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ルクレツィアの娘さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 349
性別 女性
自己紹介 基本的には、お金を掛けた映画と歴史時代物が好き。

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1.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 
「深く心に残る物語」のことをサムが語る場面は、本当に素晴らしい。フロド&サムのルートは、増えた画像について特別な感動はないが、メリー&ピピンのナチュラルな活躍が、実はとても重要だったことを、この特別版を観て気付いた。とくにヘルム峡谷から敗走したウルク=ハイがどうなったかという話は、ちょっと気になっていた部分だったので、納得できて良かった。アラゴルンとローハンに関しては、物語の補足が加わって、原作が好きな人には楽しめる。ただ、エオウィンのシチューのエピソードは蛇足としか思えない。それにしても前作に引き続き、愛を込めてクローズ・アップされたのがボロミアと執政家であるのが、非常に興味深い。映画のストーリーだけを楽しむ場合には、第一部で命を落としたキャラクターについて改めて語られても戸惑うだろうから、劇場公開版で削られたのはやむを得ないので、この追加こそ特別版の意義だと思う。ひとつの指輪のことをボロミアが「ギフト」と思いこんでいた理由や、指輪に誘惑される隙を持っていた背景が分かるのはとても嬉しい。そして何より、劇場公開版であまりにも唐突な行動を見せたファラミアの、内面的背景的描写が増えていたことが、とても良かった。執政家の親子三人が揃う場面を映像で観ることが出来るのも嬉しい。デネソール候の偏った愛情に、弟ファラミアが傷ついているだけでなく、兄ボロミアも苦しんでいる。兄弟の幸せそうな笑い声が親の登場でかき消える、そんな不幸な家族。「希望は常にある」と登場人物たちが繰り返し語る「二つの塔」において、兄を失ったファラミアの絶望はとてつもなく深い。ファラミアの描き込みが足りなかったと監督と脚本家はコメントしているが、そんなことはないと思う。葛藤と絶望の中でファラミアはフロドたちを観察し、フロドの重荷を理解し、自分の命を捨てる覚悟でフロドたちを行かせた。ボロミアが出来なかったことを、かつてアラゴルンがしたことを、ファラミアは行うのだ。ファラミアはボロミアと並べて、際だつキャラクターである。その割に、ボロミアを演じたショーン・ビーンが、執政家の人間関係を「非常に単純」とコメントしているのは、ちょっと不思議。そして本編とはあんまり関係もないのに、ボロミアがゴンドールの旗を持って兵士たちに叫ぶシーンは、良くとおる低音の声と共に、とても印象深い。
8点(2004-03-15 00:57:43)
2.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
困った。3部作の最後なので、8点くらいは付けたかったのだが、やはりこの点。のろしが次々と灯されるシーン、夢にまで見たミナス・ティリスの映像、その二つを加味してもこの点数。どうも二つの塔でゆっくりと3チームを描き混んでしまったために、王の帰還が駆け足になってしまって説明が足らなすぎ。サム・フロド・ゴラムの三つ巴文様はすざまじかったが、演出がくどかったし。デネソール候の食事シーンは、観ていて胸が痛くなったが、これも変な演出だった。なにより第一部で、ボロミアに民を守ると誓ったはずのアラゴルンの行動の鈍さが意味不明。ローハン騎士団が決死の覚悟でいるのに、およそ何の説明もなしにアラゴルンが戦線離脱する場面などは、原作未読者ならずとも「それはないだろうーよ」と思ってしまう。戦闘シーンの映像そのものは大変素晴らしかったが、エルフの能力を楽しんで演出するより、戦いの焦点をもっと考えて欲しい。全く統一されない指揮の中で、好き勝手に戦闘して勝てるという話は、いくらファンタジーでもオカシイ。ミナス・ティリスでのガンダルフの活躍は鮮烈で、その表情一つ一つが印象深くたのもしく、イアン・マッケランは本当にスゴイ役者だなぁと感嘆しつつも、こんなんじゃ王が帰還してもかすんじゃうよ、と本気で心配した。ローハン騎士団の勇姿・エオウィンの活躍・セオデン王の迫力。すごい。ああもうアラゴルンの活躍の場がない・・・・・・。そう、この第三部の問題点はひとえに、「帰還を果たす王」の存在感が薄いということなのだ。アラゴルンがゴンドールの人々と初めて相まみえて、王と名乗りを上げる部分を描いて欲しかった。一匹狼の不審なレンジャーでいるうちはハマリ役だったヴィゴ・モーテンセンが、王として黒門前で演説してみると、あまりにも迫力に欠けていて、心の奥で涙した。こんな気の抜けた声の演説で戦闘できるかーっ!!と思ったのはアニメ映画『アリオン』以来だ。後で、吹き替え版を観たいと思う。最後に、ちょっぴり感動させられたもの。歌うピピン。黒門前で「フロドーっ!」と叫んだメリー。アルウェンの前で急に「年下の恋人」に表情が切り替わるアラゴルン。うっすらと目を開けて父を見たファラミア。あれほど指輪の近くにいたのに、すべてが終わった後には普通の生活に戻れるサム。
