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1.  スノーデン
アメリカが全世界の人間を監視しているとか、そんな話はネットで調べればいくらでもすぐ知り得ることであるし、そもそも、映画で真実のお勉強をするつもりなんて元よりない。 映画である以上、面白くなければならないのであるが、全く面白くない。制作者に、見てる人間を楽しませようなんて意図がまるで最初からないのでは?っていうくらいにつまらない。 CIAに入局し、CIA職員として働き始めるくらいまでは、見ていて面白かったが、物語のかなり早い段階で、問題の「疑惑」は発覚する。ところが、そこから、主人公は何か行動するわけでなく、その疑惑を抱えたままグダグダと過ごすのだが、そのグダグダと過ごすシーンを延々とやる。あまりに見ていて退屈。ダルい、ダルすぎる。 いや、何が面白いの、これ? 全体を通しても、ストーリーに起承転結もないし、ヤマ場も見せ場もないし、ドラマもない。 これはもう、「映画として成立してない」と言ってもいいレベルである。 今回の疑惑やスノーデン絡みの話を知りたいなら、「スノーデン」というワードでググって、ウィキペディアで見たほうが早いし、情報は多いし、何より楽しいだろう。 こんな酷い映画はそうそうない。 ほんと、見て損をした。
[インターネット(吹替)] 2点(2024-04-08 06:37:28)
2.  サリュート7
面白い はじめから最後まで、常にスリリングで、展開も早く、見ていて退屈しない。 映像も美しい。 主人公の奥さんをいけ好かないセレブ気取りの女にしたのだけは残念。ナイナイ岡本似の方の奥さんはとてもキュートなのに。 過去に見たロシア映画はどれも退屈なものばかりだったが、これは、とてもエンタメ性が高く、またCGもしっかり作られていて、よくできている。ロシアもこんな映画が作れるんだな、と感心した。 どの程度史実に則っているのか気になってネットで調べたが、この映画の題材の出来事に関する情報はとても少なかった。秘密主義まっさかりだったソ連時代の出来事だからなのか、単にそもそもさほど世界から注目されたことでもなかったからなのか。
[インターネット(吹替)] 7点(2024-04-08 06:36:26)
3.  ALONE/アローン
最初はサバイバルものにみえるが、ヒューマンドラマの色合いが濃い。 地雷を踏んでから、さあ彼はこれからどうやって生き残るのか?とワクワクした。とは言うものの、地雷から一歩も動けない状況で、どうやってストーリーを展開させるんだ?と思っていたら、案の定、そこからは主人公の過去の改装や幻だらけになってしまった。 まあ、低予算映画によくあるパターン。最近見たのだと、「マイナス21℃」でも全く同じことやってた。 この回想と幻が本当に見ていて退屈。 彼の過去の人生をダラダラ見せられても面白くないのだが、ましてや幻シーンは苦痛すぎる。制作者よ、幻というのは、他人の夢の話を聞かされているくらい退屈、ということに気づいてほしい。 というわけで、あまりに退屈でかなり雑に視聴することになる。 なので、彼の人生に置いて一歩踏み出した瞬間と、地雷を踏んだ今の状況を重ねているっぽいんだが、それで何が言いたかったのか、あまりに映画を雑に見すぎていてよくわからなかった。  ところで、アメリカの戦争の話で、命の危機に瀕している兵隊を、軍本部がここまで雑に扱うのは初めて見た。まあこの映画は戦争映画ではないからだろう。 戦闘関係の作りは非常に雑。 まず、根本の狙撃作戦があまりにおかしい。 狙撃を行えば、当然相手から反撃があるのは想定されるのに、どうして彼らはそこから迅速に撤収する手段を何も用意していなかったのだろうか?見た感じ、車なども見当たらない。というか、撤収する目的地すら事前に決まっていないというのはどういうことなのか。さらに、軍は特殊任務を行う彼らをサポートする気がさっぱりない。そんなわけないだろ・・・。 しかし、最初の狙撃で彼はどうして撃たなかったんだ?初っ端からイライラさせられた。
[インターネット(吹替)] 2点(2024-04-08 03:54:50)
