101. タバコ・ロード
みんながそれぞれ好き勝手に騒いでいるようにしか見えませんでした。貧困の描写という点でいったら、後続の各作品に大きく抜き去られていますね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-01-27 01:52:20) |
102. 抱かれた花嫁
《ネタバレ》 まったくどうということのないホームドラマなのだが、台詞の1つ1つがまさに「肝っ玉母ちゃん」そのものである望月優子の存在感が、作品に1つの筋を通している。日光での女性2人のバトル(?)も、きゃんきゃんしてる割には可愛らしくて面白いね。ところで、このタイトルは何を意味しているのでしょう。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-13 00:17:46) |
103. ダウン・バイ・ロー
《ネタバレ》 脱獄が一瞬で終わってしまうというのにあっけにとられるのだが、それ以降も、あの小舟と同じように、当事者の感情が行ったり来たりするのが何ともおかしい。レストランでの展開などは、トリッキーですらある。それと比べると、投獄までの導入部がちょっと切れ味が弱いのが難点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-30 02:59:33) |
104. 弾丸を噛め
せっかく8人設定していながら、個々の立場や背景が全然深められておらず、表層設定だけでそのまま展開を進めてしまっています。なので、途中で何が起こっても、スリリングさがありません。また、肝心のレース開始までの物語が何もないので、結局はレースありきの作品になってしまうのです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-12-25 00:52:27) |
105. 台風騒動記
《ネタバレ》 このタイトルと設定から、まさか山本監督がこんなドタバタコメディを?と思いながら見始めたのですが、とんでもない。ふんわりしたコメディの中に、バリバリの市民闘争を盛り込んでいます。町長や議員連中の描写は、ほとんどおちょくっている領域ですし、人の良さそうな駐在さんも、当たり前のように思想信条調査を行ってきます。そんな中でも、何か奇跡が起こったり、突出した方法を思いついたりして物事が解決するのではなく、分岐点はたった1つ、公の場で口を開いてものを言う勇気を持てるかどうかである、というメッセージも最後にきちんと具現化されています。また、市民と為政者の対立構造という単純な構成と見せかけていながら、意外に多種多様な人物が手際よく整理されています。その中でも、野添ひとみの女先生も魅力的ですが、芸者役の桂木洋子がさらにいいアクセントを与えています。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-11-19 02:44:48) |
106. ダイヤモンド・イン・パラダイス
肝心のダイヤ奪取のところがものすごく適当なので、作品の骨子が成り立っていない。主人公も、引退したいのかどうしたいのか分かりません。セクシー・ショット満載のサルマ・ハエックに+1点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-12 00:12:32) |
107. タンポポ
《ネタバレ》 どうですいろんな食に関するお話もとりまぜて、単なるラーメン屋成功譚ではないでしょ?という入れ込み方が作為的すぎて、かえって発想の底が透けて見えてしまうのが難点。ただ、エンディングの授乳シーンがもたらす原始的な破壊力は、作品本体のメッセージときちんとつながっており、これがなかったらつまらなくなっていたと思う。あと、個人的には、あまりにピカピカに綺麗で上品すぎるラーメン屋って、美味しかったことないんだけどな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-27 00:14:40) |
108. ダブルフェイス 秘めた女
ベルッチとマルソーという美女対決を用意していながら、これほど意味不明でつまらないとは・・・そもそも、綺麗に撮ろうとしてないじゃん。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-08-25 01:10:29) |
109. 太陽がいっぱい
《ネタバレ》 いろんな偽装の部分で手を拡げすぎず、単純な発想で乗り切り続けているのが、安定感と同時に破滅の予感を感じさせることに成功している。主人公は、その行動からいえば、そんなに格好良くも爽やかでもなく、むしろ陰湿でうじうじした性格であるはずで、その意味では「リプリー」の方が本来の人格に忠実であるとはいえるのだが、こちらが単純明快路線できちんとまとまっているのは、どこを切っても美しい映像とカメラのなせる賜だろう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-29 02:39:27) |
110. 大列車強盗(1973)
