Menu
 > レビュワー
 > 目隠シスト さんの口コミ一覧
目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2258
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  フラットライナーズ(1990) 《ネタバレ》 
好奇心旺盛な研修医による臨死体験実験。前代未聞の実験で彼らが得たのは“過去からの復讐”でした。今まで封印してきたであろう罪や後悔の記憶を呼び起される体験者たち。それも、幻覚が見えるほど鮮明に、過去の過ちを自覚させられます。所謂、負の走馬灯。この現象を彼らは“神の領域”なる言葉で説明しましたが、死後生前の所業について裁かれるという思想は、キリスト教に限らず宗教業界の大本流。それに神様を持ち出さなくとも“良心の呵責”で容易に説明できると考えます。つまりリアル過ぎる幻覚を除けば、実験結果は極めて予想通りのものでした。臨死体験はあくまで入口。本題は、彼らがこの不思議体験を経て、過去の自分とどう向き合うかにありました。ところがどうでしょう。レイチェルは事件の真相と向き合いトラウマを克服したようですが、男3人の方はいけません。全員一応罰は受けたものの、それで贖罪が済んだと思うのならオメデタイ。デヴィッドは相手が大人の対応をしてくれただけですし、ネルソンが得た赦しは彼の願望が見せた幻。覆水が盆に返らぬように、彼らの犯した罪(特にネルソンの大罪)は簡単に贖えるものではありません。その事実を認識せずして真の贖罪など叶うはずもなく、本作の結末は随分と加害者に都合の良い安易な決着に思えました。個人的には、実は実験失敗で主人公は死んでいたなんて結末の方がスッキリしたと思います。
[DVD(吹替)] 5点(2014-08-18 20:25:27)(良:1票)
2.  普通じゃない 《ネタバレ》 
可愛らしい子供の姿をしたキューピッドは恋の天使。ファンタジックな存在です。本作の天使も目的は同じ。でもオジサンとオバサン。おまけに“恋をさせること”が職務だと言う。急に現実味を帯びてきます。サラリーマンの営業ノルマと同じ。“2人の幸せのために”なんてキレイ事は言いません。ノルマを達成しないとキツイペナルティが待っているから。なりふり構っていられない。出会いのキッカケなんて無茶苦茶。ドラマチックではあるけれど、その後の人生に悪影響を及ぼすこと必至。吊り橋効果を狙って?銃を撃ちまくる。最悪天界に戻れないのなら、ユアンを殺して報酬を戴こうとまで考えています。人間と変わらぬ現実主義と利己性。それが本作のウリ。面白い設定だと思います。でもそれなら、天使の視点で物語をすすめればいい。主体がキャメロンとユアンである必要はありません。また、天使のキャラクターの描き方も中途半端。ルックス的に“イイ人”風だし、最後の奇跡も“若い2人の愛のため”を装っています。やっぱり天使は善なのではないかと錯覚させます。でも本当は違うと思う。神様を上手く言いくるめたに過ぎません。天使のスタンスの不安定さが、そのまま作品の印象に繋がっていると思います。天使はあくまで事務的に冷酷に、2人はそれを知らずにハッピーに、なんて展開の方が、メリハリが効いて良かったのではないかと。結果的にキャメロンの小悪魔的ルックスとユアンのイイ人ぶりが幸いして、物語の後味は悪くありません。でも物足りないです。撃たれた男天使が動いたときの親父さんのリアクション、声にならない「イーア」という顔がツボだったので+1点。
[DVD(字幕)] 6点(2007-11-19 18:35:40)(良:1票)
3.  フォー・ルームス 《ネタバレ》 
絶対無いだろうけど、もしあったら面白そうな(現実離れしすぎていない)シチュエーションがいい。主人公の性格も実にいい加減で笑いを誘います。毒気は強く、かなりお下品ですが、個人的には嫌いじゃない。オッパイが見られればOKの1話目と、オチが全ての4話目は別にしても、『間違えられた男』と『かわいい無法者』は膨らませても面白そうだなと思いました。なお、4話が微妙に繋がっていても、物語として大胆に絡んでこないのはもったいない。単発での満足感は、たかが知れています。散発のジャブよりもコンビネーションブローの方が遥かに効きます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-06 18:33:10)
4.  不機嫌な赤いバラ 《ネタバレ》 
