21. マルドゥック・スクランブル 排気
《ネタバレ》 一歩間違えれば嫌味で気障ったらしいシーンに陥りそうなブラック・ジャックのシーンが見事すぎて、申し分ない。中盤までは、ほぼ満点の出来だろう。 クライマックスでありキモでもあるシェル=セプティノスのトラウマにまつわる過去話や、ボイルドとの決着シーンなどが、もぉどおでもイイなと思えるくらいにカッコよかった。 故に、終盤の展開が大人し過ぎていて、全体的な完成度に水を差したように思える。 そして、林原めぐみの安くちぐはぐなエンディング曲が、残念なまでに弱い。 うーむ。色々と惜しいシリーズ作品だったなぁ。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-07 03:14:01) |
22. マトリックス リローデッド
「CG」という手法を使ったアクションが主役ならば、裏を読んだり深みを求めたりするのはナンセンスな気が。痛快さのみを求めるなら及第のような気もするが、前作の面白さに慣れている分失点かも。しかし世界観の面白さ、奇抜さは相変らず、いい。個人的にアクションシーンが香港カンフーっぽく終始してるのが、一寸ダルい。 6点(2004-02-15 21:12:54) |
23. マングラー
この作品を「オールナイト上映」しかも深夜という独特な雰囲気のなか、キッチリ堪能させていただきました。 感想としましては「アッシは圧死がイヤでヤンした」という、失笑必至のダジャレで失礼。 ちなみに当時男二人、女一人の客の入り(私含む)でした。それも、何か奇妙でした。 [映画館(字幕)] 6点(2003-11-20 01:57:44) |
24. マルドゥック・スクランブル 圧縮
《ネタバレ》 80~90年代に発表されたAICのOVAのような世界観が、懐かしい。こういうやんわりとしたサイバーパンクアニメが量産された時代、あったよねぇ。可もなく不可もないアニメだが、嫌いではない。 [DVD(邦画)] 5点(2013-07-31 01:48:07) |
25. MARCO 母をたずねて三千里
TVシリーズ全50話(超感動)を一気に鑑賞した勢いで劇場版を鑑賞。 劇場版という時間的制約に苦言するのも気が引けるが、やはり観応えのあったTV版と比べると、キャラも物語りも実に薄く安っぽい。 何より、マルコが道中で度々出会う「死」のエピソードがないと、ラストが活きてこない気がする。20分ほど無理して伸ばしてでも、死を扱うエピソードを入れるべきだったと思う。 んー…「母をたずねて三千里」というか、これじゃ「母をたずねて1500里」くらいの満足感。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-08 00:39:18)(良:1票) |
26. My Do!
「大阪ええトコ・おもろいトコ!」という幻想にも似た思想に満ち溢れた勘違い系作品。何しか安易で、勢い重視し過ぎで、陳腐。笑いのセンスも「やっぱり大阪の笑いのパイオニアは吉本・松竹芸能に頼らざるを得んのか?」というつまらない現実に直面してしまう寒さ・痛さ。ハッキリ言って小学生の夏の絵日記以下の下らなさ。テーマ性も初夏の蜃気楼?ソフトオンデマンド作品のモザイク?にも及ばないくらいの極薄で、兎に角、何が言いたいのかがサッパリわからない。序盤・終盤に魅せたアクションシーンも「結局それがやりたかっただけなんちゃうか?」と思わせる気合の入り方が、悪徳業者に任せた増改築住宅(消防法無視)並にバランスが悪い。ラスト辺りの「置いてけ堀具合」も無駄に秀逸。天神祭のロケやエキストラ・ミュージカルシーンなど、微妙にソコソコありそうな制作費が、カナリ勿体無い。誉めるべき所も無いし、同じ関西人としても同情する気にもなれない。鑑賞後、この作品のショボ具合に対しては最大級の警鐘を響かせることが必要であり、使命だと感じた。うん。感無量です。御静聴アリガトウ御座いました。 [DVD(邦画)] 1点(2007-03-20 23:47:22) |