4.  インターステラー
主人公、性格悪いなー。もうその時点でこの映画の評価はマイナス30%  映画の主題は時間も空間も超えた愛の力、といったところなのだろうが登場人物に魅力がなさすぎて全然感動しない。 ロボットやアン・ハサウェイのキャラは良かったんだけどねえ。とりあえず、主人公、重ね重ねお前は駄目だ。  やってることは「アルマゲドン」と全く同じ。愛する家族と反目し、地球を守るためと出て行く。最後は地球を守るため自己犠牲で俺はここで死ぬ!とお涙頂戴しておいて、結局五体満足で帰ってきて、家族と和解、地球も無事でハッピーエンド。アルマゲドンだね。主人公が素人の癖に専門家のやり方に偉そうに文句を言って、それでいて主人公の判断はなぜか全てにおいて正しいという「なんでやねん!」な展開も、アルマゲドンと一緒。  あと、なんかもうね、登場人物が全部、出た瞬間だいたいどういう役割か分かるって言うのがね。要はベタ。 黒人→悪い人ではない、途中死ぬ もう一人の学者 →雑魚 主人公に言い負かされる 当然死ぬ 先に行ってた学者 →裏切る、当然死ぬ 女 →芯が強いが、もろいところもある 生き残る 以上、全部読めた。   「あの時起こったことは実は自分たちが起こしていたんだ」というタイムマシンものでよくある「どんでん返し」がこの映画にもあるわけで、ベタと言えばベタなのだが、驚きはあった。  科学的考証には耐えられないSFであろう。ブラックホールに落ちたら、事象の地平面に近づくにつれ時間は無限に近く遅れるから、地球に帰ってきても、娘どころか太陽系すら存在するか。 その他もろもろおかしい所だらけ。それはいいっこナシかもしれないが。  アン・ハサウェイはきれいだが、娘役の女優がブサイクすぎる。さすがに女優で顎が割れてるのはいかがなものか。
[インターネット(吹替)] 5点(2024-03-21 18:59:30)(笑:2票)
5.  エイリアン:コヴェナント
プロメテウスより続けて鑑賞。 かなり地味だった前作より、だいぶ派手さが増したし、何よりエイリアンがガッツリ出てくる。まあ今回は前回と違って、タイトルにきっちり「エイリアン」と入っているしね。これで出なきゃあ詐欺になる。 でも、エイリアンとのアクションはそんなに出来がいいとは思わなかった。エイリアン、意外とあっけなくやられるしなあ。 前作であまりに多かった謎が本作でいくらか解決できるかと思ったがそうでもなかった。デビットがエリザベス・ショウの旦那にエイリアンを植え付けた理由(嫉妬のため)が分かったくらいか。  2作を通じてデビットの壮大な野望が描かれることになった。エイリアンという凶悪な敵から生き残ることに主眼を置いた過去作(1や2)ではエイリアンは主役であったが、もうエイリアンは完全にデビッドの野望のための小道具になってしまった。恐ろしいのはエイリアンではなくデビッドである。 ラストはすっかり騙されてしまった。ウォルターは裏切るのかどうか?ばかり気にしていて、完全にやられた。 調査メンバーの行動の雑さは相変わらず、というか前回以上であった。言いたいことは色々あるが、とりあえず、どんな危険があるのか全く分からない未知の惑星に来たんだから、スーツくらいは着ていこうよ。そして小麦を食うのはやめようよ(笑) アクションシーンがそこまで楽しめなかったのは残念だが、ストーリー展開はなかなかよかった。
[インターネット(吹替)] 6点(2024-01-05 04:01:54)
6.  ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
