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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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1.  ブレードランナー/ファイナル・カット 《ネタバレ》 
退屈だけど、凄く良い映画だと思う。 この「ブレードランナー」ほど観客の視覚に全てを委ねる映画は無いだろう。 公開当時からスゲエ綺麗なのに、回を増すごとにより画質が向上するんだから凄い。 冒頭の迫力ある近未来の情景。空からは燦然と輝く美しさがあるが、デッカードたち人間が住む地上は混沌とした街。言語と人種が混じり、食文化もごっちゃごちゃ。 酸性雨が降りしきる喧騒な街だが、そんな街に侵入者が見えない恐怖となって潜む。 危険を犯さなくなった人類は、自分たちの代わりに働くレプリカントという機械生命体を産んだ。 彼らは太古の奴隷がそうだったように、散々コキ使われ歯車のように捨てられる消耗品だ。労働、風俗・・・人間はどんどん堕落する。 だが「レプリカント」たちはただの「歯車」じゃない。 人間のように感情を持ち合わせ、人間以上に生きたいと必死に抗う生き物なのだ。 人間が忘れてしまったものが、彼らの心に宿っていく。 そんなレプリたちに不満が溜まり限界が来れば、反乱が生じる。 6人のレプリは必死に生きようとする。 1人、また1人・・・それをあざ笑うかのようにレプリは追い詰められていく。 それを破壊するために追う「ブレードランナー」のデッカード。機械の脚で駆ける者を生身の脚で追う、それが彼らだ。デッカードの使命は同胞の仇か、街の平和のためか、それとも上司の命令に従う忠誠心からなのか。 そんなデッカードが目の当たりにする人間のエゴ。 人間と見分けが付かない感情を持ち合わせる彼らを追う内に「必死に生きるレプリを俺たちは消そうとする。人間の秩序を乱す彼らがおかしいのか、それとも人間の秩序で勝手に縛り付ける俺たちが間違っているのか」とデッカードを葛藤が襲う。 そしてデッカードを優しく包み込むレイチェル。 デッカードは走る。レイチェルたちを守るため、何より仕事として義務を果たすために。 最後の戦いにおけるレプリカント・ロイ・バッティの行動。 デッカードの人間の生命の尊さに気付いたからなのか、それともレプリカントと同じ何かを感じたからなのか、それは解らない。だが、ロイは鳩を殺さなかった。それは彼らが本当は命を思いやる生き物だからだ。だからこそ、人間であるデッカードの命を感じたのではないか。レイチェルを理解してやれる唯一の「人間」に。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-04 03:54:34)
2.  冬の日 《ネタバレ》 
川本喜八郎をはじめ様々なアニメーション作家が参加したオムニバス作品。 秋に始まり春に終わる物語、「風」だったら「風」というように連想ゲームの感覚で繋がっていく。  松尾芭蕉、屏風、句の後にアニメーションがはじまる。  秋の野山をかける男、キツツキ、坂を転がる唐笠を追いかけるスピード、野山を駆け抜ける風。 人形アニメーション、椿。  冬、CG、酒屋、月夜。  酒瓶、トラック、一気に現代に、トラックは馬のように嘶き走り出す、柿、月夜。  蒸気機械、歯車の軋み、馬、赤い閃光が飛び交う薄野、夕日。  田んぼ、箪笥の中の家に飛び込んできた男は鷺と一緒に震える、鳥は人間の女になり、髪の毛が無限に拡がる様は恐ろしい。赤ん坊を奪われた女の髪の毛も無限に伸びる。  ロトスコープ?、白装束の女性、割れて粉々になる大地。  森のような女、廃墟、燃え上がるふくよかな女性。  カラス、冬、寒々しい家、カラスの巨大な影。  「冬の日」を書かれた本がめくられる、本の中を飛び交う色彩の数々。  木の下で胸や尻をだし男をさそう女(やけにコミカルな絵柄だこと)、霧が隠す情事。ここからしばらく変わった絵柄が続く。  船曳?船に乗り込むデブチビハゲのクソ女、ああ殴りたい、心中、沈む時だけシリアスな音楽流しやがって。  江戸時代の美人画みたいな絵。   キツネを取り囲んで脅かす鬼たちが消え、桜の木の下で二人っきりで思い出をめぐらす。  人形アニメ、風に吹き飛ばされる様々なもの。   粘土アニメ。  近未来のSF?、蝶、エイリアン?、檻の中、銀河鉄道?  絵本みたいな絵柄、月夜の光を反射、放たれた矢はロビン・フッドから壇ノ浦、ジョン・ウェイン、「蜘蛛巣城」の三船敏郎を通り過ぎ、芭蕉?を射る。矢ごときでは死なない芭蕉、笑ってみせる。  木こりの帽子を射ぬく矢、木「今です!」、何事もなかったかのように去っていく。  河童、目玉をはめる。  鏡に映る目玉。なにがあったんだよアンタ。    冬、着物姿、下し髪の美女、川のようにうねる長い髪。  人形とアニメの混ぜこぜ。  髑髏から弥生時代?  中国、戦場を舞う幻想。  観音像?ホトトギス。 雨音で絵師もみんな眠くなる、何故か鳩時計と水洗トイレ。  月を見て、豚が頭の上を舞う、豚の行進、幸せそうに酔う。  ま た 豚 か。  豚の酒盛り、バラの園、バラを頭に飾り、琵琶打ち、バラ色に染まる月夜。  牛と琵琶打ち、さっきまで元気に歩いていた牛が…ショックで文字通りブルーに。  滝平二郎みたいな切り絵、牛の骨。  砂絵、夜空に輝く、赤ん坊、妹の眉、星がギラギラ鋭く輝く。  裸の女、薄絹一つ、ビーナスの誕生?  平安時代? 
[DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 21:24:53)
3.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 
「ジャンゴ~繋がれざる者」とか「インセプション」とか犯罪街道まっしぐらのプリオは最高ですね。あの髭面が良い。  だがこの作品のプリオも最高だったぜ。薄髭も生き様も。  元傭兵で武器をバンバン売って弾もバカスカ撃っちゃうビジネスマン。金のため利害の一致で組むだけ、他人の命なんか知らね。  そんな奴が武装ヘリとRUFが撃ち合うであろう修羅場に命懸けで突っ込み、利害の一致だったとはいえ一緒に過ごした仲間のため「先に行きやがれえええっ」とたった独りで殿を務める男気! ある父親は息子と故郷を救うためにダイヤを求め、あるビジネスマンはダイヤよりも輝く親子を守るためにダイヤを“諦める”。ダイヤには金だけじゃない、人を救う意思も宿る。  ユニセフの広告なんぞを30秒も見せられるよりも、このたった2時間20分しかない漢の映画を見せてくれる方がどれだけアフリカの現実について考えさせてくれるかっ!   劇中のアーチャー同様、今日も勇気ある名も無き“部外者”が他人のために命を賭ける。彼等は何故足を踏み入れ、そして他人のために血を流せるのだろうか。やっぱり肌の色は違えど同じ赤い血の流れる“人間”だからなんだろうなあ・・・なんて。
[DVD(字幕)] 9点(2015-03-30 05:14:41)(良:2票)
4.  ファインディング・ニモ 《ネタバレ》 
恐ろしく平和な「プライベート・ライアン(大嘘)」。 魚の親子がひょんな事で離れ離れ、愛する息子を探すために何度も死に掛けながらありとあらゆる彼らにとっての“海”を泳ぎ続ける。現実の魚やら水の性質の違いで死ぬのかも知れないが、彼らにはギャグ補正やアニメパワーがあるので死なないのです。 それでも、マーリンの子供たちは厳しい自然の洗礼を生まれる前から受けてきた。マーリンも愛する女性と別れ、独りで息子のニモを育ててきた。たった一人の、掛け替えのない家族を。様々な苦難や良き友人たちとの交流を経てニモもマーリンも成長していく。「トイストーリー」でおもちゃに命を吹き込んだピクサーだ。表情の豊かさはいつ見ても楽しい。そこはディズニーから受け継いでリアリティとデフォルメのバランスの良さ。 魚たちは個性豊かで、人間に好かれる哺乳類のイルカにサメが嫉妬しているというジョークには笑った。人間にとってはジョークだが、彼等の中には心からそういう嫉妬や憎悪を燃やして海の中で殺し合う者もいるのだろうか。ただ、そのサメも嫉妬を見せるだけであまり悪い奴に見えない。人間のガキにしても、その無邪気さが魚たちにとって恐怖に見えるだけだもんなあ。  とにかく海の映像は超魅力的だ。本当に海に行きたくなるね。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-28 19:24:33)
5.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
これは戦争映画の部類に入ると思うのだが、ドキュメンタリーとしての側面も強いかも。  戦場におけるヘリ(ガンシップ)は仲間にとっては「救済」となり、敵にとっては「悪魔」と言える。  まるでゲーム感覚で人を殺していく。 だがそんな「悪魔」も、一度地上に堕ちれば翼をもがれた鳥。 地上で動く事に慣れない「鳥」はなぶり殺しにされていく。  原住民の虚ろな眼は、恐怖でも嘲りでもある。  ボロボロの道路を延々と行進する軍人たち。 待ち受けるのは勝利か破滅か・・・いずれせよ、戦争によって流される多くの血は誰も止めることが出来ない。 戦争そのものが止まらない限り・・・。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-13 18:26:14)
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