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六本木ソルジャーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 823
性別 男性

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1.  [リミット] 《ネタバレ》 
「これは凄い」と唸らされるほど秀逸なアイディアに満ち溢れた作品ではないが、このシチュエーションだけで90分をもたせているのはやはり評価したいところ。 イラク、携帯電話、棺桶というキーワードだけで映画をきちんと製作している。 携帯での会話だけであり、映像こそないが、アメリカ政府、彼を雇っている企業、テロリスト、彼の家族や友人などの様子を色々と想像できるということも楽しいと感じさせる。 ただ、狭い空間のみの90分間だけでは、やや飽きてくるのも事実。 なんとか飽きさせないために、ヘビや指切りなどのアイディアを盛り込んでいるが、そのようなことよりも別のアイディアももうちょっと欲しかったところ。 個人的には、アメリカ政府及び利益優先主義の企業への強烈な皮肉が込められている点が非常に面白いと感じられた。 犯人に直接殺されるのではなくて、アメリカ政府の空爆の結果という点が非常に面白い。 犯人に対して身代金を払わずに見殺しにしたアメリカ政府に、間接的にも直接的にも殺されている。 電話でも散々たらい回しにされた挙句に、最終的には人違い、過去に救ったと語った者ですら救えていなかったということがアメリカ政府への皮肉以外の何物でもない。 空爆で殺したのではないかと思われた犯人ですら実は殺していない。 テロリストが彼の家族を脅迫することに違和感があったが、アメリカ人はイラクのことを全然分からないのに、テロリストはアメリカのことを知っているという解釈もできそうだ。 また、何らかの仕掛けが本作で語られていたかもしれないが、会社があの携帯に電話を掛けてくるところが良いアイディアだと思った。 個人的な解釈(思い込み)ではあるが、アメリカ政府、CIA、FBIがクローン電話などの理由により、電話番号を特定できなかったのに、企業が利益を優先するだけのためにあらゆる手段を使ってあの携帯電話番号を入手したとすれば、強烈な皮肉になっている。 彼を助けるために奔走するのではなくて、企業には一切の責任がないということを確認するだけのものであれば、皮肉以外の何物でもないだろう。 エンディングの明るい調子の音楽ももちろんバッドエンディングに対する皮肉ではないだろうか。
[映画館(字幕)] 6点(2010-11-25 23:32:43)
2.  リボルバー(2005) 《ネタバレ》 
「シャーロック・ホームズ」鑑賞時にはガイ・リッチーはそれほど大したことがないと思っていたが、本作を観れば、それが誤解だということが分かる。 「シャーロック・ホームズ」で不満に思っていたようなことが本作では全てクリアーになっていた。 先が全く読めない展開であり、一瞬も気を置けない緊張感で溢れている。 本作によって彼の評価は“特異な才能をもつ優秀な監督”というものに変わった。 デヴィット・リンチ、デヴィッド・フィンチャー、クエンティン・タランティーノ監督などの他の作品からのアイディア借用のような展開もみられるが、批判を恐れずに、自分のやりたいことを追求したことによって、個性の感じられる自己流の作品に仕上がった。 エッジの効いた独自の世界観が構築されているだけではなくて、ガイ・リッチー節が効いたクライムサスペンスをベースにしたエンターテイメント性も十分感じられる。 突然アニメを使ったり、エンドロールがなかったりと行き過ぎた点も見られるが、一種の“遊び”と捉えて、多めに見よう。 様々なことをやりたくなって、暴走してしまっただけだろう。 初見では完全に理解できたとは言いがたいところもあるが、彼が描こうとしたことはだいたい伝わったような気がする。 “全てが現実”から“全て独房における妄想”といったものまで様々な解釈が可能なので、あえて紹介する必要はないだろうが、個人的には精神を病んだ元囚人の見事な復讐劇だったという解釈にしたい。 ゲームに勝つために、彼は自分で自分を騙したのだろうか。 前半のゲーム性のあるクライムサスペンスから一転して、後半では心理的な要素をメインにしていくという思い切った意外性も評価したい。 おかげで付いていくのが大変かもしれないが、訳の分からない世界にいざなってくれたおかげで、各キャラクターと同様に何が現実で、何が虚構なのかという“混乱”した精神状態を堪能できるのではないか。 過去の彼の作品とは異なり、観客を騙す、騙されるという“オチ”のようなものを披露して観客を驚かすといった単純なものではないという点も評価したい。 初期の作品から成長して、本作によって前進しているのではないかと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-16 21:34:09)(良:1票)
3.  リバティーン 《ネタバレ》 