いまいち。単純にお話がつまらない。 結局面白いのは、最後の演説の部分だけで、それ以外はそこに至るまでのお膳立てにしか思えないほどドラマがなく、非常に退屈。そのラストも、あまりに予定調和。私はこのあたりの史実をまるで知らないが、そんな自分でも、もう物語序盤で、最後に演説かまして終わるんだよね、そこがクライマックスで泣き所なんだよね、というのが見え見え。 全体としてもとにかく、ぐだぐだと喋るシーンばかり。セリフのみでもって人を感動させよう、ドラマを作ろうとしているのだ。それじゃあ心は動かされない。特に、大事なクライマックスの演説はきっと実際のチャーチルのものなのだろう。それゆえか、その内容は、どうしてもパッとしない。 映画の脚本家が、物語に合わせて練りに練って作り上げたものには到底かなわないのだ。 物語として出来が悪いとしか言いようがない。  ところが、こんな映画が数々の賞を獲ってしまう。まあ、獲っているのは作品自体というより、主演のゲイリー・オールドマンではあるけれど、ある程度作品自体が評価されなければ、主演男優賞も取れないのが世の常。 同様に評価の高いダンケルクも全くおもしろくなかったが、結局あの戦争に勝利した西欧の人間には、あの時期の物語というのは心に刺さるんだろう。でも、それで評価を決めていいものかね?  そもそも、当時のドイツがろくでもなかったとしても、だからといってイギリスに正義ヅラできる資格もないはずだ。戦争の勝者たちが、都合よく悪人を設定してそいつを倒し、自分たちの勝利を賛美する、そんな映画に酔いしれてる姿はいびつなものもを感じる。 まあ、そういう政治的な話はなしにして、普通にエンタメとして映画を見たのだが、先述の通り、単純にお話としてつまらなかった。これで少しは戦争シーンもあれば映像的には盛り上がったかもしれないが、ダンケルク撤退戦もほとんど出てこず退屈。 これはイマイチだ。
[インターネット(吹替)] 4点(2023-12-23 00:15:30)
7.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》 
ヘタレなおっさんがどんどん犯罪に巻き込まれていくんだが、ほんとにヘタレで、逃げるでも歯向かうでもなく、ひたすらでんでん演じるおっさんに言われるがまま。 これが見ていて本当にもどかしい。 でんでんには、しっかりヘタレっぷりを見透かされていたというわけだ。でもでんでんは何を思ったか、最後にはヘタレおっさんを焚き付けて、覚醒させてしまって返り討ち。もう何が何やら分からない(笑) でも、ヘタレだったおっさんがでんでんをぶち殺し、生意気な娘を張り倒すのは、最後にカタルシスの解放があってよかった。 あとは、結局女は強い男に惚れるんだと言いたげな映画であった。ぼくはこどもだからよくわかりませんが、カップルや夫婦が犯罪で捕まるニュースをみるたび、何でこんな暴力男に女が惚れてるの?ってのは多いもんな。 エロとグロが強烈なので、とりあえず、心に残る映画ではある。 しかし、ああやって、肉はバラバラにして骨は焼いてしまえば、人間は「透明」になるもんなんかね。おお怖い。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-12-22 23:23:02)
8.  ダンケルク(2017)
面白くない。 とにかく、物語にドラマ性が全然ない。人物描写も希薄で、全然感情移入できない。 映像は「金かけて作ってるな」と思うだけで、映像として楽しませてくれる要素はほとんどなかった。 こんな内容でどうやって面白いと思わせようと思ったのか、ノーランに聞きたいもんだ。 浜、空、海の3つの事象を時間の経過を変えて同時進行させるというのは、少し面白い試みではあるけれど、それで、映画が面白くなってるかというと別にそうでもない。 いまいちな映画。
[インターネット(吹替)] 3点(2023-12-12 17:25:11)
9.  ナイトクローラー 《ネタバレ》 
ただただ話がつまらない。 淡々と主人公の行動を描いただけでメリハリなし、起承転結なし。面白みに欠ける。 反抗してきたアルバイトくんを罠にはめて殺すというエグい展開だけは面白かったが、ほかは終始退屈であった。 世間では高い評価を得ているようだが、それを見ると、概ね主人公を演じた役者の演技力を高く評価するばかりだった。確かにそこはいいとは思うが、あんな脚本では駄目だ。 犯罪があった家に不法に侵入し、被害者を撮影する。あろうことか、それをテレビ局が放映する。そんなことは日本ではありえないことだが、アメリカで許されることなの?とずっと疑問に思いながら見ていた。それがこの映画のリアリティを損なわさせ、楽しめない一因になった。 ところで、あの役者はデイ・アフター・トゥモローに出てた人だな。あの人、わざと目を見開いているの?それとも元からあんな顔なの?あの顔だけはすごい。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-11-14 12:43:40)
