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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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21.  骨(1997)
今のところココでの平均点が高いとは言えないこの作品が、そしてこの作家が、多くのシネフィルたち、あるいは映画作家たちから絶大なる賞賛を浴びていることをまず書いておきながら、やっぱり私も6点どまり。以前に驚きと戸惑いと共に見た『ヴァンダの部屋』(これも6点なんだけど)と比べれば実にドラマチックで物語だけでもじゅうぶんに面白いはずなんだけども、悔しいかなどうしても退屈なのである。画面に映っていない世界、つまりフレーム外を意識させる音の演出にしても『ヴァンダの部屋』の映されているものよりも映されていないもののほうがメインのような音の演出を先に体験してしまった者からすればなんだか物足りない。にしてもその筋では大絶賛の人。それなりの理由があるはずなのだ。むりに同調するつもりはないけども、退屈さを凌ぐ何かがあるような気もする。その何かを期待してペドロ・コスタをまた見たい。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-26 16:30:34)
22.  抱擁のかけら
盲目のおじさんが親切な若い女性になにやら介助されているところから始まったと思ったらこのおじさん、その女を口説く。で、やっちゃう。で、それがどうも毎度のことらしい。もうここから引き込まれてしまう。この冒頭の短いエピソードの小さな驚きの連続とさりげないユーモア。ところがある男の死を知り、またべつのある男の訪問からミステリアスな展開へと。そしてこのおじさんがまだ視力を失う前、映画監督だったころのお話がスタートする。男と女の愛憎劇。まさに愛憎劇で、とにかく濃い。たしかに入り組んだ関係と入り組んだエピソードをつなげてゆく展開といい、劇中劇といい、テレビに映し出される映画(今回は『イタリア旅行』)といい、ゲイの登場や親子の葛藤などアルモドバル印満載なのだが、いつものユーモアがここ(映画の大半である過去シーン)には無い。劇中劇をコメディとすることでごまかしてるような。そもそもその劇中劇が自身の『神経衰弱ぎりぎりの女たち』をまんまコピーというのはどうなんだろう。これがユーモアのつもりだとしたら失敗しているような。全体的に重さをひきずった展開同様に今回のペネロペの美しさも異質に感じた。うまく言えないが美しさがいつものアルモドバルの女たちよりも濃厚。印象的なシーンがいくつかあって、その中でもとびっきりかっこいいシーンが読唇術のところで、決定的セリフのアフレコしながらの尋常じゃない美しさの女優ペネロペ登場。ここは唸った。このアフレコ以外にも過去の「かけら」を紡いでゆく物語と「編集」を重ねるメタ映画な構成もまたアルモドバル的なんだけどちょっと懲りすぎの感も。
[映画館(字幕)] 6点(2010-08-25 18:31:30)
23.  ホタル(2001)
昭和天皇崩御の後に戦友の自殺。夏目漱石の「こころ」の明治天皇崩御と乃木大将の殉死と先生の決断の関係によく似ている。昭和天皇に対する思いと明治天皇に対する思いはおそらく全く違うものだろうけど、ひとつの時代の終焉とともにその時代の象徴するものに殉死するという意味で同じだと思う。この映画は「特攻隊」を題材にしているが、主題は過ぎ去ってゆく時間の中で過去とどう向き合ってゆくのか、どう落とし前をつけてゆくのかということだと思う。「二人でひとつ」という理想的な夫婦のカタチを見せてくれる二人にとっての落とし前のひとつが妻の初恋の人の遺品を家族の元に届けること。21世紀の訪れとともに夫婦の結晶とも言うべき漁船を燃やすのもまた一つの時代の終焉に伴う落とし前。「戦争」や「特攻隊」は向き合うべき過去のひとつに過ぎない。でも、遠い昔にあったらしいことと割り切れちゃいそうな「過去に起こったこと」を描いているのではなく「過去と向き合う今」を描いているからこそ立派な反戦映画にもなっているのだと思う。戦争を語り継ぐのに映画は最適な媒体の一つだと実感する。
[DVD(邦画)] 6点(2009-08-05 19:06:57)