6点(2004-03-10 23:58:06)
3.  ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 
驚きの映像ばかりだった。原作の「指輪物語」は、ファンタジー小説とRPGゲーム世界におけるスタンダードだった。今後、さらに幅広い分野において、この映画のビジュアルが映像画像のスタンダードになっていくだろう。ただただ、素晴らしい。フロド・バギンスを思いっきり若くして、その分アラゴルンとボロミアに年長の役者を配した、そのバランスも良かったと思う。イアン・マッケランとクリストファー・リーの魔法使い二人にいたっては、もう、原作よりも存在感があって、当初「指輪物語」の映画化なんて、お子様向けなんじゃないかと疑っていた気分を一気に吹き飛ばしてくれた。どれもこれも印象的な場面だったが、やはり秀逸なのはボロミアの解釈と、彼の死ぬ場面。なんと言うか、やってることは非常にお約束で古いのに、なんでこんなに印象深いのかと思う。何度も観ているうちに、画面のスミで常にホビットをかばい、助け、思いやっているボロミアの姿に気が付いた。大局的にものを考えるアラゴルンと、目の前の存在に手をさしのべるボロミアの対比が、セリフ外のところできちんと演出されている。ボロミアってこんなに真摯で一途で、ホビットたちに明るく笑うことが出来るようなキャラだっけ?と思って原作を読み返したら、原作にはまた違うボロミア像があった。物語の中でボロミアが「美しい人」と表現されていたのはこういうことかと納得してしまえるほど、金髪キラキラなのも、鬼畜な悪役も多いがセクシー俳優であるショーン・ビーンの、面目躍如といったところだ。また、原作とはかけ離れて、もっとも役に立つ仲間となったレゴラス役に、何だか妙に老成したやわらかな眼差しで笑うことの出来るオーランド・ブルームは、面白い配役だと思う。そのほかも非常に各キャラクターと役者が、映像的に上手く配置されている。超人的なヒーローなのに、原作中何度も「汚い外見」と表現されているが故にファンの中でもイメージがバラバラだった人物アラゴルンが、こういう形で映像化されてブーイングがほとんど無かったというのも(さらにはヴィゴ・モーテンセンの人気まで上がってるし)奇跡的だ。確かに逸材である。賛否両論も多いリブ・タイラーのアルウェンも、ケイト・ブランシェットのガラドリエルに対抗できる存在感としては、こういう方向しかないだろう。
9点(2004-03-05 22:02:03)(良:1票)
4.  ローマの休日
何度見ても、オードリーの美しさは圧倒的である。清楚・可憐・高貴・・・・・・あらゆる賛辞を並べても説明がつかないような気がする。髪の長いアン王女のあまりにも清純な姿も素晴らしいが、髪を切って活発に外へ飛び出す変身がイイのだ。女性はこういう変身を、一度ならず経験している。コンタクトにしたとき、メイクを覚えたとき、パーマをかけたとき。だから、アン王女の浮き浮きした心情は「分かるような気がして」しまう。そして、自分もこんな素敵な女の子になってみたいと憧れる。王女様になりたいのではなく、この映画のオードリーになりたいと望む。だからこの映画は、普遍的で不朽なのだ。賭に負けた新聞記者のジョーが果たして編集長にお金を返すのかが、あとはとっても気になるところだ。友人の恋のために、スクープを捨てたカメラマン君、アンタが一番スゴイぞ。
8点(2003-12-05 21:44:01)
5.  RONIN
役者がそろっている割に、ツマラナイ。古くさい感じが、タイトルとあっているかもしれないが、何か間違っている感が否めない。他のメンバーを引き立たせるために、冒頭に登場するショーン・ビーンが笑えた。
3点(2003-11-25 10:10:38)
6.  ロング・ウォーク・ホーム
ウーピー・ゴールドバーグは、こういう静かな力を演じられる女優なのだと、改めて感嘆した。非常に淡々と、差別の実態を描き出している。ミリアムは熱心な差別反対者ではない。ただ、おかしいと思ったから、ただ、ついでに車に乗せてあげたほうが都合がいいと思ったから、という、本当に単純な善意なのだ。その善意は育ちの良さ・裕福さに起因することが、さりげなく冒頭で示される。黒人女性に理解を示すことを、夫をはじめとする白人社会から非難され、攻撃されたときに、はじめてミリアムは差別に気付く。そして積極的に運動に加担するが、夫には内緒にする。一方で、バス・ボイコットをして長い距離を歩くことを決心し、そのことが大きな力になって白人社会を揺さぶるのだと知っているオデッサは、ひたすら歩く。決して声高に主張するわけでも過激に運動するわけでもない。そして自分たちの側に踏み出してきた、善意あふれる奥様が、攻撃を受けることを心配する。そして、最初バス・ボイコットなんかしても何も変わらないと思い、母親が家事をできなくなったためにとばっちりを受けていると不満だった高校生の少女が、自身の危機と弟の無抵抗の抵抗の中から、ようやく抵抗運動の意味を学ぶ。黒人の中にも温度差があり、白人の中にもおかしいと思いながら行動できない人々がいる。いじめや差別の、いつもある構図ではあるが、それをきちんと直視しながら、3人の女性が、丁寧に愛情を持って描かれている。