10.  エベレスト 3D
映像がきれい。 とにかく映像で見せてくれた。 例えば、必死で登る登山客に「上を見るな、うんざりするから」と声をかけてから、カメラが引いていき登山隊を俯瞰で捉え、そのまま、登山ルートを舐めるように移動し、最後にエベレスト頂上を映すシーン。こういう素晴らしいシーンが各所にあって楽しめる。  劇場で3Dで観たかったなあと悔やまれる。  実話をもとにしたストーリーだけに、知的好奇心から、誰が死に、誰が生き残るのか?結末はどうなるのか?をドキドキしながら見れた。  ストーリー自体は大したものではないんだけど、映像の美しさと、史実性、この2点でとても楽しめた。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-11-01 02:27:00)
11.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
後味が悪い映画だなあ(笑) とにかく、女がろくでもないやつで見ていて鬱憤が貯まるので、最後は女をとっちめて終わってくれることを期待した。 しかし、全くそうはならない。 完全に女の勝ちで終わる。溜飲が下がらないどころか、逆流して口からあふれそうである。 この気分の悪さもこの映画の魅力であろう。  展開もよかった。 物語の半分くらいで、嫁のもくろみ、夫婦間の真実など、すべての謎の答えは出る。 そこで一回、そういうことかーと思わせておいて、おいおいまだ続くのかって構成は変わっていて、面白い。  話としてはさすがにできすぎで、あんなやり方で殺人現場を偽装しても、さすがに警察が一通り調べたらすぐバレるだろうなあ、とはちょっと思うけれど、それは言いっこなしですかね。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-13 20:41:25)(笑:1票)
12.  アウトロー(2012)
前半は面白かった。元軍人の無差別殺人だと思われたものが、主人公の謎解きでどんどんと真相に近づいていく。サスペンスとしてはまずまずの出来。 でも、ことの真相が分かってから後の陳腐なストーリーは腰が砕けそうになるほどつまらない。 ヒロインが誘拐される、それを助けに行く、銃撃戦になる…数十年前の映画を観ているよう。まだこんなことやってるの?  それでも、その銃撃戦シーンに迫力があれば、まだ楽しめるんだろうが、これがまた、しょぼいしょぼい。  後半に出てきたぽっと出のおっさんが仲間になって最期の戦いに加勢するのも何だかなあ。 凄腕の狙撃の名手とお膳立てされてたおっさんとは、特に狙撃で対戦するわけでもないのも冷める。それどころか、一度は後ろから銃を突きつけたのに、わざわざ銃を捨てて肉弾戦を挑むのは何で?  黒幕一味に関しても何の説明がないのが多すぎる。 黒人警官が敵の一味だった理由は結局何だったの? あの黒幕のおっさんは何者でいかなる理由で企業買収にからんでたの?  あとは、イケメンヒーローに、ブロンド美女ヒロインのセットももうウンザリ。 トム・クルーズが演じるキャラってこういのが多いな。泥臭さのないスマートイケメンキャラは全然感情移入できない。
[インターネット(吹替)] 6点(2023-10-13 20:40:01)(良:1票)
13.  アウトポスト
前半が退屈すぎる。 敵から総攻撃を食らう中盤までは見る価値はないと言っていい。 まあ、よくある史実ベース戦争映画。 戦闘シーンはそれなりに見れる作りだが、とにかく前半がひどすぎる。
[インターネット(吹替)] 5点(2023-10-13 10:46:26)
14.  ウィッチ
