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性別 男性

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1.  ピクニック(1936)
凄い!凄すぎる。これは本当に凄い。モノクロなのに色が付いているような感覚になるほどの凄い映像美、あの流れる川の水の美しさ、川に落ちてくる雨の粒の映像の凄さ、雲の美しさ、それはまるで溝口健二監督の映画を思わせる凄さ、このあまりの美しさにただただ呆然とさせられぱなしのため息の出るほどの美しさ、どうやったらあんなにも美しい映像を作れるんだ?既に、にじばぶさんが私の思っていること、言いたいことを全て語り尽くしているのでこれ以上書くことなどないとは思うが、とにかく何もかもが美しくて、美しくてたまりません。映像の美しさと相成ってヒロイン役のシルヴィア・バタイユの美しさ、可愛さも絶品!木陰の下で木の上の小鳥(ウグイス)を見て涙する時の美しい涙も最初に出てくるところからして、本当に魅力的である。あのブランコのシーンで見せるちょっとした笑顔も、またボートでのシーンやその後の髭男で見た感じ荒井注ぽくて、いや、どちらかというと「飢餓海峡」の三國連太郎に近い感じのアンリに抱かれ、涙する表情、何もかもが女性としての美しさ、あれは絶対に男には出せない美しさだ!僅か40分という短い時間がより短く感じてしまうぐらいどの映像もどんな凄い特殊技術など使っても勝てない美しさ、それはそこにある本当の場所を生かしているからこその美しさであり、とにかくまだまだずっとずっと見ていたいと思わせる映画ならではの映像美にジャン・ルノワール監督よ!心からありがとう!そう言わせて頂きます。映画を見ることの喜び、幸福感!文句なしに好きな私にとっての宝物のような映画となりました。
[DVD(字幕)] 10点(2008-03-02 11:41:03)(良:2票)
2.  人も歩けば 《ネタバレ》 
いやあ、これは凄い!凄いというより凄すぎる。これを観たらこの作品が川島雄三監督の最高傑作じゃないのか!この「人も歩けば」こそ川島雄三監督の全作品のベストワンかもしれないと思えてしまうぐらいの作品を観たような気がする。あの「幕末太陽傅」「洲崎パラダイス赤信号」「しとやかな獣」と同じくとにかく凄い。この四本を比べるなんてことは私には無理だ!どれも同じぐらい好きで好きでたまらんし、川島雄三信者として順位なんて付ける方が無理な話だ!そんなことはまあ、良いとして、本当に凄い映画だ!まず何が凄いかって、タイトルの「人も歩けば」て出るまでの流れからして、凄いのだが、更にタイトルが出てから消えるまでの間もストーリーが語らせるという何たる構成・編集、全てにおいて、こんなスタート、今まで観たことないぞ!と思わせるぐらいの始まり!そして、物語が始まってからは、この先、一体?どうなるんだ?と全く先の読めない見事な脚本!父の遺産を巡ってのストーリーの中で繰り広げられる人間模様、次から次へと繰り広げられる人間模様、待ってましたあ!とばかりに喜劇なのにちょいとそこらの二流、三流の下手なサスペンスものを観るよりも引き込まれるストーリー、出てくる人物が皆、変な奴だらけ、主役のフランキー堺は勿論、友人役の加東大介に探偵役の藤木悠、そして、一番笑える愛すべきキャラクター、それは何と言っても森川信の風呂屋の番頭さん!手相占い、足占いと、もう本当に面白過ぎる。そういや「幕末太陽傅」の中でもあんなにも可愛い芦川いづみの足の相を見ようとする場面が描かれていたなあ!とにかく最初から最後まで全く飽きることなく、そして、この映画はラストも凄いと言うか、凄すぎる。こんなびっくりさせられる終り方、日本映画では見たことないかもしれないぐらいの驚きです。なにわともあれ、川島雄三監督らしい、見事としか言いようのない素晴らしい傑作!いや、大傑作!それにしても、こんな面白い作品がDVDにもビデオにもなってないなんて、勿体無い。映画会社は何をしてるんだ?絶対に、DVDとして発売させるべきだ!そのぐらい素晴らしい作品です。 お願いだから川島雄三監督作品、全部、DVD化してくれーーー!