24.  坊っちゃん(1977)
アップ多用なんだけどマンガチックとも言えるキャラクターの魅力こそがキーとなる本作にあっては成功法と言えるかもしれない。「赤シャツ」と「野だいこ」はあまりにハマリすぎ。というか松坂慶子=「マドンナ」にも言えるんだけど、キャラクターと役者の一致はもしかしてこの作品を昔テレビで見たのが印象として残っているだけかも。と、思ってしまうほどにキャスティングは「鉄板」だと思う。松山弁って言うのかな?「ぞなもし」っての。いなかっぺ大将のにゃんこ先生の使ってた方言といっしょですかね。いいなあ。とくに女の人が言うと。でも「ぞなもし」が語尾についてるだけで標準語イントネーションなんだけど、実際はどうなんでしょ。オーソドックスながら原作のユーモア性をよりクローズアップさせた楽しい作品でした。 
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-23 13:16:29)
25.  砲艦サンパブロ
排外思想が激しさを増す中国を舞台に、その排外思想を生んだ元となる列強国のひとつでもあるアメリカ人の悲劇、などと書くと単純そうにも見えるが中国から利益を奪取する外国、そして自国のように堂々と存在する外国に対する憎しみを持つ中国人がいる反面、長らく在留する外国人を飯の種にする中国人もいるわけで、さらに中国国内が国民党軍と共産党による内戦状態であることによって非常に複雑な状況となっている。その複雑さは砲艦の機関室で仕事をする中国人との確執、対立、協調といった複雑な関係を見ても分かるとおり。この中でマックィーンが助手に抜擢する若い中国人とのジェスチャーによる会話が出てくるが、人種を超えて分かり合える可能性をロバート・ワイズは示唆しているのだと思う。歴史ものにありがちな中国人、アメリカ人という大きなくくりも無く、一人一人がそれぞれの事情と主張を持っていることをしっかりと描きこんでいるのも流石。国の利害を無視して人間としての正しさを全うしようとするヒーローが艦内で総スカンを食らうというのも痛々しいほどにリアル。3時間を越える長尺の中で見せ場は終盤に固まっているだけに前半は盛り上がりに欠けるが、このややこしい世界をここまで分りやすく描いていることに脱帽。長尺止むなしか。それにちゃんと長尺の倦怠をマックィーンの魅力で乗り越えている。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-22 17:07:11)(良:1票)
26.  ポセイドン(2006)
誉高いオリジナルにあった、パニック映画にしては重厚にして濃厚な人間ドラマは一方でちょいと説教臭いというか暑苦しいというか、そんなところもあったのだが、このリメイク版はその暑苦しいところが全く無くすっきり見ることができる。オリジナルの贅肉をそぎ落とした作品。あまりに落としすぎて拍子抜けするくらいだ。だからオリジナルでは脱出劇の最中に一人また一人と命を落としてゆくというのはドラマを盛り上げるための必要なシーンでもあるのだが、すっきり簡潔を信条とする(?)リメイクで同じシチュエーションをやっても全く盛り上がらないのだ。なのに何故オリジナル同様の数人の脱出劇にしちゃったのだろう。迫力のCG映像を最大のウリにしていることは分かりきってるんだし、実際その部分は成功してるんだから、展開も大幅変更すればもっと面白かったかもしれない。全員でゾロゾロ脱出してドカドカ人が死んじゃう映画とか。
[DVD(字幕)] 6点(2009-01-21 14:35:59)
27.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
「1」も面白かったし「2」はさらに楽しめたので「3」への期待はそこそこに膨らんでいたのですが、大枠では期待は裏切られませんでした。とくにボーンは常に姿を現さず(見せず)に、しかし全てを見ているという、世界各国の背景を活かしながらのロングショットがこの「3」でも健在で(駅のシーン)見ている間にも期待値はどんどん上がってゆく。シリーズ通して多用される「何かを見る目を一瞬映しすぐあとに見られるターゲットなり次の行動なりを映すという短いカットの応酬もキマリまくり。ただ、カーアクションや格闘シーンの短いカットの応酬と揺れる画像もまた「2」よりも数段パワーアップしており、これはちょっとやり過ぎに感じた。ぶっちゃけ怒涛のアクションシーンなのに見てる途中から飽きてきた始末。それでもそんなマイナスを吹っ飛ばしてくれたのがエンディングのかっこよさ。海に浮かぶ体の影。テレビで伝えられる行方不明。それを聞いて笑顔になる女の顔。そして浮かぶ影が・・。もうわかってるんです。どうなるかは。わかりきったシーンをじっと待ってるこちらをじゅうぶんにじらせてそのシーンに持っていくその長すぎず短すぎない完璧な間の使い方が最高。拍手しそうになりました。
