61. 映画 ひみつのアッコちゃん(2012)
《ネタバレ》 最初のテレビアニメの世代ですが、「アッコちゃん」ってこんな話だったけ? 企業買収は無理あり過ぎでしょう。子供が少し背伸びすれば対応できる世界で話を作って欲しかったです。本作の鑑賞対象をどのあたりにイメージしたのか知りませんが、脚本家は馬鹿じゃないかと思いました。子供騙しな内容を、子供騙しのままにストーリーにしています。同じ子供騙しでも「クレヨンしんちゃん」のような説得力が皆無です。主人公が小5だとしても、TPOをわきまえなさ過ぎです。子供たちが見ても違和感を覚える内容ではなかろうか。「子供じみた議論はウンザリだ!」と叫んだ鹿賀丈史に賛成。お利口な台詞を聞かされ続けてイライラし、自分は子供が嫌いなのだろうか、なんてことまで考えてしまった。そんなことを考えていると、唐突だけど伊武雅刀の「子供達を責めないで」って歌を思い出した。ご存じない方は是非YouTubeで検索を。一聴の価値あります。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2014-01-31 04:50:03) |
62. エイリアン4
《ネタバレ》 前作までの資産で映画を一本仕上げた感じですが、小細工ばかりで芯の無い作品でした。突っ込みどころやケチを付けたい描写は山盛りですがひとつだけ。クローンのリプリーの肌年齢に現実の役者の加齢を見せられて哀しい気分になりました。そこまでしてリプリーに拘る理由がよく分からない。企画として無理がありますよ。このシリーズはエイリアンの原型デザインの秀逸さを核としていたと思います。そこを崩して根こそぎバラバラってのが個人的意見。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2013-08-18 23:09:59) |
63. エイトレンジャー
《ネタバレ》 安っぽいお話でした。少子高齢化は深刻な社会問題だと思っていますが、それを背景にした設定がとんでもなく適当で、真面目に考えようとする姿勢が感じられません。ただ、アイドルを出演させたおフザケ映画が作りたかっただけのようです。ヒーローたちが仲間意識を持って奮闘しても、本作の世の中には明るい未来が見えませんから。そんな視線で観る類いの映画じゃないのでしょうが、気になるものは仕方がない。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-06-29 10:30:28) |
64. 映画 レイトン教授と永遠の歌姫
《ネタバレ》 ゲームが母体となっている世界の映画化ですが、初めて観る人にはあまり面白さを感じられる作り方をしていないですね。悪役を含めて教授の周囲にいる何人かのキャラクターはしっかり設定が出来ているようだけど、映画的な魅力として伝わって来ず、謎解きによって減って行くその他の登場人物たちと同程度にしか見えなかった。中盤の謎解きも犯人の目的に対して正しい方法論だったと思えず、結果として散漫な印象を残します。主人公(?)のレイトン教授の目だけがクロマルで、あれはゲーム世界で誰でも本人にすり替われる為の演出なのでしょうが、その人相のままルパンまがいの活躍をされると違和感がありますね。まぁ、ゲームの方をやっている人ならそれなりに楽しめる作品なのでしょう。なぞ制作のスタッフとして多湖輝さんがクレジットされていました。私が子供の頃に熱中した「頭の体操」というベストセラーの著者として記憶している方で、懐かしかったです。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-04-02 19:04:02)(良:1票) |
65. AVP2 エイリアンズVS. プレデター
《ネタバレ》 劇場で「エイリアン」の初作を観てから、あの生物が市街地に降りたらどういうことが起こるのかと30年近く思い巡らしていただけに、やりきれない内容だった。何のことやら分からない画面ばかりで相当ストレスが溜まる。リドリー・スコットの「エイリアン」はその姿かたちの露出を最小限に抑えることで怖さや緊迫感を見事に演出したけれど、その真似でもしようと思ったのだろうか。だとしたら、ホントの猿真似だ。ストーリーの本流に絡まない登場人物をたくさん出して、人的背景をろくに説明せずに必然なく殺して行くのは、完全に三流モンスタームービーの手口。確かに30年前の骨董品的素材かも知れないけど、こんなクソ映画で消費されるのは耐え難い。映画に怒りを覚えたのは久しぶり。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2009-02-15 13:52:34) |