あまりストーリーや演出に起伏がなく、かつ説明不足でもあるため、ぱっと見たところではロチェスターやその他の登場人物の内面があまり伝わってこなかった気がする。 しかし、断片的なセリフを繋いで、その意味を斟酌するとなんとなくロチェスターの姿が見えてこないだろうか。 自分には、ロチェスターという人物は、才能を有しながらも自分に自信が持てなく、かつ天邪鬼的な性格をもった弱い男の姿が映った。 王からも愛され、自分の正妻からも愛され、女優であるバリーからも愛されたけれども、自分に自信をもてないから、どの人に対しても正面から向き合えなく、酒や娼婦の女に逃げて溺れて、破滅していったのではないか。 だから王から頼まれた戯曲に対しても、王や世間から凡庸だと失望されるのが怖くて、せっかくの労作は燃やしてしまい、とんでもない作品を提供して、最初から逃げざるを得ない環境を作ったのではないかと思う。 それでも、最後の最後に王の窮地には、ぼろぼろの身体で参上し王の愛に対しては報いたけれども、王には「自分のためにやったまで」と言い放つ姿はやはり天邪鬼的な性格がみてとれる。 また、自分の正妻やバリーにも自分の本当の姿を見せて失望され嫌われたくないから、二人とも愛しているがゆえにどちらにも、こちらから嫌われるようなことをしていたように思われる。 バリーもロチェスターと同様な気質をもっており、好きだけれども自分の気持ちは明かさないという二人の最後のやり取りだったと感じた。 そんな風にロチェスターのことを見ていたら、冒頭とラストの「私のことを好きになるな」という言葉は、実は「私のことを好きになってほしい」という切なる思いが込められているのかもしれないとも感じた。
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-06 04:11:08)(良:1票)
4.  リディック 《ネタバレ》 
ここだけでなく世間一般でも酷評されている上にピッチブラックもそれほど気に入った作品ではなかったので全く期待してなかったけど非常に満足できる出来に仕上がっていると思う。 ピッチのストーリーは引き継ぎながらも全く違う世界観と凝りに凝った映像と迫力には圧倒される。 特にあの一見、趣味の悪いデザインはこの世界観にまさにピッタリだし、魂の描き方や熱風、ロードマーシャルの動き、熱風ダイブ自殺にも中々のセンスの良さを感じる。 キャラクターも多彩、賞金稼ぎにネクロモンガー、前作の生き残りや勘のいい看守とそれぞれに独特の個性や世界観に合ういやらしさを感じるし、役にあったセンスのイイキャスティングも良かった。 ヴィンディーゼルは全く好きな俳優ではないが、あのゴーグルのおかげで表情の演技をしなくていいのでむしろ良い、外し方には問題があったが。 アンチヒーローと言われている割には悪っぽさを感じられないのがイマイチ、むしろ前作見殺しにしようとしていたノリを消えうせ、イマムを殺されたらそいつを殺しに乗りこむし、自分の危険を省みずにキーラも助けるからむしろヒーロー性しか感じられないのが残念だ。 美女にくっついていくところとかはいいけど野獣とか言いながら、あのイヌをてなづけられるのなら前作でエイリアンをてなづけてくれよ。 ストーリーも悪くない、内部での紛争や陰謀、無茶苦茶な教義が話を一層面白くしてるし、息を入れる隙がないほどテンポも良く練られた脚本も素晴らしい。 ただ、この映画3つの間違いを犯している。 一つは、ジュディデンチを起用していること。確かに重みのある女優だが、彼女がやる必要を感じられない。むしろ一人だけ浮いてしまって完全にミスキャストと言わざるを得ない。せっかくの世界観が壊れかねない。 二つ目は、熱さや寒さ、スピード感を俳優が全く演技していないこと。映像は良いのに俳優が何も感じていないのに、観客は何を感じればいいのか伝わらない。 三つ目は、おすぎを起用していること、言わずもながだが。今ならハッスル小川とか使えば面白いはずだった。 アメリカでは中コケしたし、面白がるターゲットが狭いので続編見たいけど厳しそう。多少ドラゴンボールに近いモノも感じるので、好きな人には是非あの迫力を映画館で楽しんでもらいたい。
9点(2004-08-08 00:37:45)(笑:1票) (良:1票)
5.  リクルート
序盤は、たんたんとストーリーが流れていく上にラストと拷問テスト以外に緊張感や緊迫感が欠けていて、ちょっと飽きます。 フィンチャーの「ゲーム」みたいにしてどこからどこまでがテストなのか観客に混乱させる方が良かったような気がするし、このストーリーなら思いきって恋愛に比重を置いて恋人をどこまで信頼できるかどうかという姿を描いても面白かったような気がする。 自分が見た感じは、結局パチーノが自分の仕事に嫌気がさして金のために若手を利用してファイルを盗むというストーリーにしか見えなかった。
5点(2004-06-25 15:11:07)
6.  リプリー
陽気なイタリアを舞台にしているはずなのに全体的に陰鬱な雰囲気が漂う。 光が当たらない陰の男だったリプリーが友達や女が集まる太陽のような眩しいディックに出会い、最初は一緒にいられるだけで良かったかもしれないが、徐々に欲求が高まり最後は悲劇的な結果に陥る。デイモンの戸惑い、憧れ、嫉妬、苦悩が非常に上手く描けている。 しかし運命の悪戯が、リプリーを陰の男から憧れの太陽の男に変化させてくれる。 ただ嘘をつき続けることによって、逆に本当の自分を「秘密の扉」の中に押しやっているようにみえて非常に切なくて苦しい。 ラストのピーターに自分の良さを語ってもらいながら首を絞めるところなんて、本当の自分が何者で何をしたいのか分からなくなっている感が上手い。 キャスティングも豪華でブランシェットのお嬢様役もかなりいい。 デイモンも良かったと思う、ボート上で告白した後の「オマエは退屈だ!」のセリフを聞いた後の渋い顔をしたデイモンは忘れられないね。 ちなみにオリジナルは見てません、見てないほうが比較しなくていいので楽しめるのかもしれない。  
10点(2004-04-21 20:40:32)
030.36%
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