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プロフィール
コメント数 92
性別 男性
自己紹介 基本的に点数が甘めになりがち。
あまりジャンルに好き嫌いはありませんが、やはり娯楽映画が好きです。
密度の濃い映画が好みですね。

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1.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 
このシリーズの作り手たちがジョン・コナーを殺したがっている感は以前からあった。 「3」では未来では殺されている設定だし「4」の元々の案はジョンが死んで半分機械のマーカスに皮膚を移植し成り代わるものだったらしいし「〜再起動」は悪役に…。 キャメロンが関わってもそうなってしまうくらいジョン・コナーは持て余される存在らしい。確かにシリーズ中ここまで統一感のないキャラクターも珍しい。  冒頭でそれを見せられても受け入れるしかない。本編はまだ2時間あるのだ。そのショックを引きずらせない為か序盤の展開はかなりのテンポで進む。アクションも激し目なので序盤は楽しんで観ていた。  マッケンジー・デイヴィス演じるグレースが新鮮な印象を与えてくれる。あんなに激しく動いているのにどんだけ目を凝らしても裸がはっきり見えないとはどういうことなんだけしから(略)。  しかし、その新鮮な顔ぶれに古株たちの老いた面々が加わってくると何か絵面的に居心地の悪さを感じる。 新しい救世主の物語があり古株たちのドラマがある。それくらいの情報量は消化できているはずなのに、モヤモヤした気持ちが晴れないまま映画を観ている感覚に襲われる。  家族に囲まれてすっかり人間らしくなったT-800。老いたり学習する設定も頭では理解できているのだが違和感がすごい。自分はあまりにも今までの「ターミネーター」というものに慣らされ過ぎてしまったようだ。 しかし、サラ・コナー宛てに新手の煽りメールのごとくターミネーター情報を送りつける行為は、サラがその度にターミネーターを倒せたからよかったものの殺されたらどないすんねん。つーかサラすごいな。  今回の敵役のターミネーター REV-9は潜入型としても優秀。表情も豊かで「家を壊してすまない」と礼儀もわきまえている。 骨格と液体金属とで分離する動きはなかなか楽しく、今「ターミネーター」を作るとここまでハイスピードで激しいアクションになるのかと感心もした。そこは一見の価値があると思う。  しかし、今作の標的になるダニーや彼女のドラマはそこまで魅力的に思わなかった。結局は彼女自身が人類側のリーダーであることが明かされるが、ジョン・コナーという伝説よりも何者でもない人間の物語になりがちなのは昨今の風潮なのだろうか。 未来の伝説よりも今いる者たちで何とかするしかないというメッセージとも取れるが、彼女が後半やたらやる気になる転換点がよくわからずあまりノレなかったこともある。  中盤からの物語運びはもたつきを感じたし、EMPの少佐のくだりはよくわからない。おっさん誰よ?  やはり強引に作られた感は否めずノリ切れないままアクションは楽しんだという印象。 観直したら印象がまた変わりそうな感覚もあるのだが今はこの点数で。
[映画館(字幕)] 6点(2019-11-12 14:44:06)
2.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
IMAXで観た。ちらほら評価を見ていると期待外れなのかなという印象で観に行ったが楽しめてしまった自分がいる。  不思議な映画である。敵兵の姿も見えないし陰惨なシーンがあるわけでもない。それどころか人を直接的に殺すシーンってあったっけ?もちろん人が死ぬシーンはあるのだが。カメラは役者に近くIMAXで観れば腹に響くような重低音が続き、冒頭の銃撃からこれは観客に体感させる映画であることに気づく。ノーランらしからぬ上映時間の短さには途中で納得がいく。これが二時間半以上あったらさすがにしんどいだろうと。  大規模な作戦だが焦点は絞ってある。三つの視点から描く。だが同時並行ではない。時間軸をいじってある。そこら辺が「メメント」の時から小賢しいなあと思うところだがこの作品を普通に描いたら恐らく退屈になるのは想像できる。ずらして描き観客の理解を遅らせる。理解した瞬間に刺激が生まれる。この監督はどうしたら映画的な刺激を産み出せるかをいつも頭で考えている監督なのだろう。だからこの監督から純粋な面白さというものを味わったことはあまり多くない。だが凄いとは何度も思わせられるからいつも新作を観てしまう。三つの時間軸を終盤に集約させ畳みかける作りは器用そうに見えてかなりの力技に思えた。成熟や老熟とはまだまだ無縁な感じで未だ若々しい演出の監督だがだからこそ新作の度に注目され話題になるのだろう。  陰惨なシーンの積み重ねではなく生かそうとする行動の積み重ねで出来上がっているので戦争映画を観終わったとは思えない印象が残る。「生き残ってきただけだ」「それで充分だ」本当にそう思う。新感覚の戦争映画と言っていいのではないだろうか。