最初はニコラス・ケイジに同情しまくり。頭ではマダムの寂しさを想像できても、やっぱり憎たらしい。彼を主体にストーリーが進行するから尚更です。マダムに対する見方が変わるのは、物語が彼女の視点に移行した時。久しぶりに訪ねてきた息子に喜ぶマダムの顔は、ごく普通の母の顔。しかし静かに息子の願いを断った顔は、元ファーストレディのそれでした。その表情が絶妙です。彼女が置かれてきた状況、抱いてきた想い、それらを瞬時に察することが出来ました。心の隙間を縫って彼女の心が流れ込んでくるよう。不意をつかれて涙しました。ここからの畳み掛けが上手い。観客には、マダムがニコラスを重用する理由が明かされ、彼女に対する理解が深まります。さらにニコラスも、彼女と酒を酌み交わすことで気持ちを通じさせます。一気に和みムード。しかしマダムの表情は晴れません。今後の成り行き(病気に起因する悲劇)を予感した矢先の急展開。虚をつかれました。ニコラスの心情を慮ると辛過ぎる。彼は後悔の念に苛まれたはずです。マダムのわがままを許してしまった、己の甘さを責めたと思う。彼女と打ち解けたがゆえに、出てしまった緩み。ただし、運転手と対峙した時に彼がとった行動は、後悔に由来したものではありません。この時の彼はプロではなかった。彼はただただ、マダムを助けたかった。その強い想いが伝わってきます。ビジネスを超えた繋がりを感じずにはいられません。ラストも秀逸。退院時に車椅子に乗れという看護師。その規則に論理性はありません。車の座席位置でモメたのとは訳が違います。それでもなお、規則に従えと言うニコラス。彼の顔をじっと見据えた後、従うマダム。2人の新たな絆を感じます。マダムの人生は、得たものより、失ったものの方が多いかもしれない。でも最後に信頼できる人間を得られたのは、何よりの幸いだと思います。不機嫌なバラは、これからも不機嫌であり続ける。それが彼女らしく生きることだから。そしてニコラスの髪も抜け続けるでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-20 17:41:22)(笑:1票) (良:2票)
5.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 
前半のクライムサスペンス調から一転して、後半はおバカアクションホラー。この変わり様には驚きました。悪趣味ぶりも際立っています。でもこんなテイストも嫌いじゃない。たぶんバカのさじ加減がいい具合なのだと思います。手の平を撃たれているのに、苦しむそぶりを見せないタランティーノ。おそらく人格が“壊れている”ことの暗示でもあるでしょうが、それにしても大雑把な表現です。そうかと思えば、「人間の体は硬くて杭が通らないけど、バンパイアの体は柔らかいから簡単に杭が通るんだ」なんて説明をご丁寧にしてくれる。この妙なこだわりが面白い。終盤のバンパイア狩りアクションの爽快さが、前半の胸糞悪い空気を吹き飛ばしているように感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-17 18:31:59)
6.  フォーリング・ダウン 《ネタバレ》 
小さなイライラの積み重ね。溜まったストレスの大きさは自分では案外分からないものです。キレるきっかけは僅かな事でいい。瞬間的にキレた場合は、すぐ我に帰ることが出来ます。しかし“タガが外れた”時はそうはいきません。本作の主人公はこのケース。ただし車を捨てた時点で、完全に外れている訳ではありません。ちゃんと段階を踏んでいます。破壊を実行するごとに、その内容もアイテムもエスカレート。そして殺人という一線を越えます。高いハードル。「プレゼントを壊された」「相手がナチス信仰者」という2つの要因が彼の背中を押しています。砕け散ったのは、プレゼントだけではありません。とてもリアルに感じました。自分が本作の主人公にならないとは言い切れない。ですから彼には、“失業していた”とか“もともと短気だった”“精神的に病んでいた”という設定は必要無かった気がします。主人公と対比される存在が退職間際の刑事。嫌味な上司にアホな同僚。不安定な妻。彼もまた、いつキレてもおかしくない状況です。しかし彼は決してキレたりしません。つまり普通の人はキレたりしないという意味。これも不要です。普通の人がキレるから、誰の身の上にも起こりうるから怖いのだと思います。主人公が特別な存在になってしまったことで、少し醒めてしまいました。残念。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-28 18:05:00)(良:1票)
7.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 
