1. ヒンデンブルグ
《ネタバレ》 70年代はパニックものの映画が多かったですが、これは実在の事故を題材にした作品。 そのせいか、そこまでサスペンスフルな感じでもなくある種こじんまりしてます。 模型を使った特撮などは上手く出来ていたと思いますが、爆発とおっちゃんを重ねるシーンはちょっと残念でしたね。 終盤は当時のフィルム映像を使っているからか、全編モノクロになります。 モノクロの方が悲壮感みたいなのは出ているかもしれませんが、見応え的に不満な人は多いでしょう。 爆発後でも、結構な人がああだこうだとやりあって飛び降りたりしていて、そんな時間あったんかいなと思っちゃいましたが、 調べてみると死者数は36人で生存者は62人もいたんですね。その史実に驚きました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-05 18:18:55) |
2. 卑弥呼
《ネタバレ》 カルト的で完全に人を選ぶ作品ではあります。 邪馬台国などの古代ロマンは個人的には好物ですが、本作は相当に前衛的でなかなか消化しきれませんでした。 卑弥呼は生涯独身だったと伝えられてるので、彼女の大人の生活の方はどうなっていたのとか、 その力との関係といったところはやはり妄想してしまうネタではありますね。 謎だらけの卑弥呼と邪馬台国。だからこそのこの自由度、といったところでしょうか。 若い頃の岩下志麻さんは実に可愛らしい。眉毛がない役にも関わらずこの可愛らしさは驚異的です。 そして草刈正雄はやはり男前。古代日本にやたらと外人さん風の顔の人がいる違和感(笑)。 雄大な自然を背景にした部隊は見ていても楽しいですが、神殿内のシーンは完全にセット感出てて演劇的。 [インターネット(邦画)] 5点(2018-08-13 09:40:24) |
3. ヒトラー
あのやたら汚い声で、オーバーな動きで人々の前で演説するヒトラーを見てると、やはりこの人は人を洗脳させる演出にかけては天才だったんだなという気がする。彼はワーグナーの信奉者で、それで自分自身を楽劇の主人公に見立てていたらしく、ワーグナーの音楽の使用とか、それから軍隊の審美性を見ていると、こういういろんなファクターが洗脳の道具になってるんだなと思う。だけどナチが負けてくると、彼はどんどん表舞台に出てこなくなる。最後は自殺ということになってるが、どんどん拡大していく時のヒトラーと比べると、最期はとても哀れだな。独裁者の最後は、みんなそんなもんなんだなぁ。 6点(2004-09-08 02:09:04)(良:1票) |
4. ビアンカの大冒険
この頃はディズニーも不調でしたからね。なかなか印象のあるキャラをつくれなかった。でもこれはこれで面白かったですよ。前半は多少ぬるいものの、後半の、ワニからの逃走とか、ダイヤをめぐっての劇がなかなかよかった。 6点(2004-09-07 00:24:41) |
5. ピンク・フラミンゴ
もはや呆れ返って、開いた口がふさがりませんでした。確実につまらないので、0点も視野に入れたのですが、最後のうんこシーンに6点を捧げることを決めました。僕も子供の時は、うんこを食べるところを映画にしたらアンチで面白いんじゃないかなぁ、なんて思ったりしたものですが、まさかほんとにやってる映画があるとは、、、。あと肛門ダンスもお勧めです。下劣としての頂点、つまり、ジョン・ウォーターズの最高傑作であることは間違いないでしょう。 6点(2003-08-04 00:38:13)(良:1票) |
6. ビッグ・ウェンズデー
サーフィン映画って、僕の記憶の上では数本しかないけど、その中でもこれはまぁサーフィン映画の代名詞ともいえるんじゃないですかねぇ。で、ただの青春ものなんかじゃなくて、ベトナム戦争をからめてくるあたりがちょっと特別にしてる要因たせよね。見せ場はラストの大波です。 6点(2003-05-30 00:05:06) |
7. ヒッチコックの ファミリー・プロット
車が壊れて暴走するところはハラハラしました。 5点(2003-02-20 21:35:31) |
8. ピクニックatハンギング・ロック
唯一無二の神隠し映画。その黄昏れの圧倒的に美しい映像にまず見とれてしまう。しかしその裏には奇妙で無気味なものを感じる。まるで不思議な夢を見ていたような気分だ。謎は結局わからずじまいだが、その謎がこの作品の魅力であり、特別なものにさせている実態なのである。 8点(2002-08-20 11:09:11) |