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1.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》 
謎を丁寧に追っていき終盤にかけての 次々に起きるどんでん返しと暗殺者の影にハラハラドキドキ しながら最後まで楽しむことができました。 この種のお話としてはよく練られていたと思います。 物語の展開からは最後はハッピーエンドか悪が栄える終わり 方のいずれしかないのですが、一応勧善懲悪的に終わったの は嫌な余韻を残さずに良かったと思います。  一つひっかかったのは終盤でビンガムが電話していた相手。 議員は奥さんと一緒だったはずだし、全てコリンズ議員の 思惑通りに進んでいて全てをポイントコープに押し付ける ことに成功した段階で、ビンガムはカルが真相に気づく 前に何かをしようと準備していたように描かれている。 彼は一体何をしようとしていたのだろうか。他にも黒幕 がいたということでしょうか。この部分だけは腑に落ち ませんでした。最後にコリンズ議員黒幕の大どんでん返し を仕込んだのでしょうが、愛人裏切りで十分だったような 気もします。  ちなみに背景がいつもながらの軍産複合体による陰謀なので 新奇さがなく食傷気味。まあ現実的な陰謀論をベースにする ならこれしかないのは分かるのですが。   第二次大戦で膨大な富を得た軍産複合体による大統領の取り 込みはトルーマンから始まり現在まで続いていることは米国 国民は周知の事実で必要悪として受け入れてしまっているの でしょう。 唯一抗ったJFKが暗殺されてしまったことでもはやどうにも ならないものなので、こんな映画が製作されたところで彼ら にすれば痛くも痒くもないということなのでしょうか。
[地上波(吹替)] 7点(2024-05-30 18:59:04)
2.  ブラックハット 《ネタバレ》 
ここでのちょっと評価が今一なんですが 自分的には結構面白かったと思います。IT技術を駆使した知能戦 はほとんど説明なしで展開されたので分かりにくかったのですが、 いちいちわざとらしく説明されるより臨場感がありテンポも良かった です。  但し、他の人が言っているようにプロの殺し屋をも蹴散らしてし まうハッカーが無双すぎますよね。 終盤は単なるドンパチのアクション映画化してしまったのは残念 なところ。最後まで頭脳戦で戦って欲しかったと思いますが、 やはりその辺はドンパチがないと満足しない米国映画なんでしょうね。
[地上波(吹替)] 6点(2024-05-22 21:33:25)
3.  インサイド・マン 《ネタバレ》 
ここの投稿で難解だという評価が多かった し解説なども読んだ上で鑑賞したので、それなりには楽しめました。 この頃はデンゼルも若くてスリムで最初本人とは分かりませんでした。  途中で人質が解放された後の尋問が挿入されていたりし時間軸が前後 するので分かりにくい上に、資材室に新しく壁を作ってその中に1週間 隠れているとか現実にはあり得ないような設定もあったのですけど、 それなりに練られたプロットだったと思います。(あの穴は結局トイレ 代わりということなんでしょうか)。冒頭のビデオは隠し部屋の中で 撮影されたということなのでしょう。 確かにリーダーも一緒に逃げ出していたら持ち物検査で資料やダイヤ が発見されてしまうわけで、一人は残る必要があったわけですね。  まだ9.11テロの衝撃の癒えない時代、そしてまだ当時は、ナチス=ユダヤ の人々を大量虐殺した極悪非道な連中、ユダヤの人たち=財産も命も不条理 に奪われた可哀そうな人たち、という単純な図式が信じられていた時代では ありました。しかし時が流れ今や可哀そうだと思っていた人々がガザで 無慈悲な殺戮を続ける極悪非道な連中と立場が逆転してしまいました。  昔小学校で、人からされて嫌なことは人にはしてはいけない、と教わった ものですが・・・
[地上波(吹替)] 6点(2024-05-21 19:41:27)
4.  白い巨塔 《ネタバレ》 
テレビドラマの方は鑑賞したのですが、 この映画のことは随分前から知っていたものの今回初めてじっくり と鑑賞しました。 150分という長尺にも拘わらず、錚々たるベテラン俳優陣による教授選 から裁判に至る熱のこもった演技の展開には長さを全く感じることなく 最後まで見終えることができました。  但し、ラストはあれれっ、財前教授勝っちゃったの、っていう感じで どんでん返しでびっくりしました。 確かテレビでは田宮バージョンも唐沢バージョンも、裁判で負けて い、「控訴してください」といって昏倒してしまうので、てっきり 映画もそうなるのかと思っておりました。 確かに悪が栄えるというのもインパクトがありますが、やっぱり後味 は良くないですね。  テレビドラマではその辺の配慮して結末を変更したということでしょうか。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2024-05-20 23:18:29)
