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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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1.  ウォレスとグルミット、危機一髪! 《ネタバレ》 
羊のシルエット、バイク、チーズ、ナイフ、振動。 トラックを食い破って脱走する者、追おうとする者、それを止める者。  ウォレスたちの朝になってやっとかかるいつものBGM。 レバーひとつで落ちたりクリームまみれになったり。バイクに乗るためだけにこさえる秘密基地。 謎の切り口、かじられた跡の数々、脚の下に現れる侵入者。侵入者は“不慮の事故”で裸に剥かれてしまう。条件反射で腕をあげて服を着てしまうウォレスに爆笑。  窓拭きは女に会うための口実、下水の格子に梯子の先を引っかけ、棒高跳びの要領で高所にたどり着く。そこに現れる番犬の不気味さ。グルミットの細首に手をかける“御挨拶”。 その謎を知ってしまったグルミットの追跡、ドアにはさまれた羊の毛、屋根裏に隠された真実。  人間たちを翻弄する番犬の悪党振りが凄い。犬の看板は「ペンギンに気をつけろ」にも登場、羊の洪水、グルミットはいつも一人で奮戦、偽の写真に羊たちも号泣。何コレ可愛い。 ウォレスも独房に“メッセージ”を差し入れる。でも羊の絵は嫌がらせにしか思えないwww  クライマックスを飾る大追跡劇!羊とウォレスたちのアクロバットな曲芸、電線でもくたばらない恐怖、ネオンはSOS、サイドカーはプロペラ機にトランスフォーム、冒頭のクリームは機銃の弾丸となって撃ちまくられる、プロペラは風穴を空けるため、とどめのターザン!  “去勢”されてまで飼い殺しに遭う罰。それを下した人間として共に生き、共に去っていく悲しさ。
[DVD(字幕)] 9点(2015-06-04 21:03:12)(良:1票)
2.  ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ! 《ネタバレ》 
ウォレスとグルミットの最高傑作はコレだと思う。30分弱にこの詰め込みよう、超高密度の傑作だ。 ヒッチコックタッチのサスペンスが展開される面白さ。 朝の朝食、家中に巡らされた線路、「キートンのかかし」を思い出すようなギミックにあふれた家。レバーひとつでなんでもできちゃう。 ベッドは跳ね上がり、穴に主人を落とし、ジャムは朝食となるパンに命中する。 自らおでましする“プレゼント”の恐怖演出。無表情の奥に隠された見えない恐怖が徐々に迫ってくる。グルミットはぞんざいな扱いに苛立ちを募らせ、嫉妬し、潔く諦め、反撃を開始する。 グルミットたちの耳は髪のようになびく。 良いも悪いもリモコン次第、散歩・掃除用ロボットに“追い出され”、他者によって犯罪に使われてしまう恐怖。ウォレスがグルミットにした仕打ちがそのまま返ってくる滑稽さ。 ロボットの上からズボンを履くなwww  “プレゼント”の行動はどんどんエスカレートしていく。 二人を翻弄し弄び、下調べをし、手を摺合せ、拳銃を備え、手袋を頭から被り鶏の様なトサカで“変装”する。  グルミットの追跡シーンのスリル。カフェにコインを投げ置く仕草とかにこだわりを感じられる。路地裏、ナイフは覗き穴を作るため、巻尺は上に上るロープ変わり、一瞬眼が合ってしまう瞬間の戦慄、“PUSH”の文字。 “プレゼント”も他者を利用するとはいえ命懸けだ。 侵入シーンは緊張の連続だ。展示される同胞、四次元ヘルメットから飛び出す“手”、汗を拭きだして操作を行う焦り、剥がれそうな天井、寝ているウォレスがいつ起きるか分からない恐怖。起きたらいきなりビルの断崖とか怖すぎる。  クライマックスを飾る幽閉からの脱出と反撃が凄い! 階段のスロープから猛スピードで走る列車上でのチェイス!室内&列車上という二重の密室、西部劇さながらのアクション、電燈は防弾ヘルメットに、道は自分で作る!  動物園の檻は監獄のように不気味だ。“脚”も用済みとなれば、夕陽を背に自分の“脚”で立ち去っていく。
