21. 耳をすませば(1995)
《ネタバレ》 観ていて気恥ずかしくなってくるような、ストレートでファンタジックな青春アニメでした。まあ、とりあえず立花隆の声優起用はどうかと思いました。それと、主人公達に「人生は長い。結論を急ぐな」とアドバイスしてあげたいですね。 [地上波(邦画)] 6点(2008-02-25 21:00:51) |
22. ミスター・ミセス・ミス・ロンリー
《ネタバレ》 とにかくキャスティングが非常に素晴らしい作品です。ストーリーを楽しむというよりも、出演者一人一人の演技を楽しむという感じで鑑賞していました。特に、原田芳雄と宇崎竜童の軽妙なやり取りは良かったですね。 しかし、原田美枝子は当時22歳ですか・・・・凄いですね(いろんな意味で)。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-07 12:27:51) |
23. ミツバチのささやき
《ネタバレ》 何というか、炉辺で美しい絵本を読んでいるような気分でした。とりあえず、アナの演技が凄すぎです。かわいいだけでなく本当に7歳の演技とは思えない位の見事さでした。 映像も影と光の使い方が非常に見事で、風景の撮り方も素晴らしかったです。(音楽も良かったです。) 繰り返し何度も観たくなる、心が癒される美しい作品でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-30 18:27:01) |
24. ミスター・グッドバーを探して
《ネタバレ》 孤独感が上手く描かれている作品ですね。非常に切ない話で、独り者の身には中々重い内容の作品でした。ただ、最後が余りにもショッキングな まるでホラー映画のような描写だったのが残念でしたね。正直、それまでの流れを台無しにするような酷いラストだったと思います。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-07 10:33:52) |
25. 未来は今
《ネタバレ》 フランク・キャプラの「群衆」に非常に似た感じの作品でした(設定等違いはありますが)。あと、おっさんの天使が出てくるところなんかは「素晴らしき哉、人生!」みたいでしたし、最後のセリフはビリー・ワイルダーの「あなただけ今晩は」みたいだったりで、昔の映画のオマージュという感じでした。 ストーリー的には、ちょっと強引なところもありましたね。それに、主人公が最初にきちんと職務を果たしていれば何の問題もなかったわけで、ポール・ニューマン演じる重役(憎めない敵役の演技が見事でした。)だってああいう風にはならなかったであろう事を考えると、ちょっと微妙な感じです。ただ、全体的に心温まる雰囲気の作品でした。 しかし、見終わった後フラフープとフリスビーの発明者が一緒かどうか思わず調べてしまいましたが、やっぱ違いますよね? [DVD(吹替)] 7点(2006-08-26 15:33:58)(良:1票) |
26. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 観ていて、これはアメリカ版「明日のジョー」だと思いましたね。貧しい主人公が、老トレーナーと共にボクシングで「明日のため」に栄光に向かって進んでいく様は、まさにジョーと丹下段平の物語を思い起こさせてくれます。(もちろん設定等違いはありますが) ただ、ジョーの場合は最後に「真っ白に燃え尽きて」しまったところで終わってしまいましたが、この作品では、その「燃え尽きてしまう」部分をもっと深く描いているように感じました。(まあその分悲惨さが出てしまってますが。) しかし、イーストウッドとモーガン・フリーマンというキャスティングはシビれますね。もう画面に出ているだけで味がありますから・・・・。アカデミー賞受賞は当然だと思います。 あと、マギーとフランキーがアイリッシュ系アメリカ人という設定なので、アイリッシュの歴史について事前に知っておくとこの作品について更に理解が深まっていくと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2006-07-17 23:55:11) |
27. ミュンヘン
《ネタバレ》 非常に良く出来た作品です。スリリングな展開、アクションもハリウッド仕様でとても迫力がありました(爆発シーンは心臓が止まるかと思いました。)。 しかし、これが現実に起きた話を基に作られた作品であり、ここで描かれているパレスチナの問題はあまりにも惨たらしく、そして今なお殺し合いが続いている事を考えると、非常に恐怖を感じてしまいます。スピルバーグは自らの出自がユダヤ系であるにもかかわらず非常に中立的に描いており、逆にそれが双方が加害者であり被害者であり、また正義であり悪であるという救いようのない現実を浮き彫りにしています。 [映画館(字幕)] 8点(2006-04-16 22:10:41) |
28. 道(1954)
《ネタバレ》 最高に素晴らしい映画に出会うことが出来ました。 とにかく、ジェルソミーナ役のジュリエッタ・マシーナが本当に素晴らしいです、パーフェクトです。最初から最後まで彼女の一挙手一投足にひき込まれてしまいました。 それだけに、ラストで大きな喪失感に打ちひしがれているザンバノの気持ちが非常に良くわかったし、非常に切なくなりました。 また、音楽(ジェルソミーナのラッパの演奏が忘れられません。)も映像も非常に美しくまさに完璧な映像作品となっております。 これから、ずっと見続けていきたい名作でした。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 21:55:42) |