5.  オッペンハイマー 《ネタバレ》 
まず物理的な問題として映画館の椅子に 3時間座り続けるのはきつかった。最後の一時間は尻が 痛くて痛くて・・・やっぱり劇場公開するなら2時間以内 で頼みますよ。  そして内容ですけど、プロジェクトXのような原爆開発の 技術的、物理的な困難をいかに乗り越えたか的なお話かと 思っていたら、全く違いました。  核開発への後悔や批判よりも、オッピーとストローズの 私的な遺恨を巡る泥仕合がドキュメンタリー風に延々と 描かれていて、公聴会での長々としたやり取りも赤狩り も米国の国内問題であって日本人にとっては正直どうで も良かったような(そもそもあそこにいたおっさん達って誰?)  日本国内では広島、長崎の惨状がほとんど描かれていな いという批判があるけれど、そもそも当時も現在に至って も米国人の日本に対する認識はこの程度のものだという ことでしょう(Nagasakiを言い辛そうに発音していた)  とにかく登場人物が多くて誰が誰だか良く分からず テレビドラマのように、字幕に名前と役職を表示して ほしかった。 ジーンのおっぱい丸出しのシーンが何度もあったけどあれ は必要だったのだろうか 公聴会でいきなり二人のセックスシーンが始まったりし たのは意図不明であれでR15指定になってしまったのだろう
[映画館(字幕)] 6点(2024-04-09 16:22:41)
6.  デンジャラス・ラン 《ネタバレ》 
確かに基本的プロットに新鮮味はないし どこかで観たようなシーンや筋書き満載ではありますが、 セーフハウスを舞台にした組織の裏切り者が金の為に組織 の裏切り者リストを手に入れるという最初の掴みや二人の 間の心理戦のくだりもはなかなか面白かったです。  後はもうお決まりのリストを巡るドンパチと見え見えの ラスボス登場と内容が暴露されることで政治問題化する という想定内のオチでしたが、まあそれなりに飽きるこ とはありませんでした。  ちなみになんでこんな陳腐な題名をつけたのでしょうか。 英語の原題セーフハウスの方が意味深でよかったと思う のですが。
[地上波(吹替)] 6点(2024-02-29 22:09:30)
7.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
ここでの皆さんの感想にほぼ同意な内容で 戦車で始まり戦車で終わった映画でしたね。 この映画で戦車戦というものを始めて教わった気がしてなか なかの迫力で堪能できました。  後半の親衛隊300人相手の戦闘シーンはリアリティからはかけ 離れたないようで、精鋭部隊がああまで混乱させられるとは 思えないし、実際の戦場だったらあれだけやられてしまって 最後に残った一人に温情を与えるとも思えません。  戦後日本の元兵士が捕虜を虐殺したことで戦犯として裁かれ ましたが、やるかやられるかの戦場で敵の捕虜を撃ち殺せと 命じられたら、あの状況では自分なら躊躇なく実行してしま うだろうと思う。戦場での倫理観を平時のものさしで測る ことはできないでしょうね。
[地上波(吹替)] 6点(2024-02-27 15:20:45)
8.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
うーんなるほど、これは観る側の現在の 立場や年代によって賛否が分かれる内容ですね。確かに 最初から最後まで身内同士の下卑た会話と罵りあいに終始し ていてまっとうな人間はおらず何とも救いがありません。 これが延々と続くのかと思うと観るのをやめようとという気 になったりしました。  ただどちらかというと人生の黄昏時に近づきつつある自分的 には、見続けるうちに段々と引き込まれてしまいまい、最後 のテロップが流れている間に何ともいえぬ余韻が残りました。  映画を通じてヴァイオレットの憎々しい姿が印象的ですが、 言い争いを見ていると3姉妹はヴァイオレットに対して現在の 薬漬けのふしだらな生活は批判するものの、子供の頃のことで 文句をいうシーンはほとんどありませんでした。 3人を育てるためにヴァイオレットは身を粉にして努力し、 精一杯の愛情を注いできたのでしょう。 それにも関わらず、亭主は自分の妹と不倫して子供を作り、 娘たちは自分を捨てて出て行ってしまえば、やっぱり荒れた くなりますよね。  精神科病院での騒ぎの後ヴァイオレットが草原を走って逃げる シーン、クリスマスプレゼントと称して薄汚れたブーツを贈ら れた話、そして3人姉妹に去られて一人残されたヴァイオレット をジョナが慰めるラスト・・・切ないですね。  さすがにメリルストリープの演技はすばらしかったですが、 他の俳優さんたちもそれぞれに持ち味を出していたように 思います。日本で日本の俳優さんにより舞台劇が演じられ たようですが、比べて観てみたかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-02-24 10:47:00)
9.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
映画館の大スクリーンで見る価値のある ド迫力な映画でした。 完全にゴジラは脇役に追いやられてしまって、子供がゴジラ 目当てに観たら怒り出すのではないかと思うような、中心は 戦争映画、反戦映画、人間ドラマでしたね。永遠のゼロが 直球勝負なのに対して変化球で勝負でした。 まあもともとゴジラ映画は反戦・反原発映画でしたから本来 の趣旨に沿っていると言えます。  浜辺美波が前半であっけなく死んでしまってありゃりゃと いう感じでしたが、さすが他人の子供を育てる強い女です、 ゴジラの熱線にも負けていませんでした。  最後のワダツミ作戦はちょっとまどろっこしかったですね。 神木君が口めがけて特攻するだけだとあっけなさすぎるとい うことなんでしょうけど、最新のVFXをしても安っぽさを隠す ことができなかったようで、突然本来のゴジラ映画の片りんが 現れたという感じでした。
[映画館(邦画)] 6点(2024-02-02 15:09:35)
10.  生きる 《ネタバレ》 
以前松本幸四郎主演のドラマの方は観たこと があったけど、映画の方は観る機会がなく初めて鑑賞しました。 豊かになった現在と比べて戦後まだ10年も経っていない貧しかった 頃の日本の社会風景が何とも切ないですね。 やはり志村喬の目力の演技が光ります。 当時はまだ40代後半だったと思うのですが、昔の人々は現在と 比べると随分と老けていたんですね。  女事務員とのデートの最中に突然覚醒してから、公園の完成まで の苦労の過程がもっと細かく描かれるのかと思ったらあっという 間にお亡くなりになり、通夜の席での思い出話に終始したのは、 考え抜いた脚本とは思いますが、観ている側としてはちょっと 拍子抜けな感はありました。  それにしてもお役所仕事とはよくいったもので、現在でも基本的 には変わっていないように思います。 自治体や霞が関のお役所でバイトをしたことがありますが、今の 時代でも前例踏襲が基本で超アナログ&書類に埋もれたごみ屋敷 のような職場には驚かされます。
[地上波(邦画)] 6点(2024-01-09 15:17:30)
11.  ある愛の詩(1970) 《ネタバレ》 
最初に映画館で鑑賞してから約半世紀を経て BSで再鑑賞しました。 当時の米国では旧来の伝統的価値観が崩れ性の乱れが世間を 覆っていた時期に、そんな風潮とは正反対の純愛映画という ことで注目を浴び、一方で現役のハーバード大生からはこき 降ろされていたのを覚えています。  まだ子供だった自分は世の中のことなどは良く分からず、この 映画を見て輝く大学生活での素敵な恋愛をただただ夢見たもの です。  ジェニファーは不美人とは思いませんでしたが、やたら眉毛が 太かったのが印象に残っています。但し、もし彼女がブロンドの 典型的白人女性であったら、そもそもこの映画は成立しなかった のではないかと思います。(ちなみに、かのスティーブマックイーン が彼女に惚れ込み結婚したけど彼は病的嫉妬深さで破局を迎えた そうです)  当時はそういうわけで随分と憧れをもって観た映画ではあります が、時を経て時代も大きく変わってしまった現在では、今ひとつ 物足りなさを感じなくもありません。 同じ恋愛映画でも「草原の輝き」あたりは不朽の名作と呼ばれる こともあるようですが、そのレベルにはならないような気がします (決してけなしているのではありません)  主演のライアン・オニールさんはつい先日お亡くなりになったそう でご冥福をお祈りしたいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-12-22 22:01:13)
12.  JFK/新証言 知られざる陰謀 《ネタバレ》 
1991年に公開された映画「JFK」と違いドラマではなく 事実および推論を淡々と提示しており、やや盛り上がりにかける内容で 娯楽作品ではないので、JFKに興味のない人には退屈な内容かもしれない。  一方でこれだけ明白な矛盾点があるにも関わらずウォーレン報告書の権威 を盾にオズワルドの単独犯行論を主張し続ける人たちとは一体どういう人 たちなのか、果たしてアメリカ人の民度というものは高いのか、アメリカ に正義というものが存在するのかなど考えさせられてしまう。
[映画館(字幕)] 6点(2023-12-03 19:53:48)
