな関係などは、いつの世も他人から見ればそういうツマラナイモノなのかもしれないが。主人公の男がちょっと太宰的ではあるかな。 [DVD(邦画)] 4点(2016-01-08 15:19:06) |
19. 浮草
私にとって川口浩とは探検隊長であり、役者しているのを見るのは新鮮。あとは京マチ子と若尾文子の妖艶さは今の女優には無いものを感じます。ストーリーは平凡なんですが、登場人物が皆関西弁なので東京人の私にはテンポよく感じられました。<追記>11年ぶりに再見。旅芸人というのはどれほど世間体が悪いのか、今の時代からは想像つかないが、堅気が良いとは思いつつも戻れずにヤクザな稼業を辞められないところは、ちょっと寅さん的な雰囲気はあるかな。関西ノリのガラの悪さには全く「粋」が感じられないけど。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-30 11:43:23) |
20. ウエストワールド
ロボット反乱モノの原点?日本は「ロボット大国」を目指すようだが、介護・医療で誤作動起こす事のリスクも考えとかないとね。 [ビデオ(吹替)] 6点(2014-07-03 10:24:31) |