《ネタバレ》 アン=マーグレット目当てで見たので、出番が多かったのにはとりあえず満足。なんだけど、最後のオチはともかく、クライマックスに至るまでの道程はえらくあっさりしてないか? [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-04-15 21:10:59) |
111. 第十七捕虜収容所
《ネタバレ》 緊迫感がありそうでなさそうな中途半端な雰囲気が、何とも居心地悪い。なので、話の結論が出た後も、カタルシスが希薄になっている。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-16 23:04:43) |
112. 誰が為に鐘は鳴る
原作もそんなに面白いとは思わなかったのですが、こちらは輪をかけて面白くない。ストーリーをそのまんま再現して追っていっただけで、表現とか解釈とかいうものが感じられないのです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-02-26 01:35:24) |
113. ダニー・ザ・ドッグ
《ネタバレ》 もう少し生々しい内容(少年時代の飼育ぶりが延々と描写されたりとか、娘が巧妙に人質に取られたり脅されたりとか、最後は娘をかばって主人公が死んだりとか)を予想していたので、意外に古典的というかむしろ牧歌的な展開がかえって新鮮でした。難点は、悪のボスがあまり悪そうに見えない、もっといえば何となく間が抜けていて笑いすらとれそうなところ。わざわざ「犬」なんて設定をしているのですから、ここはもっと徹底した極悪人であるべきでした。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-24 02:40:35)(良:1票) |
114. 暖流(1957)
《ネタバレ》 やたらとみんなが文字数多く喋りまくっているのが、この時期の邦画では珍しいと思ったのですが、元は舞台劇か何かでしょうか?病院内調査は比較的あっさりとすませ、むしろ人間関係のどろどろを中心に置いたのはよいと思いますが、個々の人格造型の突っ込みは今ひとつで、残念でした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-01-15 02:40:52) |
115. ダントン
《ネタバレ》 豪華な色彩は見ていて楽しいのだが、ほとんどの演技が、舞台演劇のように大声出しっぱなしなので、そのうち疲れてくる。終盤の裁判から処刑に至るシーンは、これぞヨーロッパというような粘着質な描き方で、ここでインパクトを稼いでいるような気がする。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-14 02:28:19) |
116. 団塊ボーイズ
せっかく芸達者な4人を揃えていながら、あまり生かされてないんだよなあ。みんな同じようなキャラに見えてしまっています。それと、せっかく中年に設定したんだったら、もっとその悲哀とか哀愁を感じさせてほしいところでした。でないと、ラストのカタルシスや説得力も減ってしまいます。そんな中でも、マリサ・トメイは相変わらず魅力的でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-11 01:37:29) |
117. タイムライン
全体的にすごく薄っぺらいというか、ストーリーの背景もなければ個別のキャラクターの人格もない。みんなが言われたとおりに動いているだけという感じ。映画というよりも、ゲームの一場面をつないで見ているみたいです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-08 04:27:44) |
118. 大殺陣
《ネタバレ》 前半のところで、誰が何をしようとしているのかがあまりにもごちゃごちゃしていて、ほとんど入り込めませんでした。ラストのしら~っとした静寂感はなかなか良いです。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-05-16 02:44:26) |
119. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 思ったほど後味悪くないじゃん、というのが素朴な第一感想。もちろんバッドエンドはバッドエンドなんだけど、それまでにもっと不運な巡り合わせや周りの理不尽な対応が連続発生すると予想していたので。これだったらほとんど結論までは一直線です。それぞれのキャストはいろいろ考えて演技をしているっぽいんだけど、あのカメラじゃ何も分からないですね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-05-08 02:18:06) |
120. 探偵物語(1983)
薬師丸ひろ子って、演技はアイドル組の中ではまだ見られる方なんですが、表情がどうにも固くて、全然動いてないんですね・・・。特に、こういうノリノリお嬢様みたいな役をすると、その弱点がてきめんに出てしまいます。作品のテンポまで落ちてしまっています。演出も中途半端にシリアスタッチで、乗り切れていない感じ。ただし、奥行きと左右幅を使ったカメラワークはなかなか面白かった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-01-28 00:33:09) |