Menu
 > レビュワー
 > 眠い悪魔 さんの口コミ一覧
眠い悪魔さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 42
性別
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 
この物語の中では2つの時間が流れている。1つは、祖父母の異常な馴れ初めから始まる、正気を失った一族の時間。もう1つは、異常な指導者に率いられ、正気を失っていった国と民族の時間。この狂気に満ちた2つの時間を統合するのが、大人になることを拒否したモラトリアムの権化オスカル。3才だった彼にとって、大人になることは正気を失うことを意味していた。彼の視線は2つの時間を照射し、性と愛で狂い、差別と憎悪で狂う大人たちの痴態を余すところ無く映し出す。そんな世界を否定するオスカルは、二人の父親が命を落とす原因を作ってしまい、ヤンはドイツ兵に銃殺され、アルフレートはソ連兵に撃ち殺される。間接的にせよ「父殺し」を行ったことが、オスカルのモラトリアムに終わりを告げたのだろうか、彼は再び成長し始める・・・。デフォルメされたキャラクターたちが繰り広げる、毒々しく、寓意に満ちていながらも、極めてリアルに感じられる不思議な世界。家族と社会という二つの異なる次元の物語を、異形の子供の視線によって重ね合わせ、見事に描き切った快作であり怪作。
9点(2004-03-12 01:44:29)
2.  フルメタル・ジャケット
ベトナム戦争なんてありきたりなテーマをなぜキューブリックがわざわざ映画化したのか? → 【答え】これはベトナム戦争をテーマにした映画ではないし、そもそも戦争映画ですらないのかも知れない。「人間の本質とは快楽を求める悪ではないのか?」というキューブリック終生のテーマが、たまたまベトナム戦争をネタにして展開されただけと言える。理性が、すなわち人間の精神がいかにもろく、簡単に壊れてしまうものかを描く前半の海兵隊の新兵訓練は、「時計仕掛け」のアレックスの洗脳に通じるテーマ。そして後半のあまりにも美しい戦場の炎は、誰も見たことがない映像を作りあげる映像作家キューブリックの真骨頂。見る者の心理を「道徳的・理性的嫌悪感」と「感覚的・肉体的悦楽」に引き裂くのがキューブリック映画の魅力だと再確認する代表作。ただし「2001年」や「時計仕掛け」と較べてしまうと、何か“マジック”が足りない気もする。そのぶん分かりやすく、人気も高いわけだが。
8点(2004-02-14 20:47:50)
3.  ファム・ファタール(2002)
素晴らしい映像美、先の読めないストーリー展開、魅力的な役者たち、さすがデ・パルマ。ゴージャスでワクワクできて、娯楽としての映画のエッセンスが詰まってる作品。だったのだが、これだけ引っ張っておいてオチが・・・とは。伏線の緻密さはよーく分かるが、何とかならなかったものか。しかし、実によく作り込まれた作品であり、見て損はない。
6点(2004-01-27 20:02:02)
000.00%
100.00%
212.38%
337.14%
424.76%
549.52%
6716.67%
7921.43%
81023.81%
937.14%
1037.14%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS