1. ラストエンペラー
批評家の間では不評とか。史実に基づいて作られていないなど。なるほど確かに坂本氏が甘粕役をやってるくらいですから。ベルトリッチについても、「1900年」をピークに力量が落ちていると言う声も聞かれます。個人的にはこの監督のファンなのでそれなりに楽しめましたが。他に競争相手のなかった年でしたが、イタリア人に対するオスカー獲得は嬉しかったです。 10点(2002-02-27 12:04:14) |
2. ライムライト
チャップリン作品最高傑作。音楽もストーリーも良い。バスター・キートンとの共演(競演?)と言うおまけも付いている貴重な作品。いつもの説教臭いところは否めないが、この作品が“自伝”的作品(アメリカ追放を意識した作品)であり、説教もチャップリン自身に話し掛けていると思えば好感も持てる。 10点(2001-01-30 12:36:34) |
3. 羅生門(1950)
時代劇と言うより、ヒチコックばりのスリラー。いやそれ以上の迫力と、なんと言ってもその意外なストーリー展開に圧倒された。 10点(2001-01-27 00:34:53) |
4. 楽園をください
最後はどうなるのかとブルーな気持ちで観ていましたが、ハッピーエンドでホッとしました。さすがアン・リー、内面を見事に描いた私にとってはかなりヘビーな作品でした。 9点(2003-06-17 12:43:38) |
5. ラスト・ハーレム
トルコやイタリア合作と言うこともあってか、結構かたく、真面目な作り。決してエロだけに走った作品ではありません。しかしハーレムものとして、予想通りのストーリー展開でしたが。個人的にはハリウッド映画の「アンナと王様」を思い出しました。終焉をむかえたハーレム。そこには外の自由よりも、守られている不自由を選びたいと言う女性の描き方は、やはりアメリカ映画とは違うなと。ただ唯一の不満と言えば、終盤、ハーレムが封鎖されてからの描き方が端折り過ぎと言うか、駆け足過ぎると言うか。それと映像の色彩の問題だと思いますが、暗い映像から宮殿生活がそれほど艶やかに感じなかったこと。勿論、出演者は美しい人ばかりで、しかも脱いでくれてますから申し分ないですが・・・・・? 9点(2002-09-19 19:32:33) |
6. ラストエンペラー/オリジナル全長版
当時のブームにのって観たんですが、個人的にはこの「完全版」にもハマってしまいました。しかし人には勧められませんね。あまりに長過ぎです・・・ 9点(2002-02-27 12:05:02) |
7. ランボー
この作品が発表されて以後の亜流作品を見ていると、本来の「ランボー」が損なわれるような。本作ではアクションが下火になる後半の方が意味を持っている気もする。単なる肉体派アクション映画に留まらない傑作であった。 9点(2001-02-24 17:53:15) |
8. ランボー/怒りの脱出
1作目の“ロンリーウルフ”って言うテーマを究極の姿にしたらこうなったと言う感じ。とにかくアクションは凄い!あまりに反共的なのが玉に傷だけど、当時は最高のアクション映画を見たって印象だった。 9点(2001-02-24 17:52:31) |
9. ラスト・アウトロー<TVM>
ありきたりな西部劇かと思えば、後半はスリラー物に展開して行く。仲間に裏切られ、復讐をするミッキー・ロークの冷酷さは、光っていた。 9点(2001-01-27 00:35:19) |
10. ライトスタッフ
予想以上にドキュメンタリータッチでした。その割りに、スーパーとかナレーションとかが少ないですね。そのため結局誰が今飛んでいて、誰がどんな記録を作ったのか、と言った辺が分かりづらい気がしました。一方、長い作品ですが最後まで観て、満足(達成)感は最高です。 8点(2002-09-04 20:29:30) |
11. ラ・ブーム
恋愛の描き方はフランス的かもしれませんが、作りそのものは軽いタッチでGOOD。ソフィー・マルソーの記念すべきデビュー作としても印象に残ります。劇中では13歳の役とか?ってことはモー娘の辻や加護くらいでしょうか?(比較以前か?汗)フランス人って羨ましいです。 8点(2001-12-07 12:35:27) |
12. ラッシュアワー
ラトナー監督って、ジャッキーの映画を良く勉強してるって思った。エンドロールにNG集が流れるのは勿論のこと、全編にジャッキーが香港でやってきたことを評価するような作りに。少女が誘拐されるって言う切っ掛けは「ポリス・ストーリー」風だし、ラブシーンは一切登場しない。カンフーアクションとクリス・タッカーのしゃべくりだけに限定している。東洋人を馬鹿にする映画が多いハリウッドの中でなかなか好感が持てた。因みに本作は‘98年度全米年間9位にランクインしている・・・ん?ただこれほどヒットする映画ではないと思うが・・・ 8点(2001-02-08 19:40:54) |
13. ラリー・フリント
米映画人、特にアカデミー会員の間では、不評も良いところの映画。が、決してそれ程に性的表現が不快を招くとは思わなかった。あくまでオリバーストーン(製作担当)色の強い作品で満足。但し、宣伝文句に騙され、Hなのを想像して見た人は期待外れとなりますのでご注意を! 8点(2001-01-27 00:36:49) |
14. ライアンの娘
ナチス寄りだと虐待された女性、反対にイギリス寄りだという理由で虐待された女性、そのどちらにおいても、その結果は裸にされ髪を切られる。こう言ったシーンは他の映画でも度々目にするが、今作ではその何倍も痛々しく映った。それにしてもロージー役を演じたサラ・マイルズ、幼妻と言うには少し無理がある年齢に見えたが・・・ 8点(2001-01-27 00:33:56) |
15. ラジオ・デイズ
ウッディ・アレン嫌いでもこの映画はなかなか良いって、当時ラジオ番組のお勧めコーナーになってたから、無理して見に行ったんだけど・・・・・まあ当時の世相を良く描いているのでしょうが、ちょっと我々の世代では苦しいかな。悪くは無いんだけど、やっぱウッディ・アレンの作品って個人的に苦手です。でも当人は監督だけで、出演が無かったところに関しては共感できました(?)。 7点(2001-10-05 12:34:42) |
16. ライアー
なんか良い映画のような悪いような。巧く説明できないけど、少なくとも観る前に抱いていたティム・ロス版「交渉人」のような推理戦、心理戦って言うのは観られませんでした。結局、真相を握っていたのはティム・ロス演じる主人公ではなく、事情聴取をする側の警官だったとは?でも、意外と言うより、だから何?って言う方の感情が支配してしまいましたが・・・ 7点(2001-05-05 10:08:29) |
17. ラストサマー
ジェニファー・ラブ・ヒューイットのファンで思わず見てしまった。内容は予想していたほどヒネリがなく、「スクリーム」にはほど遠い気がするが、ジェニファーが見れただけで十分。どれも若手俳優のホラーって似たようなもんだから・・・ 7点(2001-02-19 19:50:54) |
18. ラスト・オブ・モヒカン
「血生臭すぎて」・・・案外多くの友達と見に行くことになったこの映画。しかし彼ら全員の感想がこの第一声だった。面白いと思った自分だけが肩身の狭い思いをした記憶がある。当時おすぎなんかが言ってた“久々の美男美女”と言う宣伝文句。確かにマデリン・ストー、ダニエル・デイ・ルイスは美男美女に相応しいが、これだけ人殺しをする映画だと綺麗な印象は受けなかったが・・・ 7点(2001-02-03 17:45:59) |
19. 乱気流/タービュランス
危機を乗り越え、素人のスチュワーデスが大型旅客機を操縦し、そして着陸・・しかしそのラストへの期待に大きく立ちはだかったのが”自動操縦”だったとは・・・。自動操縦は反則でしょう!それまでの格闘が素晴らしかっただけにラストには物足りなさを感じたが・・・? 7点(2001-01-27 00:37:26) |
20. ラストタンゴ・イン・パリ
「氷の微笑」のようなグロテスクさは無く、フランス映画のような優しい愛の表現(カタチ)も無い。これがイタリアの監督が作り出した作風なのだろうか。しかし個人的には多少気の抜けた感じがした。何はともあれ、巨匠らしい重厚さは感じられた。 7点(2001-01-27 00:36:12) |