[DVD(字幕)] 9点(2015-06-04 20:55:44)(良:1票)
3.  海がきこえる<TVM> 《ネタバレ》 
放送当時は真昼間の一回だけ。 それでも視聴率が二桁いったとか。 やっぱりジブリは凄い。 放送内容も凄かった。 「おもいでぽろぽろ」の高校生バージョン? と思ったら、ジブリ映画にはまずいないビッチすぎるヒロインの話でした。 取り敢えずそんな彼女を許してくれる友達の心の広さに感動したねー。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-13 18:28:03)
4.  海の上のピアニスト 《ネタバレ》 
俺個人は「ニュー・シネマ・パラダイス」よりもコッチの方が好み。 船で生まれ生涯下船しなかったというピアニストの人生を描いた作品。 物心ついた頃から「船」が全てだった主人公。 船から見下ろす海は飽きるほど見たが、陸から海を眺めるという事は知らなかった。 陸から来た人々が求めた「アメリカ(自由)」、 陸で生きてきたトランペット吹きとの友情、 陸でジャズを極めたピアニストとの「決闘」、 陸から海に夢を求めてやってきた父親、 陸で暮らす少女への初恋・・・陸と海が混じる船上の甲板。 一時の交流、そしてまた別れる陸と海・・・主人公には船上しか生きる場所が無かった。 戸籍も無い、陸の上に「存在」すらしていない主人公。 知っているのは船で彼を知った者だけ。 その者だけが語り継ぎ、その者だけが彼の存在を証明した。 薄れゆく思い出の中で・・・。  エンニオ・モリコーネの神曲、揺れる船をピアノで滑るアイデアが最高だった。 ジャズとスウィングの先駆者であるジェリー・ロール・モートンのエピソードを絡めた展開も中々。 陸と海のピアニストの張り合いという構図も良い。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 16:05:12)
5.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 
靴、靴、靴。それに足を入れて走って走って走って大地を“蹴る”。 それがこの映画だ。  冒頭から「靴」の映画である。 壊れた靴を直してもらい、途中寄った店で靴が入っているとも知らずに持っていかれてしまう袋。それは妹の靴だった。ここから物語は始まる。 「9歳はもう子供じゃない」という生活を送るアリは、ノートによる“筆談”を経て妹ザーラに自分の靴を貸すハメになる。 妹も走って走って走り、履き替えた靴でアリもまた走って走って走って学校に行く。 たった二足の靴を兄妹で仲良く大切に洗うシーンは微笑ましい。同級生の靴を物欲しそうに見つめる妹が可愛いすぎて和む。「同情するなら靴をくれ」的な。 川に流れてしまった靴を懸命に追いかけるシーンの健気さ。 アリもまた家の手伝いや妹の靴の件もあって好きなサッカーも出来ない、家は貧乏&家賃滞納で大ピンチ、その鬱憤を学校への全力疾走にぶつけて彼は毎日市街を駆け抜ける。その走りの成果が役立つなどとアリもつゆ知らず。女子は午前で男子は午後の授業? あのお茶のポッドが欲しくなる。  父親の自転車が坂道で止まらなくなったり、用水路の予想外の水流の速さと、この映画はとにかく動いて動いて動き続ける。  アリはどんな困難も「妹の靴、そして妹のため」を思えばと乗り越える。 一等よりも三等の価値、終盤のラストスパート! スローモーションが焦らすに焦らす演出が良い。手に汗握る。  どんな結果でも、妹の喜ぶ顔が見れないと思うと哀しい表情をするアリ。  だが、アリの父ちゃんは二人を笑顔にする“とびっきりのもの”を自転車に乗せて帰ってくる。 アリの傷ついた足を水の中で優しく舐め迎え入れる金魚たちは、アリたちに訪れる幸福を予感させる。  こんな面白い映画、よく90分以内に収まったもんだ。傑作です。
[DVD(字幕)] 9点(2014-10-09 19:21:25)(良:2票)
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