1. 第9地区
エビのインパクトが、SF作品としてまた社会作品して、同時に2つのジャンルの質を上げている。基本はSFで結果的に人種差別を深く考えさせられる内容になっている。エビ。見た目の抵抗感がなくならないのに、だんだん親しみが湧いてくる。家族愛や器用にコンピューターを操作する擬人的な部分の影響もあるけど、猫缶が好きなところが不可解でいい。 [DVD(字幕)] 8点(2010-09-11 12:55:14) |
2. 大日本人
「無口の人が考え出すようなネタだよね。拡散しないような芸なんだ。おいらたちのころは幅の広い本流があって、もっと荒っぽかったんだけど、今の時代は、それがなくなって支流だけになってしまっているのだろう。その支流のひとつを完全に自分の世界にしたところがすごいんだね。毛細血管になってしまったところのスターだと思う。」10年前のたけしの松本評。さすが。マニアックな芸風で全国上映を舞台にするところに無理がある。闘うリングを間違えていないか。 [DVD(邦画)] 4点(2007-12-24 19:37:24) |
3. 太陽(2005)
なりきってたなぁイッセー尾形。 いや、実際昭和天皇をよく知ってるわけじゃないけど、完全に入ってた。 集中力がすごい。特にマッカーサーに背を向けて、ドアに向かって歩く姿は 確かに日本を背負ってる威厳のようなものを感じた。 監督はあくまで、「昭和天皇を形態模写するイッセー尾形」 を、通して昭和天皇像にアプローチしている。 だって、イッセー尾形はくたびれたサラリーマンと同じベクトルで昭和天皇を演じているだもん。 最初はオーバーアクトだと思ったけど、あえてやり過ぎたパロディに、そして滑稽さを醸し出すことで 表現できるリアリティを選んでいることが分かる。 きっと日本人がイッセー尾形の形態模写を見るとき、あーそれあるある的な感想で笑って 終わるのに対して、欧米人がイッセー尾形のひとり芝居を見るとき、笑いを越えて何かしらの メタファーを読み取ろうとするんだと思う。芝居に対しての感受性の違いというか。 まぁ、しかしいろんな意味で日本人には撮れん映画だわな。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-05 21:20:04) |
4. 単騎、千里を走る。
言葉が通じない相手に、言葉にならない想いを伝えた笛の音を聴いて、旅っていいなと思った。 [DVD(邦画)] 8点(2006-10-17 14:36:38) |
5. タナカヒロシのすべて
鳥肌よりも矢沢心がリアルでせつない。 [DVD(邦画)] 4点(2006-04-07 12:23:52) |
6. 誰も知らない(2004)
誰も知りたくない。 [DVD(吹替)] 6点(2005-03-17 13:56:26)(良:1票) |
7. タイタンズを忘れない
《ネタバレ》 一致団結と見せかけて合宿の後でまた問題が起こったり、決勝の直前にハプニングがあったりして常道なのに飽きさせない展開はうまいと思う。 7点(2004-10-08 22:14:06) |