8点(2003-10-24 21:28:34)(良:1票)
7.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
ストーリー的には、あまり面白くなかったが、アラゴルンの物語に焦点を当てる進め方は、良いと思う。やはり映像は大変に素晴らしい。とくに戦闘シーンの迫力はスゴイ。が、エントのCGはハッキリ言ってあまり良いとは思えなかった。あと、これは仕方ないかもしれないが、3つのパーティの位置関係を後で地図で確認しないと、それぞれの話が理解しにくい。さらに、裂け谷とロリアンのエルフもからみ、時間・空間の動きが非常に分かりにくかった。第3部で重要になってくるはずのファラミアが、突然出てきてフロドを脅し、さっさと引っ込むような印象があったので、惜しかった。
6点(2003-08-16 23:50:16)
8.  ロード・オブ・ザ・リング 《ネタバレ》 
映像が素晴らしい。原作のはしょり方が上手い。長かったがとても楽しめた。ホビット二人と、人間二人は、もう少し、衣装や髪型などで簡単に区別が付くようにして欲しかった。ボロミア役のショーン・ビーンと、レゴラス役のオーランド・ブルームは、演技と存在感(と演出もかな)で、原作以上のキャラクターを作り上げている。特に、ボロミアの死の場面はなかなか印象深い。あと、ガンダルフ役のイアン・マッケラン最高!!  だが、アラゴルンが何故フロドを追っていかないのかよく分からないまま終わってしまう。原作を読むか、何度か観てようやく理解できるような感じだ。結果として、エルフの存在の説明が薄く、裂け谷とロスロリアンの関係なども分かりにくく、原作およびファンタジーになじみがないと、ところどころ意味不明なのが、難点。
6点(2003-08-16 23:33:30)
9.  ロード・トゥ・パーディション 《ネタバレ》 
スタッフを見て内容を期待してしまったのが良くなかったのか、一言で言えば、非常に退屈な映画だった。何を目指して映画がつくられたのかよく分からない。美しい映像や、達者な役者たちの演技は、職人技的なところがあって、決して悪くはないが感動も無い。最後に生き残った少年は、「農場育ちと思われている」「銃を手にしたことはない」と話を締めくくっているが、おとぎ話のようだ。マフィアに関わり、母と弟を殺され、父の死を見てしまった少年の、心の傷も、その後の厳しい人生も何ら示唆していない。そもそもあんなボスでアイルランド系マフィアがまとまっているというのも、おかしなストーリーだと思うが。コナー役のダニエル・クレイグは、不気味なところがなかなか良かった。ジュード・ロウは単なる脇役を個性的なキャラクターに変えてしまうスゴさがある反面、物語の中で空回りする時があるように思う。それにしても、あえてあの髪型にして、いったい何の意味が?
4点(2003-08-07 23:26:09)(良:1票)
10.  ロミオ&ジュリエット
映画館で観たら、金返せ!と思ったかもしれないが、ビデオで観るにはちょうど良いスケールだった。しかし、古典古典と言うが、シェイクスピアのロミジュリは、けっこう俗っぽい。今までのロミジュリが悲恋だ悲劇だと格調高く仕上げすぎていただけで、この作品は解釈としては原作にかなり忠実だと思う。ルネサンスらしい自分のことしか考えない猥雑な人間関係の中で、夢見るジュリエットの突っ走りにロミオが引きずり込まれた形で、たった3日ほどで終わる事件である。深く考えることが出来ず・浮かれやすく・自分に酔いやすい・・・・・・という、とても原作に一番忠実なロミオ像に、デュカプリオが似合いすぎ。
6点(2003-07-27 00:52:30)
11.  ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
テンポが悪いのか映像に迫力がないのか。セットが良くできている割には、ウソくささが強い。ロビンのお悩みも中途半端だし。あと、たぶん、ケヴィン・コスナーとクリスチャン・スレーターがどう見てもアメリカンなので、西部劇っぽい。モーガン・フリーマンはいい味出していると思うけど。最後の最後でショーン・コネリーが登場したことでやっと引き締まった。
4点(2003-07-01 22:42:47)
12.  ロビンとマリアン
ロビン・フッド伝説の、最期の場面。ロビンが毒を盛られ、死の床で矢を放ち、矢の落ちた場所に埋葬してくれと頼んで息を引き取る。それはそうなんだけど、毒を盛ったのがマリアンという設定にするのは、どうかなぁ。ちょっと悲しいなぁ。老いてなお魅力的なショーン・コネリーに比べたとき、正直言ってオードリーは輝きがない。それが、冒険へ戦いへと旅立ってしまうロビンと、共に静かに暮らしたいと願うマリアンに重なって、作品としては良くできている。ちょっと盛り上がりに欠ける。
7点(2003-06-17 19:14:15)
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