[映画館(字幕)] 8点(2017-09-11 01:40:21)(良:1票)
3.  007/スペクター 《ネタバレ》 
うーん、なんとももったいない。いや悪くはないのだが、というより途中までは最高だった。序盤の派手なアクションはいつも通り最高で全体的に高級感のある映像と雰囲気に浸れて良い気分だったし、スペクターという組織がじわじわと明るみに出てくるところはゾクゾクワクワクだったのだ。  だがその肝心のスペクターがどうもよくない。会議のシーンは最高にいい雰囲気で恐ろしいのだが、その後ボンドを追いかけてくるのは筋肉ダルマの車一台。その後度々襲撃してくるのはこの筋肉ダルマ。スペクターって人いないの?スペクターの基地に潜入して捕まったのならともかく、車でお出迎えされてその後拷問というのも少しシュールだ。拷問から抜け出してここから壮絶アクションだ!と思ったらあっさり脱出できてしまうのもどうか。スペクターの兵隊はハリボテですか。だが一番困りものなのはボスのブロフェルド。部下の三下にでもやらせておけばいい仕事を自分でやりたがる。そして、失敗する。で、逮捕(え?)。なぜわざわざ出張ってくるのかと考えたらボンドとの過去の因縁があるからなのだが、そうなるとボンドとの因縁なんて無かった方が良かったのではないかと物語の根幹すら怪しく見えてくる始末。クリストフ・ヴァルツを意外と生かせていない印象だし、終盤になればなるほどスペクターの恐怖や巨悪感が薄れていくのは非常に残念だ。  「スカイフォール」で007シリーズとしての体制が整ったのだから今までのようなシリアスな物語から痛快な娯楽作へシフトして欲しかった。とはいえ観た印象はそこまで悪くない。全体的な雰囲気は良いと思うし、長い上映時間だが観ている間は時間も気にならずそれなりに楽しんでいたのも事実。なんだかんだ言ってダニエル・クレイグのボンドは素敵でした。
[映画館(字幕)] 7点(2015-11-28 03:19:54)(良:1票)
4.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 
「3」「4」と経てハードルは下がっていたはずだった。もちろん「1」「2」ほどの傑作は初めから期待していないが、やはり子供の頃から観てきたシリーズだし思い入れもあるから映画館へと足が向く。オープニングは戦争に勝利した未来のジョンとカイルがタイムマシンを見つけカイルが過去へと飛ぶ場面。長いシリーズの中でたしかにここは映像化されてないなと思い「結構楽しませてくれるかも」という期待が膨らみそうになる。が、ここまでとっ散らかった話になってしまうとは…。  キャストではエミリア・クラークはふとした瞬間にリンダ・ハミルトンの面影があるような気がして中々悪くない。だがジョンとカイルは地味で絵的にあまり映えない。ジョン・コナーほど同じシリーズでありながらここまで顔に一貫性がないキャラクターも珍しいが、「4」でクリスチャン・ベイルが演じイケメンに回帰したと思ったら今回はおっさん顔のジェイソン・クラーク。うーん。カイルは見た目も行動もゴリラにしか見えずサラとのロマンスが生まれる気がしないがラストではキスしてた不思議。だがキャストの問題というより作り手の問題のような気がした。  序盤はまだ興味を持続させるが物語が進むにつれ正直どうでもよくなってくる。ジョンが敵になる?ならばそれなりの必要性やドラマがあっても良さそうだが見当たらない。サラ、カイル、ジョンが勢ぞろいしてもなんの感動もドラマも生み出せないこの物語は何だ?「2」では数日過ごしただけのジョンとT-800との間にはドラマも感動もあったのに、数年過ごしているはずのサラとT-800の間にはドラマも感動も希薄だ。安っぽいテレビドラマを見せられているような感覚。作り手が小手先だけで観客を驚かせようとしているようにしか見えない。  映像面でも最新技術を使っているはずだが特筆するような場面はあまり思いつかない。「1」の懐かしい場面を織り交ぜた序盤のアクションは興味を引くがなぜだかこの作品は全体的にノリが軽くアクション場面でも緊張感に欠ける。売れない芸人の一発芸的なT-800のぎこちない笑顔ネタをなぜ繰り返しやるのか。液体金属風呂に浸かったらバージョンアップとかジョークにも程がある。  思い入れのあるシリーズだけに辛辣な感想になってしまった。この作品を「4」みたいに新シリーズとして売り出したいようだがここまでとっ散らかった話を今後誰かがコントロールできるとは思えないし、そろそろ無理して作る必要もないのではないか。ここまで続編に失敗するのを見るとサラ、カイル、ジョンそしてシュワちゃん顔のT-800にこだわることさえ呪いのように思えてくる。
[映画館(字幕)] 4点(2015-07-13 02:03:29)(良:1票)
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