1. 天空の城ラピュタ
もう長いこと何度も見ているから細部に目がいくんだけど ここ数年はドーラの部屋でチェス?をする機械技師のとっつあんが ちゃんとジャケットを着ている場面がいちばん感心する。 あーあ、空から少女降ってこないかなぁ。 [地上波(邦画)] 10点(2019-09-01 13:50:21) |
2. テッド
《ネタバレ》 あくまで愛らしいクマのぬいぐるみはつかみでしかなく、中身はおそろしいほど馬鹿馬鹿しいマニアックな映画。タランティーノやエドガーライトのように好きな映画をパロディにして昇華させるならまだしも、この映画の場合、分かる人にだけ分かってほしい事をまんまぶっこんでみましたという感がある。自国のアメリカでさえネタの半分はすべってたらしいのにましてや日本でよく上映できたな。その愛らしいクマのぬいぐるみでさえ、わりと簡単にちぎられたり、中身の綿を見せたりするところから、これもう確信的で、クマの声を担当している監督にとってあくまでテッドは自分自身で、擬人的なギャップや友情シーンは映画の体裁を整えるためでしかないんだろうと思う。字幕を担当した町田さんによれば「くまもん」は当初「熊田曜子」だったが配給側に止められたらしい。熊田曜子のほうがこの映画らしくナンセンスで笑えたのに。 [DVD(吹替)] 6点(2014-02-03 20:26:17) |
3. ディア・ドクター
《ネタバレ》 資格と資質のテーマって本物以上の腕が前提にないと成立たないわけで、結局は未熟なもぐりが怖くなって逃げ出したって話になってしまった。/タンクトップの井川遥がいい。この人は2時間主役を張り続けるスタミナはないけど、短時間だと抜群の存在感を発揮する。もっくんと似たタイプだから、そう遠くないうちにCMにひっぱりだこになるに違いない。旬の女優を捕まえるのが西川監督は上手い。/ラストにはホッとしたけど、ああやっぱり素の鶴瓶の映画だったな。 [映画館(邦画)] 6点(2013-06-10 15:20:16) |
4. ディナーラッシュ
ダンカンバカヤロ。 [DVD(字幕)] 9点(2011-10-01 21:32:35) |
5. 鉄コン筋クリート
松本大洋ってシロのような少年ボーイの印象が強いけど、ねずみや木村のキャラ見るとけっこうシニカルなのな。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-27 11:33:47) |
6. ディープ・ブルー(2003)
NHKでこの手のドキュメンタリーを見慣れている者からすれば、見新しくともなんともない。それどころかナレーションは邪魔だし、ベルリンフィルもただのバックミュージックにしか聴こえないし、編集は不自然に恣意的で感じ悪いしまぁ。普段はドキュメンタリーなんか見ないくせに、話題性だけで六本木ヒルズへ行くようなオサレカップルには相応しい作品じゃないの。 [DVD(字幕)] 4点(2006-04-08 20:47:47) |
7. テイキング・ライブス
《ネタバレ》 内容を勝手に解釈すると、異常心理者の深層を覗くことで、自分の過去を相対化したいアンジェリーナ・ジョリーの物語。そんな彼女にとってFBIは格好の職場。 犯人がつかまるかどうかは2の次で、サイコな犯人の心理が覗ければ 満足。だからイーサンの言うとおり、ジョリーはすべて分かったうえで彼と寝た。 そう解釈すれば、少しはおもしろくなる。 だいたい、ミステリーにしては安易すぎるし、サイコホラーにしては中途半端なのだ。 結局は、アンジェリーナ・ジョリー観賞用の映画でしかない。 開襟シャツから胸を強調したインナー、そして待望の乳。 あまりにも露骨すぎるぞ。+2点。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-27 23:44:06) |
8. 手錠のまゝの脱獄
黒人と白人の脱走囚がひとつの手錠でつながっている。心ならずもお互いに協力し合わなければならない状況のなかで、人種差別の空しさが浮き彫りになる。森の中で蛙を捕まえ火で炙り、二人で貪るように食べるシーンがそれを象徴している。生きるのに白人も黒人も関係ない。 黒人は陽気に歌を唄い、白人は陰気に空を見上げる。 はじめは耳障りにしか聞こえなかった歌が、ラストでは名曲に変わっている。 8点(2004-10-10 12:14:10)(良:1票) |