13.  HACHI/約束の犬 《ネタバレ》 
迷子の犬とたまたま拾った飼い主の物語 で、特に何か事件がおきるわけでもなく、悪い人は一人も 登場しない、淡々と犬の愛らしい健気な姿が映されるだけ の内容で、果たしてこれで興行用の映画が成り立つのかと 思うのですが、結構感動してしまい癒されてしまいましたね。  特にハチ役の犬を良くもまああれだけの演技をさせるよう に仕込んだもので、別にリチャードギアの愛犬でもないの に両者の交流に不自然さを全く感じませんでした。 子犬役、成犬役、老犬役それぞれ自然な名演技には何か賞 をあげてもよいですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-11-11 15:46:45)
14.  いまを生きる 《ネタバレ》 
Golden 50'sそしてPax Americana、南部での公民権運動の混乱 は始まっていたがそれに対する北部白人の関心は薄く、やがて大統領が暗殺され、 ベトナム戦争で地獄を見ることになるなどまだ知る由もないそんな古き良き時代 の中で、ドラッグもいじめも同性愛もない至って健全な白人上流階級の子息が送 る高校生活を通した青春物語。この映画を観た年配白人層はさぞや郷愁を書きた てられたことでしょう。社会は全く変わってしまいました。 嘗ての日本の青春スポコンドラマと違って、押しつけがましさがなく後味も悪く ありませんでした。惜しむらくは日本人として欧米の詩人たちに馴染みが薄く今 一つ親しみを共有することができませんでした。  それにしても教え子たちを良い大学に進学させる為の詰め込み教育に熱心な先生 たちや、子供の人生を自分の思い通りにしようと過度に干渉する親たちには嫌悪 感を感じるものの、翻って6年一貫教育の進学校の男子校に通った自分に当てはめ てみるとこの真逆で、進学校であるにも関わらず無味乾燥とした熱意を感じない 授業を行う先生たちと放任主義と言えば聞こえは良いがほったらかし状態だった親 の自分への態度は、今思うと果たしてどちらが良かったのやらという感じではあり ます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-11-05 17:08:03)
15.  ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間 《ネタバレ》 
1.番の人が仰るように、映画の大半が二人 (と一匹)だけで展開して、場所はほとんどが山の中という設定、 そして筋書きも目新しさはなく陳腐なもので結末も想像がつくの ですが、意外と退屈せず面白かったですね。 二人の演技力に負うところが大きいのでしょう。  高山に墜落して怪我を負い食料も少ない酷寒の極限状態の割には 二人とも元気で、どこでも簡単に火を起こして暖をとっているな どややリアリティに欠けるところはありました。 なにより二人とも体力を消耗しているはずなのに、山小屋の中で Hしちゃったらだめでしょ。助かるものも助からなくなってしまい ます。  最後のシーンではベンに「エレーン」て叫んでもらいたかったで すね、それに対して「ベーン」と返して二人で抱き合うとか。 まっそこまでは無理かな。
[地上波(吹替)] 6点(2023-10-30 18:48:10)
16.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
暴走する列車を止める映画って過去にもあった ような気がするし、それだけでは何とも退屈な話だろうと思って 期待もせずに観ました。 お話としては単純で、極端な悪人も登場せず話のほとんどが線路上 を舞台に進行するのですが、これが意外と面白いものでした。 カメラワークや映像構成を工夫すると結構スリリングで迫力ある映画に 仕上がるものですね。  事の成り行きがメディアによってほぼリアルタイムで実況中継されて おり、従って過剰演出もなく展開も非常にテンポよく、最後はどうせ 無事に停止させることが出来るのが分かっていても、映画の中の大衆 と一緒にハラハラ、ドキドキして最後まで引き込まれてしまいました。
[地上波(吹替)] 6点(2023-10-21 09:03:31)
17.  フライト 《ネタバレ》 