[CS・衛星(邦画)] 10点(2006-08-08 21:26:17)(良:1票)
3.  東への道 《ネタバレ》 
リリアン・ギッシュの表情、それだけでもこの映画は心打たれる。何処までも不幸な中でもひたむきに生きる。その姿が見ていても辛い。健気で純粋なアン(リリアン・ギッシュ)が産まれてきた赤ちゃんを抱き締めるシーンや映画の終盤の物凄いシーンの連続に単なる不幸な話で終わらない感動が待っている。同じグリフィス監督の「散り行く花」よりも救いのある。この映画の方が私は好きです。 リリアン・ギッシュが当事、人気ナンバーワンの女優だったというのも解ります。とにかくそれぐらいリリアン・ギッシュの演技といい、表情といい全てが素晴らしい映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2016-12-10 18:39:48)(良:1票)
4.  ピーター・パン(1953)
最近、また昔、子供の頃に観ては楽しんだディズニーのアニメ、それも最近のではなくて、昔の作品を見直したりしている。勿論、この「ピーターパン」もそんな中の1本であるが、今、観てもやはり楽しめる。そして、やっぱり大好きな作品であることに変わりはない。ピーターパンとフック船長のやりとりも面白いけど、フック船長とワニとのやりとりは本当に笑えて仕方なく、何度観ても全く飽きることがない。ところでこの映画、山田洋次監督はもしかして?大好きなのかな?と思ってしまいます。タイガーリリーってあの名前は渥美清演じる寅さんと浅丘ルリ子演じる松岡リリーを想像してしまう。もしかしたらこの映画の中のタイガーリリーから頂いたのでは?違うかな?それはそうと、とにかく私はこの映画を観るといつまでも子供の頃の純粋な気持ちというものを大人になっても持ち続けていくことがどれほど素晴らしいことか教えられる気がします。
[DVD(吹替)] 9点(2011-04-19 21:22:11)(良:2票)
5.  ピノキオ(1940) 《ネタバレ》 
人間になりたいと願う木の人形ピノキオの眼を通して大切な心を教えてくれる素晴らしさ、ピノキオが初めて自由となって動き回る中で身勝手な行動、嘘を付いたりすると罰を受けることを知る。鼻が長くなる。ピノキオを自由にしてくれた女神のような存在の妖精から教えてもらう人間社会の厳しさ、そういうことを包み隠さずに教えてくれる。アニメという実写では不可能なアニメならではの世界で生きるという意味を力強いメッセージで見せるこの映画の奥の深さに感心させられる。ピノキオの産みの親、ゼッペットのピノキオに対する愛情の深さ、温かさが身に染みて感動させられた。出てくるキャラクターの面白さもウォルト・ディズニーのアニメの凄さ、面白さであってとにかく面白い。今みたいにCGなんて無かった時代に一つ、一つの作業の難しさを丁寧に描ききっている点も素晴らしく、ピノキオの動き、表情どれをとっても素晴らしい。特に鯨から逃げるシーンの迫力と映像の美しさ、映画主題歌の「星に願いを」という意味の持つ力、願いは必ず叶う。そう信じて疑わない映像の魔力ここにあり!それにしても声優に関して吹き替えで観るとスネ夫とルパンとが一つの映画の中で聞けるなんて何て贅沢さだ!今の「ドラえもん」も好きだけど旧「ドラえもん」ファンでもあって「ルパン」ファンでもある私にはそういう楽しみを感じることも出来る映画である。
[DVD(吹替)] 9点(2011-03-10 20:52:26)(良:1票)
6.  ピカソ-天才の秘密 《ネタバレ》 
何?ピカソの映画だと?ただ絵を書いてるだけだろ!と思うかもしれないけど凄いぞ!一瞬足りとも眼が離せない。絵が一つ一つ違って見えてくるその画き方も凄いし、出来上がったかと思ったらその絵がこれまた別の形として現れてくるあたりの凄さ、面白さ、ピカソが描いている所を裏から撮影しているカメラワークの巧みさ、色んな意味で何だか凄い作品を見てしまったような錯覚に陥る。ただ絵を書いているだけなのに何故これほどスリリングなんだ?恐るべし!クルーゾー監督!この監督、全くと言って良いほどハズレがない。しかもどの作品も傑作ばかりだ。これまた凄いドキュメンタリー映画を見てしまった。
[DVD(字幕)] 9点(2011-01-12 22:37:10)
7.  秀子の車掌さん 《ネタバレ》 
成瀬巳喜男監督、こんなにも微笑ましい作品がまだあったとは知らなかった。高峰秀子の初々しさ、そんな高峰秀子の車掌さん、おこまさんと運転手の藤原釜足、この二人を中心に山梨県は甲府街道の田舎町ののどかな風景を背景に描かれる何とも微笑ましい作品!二人が働くバス会社の社長がなんてたって、面白い。かき氷にラムネをかけて食べてばかりの社長の変な人間性が物凄い。また高峰秀子のおこまさんと藤原釜足のバスの運転手の二人が東京から来た小説家の先生に観光案内の文章を書いてもらおうとお願いに行くのだが、その時の小説家の観光案内所の読み方がなんだかお経でも読んでるみたいで、笑える。それにしてもこの映画の高峰秀子、何という可愛さだろう!そして、この映画、作られたのが昭和16年って、確か太平洋戦争の最中、戦争の真っ最中にも関わらず、どこにも戦争の匂いが感じないのが良い。一時間にも満たないこの作品、私は気に入りました。この映画もDVD化してくれないかなあ!
[CS・衛星(邦画)] 9点(2007-09-16 09:25:02)(良:1票)
8.  緋牡丹博徒 仁義通します 《ネタバレ》 
凄い!何なんだ?この異常なまでの盛り上がりと熱気の凄さ、画面全体からほとばしる殺気と凄み、エネルギー、参ったねえ!←なんか口調までお竜さんみたいになるこつね。(おっと、すいません。ちょっと調子に乗りすぎ?)とにかくもうこれはこのシリーズ全部の中でおそろく一番だとまだ全作品観てないけど、そんな気がしてならない。観るまでは正直言って、かなり不安がありました。斉藤武市という監督さん、私はあまり知らなかったし、この監督の撮った映画は一つも観たことなかったけど、この監督さん、小津監督の「晩春」の助監督でもあるんですね。どうりで上手いと思いました。ここぞていう時の泣かせるこつとでも言うべきか?きちんと心得ているし、なんてたって、お竜さんこと藤純子と菅原文太の二人の並び立つシーンなんて、任侠映画でありながらもぐっとくるものがあるし、物語の軸となる人物象についても全くといって良いほど計算され尽くしていてとにかく主役から脇を固める俳優陣において、誰一人として疎かに描いていないのが素晴らしい!ぐるぐるさんがあまりにも素晴らしいコメントを残しているので私がもうこれ以上書くことなどないとは思うけど、本当に最後の方の殴り込みのシーンの凄まじいほどの盛り上がり方は正にマキノ雅弘監督の映画のようです。そうそう、私もあの熊虎親分(若山富三郎)の登場シーンには爆笑してしまいました。牢屋の中のシーンなんて「次郎長三国志シリーズ」を思い出させる楽しさだし、黒い帽子(マジシャンハットみたいな)姿にチョビヒゲ、手には傘、チャップリンみたいで可笑しかったです。そして、忘れてならない片岡千恵蔵の貫禄、とにかく間違いなく今まで観たこのシリーズの中で最高傑作と自信を持って言えます。最後の終わり方までが本当にマキノ的な素晴らしい終りに、拍手!拍手!