[映画館(字幕)] 6点(2008-07-03 13:04:34)
28.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
様々な国の紛争や独裁国家に対し人道支援の名の下に軍事介入してきた大国がルワンダには来なかった。理由は大国のほしい物(石油などの資源)がそこに無かったから。それならそれで人道支援などという言葉は他国に干渉する際に使わないでほしい。この映画の訴えかけるものは、こんな恐ろしいことがあったんですよ、人間って怖いでしょ、ということではなく、国益最重視の大国の非情とエゴに対する批判であり、国連軍の軍隊としての矛盾に対する問いだと思う。このような訴えかけは映画でなくてもテレビでもいいわけですが、例えばボスニアの現状を訴えかけた『ノー・マンズ・ランド』やアフガンの悲劇を知ってもらおうとした『アフガン零年』は映画祭を通して広く世界への配信に成功しているし、種は異なるが『ミッドナイト・エクスプレス』は実際に政府を動かしたという過去を持っている。そういう意味ではテレビではなく映画というメディアを使うのもありだと思う。しかし映画は光や色、あるいは構図やカメラの動きなどで言葉以上のものを表現することが出来るものなのですが、この作品ではそれらが希薄なんです。感じた恐怖や狂気は全て事実から来るもので映画からは来ない。主人公とそのまわりだけで進行するドラマもドキュメンタリー性を損なってしまっているようで個人的には不満が残ります。大エキストラによる現場の再現は見応えがあるし、カラフルなシャツは現場の生々しさを増幅させていたのでそれなりの満足感は得れた。加えて、先に述べた大国のエゴを「実話」としてさらけ出させたこの作品の存在は大いに評価したいと思う。
[映画館(字幕)] 6点(2006-03-31 19:58:42)(良:1票)
29.  ボーン・スプレマシー
前作同様に様々な国でロケを敢行していますが、前作よりもロケーションが活かされていると思った。カーアクションはここではイマイチな評判ですが、素直に「凄い」と思いました。車が暴走しながら大通りに合流するシーンってカーアクションではお決りのようにあるんだけど、不思議なくらいぶつからずに合流するのを見て「一回、やったろか」とか思ったりしてたんですが、この作品では思いっきりぶつかってます。ガンガンぶつかりまくってのカーアクションのリアル感がロケで得られたリアル感の喪失を防いでいた。主人公が瞬時に判断・行動する様を主人公の視線なり表情をその行動の前に短いカットで挿入することで見せてゆくのも前作以上に冴えわたる。先が見え見えの展開でも十分楽しめました。前作と同じ6点ですが、今作は限りなく7点に近い6点。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-07 12:09:24)(良:1票)
30.  ボーン・アイデンティティー
すごくテンポが良くって最後まで飽きることなく楽しめました。ヨーロッパロケもスパイ映画にリアリティを与えていて成功している。ただしアクションシーンでは、一部マットの動きを早回しで見せているのがあきらかでせっかくのリアリティをぶち壊している。そんな小細工しなくてもじゅうぶん見せてくれていたのに。何気なく立っている姿や歩いている姿でもじゅうぶんその筋のプロであることを覗わせていたと思う。あと、不満ではなくて疑問ですが、どうして銀行の番号がケツに埋め込まれてるの?主人公は何台もの車のナンバーを瞬時に憶える能力の持ち主なので、主人公には必要ないですよね。CIAがもしものときの為にやったにしても銀行名までは必要ないでしょ。その銀行にはエージェントらしき人物がいたし、他者に見られる可能性があるし実際漁師が見つけたし。あと考えられるのは主人公が記憶喪失になることを想定していた、、ぐらいしか思いつかない、、、。もしかして根本的なところで思い違いをしてます?もしそうなら【嘲笑】入れられる前にこっそり教えて。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-06 16:08:47)
31.  ポンヌフの恋人 《ネタバレ》 
アレックス三部作の最終作。そしてカラックスが映画から遠ざかった、もしくはカラックスから映画が遠ざかった原因となった問題作。巨額の制作費が批判され、会社も倒産という苦汁を味わうことになる今作、その巨額の制作費はおそらく撮影の許可が下りなかったゆえのポンヌフ橋のセットにかかったのだと思いますが、お金をかけただけあって、あの花火のシーンの豪華な美しさはなかなか味わうことの出来ない美を放っています。駅の改札を走りぬけるアレックスや水面を切る石を画面の真中に捉えつづける画は前作の疾走感を継承し、三角関係の一角の作中での不在もまた前ニ作と同様。そしてビノシュのポスターの燃えるシーンは花火のシーンとはまた別の、アートとしての美しさを持っています。それ以上に驚くのは、冒頭の収容所シーンのドキュメンタリータッチで描く生々しさである。男女の恋愛という古典的題材のメルヘン性と現実性の同居は、前作から見せ続けている古典的と新感覚の同居以上に劇的な合致だと思う。しかしラストに唐突に訪れるハッピーエンドは大不満である。バッドエンドだったものをビノシュにねだられて変更したとか。それでいいのか?悲劇だからこそ、あの超ハッピーな花火のシーンが生きてくるはずなのに!
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-14 17:03:20)(良:1票)
32.  冒険者たち(1967)
飛行機乗り、エンジニア、芸術家と三者三様の夢を追いかけるのですが三人とも浅くて青い。挫折してすぐに方向転換してしまうことからも明白。三人が大人になっていく様を描くものと思ったら青いまま終わってしまった。いい年の大人たちがなにしてるんだ、しかしながら青いままでいられることって羨ましい。青いままだからお金が手に入っても友情に亀裂が入らない。そういう意味では理想の三人組。冒険家というのはこういう青い部分をもってる人達なんでしょう。ただ、ストーリーの展開にも浅さを感じてしまった。
6点(2004-10-13 10:25:46)
33.  ポルターガイスト(1982) 《ネタバレ》 
今にも動き出しそうな木、雷に対する怖さ等、子供の視点で捉えたさまざまな恐怖の演出はさすがスピルバーグ。ただ、当時初めて耳にしたポルターガイスト現象という神秘の世界のオチが墓地の上に建てた住宅地のせいというあまりに古典的なオチというのががっかりだった。最後のドタバタで車で逃げようとしたときはもちろんおきまりでなかなかエンジンがかからない。と言っても、車に乗る子供達といっしょに「はやく!はやく!」と心の中で言ってたけど。
6点(2003-09-29 17:38:53)
34.  ホースメン 《ネタバレ》 
地味に公開しながらも宣伝はチャン・ツィイーをメインにしてたので、どんなにつまらなくてもチャン・ツィイーの殺人鬼は見て損なしだろうと高をくくっていたのだが、実際清純そうで美しい顔をした頭のいい犯罪者が実にきまっててワクワクさせてくれてはいるのだが、いかんせん出てきたと思ったらすぐ退場っておいおい。いやはやその後のトーンダウンにかえってチャン・ツィイーがいかに存在感のある女優なのかを思い知った。加えて若い。アジア版イザベル・アジャーニだ。内容は、なんか子供が親に訴える連続殺人って昔テレビドラマであったよな。などと思索にふけるほどに後半がつまらなかった。謎解きはそれなりにがんばってる。どうしても説明くさくなりがちなところを映像でフォローしている。でも必要以上にドラマチックにしていてちょっと冷めた。第一第二の殺人現場シーンの凄惨な雰囲気とも繋がらない。
[映画館(字幕)] 5点(2010-12-14 15:30:32)
35.  ボビーZ
