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光りやまねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

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1.  フランケンシュタイン(1931)
皆さんのおっしゃるとおり有名なシーンが数多くある怪奇映画の古典ですね。人造人間の造形はもちろんのこと、別監督の手によりリメイクされたりでいかに映画人に愛されているか見ておおいに納得です。(怪物というより、あえて人造人間という言葉を使わさせていただきます) 人造人間が少女と花遊びをするところや炎上する風車小屋での哀しいラストなど共に有名ですが、個人的にはフランケンシュタイン博士が人造人間を蘇生させるまでの過程が好きなんですよね。こだわりにこだわったケレン味たっぷりな実験装置に凝りに凝ったセット美術。怪奇物の雰囲気をこれでもかと言わんばかりに醸し出しておりゾクゾクさせてくれた。科学が今現在のように発達していない当時、死体に強力な電気エネルギーを与えると生き返るのでは、と本気に思った観客は少なからずいたのではないだろうか。そのくらいハッタリ度充分な演出です。またこの映画は単なる恐怖ものではなく、神をも恐れぬ科学の暴走が悲劇をもたらすという側面を持っています。ところが、同じホエール監督が手掛けた続編(むしろ番外編という感じだったが)「フランケンシュタインの花嫁」では、笑うに笑えないブラックなトーンに包まれたパロディ色の強い作風となっており、両作品のその余りの方向性の違いに唖然としたのを覚えています。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-04 00:35:28)(良:1票)
2.  豚と天国
ユニークなタイトルにつられ見たわけですが、コレは掘り出し物と言ってよいのではないだろうか。自ら入る墓に全財産を注ぎ込む老夫婦の話、豚を太らそうと孫をコキ使う盲目の老女の話、顔に傷があるラジオのDJの男と謎の女とのラブストーリー …3世代3様のエピソードを絡ませながら、最後には墓オチで着地させるという風刺に満ちた物語。どれもこれも救いようのないお話しですが、ラテン系特有の楽天主義も垣間見え後味はさほど悪くはない。(大人の寓話と言えばよいかも) ペルーといえばフジモリ大統領で有名になった国で、この当時、激しいインフレと失業で危機的状況に追い込まれていた記憶がある。監督はフランシスコ・ロンバルディ。当国ペルー(スペインか?)ではきっと名のある監督さんなんでしょう。
7点(2004-08-19 10:28:00)
3.  武士道残酷物語
君主や国家に仕えた中村錦之助演じる飯倉家当主の残酷な歴史を、戦国時代から太平洋戦争、そして現代まで七つに区切りオムニバス形式で描いています。その中でも、3番目と4番目の物語りが強烈な印象を残しましたね。とくに4番目、非道を極めた藩主に仕える飯倉修蔵の被虐的忠義心にはただただ唖然。ただ一人残された幼子が「侍の命は侍の命ならず、主君の為ならば…」を繰り返し唱えるシーンにはゾッとさせられるものがある。忠義、忠義、そして腹切り。もし欧米人が見たならば、さぞや驚愕したことであろう。ところで、非道ぶりに逆上した家臣が君主を斬り捨てるというシーンがあるわけですが、当時、虎視眈々と狙うこのような侍がけっこういたのではないだろうか。それにしても本作は、島国である日本人の精神構造を執拗なまでに描写しており、名匠今井正のリアリズム手法には脱帽ものです。敗戦後日本は、基本的人権を根幹にした民主主義が当たりまえのように思われています。しかし私たちの祖父の時代までは、この非人間的な君主制・天皇制が延々と続いていたわけなんですよね。しかも何が一番凄いかといえば、昨今日本人の個人主義(否、自己中心主義というべきか)への変わり様、激変する精神構造. ベルリン映画祭金熊賞受賞も納得の、時代劇の傑作です。
9点(2004-08-08 10:37:48)
4.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト
本国アメリカでは大ヒットしたらしいが、見事一杯喰らわせられた感じ。予算がない、キャストはいない、スタッフもいない。そんな、ないない尽くしの条件下、知恵を絞り出しアイデア一発を狙ったわけなんだろうが…。たしかに、ミステリアスな雰囲気を醸し出し恐怖を盛り上げる演出は上手いと思う。が、しかし、こういうネタとオチって「◯◯◯探検隊シリーズ」で見られる様に昔からあるわけです。わざわざ劇場まで足を運んだ人は到底納得しないだろう。このテのジャンルが好きな人だけが、ホクホクとテレビやビデオで楽しめば良いわけで、劇場用として公開すのはマズいの一言。ラジー賞も納得のヘザー・ドナヒューの迫真?の演技(本人は賞をゲットでゴキゲンだったに違いない、おそらく)に、4点。
4点(2003-11-25 16:38:04)
5.  不眠症/オリジナル版 インソムニア
独特の雰囲気を漂わす作風はもちろんのこと、犯人が現れてからスリリングな展開になってくるわで、サスペンスものとしては上出来な掘り出し物。しかも主人公の刑事(S・スカルスガルド)が、白夜で不眠症に陥り精神的に追いつめられていく様子がうまく伝わってくる。ただ、主人公が胸くそ悪い刑事として描かれており、リアルでエグいシーンもあるので作品自体の後味は良いとはいえない。もちろんこれこそが作り手のねらいなんだが。
7点(2003-10-25 11:28:45)
6.  ブルーベルベット
ストーリーはさておき、デヴィッド・リンチらしい何とも異様で官能的な雰囲気に満ち溢れている作品。とにかく、悪党の頭役であるデニス・ホッパーの怪演ぶりが強烈過ぎる! ! ! 大胆な役を演じたイザベラ・ロッセリーニ以外のキャストの影が薄くなることと言ったら…。おっと、ローラ・ダーンはチャーミングで良かったゾ! !
7点(2003-10-25 11:07:54)
7.  プラトーン
見事というか、強烈なベトナム“反省”映画だった。監督のオリバー・ストーンは自ら志願兵となりベトナムを体験しているだけに描写がリアルで生々しい。この作品の主題ともいえる内部の対立を通じ、必然的に返り討ちとなる展開にも大いに説得力がある。しかもベトナム人への虐殺、略奪、強姦など米兵は現地で何をしたかをも生々しく描かれている。チャーリー・シーン演じるクリスの“敵は自分の中にあった”というように、動機付けの無い兵士というものは敵を倒す事よりも自分が死なない事を優先に考える。つまり、外敵と戦う以前の問題なのだ。この当時、最前線に送られるのは移民や貧民層ばかりで、彼等の本音を言えば任期まで“生き抜く”が絶対的なものなのであろう。当然ヒューマンなエリアス(ウィレム・デフォー)よりも、冷酷だが生き抜く術を知り尽くしているバーンズ(トム・ベレンジャー)の側に付いた方が得策なのだ。世間の常識など通用しない最前線では、彼みたいなリーダー像こそがカリスマ性を持ってしまうのであろうか…。見る者にいろいろと考えさせられる戦争映画の名作です。
9点(2003-10-16 11:03:34)(良:1票)
8.  ブラックホーク・ダウン
「パール・ハーバー」のようなアメリカ讃美ではなく、「プラトーン」のように 強烈な反戦メッセージも伝わってこない。 リドリー・スコットは歴史的事実を踏まえた上で、阿鼻叫喚の負け戦で展開される米兵達の 人間ドラマを、リアルな描写と共に描きたかっただけではないだろうか。 しかし、人間ドラマとしては余りにもありきたりだし、リアルな戦闘シーンなら 二度と見る気が起こらない「プライベート・ライアン」のほうが上だ。 アメリカ人にはどう映っているか知らないが、日本人の私としては 巨費を投じた単なる戦争アクションものにしか見えなかった。
6点(2003-10-14 23:46:01)
9.  ファーゴ
いかにもコーエン兄弟らしい作風で、しかも実話を基にしているというところが緊張感をより一層高めている。さらにブシェミやメイシーなど俳優陣も個性派ぞろいの芸達者で、一味も二味も違うブラックに富んだ犯罪ドラマとなっている。馬鹿な企てが悲惨極まりない思わぬ方向へ展開するくだりは余りにも哀れ。いったい何人が死んだのか…。ところでミネソタ州のファーゴという田舎町。この映画ですっかり有名になってしまったが、住民はイイ気分じゃないだろうね。
7点(2003-09-20 20:28:22)
10.  ブリキの太鼓
味わい深いながらも、毒気の強い映画だった。にもかかわらず、再度見たいという気にもさせてくれる魅力があるのも確か! ! 狂気のナチが台頭する激動のポーランド。3歳で成長を止めた少年オスカル(D・ベネント)の視線で、醜悪な大人社会を捉えているわけですが、何が飛び出しどう展開するのか最後まで興味は尽きない。脳裡に焼き付く強烈な場面も多く、とくに馬?の頭からウナギが出てくるシーンと、母親が魚をむさぼり喰う一連のエピソードが気色悪過ぎ! ! それにしても、シュレンドルフ監督の演技指導もあると思うが、オスカルを演じたベネント君(確か10歳ぐらいの子役)の悪魔っ子的なキャラクターと好演は生涯忘れられそうにない。
8点(2003-09-07 10:58:17)
11.  ブラックホール(1979)
製作がディズニー・プロということで、ワクワクドキドキするSF冒険ものをイメージしていたんですが、見事、肩透かしを喰らってしまったのを覚えています。陰鬱で退屈極まりない人間ドラマが続く中、漫画みたいなロボットが、終盤、やたらと大活躍。たださすがに、巨費を投じただけあって特撮とSFXは見応え充分。期待が大きかっただけに残念な作品でした。
5点(2003-08-24 23:24:58)
12.  PLANET OF THE APES/猿の惑星
人間では無く、猿人の演技が見物の映画です(笑)。ティム・ロス演じる将軍猿がやたら強烈で印象に残ったし、メス猿のアリもチャーミングで可愛いかった。それにしても、何とも魅力のない演出に大雑把で足早なストーリー展開。しかも、唖然とさせる落語のような“オチ”。 深読みして良いのか、単なるギャグなのか。これじゃあ観客を混乱させるだけ。まあ、SFの名作中の名作であるオリジンと比べたら酷というもので、ティム・バートンにしては良く健闘した方ではないかナ。
5点(2003-08-23 23:37:33)
13.  フォレスト・ガンプ/一期一会
優しく包み込むようなメロディーと共に、一枚の羽がフワフワと舞い落ちるセンスの良いオープニングシーンからしてヤラレてしまう。トム・ハンクス演じるフォレスト・ガンプという、ちょっと頭は弱いが人間の愛というものを知り尽くしている男の数奇な半生を綴った物語。懐かしい数々のヒットナンバーをバックに激動のアメリカ現代史を絡めて展開させており、監督ロバート・ゼメキスのドラマチックで丁寧な演出が冴えに冴える。(原作はウィンストン・グルームで脚本はリック・ロス) また、アラン・シルヴェストリの抑揚のある音楽が感動を盛り上げ、時には涙腺を緩める。フォレストの純粋で無欲な行動があれよあれよと成功を収めるが、本人にしてみればどうでも良いことで、頭にあるのは常に愛する人への思いといつしか昔のように愛する人と一緒に時を過ごしたいだけ。その彼と対照的なのがジェニー(ロビン・ライト)の自分を見失い落ちぶれゆく半生であり、ダン隊長(ゲイリー・シニーズ)の神をも呪いたくなるベトナム戦争の後遺症であろう。とくにジェニーの生まれ育った家屋に向け狂ったように石を投げ付けるシーンは非常に印象的であり、あたかもこの家屋が自分のすべてを狂わし、自分なんか生まれて来なければ良かったとでも言いたげだ。そして神様に見離される者もいれば、時を経て神様と仲直りする者もいる。心温まるファンタジーでもあり、現代人に向けた寓話でもある。アカデミー賞総ざらいも納得の本作に、文句なしの10点満点。
10点(2003-08-10 21:57:03)(良:1票)
14.  プレデター
やっぱりシュワは強かった! シュワルツェネッガーの史上最強ぶりを痛感させられた、SFアクション映画の決定版! ! …と言うところか。臭ってきそうなほどヒドい顔だが、ガタイはでかいし透明にもなれる戦士プレデター。しかも強力な武器を持っているという。そんなおっかないヤツに、鉄人シュワがどう知恵を出して闘うかが見どころの迫力満点な映画でした。
7点(2003-07-19 23:10:58)
15.  プルガサリ/伝説の大怪獣
つい、ビデオのパッケージにつられて見てしまった(笑)。怪獣そのものは見ての通りゴジラに似ていますね。しかし、ストーリーは勧善懲悪、民話調で「巨人ゴーレム」や「大魔神」に近いかな。しかも人間側の都合通りにはいかない、という教訓めいたオチ付きでタッブリと余韻も残してくれた。(情感に訴えた演出でラストはかなりなものです)  ちびプルガサリはホントかわいかった。
6点(2003-05-31 13:09:38)
16.  プライベート・ライアン
冒頭から物凄いシーン。そう、地獄絵図。まるで従軍カメラマンのドキュメンタリーみたいだ。戦争といえばその通りなんだけど、むしろ人間どうしの壮絶な“殺し合い”を見せつけられた感じだ。最前線に赴くという事は、阿鼻叫喚の地獄が待ち受けており、不条理な政治的命令で動かざるを得ないのが実情。しかも、生きるも死ぬも運次第。木っ端みじんならマシな方で、そのほとんどが苦しみ悶えて死ぬ。腰が抜けて何も出来ない兵士。ただ膝を抱えて泣叫ぶ若い兵士。「ママ、ママ …ゴー、ホーム」…悲痛な叫び声が脳裡に焼き付く。監督スピルバーグは音と映像を通して、戦場の恐ろしさをストレートな演出で訴えている。ラストのクライマックス、ドイツ軍の戦車が右方向に向きを変え、遠方からジワジワと接近してくる描写のもの凄い緊迫感。人間の内面から揺さぶる恐怖を描かせたら、さすがスピルバーグだ。言うなれば本作は、ミラー大尉、ライアン、アプムなど主要人物に感情移入させる手法をとり、窮極の戦争シミュレーションを観客に体験させ、厭戦感を植え付ける結果になっている点からすると反戦映画の部類に入るのではないだろうか。
9点(2003-05-04 13:05:53)(良:2票)
17.  フルメタル・ジャケット
万人に分かり易くという意図があるのか、キューブリックの作品にしては少々物足りない。映画は二部構成となっており、前半は新兵訓練所で若者が戦闘マシーンへと完成されるまでの過程がしっかりと描かれている。そんな中、鬼教官に執拗なまでに罵倒され、いじめ抜かれた「ほほえみデブ」の精神が崩壊し、鬼教官を射殺して、銃口をくわえて自決するシーンは鬼気迫るものがある。後半は戦場での生死のはざまを描いており、おおよそ思わぬ出来事で命を落とすものだという事を見せつけてくれた。とくに、凄腕スナイパーの正体がベトコン少女だったとは驚きで、悪夢的な彼女の表情は生涯脳裡に焼付きそう。
9点(2003-05-04 13:05:41)
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