罪の意識を負いながら、罰が与えらないこと。贖罪が叶わぬことは、罪の重さを知る者にとっては最大の罰です。理不尽な形で愛する者を失うこと。これもまた神から罰を与えられたようなもの。ジャックはともかく、バリーには何ら非がありません。しかしこういった悲劇が突如降り掛かるのも現実です。重い罰を与えられた2人の出会いは、単なる偶然か、あるいは神の配剤か。いずれにしてもこの出会いが、2人の人生を動かします。瀕死の状態の彼らを救った“癒し”。それは聖杯に象徴されます。もちろんウソ聖杯にその力はありません。彼らにとっての聖杯は、恋人の支えであり、友情でした。心を傷つけるのも人なら、癒すのもまた人。もっともジャックは後悔の念を、バリーは妻を失った悲しみを、一生負い続けるのは変わりません。真のハッピーエンドは、本作には存在しないのだと思います。しかし2人は罪に対する“許し”を得ました。僅かな許し。でもそれが生きる力になるのだと思います。重いテーマでありながら、自分は楽しく、そして正面から物語と向き合えました。脚本が抜群に素晴らしい。駅の舞踏会、夜の公園シーンを、忘れることはないでしょう。
[DVD(字幕)] 9点(2007-02-25 00:19:04)
8.  フラバー 《ネタバレ》 
フラバーとは何でしょう。単なる“物”なのか“生物”なのか?音楽に合わせて踊る姿を見ると、とても“物”には感じられません。でも扱いは完全に“物”。違和感ありというか、少し可哀相な気がしました。フラバーの位置づけが曖昧で、魅力的でなかったように思います。フラバーはおろか、主人公以上に魅力的だったのがウィーボ。ディスプレイの映像ギミックも楽しく、ロボットなのに繊細な乙女心を感じさました。いじらしい。“彼女”の恋心を主軸に物語を組み立てたほうが、ずっと面白くなった気がします。全体的には、かなり大味な印象です。ゴルフボールやボーリング球を人の頭に平気でぶつける描写など、子供向け作品として配慮に欠ける部分もありました。コメディとしても、家族向け娯楽作品としても、今一歩であったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-01-06 19:03:55)
9.  プリシラ(1994)
3人のショウパブのおかまを乗せて荒野をひた走る大型バス「プリシラ号」。目指すは遥か彼方の田舎のホテル。ステージの依頼があったから。彼女らに降りかかる、いや巻き起こす、アクシデントなんて何のその。だってあたしたちは天下御免のドラッグクイーン。おかまに怖いものなんてありゃしない。何時でも何処でも、あたしたちはあたしたち。主人公は社会的マイノリティであるおかまさんです。都会の空虚な空気の中では泳げても、田舎の保守的な空気の中では泳がせてもらえない様を、哀しくも可笑しく、そして繊細に描いています。心を傷つけられても、あっけらかんと振る舞い、前向きに生きる彼女たちの強さに触れると、自分も頑張らなくてはと思えてきます。全編下品のオンパレードですがどこか上品。きっと彼女たちの生き方に品があるからだと思います。主演3人の熱演、ぱちぱちのメイク、ど派手な衣装、口パクのステージに魅了されてください。気が付くと自然に顔がほころんでいる、オーストラリア発の素敵なロードムービーです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-05-24 18:01:18)(良:1票)
10.  ブレイド(1998)
主人公が吸血鬼狩りをする理由、主人公の苦悩なども作品中で描かれますが、それはあくまでおまけです。本作の魅力はなんと言ってもアクション!刀で吸血鬼をばったばったと倒しまくるところが最大の見所です。吸血鬼を倒したときのあの“プシャー”と消える感じはまるでゲームです。刀に隠されたギミックもなかなかツボを押えています。よく考えると桃太郎侍とあまり変わりませんが、なかなか面白いアクション作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-09 17:59:20)
11.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
以前から観たいと思っていたのですが、やっと観ることが出来ました。今観ると多少の違和感はあるものの、作品の持つテイストは十分に近未来の雰囲気を醸し出しています。公開年度を考えるとこの作品が如何に凄い作品だったかが判ります。自分は他のバージョンを観ていないため、あくまで本作のみの感想になりますが、思っていた以上にヒューマニズムに溢れる映画という印象です。ただ淡々とストーリーが進むため退屈に感じるかもしれません。全体的に説明不測の感は否めませんが、かえって脳内補完をすることで作品に深みを与えている気がしました。切ないラストも好みです。見直すごとにいろいろな発見がありそうな作品だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-22 13:40:30)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS