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王の七つの森さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 188
性別 男性
自己紹介 ・・・・最初に投稿してから4年近くたとうとしています。
これからも、細々とでも投稿してゆきたいと思っています。

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1.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
見るに値する映画でした。・・・・・・ただ、主人公ポールが、内戦が始まってもパリッとしたシャツを着て、夜になると妻とワインやビールを飲んでいるのに、かなり違和感がありました。川沿いの虐殺を見た後、取り換えたシャツを破り脱ぐところで、彼はそれまでの自分を反省して、ヒューマニズムに目覚めるのかもしれませんが、、、・・・とはいえ彼は、貧富の差が激しいルワンダにあって、欧米の資本から恩恵をたっぷりと受けた最も豊かな階層に属していたわけです。どうしてこういう内戦になるのか。それは激しい貧富の差をそのままにしたり、様々な不満を放置していたからではないでしょうか。・・・・・それが、抑圧的に秩序を維持していた権力が、何かの拍子になくなると、やり場のない不満を抱えていた人たちが、武器をとって突然に荒れ狂いはじめる。あるいは民族だの、人種だの、宗教だのといった単純な原理に訴えて人々を扇動し始める。・・・・・旧ユーゴもそうでした。カンボジアも似たようなところがあります。今のイラクもそうかもしれません。パレスチナもほんのちょっと似ているかもしれません。・・・・・こうなってしまうともう外から救いの手をさしのべることは相当に難しい。助けに行くっていっても、こっちの命も危なくなるのに、どうして助けに行かなくちゃいけないのか、とみんな思うわけです。それにソマリアのようになってしまうこともある。・・・・・ということで、最も豊かであり、妻を射止めるためにワーゲンを賄賂に使ったりするポール自身にも責任の一端はあるのです。この映画は、そうした部分を、酒とシャツを使いつつ、さりげなく、的確に表現していました。映画の製作者は表面的にはポールを英雄に仕立てていますが、心の底では、お前にだって責任はあるじゃないか、ときっと思っています。・・・・・この映画を見て、私たちにできることは、現在、アメリカ化の中で拡大しつつある、日本の貧富の格差を放置しないように政治を見張ることかもしれません。放置すれば、不満を抱えた一部の人が、町中で発砲し始め、家族の誰かが殺されてしまうかもしれませんし、極端な場合は、そういう人たちが政党を作って権力を握ったりするなんてこともあるかもしれません。
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-13 20:28:15)(良:2票)
2.  濹東綺譚(1992)
これはポルノ映画です。よい子は見てはいけません。、、、、、でてくる女優がみんな、すっぱり、きっぱりと脱いでいるのに、宮崎美子だけ、ちゃん脱がなかったのはどうしてだろう。やっぱり熊本大学出身の学士であるというプライドが邪魔させているのだろうか???、とはいえ思い切りがわるいから大河の出番もなかなかないのだ。、、、、、などということはさておいて、私がこの映画を高く評価したいのは、墨田ユキをはじめとする女優の裸体の素晴らしさゆえではなく、、、、昭和の初め、そして戦中の玉の井の記憶として、戦争中の市井の人たちの記録として、そして永井荷風という一人の生身の老人の生き様の記録として、深い味わいを感じたからです。、、、、、、、そして新藤兼人流のリアリズムというか、、、。ここには善悪を評価するというまなざしを徹底的に排除するという姿勢が貫かれている。遊女たちを買う男達を非難することはなく、銀座で遊ぶ文士達を咎めることはくなく、戦争の悲惨さを詮索することはなく、、、ただ、ただ淡々と、遊女達のあらわな姿、客と戯れる姿、戦争に散華した若い男、それを悲しむ老いた母親、そして性欲に憑かれている老いた作家、それらの背景となった昭和初期という時代、、が描かれています。、、、、、全体として、どことなく悲しい余韻の残る映画でした。
[DVD(邦画)] 9点(2006-03-27 09:08:40)
3.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 
ジーン・ハックマン(牧師)の最後、神への訴えは、十字架のキリストに重なって見えました。、、、、私にとっての問題は、牧師の死を、キリストの自己犠牲と解釈し、だからあの6人(=我々)は救われた、と解釈するのか、それとも牧師の死=神の死と捉え、だから、我々は、この先、神の存在しない世界を、自分の意志に従って、誰の助けもなく、一人で生きていかねばならない、と理解するのか、ということ。、、、、淀川さんだったら、前者だというんでしょうね。少女=天使、ツリーを昇る少女=天使の導き、と淀川さんは解釈するわけですから、天使が最後まで生き延びるわけですから、神は死なないことになる。、、、、でもどうなんでしょう。長年連れ添った妻を失った老人、最愛の妻を失った警官、兄を失った姉ちゃんにとって、船外への脱出はほんとうの救いだったのだろうか、彼らはこれから先、神の支えがあるから、生きていけるというのだろうか。、、、、、もしかしたら欧米の人間達は、「そうだ」と即答するのかもしれません。ヨブのように親しいものを全て奪われたとて神は絶対なのだ、ほにゃららみたいに。、、、、、、しかし私個人としては、牧師の死は神の死と受け止められてしまいました。
9点(2005-02-09 10:33:17)
4.  ボウリング・フォー・コロンバイン
アメリカとカナダで条件は殆ど同じなのに、銃による殺人が圧倒的に多い原因は何か、ということが結局、わからずじまいだった。アメリカはメディアが異常なまでに恐怖心を煽っているということなの??---だったらライフル協会が諸悪の根源ということにはならない。アメリカがどういう状況なのか少し見えてくるという点で貴重なものだとは思うけど、どうしたら良いのかという方向性は全く見えてこない。ただ、ただ、こんな酷いことがある、こんな悪いことがある、というのを繰り返すばかりのような、、、、。映画というよりは、プロパガンダですね。監督の勇気という点は評価できても、映像としての完成度はどーなんでしょ????
7点(2004-06-10 12:49:38)(良:1票)
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