[ビデオ(邦画)] 9点(2006-11-03 20:18:53)
9.  緋牡丹博徒 お竜参上
おや?珍しいなあ!なんでこれだけ誰もコメントがないのだろう?そんじゃ一番先に書かせてもらいますよ。加藤泰監督によるこのシリーズは今回で観たのは二本目となるわけですが(他では山下耕作監督と鈴木則文監督による二つも観てはいるが)本当は順番通りに観た方が良いのかもしれない?けど、なんて言うのかなあ?加藤泰監督のこれぞ加藤泰演出の美学のようなものがこの作品の中で色んな場面で観られるわけでして、解り易く言うなら「静と動」!例えば緋牡丹のお竜こと、矢野竜子(藤純子)の艶やかさ、更には矢野竜子の見方となる菅原文太の青山の描き方、この二人の並び経つシーンでの美しさ、正に「静と動」とが上手い具合に描かれていて、その辺りが単なる任侠映画、今時の極道ものとは明らかに違うわけで、雪の降る中、お互い見つめあうシーンでの表情の美しさ、今戸橋の場面なんて、絵に書いたような感じです。まあ、色々なんだかんだと言ってみたものの、とにかく美しい上にこの作品はシリーズ全部の中でも美しさという点では際立って美しい傑作と思えるぐらいの完成度の高さです。
[DVD(邦画)] 9点(2006-10-25 22:52:39)
10.  ヒズ・ガール・フライデー
うわっ!これまた物凄い言葉の応酬!何というスピード感!躍動感とでも言った方が良いかもしれない。そのぐらいの凄まじさでとにかく喋る。喋る。喋り捲る。その台詞のテンポの凄さ、ハイテンション!呆れるほどの凄さです。マシンガンのような言葉の応酬にあっという間の92分間でした。ケーリー・グランドとロザリンド・ラッセルの主演の2人が一つの空間の中で、同時に二つの受話器を巧みに操りながら、お互いまるで違う会話をしているシーンの凄まじさ、観ていて惚れ惚れ致します。話の展開といい、役者の演技合戦といい、本当に凄まじいほどのテンポの良さ、これまたとにかく傑作!コメディとは何か?またこの作品、コメディでありながらも大人の恋愛ものとしても、更に犯罪ものとしても上手く描かれていて、さすがは名監督の1人であるハワード・ホークス監督!見事な演出、脚本、構成の素晴らしさと俳優の演技の上手さといい、全くもって最後まで眼が離せない。コメディが好きな人は特に必見の傑作です。
[DVD(字幕)] 9点(2006-05-01 17:44:38)(良:1票)
11.  ビルマの竪琴(1956)
これは市川崑監督の文句無しの代表作にあたる名作だと思います。とにかく音楽から役者の表情、台詞にしても何もかもが泣けて仕方ないです。安井昌二演じる水島上等兵へ向けての全員による大合唱、それに応える水島上等兵の琴による演奏、更に三國連太郎演じる井上小隊長が読み上げる手紙からもう何もかもが涙で観終わった後もしばらくは涙が止まらず参りました。何だかこの映画を観るとしばらくは鳥を見るだけでこの映画のことを思い出して涙が出てくるような気が致します。
[DVD(字幕)] 9点(2005-10-30 20:23:51)
12.  桃色(ピンク)の店 《ネタバレ》 
以前、「生きるべきか死ぬべきか」という映画を観て初めてこの監督の映画に触れてみて、これは他の作品も観たいと思った。そんなルビッチ監督の作品、残念ながら近くのレンタル屋さん、どこを探してもほとんど置いてない。そんな中で偶々見つけたこの作品、やはり面白い!ルビッチ監督の描く世界は後のキャップラ、ワイルダーといった監督の描く世界に通じるものがあります。なんて言うのか、上手く言えないけど、この監督の作る世界、好きです。話も勿論、良いのだが俳優の演技も良いし、台詞にしても粋な感じて嫌味が無くて見ていて楽しめる。この映画の終りの方の台詞「あなただったのね」て何だかチャップリンの「街の灯」のラストを想像させるものがある。いずれにせよ、これもまた「生きるべきか死ぬべきか」とは一味も二味も違った素晴らしい映画であることは間違いない。他のルビッチ監督の映画も観たい!頼むからどこか近くのレンタル屋さんにルビッチ監督の作品、全部置いてくれ!そんな気分です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-19 18:04:13)