主人公カーニーは極度の悪運のせいで塀の中の人なんだけど、優しくて頭も良くて男前、そのうえ度胸もあってすこぶる強い。んなやつおらんやろ~~。まあいいとしてとにかく強い。格闘のプロ。いつからやねん。フツウっぽいのがそこそこ頑張ってるならいいのだが、ここまでめちゃくちゃに強いならその強さの元を悪運の回想録の中に入れといてほしい。それぞれの思惑を持つ追う者たちの交錯がなかなかに面白いので、追われる者、つまり主人公と子供のコンビにもっと珍道中的なユーモアがあったらもっといいものになったかも。それはさておき、オープニングとエンディングのおっさん、誰やねん。いらんやろ。
[DVD(字幕)] 5点(2009-06-05 12:51:59)
36.  ボディ・ダブル
一昔前は深夜によくやってました、これ。冒頭の長廻しはけっこういい感じ。尾行のシーンはけっこうドキドキする。でもその後のお外でのラブシーンはやりすぎ。ほとんどセックスじゃんか。カメラぐるぐるもこの映画のこれに限ってはしつこい。シナリオも破綻しまくり(そもそも犯人の偽装工作は非現実的に気合入れすぎだし、ポルノビデオのCMからあれよあれよと偽装を見破る主人公もご都合主義だし)なのだが、そこに関しては何故だか意外とそれほど気にならない。これはデ・パルマ・マジックなのか、はたまた単なるお色気パワーなのか。お色気っても全然シュミじゃないから、やっぱデ・パルマの手腕ということにしておこう。
[DVD(字幕)] 5点(2008-03-27 18:21:15)
37.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
子供の習い事について語り合ったことがある。「子供がやりたいならやらせればいいしやめたけりゃやめりゃいい」と言った私に対しある方が「子供はちょっとしたことですぐイヤになったりする。もし才能があるなら子供がイヤだと言ったからといってやめさせるのはどうか。才能を見つけてやるのも、その才能を伸ばしてやるのも親の務めだと思う」と返した。すかさず「仮に才能を開花させたからといって、その子が幸せだとは限らない。親は自慢できるだろうが」と言ってやった。さてこの映画でのジャクリーヌは必ずしも幸せな生涯を送ったようにはみえないが、本当のところはどうなのだろう。原作がもともと姉と弟の共著ということらしいが、そのことで音楽家としてのジャクリーヌの姿はあまり描かれず、本当はこんな人なのよという私生活の暴露という、ある意味肉親の著書らしい内容になっている。だからジャクリーヌが偉大な音楽家であることを熟知したうえで観ないと、なんだかジャクリーヌがかわいそうな気がしてしまう。もっと音楽家としてのジャクリーヌを描けなかったのだろうか。あまりに感情を爆発させたように体を激しく動かす演奏、しかもそのひとつひとつの音に反応する体の動きなんて、たしかにいくらエミリー・ワトソンが素晴らしい女優だからといっても限界があったのかもしれない。それをごまかさんとするカメラワークも鬱陶しい。姉一家の家のまわりに広がる広大な緑はなかなかに美しく、その中に傷だらけのジャクリーヌが震えるシーンの痛々しさがよりその痛烈さを増しておりよかったと思う。 さあ、今日は「ほんとうの」ジャクリーヌ・デュ・プレでも聴こうか。
[DVD(字幕)] 5点(2007-10-29 17:05:00)
38.  僕たちのアナ・バナナ
宗教のおそらく本質とは違うだろう”形”にこだわることの意味の無さを、極端に立場の違う3人のストーリーにうまくリンクさせている。ラビと神父とキャリアウーマンという設定が面白い。でも3人ともかなりデキル奴等なんですよねぇ。一応ノートンが三枚目ということなんですが、もっとどんくさいキャラで笑わせてほしかった気もします。それぞれの説法(?)は楽しかった。あんなに楽しいんだったら教会に足を運んでもいいかな。
5点(2004-10-15 12:08:58)
39.  ホッファ
今なお未解決のホッファ失踪事件の仮説。わかりやすく楽しめる作品だと思います。場面の切り替えが、あざとさもあるけど結構好きです。ただ、いかにもつくりものって感じの夕暮れの色とか顔がはっきりと映される夜のシーンとか、もうちょっとリアルにしてくれたら緊迫感倍増するのに、って思いました。
5点(2004-06-03 14:11:21)
40.  星の王子ニューヨークへ行く
まさにハーレム!星の王子一日体験コースに行きたい。
5点(2003-12-13 09:40:49)
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