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1.  虹の女神 Rainbow Song 《ネタバレ》 
公開時期は東映の市川拓司原作の作品とあたり、更にどことなく作風が似てるが、こちらの作品の方が私としては楽しめた。  圧倒的なリアリズムの中で若い頃の甘酸っぱさ、そして恋することの儚さ、切なさを集約させた本作は胸に沁みる作品であった。特にその見せ方は上手く、故篠田氏のエピソードを念頭に置いて描いたという8㎜の件は非常に良かった。彼女が生きた証、皮肉にもフィルムの中でも現実の世界でも結末は一緒になってしまったが、だからこそあのキスが何とも言えぬ感動を生む。最初のシーンでは笑いを誘うキスシーンであったのがラストではすっかり感動の場面へと昇華している。一万円札の指輪も同様の効果を生んでいた。冒頭とラストでは色を変えてしまうこのリフレインと対比は他のシーンにも見受けられたがこの使い方は素晴らしかった。市原隼人の使い方も岩井俊二が見出しただけあってうまかった。  死んだ人間の生前のシーンの積み重ね、そしてラストに気持ちがアイテムを使って改めて明かされるというやり方は岩井俊二の過去のあの名作にそっくりであるが、こちらのラストはあまりに悲しい。私はあの名作、そして同時期の東映作品の方が希望が持てる終わり方で好きだった。だが丁寧な作りで非常に秀作であることには変わりない。相田翔子の件はいらなかったのには同意するが岩井作品に見受けられる独特のくどさも熊澤監督が温かく包みこみ良い作品に仕上がっていた。若い頃の、そして恋の美しい切なさが感じ取れた秀作であった。
[地上波(邦画)] 7点(2008-01-04 01:56:13)(良:1票)
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