13.  昼下りの情事
ビリー・ワイルダー監督らしいお洒落な雰囲気と粋な会話、ユーモラスたっぷりの世界をオードリーが見事なまでに可愛く演じていて大好きな一本!「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーンは別格として、その他の出演作の中ではこの映画のオードリー・ヘップバーンが一番好きです。
[DVD(字幕)] 9点(2005-06-17 22:26:43)
14.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 
アニメの実写は難しい。大抵の場合、アニメを実写にすると駄作になる。それは何故か?原作を利用しての金儲け主義に走る。弄くり過ぎるなど色々ある。美女と野獣の実写と聞いて、何故だ?と疑問を感じる人が沢山居るはずだし、私自身はアニメの美女と野獣に対して、それ程の思いも無ければベル役のエマ・ワトソンに対しても特別な感情も抱いてないし、彼女の出てる映画を一つも見てない。だから全く期待せずに観に行った。評判の良さを確かめたかっただけで全く期待せずに観たせいか?アニメより楽しく観れた。野獣がアニメよりも野獣的な上に人間的な一面、ベルへの愛を感じる事もできた。牢屋に閉じ込められたベルの父親とベルを助ける野獣、御屋敷からベルを逃がす優しい野獣、人間、顔より心だという野獣の姿を通してのメッセージ、他にも時計やらカップやら他の登場するキャラクターが踊る場面での楽しさ、ガストンが塔から落ちてざまあみろ!と良い気持ちになることもできた。呪いが解けた後、元の人間の姿に戻れた皆が見せる楽しそうな表情、アニメとは違う実写ならではの美しい映像とストーリーと音楽の素晴らしさ、実写だからどうとか?アニメに比べたら長いとかエマ・ワトソンがどうとか?もうどうでも良いと思うぐらい一本の映画として楽しむ事ができた。
[映画館(字幕)] 8点(2017-04-28 19:38:07)
15.  昼下りの決斗
サム・ペキンパー監督お得意のスローモーションがなくても男臭さ満載で銃撃シーンの緊迫感を十分に味わう事が出来たのでそれだけで満足です。酒場の結婚式でのシーンといい、崖でのシーンといいと、存在する本物の景色の美しさを生かしての西部劇らしい映像、この監督がスローモーションに頼らなくても娯楽作品を撮れる事を証明して見せた映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2016-05-16 20:10:47)
16.  ひばり・チエミのおしどり千両傘
美空ひばりと江利チエミによるおしどり物語、時代劇風コメディでただただひたすら明るく、最後もメデタシ!メデタシ!みたいな感じで見せる映画です。監督は沢山の時代劇風コメディを撮ってる沢島忠でこの監督らしく、ハチャメチャな感じがこの映画の魅力であり、とにかく美空ひばりと江利チエミが楽しんで演技しているのが伝わってくる。
[DVD(邦画)] 8点(2014-04-06 21:08:29)
17.  ひとり狼
市川雷蔵による股旅物で、見応え十分です。何と言っても市川雷蔵が格好良く、後ろ姿といいただ歩くだけでも絵になる。そんな市川雷蔵に語り掛けるようにして寄り添ってくる長門勇も良い味出してる。雪の中での決闘シーンも迫力十分な上に美しい。小池朝雄の悪人ぶりも良いし、作品全体から漂う格好良さとロードムード的な時代劇としての面白さを十分に味わうことができた。眠狂四郎とはまた一味違う市川雷蔵の魅力を感じる事ができる作品。  
[DVD(邦画)] 8点(2014-01-26 13:35:34)
18.  ヒューゴの不思議な発明