Dワシントンが悪役をやる映画であまり 面白かったものがなかったし、飛行機パニックと法廷物をごっちゃ にした陳腐なのもかと思って、つまらなかったら途中で観るのをや めようかと思って観始めたのだけど、最初の墜落シーンを見てから 引き込まれ最後まで観てしまいました。  機長がなぜああも酒とドラッグに溺れてしまっているのか、それを 事故まで会社は気が付かなかったのか、あそこまで寝不足と深酒状態 であんな神業的な不時着の判断と実際の操縦ができるのか、など多々疑問 はあるものの、ラストはほろりとするものがありなかなか良かったです。 最後に真実を語るまでちょっとあっけなかった気がするしもう少し委員会 で丁々発止のやり取りがあっても良かったとは思います。  飲酒を認めた機長の刑期はどうなったのでしょうか。事故の直接的な原因 は機体の問題だとはっきりしていたわけですし、シミュレーションで他の 10人のパイロットはいずれも墜落させてしまう結果になったことから、彼 によって多くの人命が救われたことは確かです。従ってむしろ飲酒により 気持ちが大きくなったことで本来なら挑戦しないアクロバティックな飛行 に挑戦して乗客を救ったことになれば刑期は大幅に減刑されるべきだとは 思います。恐らく助かった乗客から嘆願書が集まったかもしれません。  飲酒の啓もうを兼ねた映画のようですが、それだけ米社会でのアルコール 依存症問題が深刻だということでしょうか。
[地上波(吹替)] 6点(2023-09-25 21:49:37)(良:1票)
18.  こんにちは、母さん 《ネタバレ》 
とにかくめちゃくちゃ重い「福田村事件」を 観た後だったので、口直しというかチェイサーというか、とにかく ほのぼの、ほっとさせられ癒されました。 下町の風情が感じられる場面が多かったのですが、実際にまだこれ ほどの雰囲気が残っているのでしょうか。  役者さんそれぞれに味のある演技だったのですが、この映画の最大の 問題は昭夫さんが家庭でも会社でも問題抱えて悩んで憔悴している男 の暗さが感じられなかったことです。大泉洋さんの演技が下手という わけでは決してなく、彼には元々が明るいオーラが染みついていてし まっているからなのでしょう。 別の俳優さんなら暗い男をもっと的確に演じられたのかもしれませんが、 監督が彼を起用したというからには、そもそも監督にはこの映画をシリ アスな物にする意図はなかったのかもしれません。
[映画館(邦画)] 6点(2023-09-07 17:59:50)
19.  福田村事件 《ネタバレ》 
事件に至るまでの描写がかなり長いので すが、丁寧に描かれていてダラダラ感もなく飽きることなく どんどん引き込まれて行きました。  しかし行商団が襲われるシーンは史実でありリアリティを出す為 とはいえ随分と露骨で残酷なシーンが続き、何か夢に出てきそう で怖かったです。避けては通れないシーンとはいえもう少し暗喩 などを使ってトーンダウンしてほしかったようにも感じます。 米国ならば少なくともPG13以上には指定されるでしょうね。  それにしても訛りや方言、今は使わない言葉などが盛りだくさん で半分ぐらいしか正確に聞き取れませんでした。 日本映画にも字幕をつけてもらいたいですね。  人間関係も不明なところがあり、柄本明に胸をはだけて覆いかぶ さる女性は誰なんでしょうか? 瑛太の頭を斧でかち割り虐殺の引き金を引いた女性は誰だったの でしょうか?なぜやったのでしょうか?などなど  個性的な俳優さんがそれぞれの役柄を熱演されていました。中で も水道橋博士は憎々しい役柄の好演が光っていました。撮影は うつ病を患う前だったのでしょうか。  ※【大鉄人28号】さん 解説ありがとうございます。そういう背景があったのですか。 せりふがなまりが強くて聞き取るのに苦労して役柄もよく分からず (日本映画にも字幕がほしいです😅)、キャストの情報をスマホで調 べようとしていたら、隣に座ったオッサンにスマホやるなら外に出て いけと怒られて😭、やむなくそのまま観ていたのですけど、とにかく 一回みただけでは各登場人物を完全に理解するのは困難でした😭😭
[映画館(邦画)] 7点(2023-09-05 17:48:31)
20.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
エイリアン物というよりも「そして誰も いなくなった」のSFホラー版といった感じ。一体誰が人間か 物体Xなのか、次は誰が犠牲になるのかという感じで結構 楽しむことはできました。最後は何となく物足りませんで したが。  しかし10人の人物描写がほとんどなく、全員中年の男性であり 極地なので厚着をしているため誰が誰だか分からないのが難点 でした。極地に不似合いな美人である必要はないのですが何人 かは女性にするなり、それぞれの個性をもう少し出して欲しかった。  それにしてもこの種の映画では宇宙人は毎回不気味な怪物と して描かれているのだけど、遠い宇宙の果てから地球を訪れ るには、高度な文明・知能と繊細な加工技術が必要なはず。 ミミズの塊のような物体にどうやって宇宙船が組み立てられる のやらと思わざるを得ない。
[地上波(吹替)] 6点(2023-08-02 11:29:17)
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