近年、やたらとCGというものに便り、何でもかんでも3Dで撮ろうとする監督が今のアメリカ映画界には多い。そんな中でどう考えてもCGとは無縁、しかも3Dなんて全く考えられない監督であるマーティン・スコセッシ監督が初めてCG、3D映画というものに手を出したと聞いた時は、えっ?嘘でしょ?スコセッシまでもがとうとう3Dに手を出したか!やっちまったな!ぐらいにしか思わなかったが、待てよ?この監督が3Dで映画を撮るとどうなるのか?他の監督とは絶対に違う何かがあるはずだと。その何かが見たくて見て来たけど、やはりこの監督は他のそこら辺の監督とは違う。3Dというものをもしも俺ならこうする。こうやって描いて見せてやるというものが伝わってくる。監督自身が初めて映画というものに触れて感動した時の気持ちというものが伝わる映画になっている。動く機械、スクリーンの向こうから飛び出してきそうな列車の動きなど映画の中で語られる映画を初めて見て驚いている人達、その姿を通して映画というものの面白さ、映画を撮ることの面白さなどを美しい映像によって見ている私達に伝えたいという監督の映画に対する映画愛的なそんな映画です。はっきり言えば観る人を選ぶような感じの映画だと思いますがこういう3Dの使い方なら嫌いではないし、むしろ大歓迎です。
[映画館(字幕)] 8点(2012-03-31 20:21:26)
19.  ひみつの花園 《ネタバレ》 
何よりもお金が好きで好きでたまらない主人公のお金に対する執念は何だかまるで「こち亀」の両さんのようである。お金が好きだからという単純な理由で銀行員となるために面接を受け、その場で試験官に「趣味は何ですか?」と聞かれ「お金を数えることです」というその返答ぶりが凄い。しかも、それで採用されてしまうなんて普通じゃない所が笑える。そんな主人公がその後は銀行員を辞め、大学生になる。その理由も勿論、お金の為。かと思えば大学も中退で次は何とキャバレー勤め。良いよなあ!女の人は時給5000円だっけ?そんな仕事があって、男には無理です。でもって今度はロッククライミングで優勝したり、水泳大会でも優勝したりと賞金稼ぎまくりの何だこの主人公は本当に女版「両津勘吉」だ!それにしてもこの主人公を見ていると人間、諦めなければ何とかなる。そんな励ましみたいなものが作品全体を包み込む感じがして、とにかく前向きに生きよう!て気分にさせられる。色んな意味で滅茶苦茶な作品なのだが、その滅茶苦茶こそがこの映画の一番の魅力だと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2011-10-18 22:23:23)(良:2票)
20.  美人は人殺しがお好き 《ネタバレ》 
ヘンリー・フォンダとバーバラ・スタンウィックの「レディ・イブ」コンビによるこれまた面白いラブコメディ・サスペンスものを発見!ヘンリー・フォンダの調子の良い奴ぶり、コメディアンとしての面白さがここでもまた見られて嬉しい。またバーバラ・スタンウイックの魅力も十分発揮されていて楽しい。殺人容疑をかけられてまうバーバラ・スタンウィックと他の女性達、タイトル通り、タイトルに偽りなしの美人ばかりで、そんな女性達がこれまた面白い。警官達をみんなでおちょくる場面の楽しさと、テンポの良い会話の応酬、サスペンスとしては少し弱い気がするものの、コメディ映画として観るととても面白く出来ている。こういう雰囲気のコメディ映画、私は好きです。銃で撃たれ、病院に担ぎ込まれたヘンリー・フォンダの女たらしな警察のことをすっかり駄目だと思い込んでいるバーバラ・スタンウィックの可愛さとそんなバーバラ・スタンウィックのことを騙して、良い思いしているヘンリー・フォンダのあの顔付きがとにかく笑える。ラスト、目出度く事件を解決し終えて抱き合い二人の愛を確かめ合う二人の姿を見て、羨ましそうな顔している二人の男達のマヌケな顔付きも面白い。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-20 20:11:41)
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