300年前、ニューイングランドに入植した経験なキリスト教徒(清教徒)の家族、生活。それをあんなにリアルに描いてくれるだけで、見ていて非常に楽しい。 今の時代、悪魔だ悪霊だなんて言ったら「オカルト」扱いだけれど、当時のキリスト教信者には、悪魔はリアルに存在するものであったのだろう。 不気味さの演出が冴えている。ただの森を映すだけでも恐怖がすごい。 ヒロインの女の子が可愛くてよい。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-10-13 10:45:55)
15.  プロメテウス 《ネタバレ》 
エイリアンの前日譚という話なので、エイリアンとの激しい戦いがあるのかと思ったら、そこはほぼなし。 最後のクライマックスになりそうなアクションシーンが、倒れてくる宇宙船から走って逃げるというのは、なんとも微妙。 全体としてかなり地味な作りになっていて、エイリアンのシリーズ作と思って観ると少し期待外れになりそう。よくこんな企画が通ったな、という感じ。 人類の誕生の秘密や、生と死、アンドロイドと人間の違いなど、少し哲学的な問題を絡めていて、どう解釈するか、という楽しみがある。  「何でそうなるの?」と突っ込みたくなるような、わけの分からないシーンが多い。 とりあえずあのアンドロイドは、一体何者で、何を目的にしているのか、最後まで分からなかった。「エンジニア」が人類を滅ぼそうとした理由も不明なまま終わる。 どうも、次回作の構想があるそうで、それにつなげるためにあえて謎としたということらしいのだが、そういう次回作ありきの映画は嫌いだ。  そういえば、社長の娘が、黒人船長に「10分後に部屋に」と誘った行為も謎で、そしてその後実際あの二人は体の関係を持ったのかも謎。これも、次回作で明らかになるのなら、ぜひ観てみたい(笑) 劇場では吹替版で見たのだが、主人公の吹き替え声優の下手くそさにうんざり。まともなやつにやらせてほしい。2回目鑑賞はネットなので字幕で見れてよかったが。 映画はそこそこ楽しめた。とりあえず、寄生されたエイリアンを自ら手術で摘出するシーンはツッコミどころは色々あるが、強烈でよかった。
[映画館(吹替)] 6点(2023-10-11 07:16:38)(良:1票)
16.  アルゴ 《ネタバレ》 
映画を作るとという壮大な偽装工作までして人質の脱出を図るという展開は非常に面白かった。 そんなドラマみたいな話が実際にあったというのだから驚きだ。 ただ、物語の後半、脱出の当日になってからは、ごく平凡な「スリリングな演出」に終始し、また、いかにも作り話的な展開ですこし興ざめした。 いくら何でも、作戦の前日に中止命令が出たり、事務所の電話にギリギリ応答できたり、ちょうど脱出のその日に敵にメンバーの素性がバレて、あまつさえ、飛行機の離陸の瞬間ギリギリまで追いかけられるなんて、ちょっとあまりにリアリティ無視でエンタメに走りすぎである(実際、その当たりは当然全て事実と異なる)。 映画として成立させるには仕方なかったとは思うけれど、あそこまでされてしまうと、「実際にあった出来事」から「フィクションのアクション映画」に引き戻されてしまった。 まあ、十分に面白い映画であった。ただ、そこまで突き抜けた魅力があるわけでもない。アカデミー賞を取ったのは、一にも二にも、愛国的な映画だったからであろう。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-07-31 03:13:01)
17.  エヴェレスト 神々の山嶺
かなりの駄作。 原作がそもそも駄目なのか、映画化のために書いたシナリオが駄目なのかわからないが、お話がひどい。 だめな理由は主に2つ。 1つは羽生と主人公の友情や絆、これが物語の根幹にしたかったのだろうが、それが全く機能していないこと。 というのも、二人が互いにそこまで思い入れを抱くようなことが作中にほとんど起きていないからだ。二人は互いに相手の人間性や考えに強く感情移入するようなことが作中に起こっていない。 だから、二人に友情や絆が芽生えたことに全然説得力がないのだ。 そうであるのに、やたらと二人の友情、絆をやられてもすべて茶番に思える。  2つめ。最後に羽生の「遺言」である「指が動かないなら、目で~」云々の言葉をもとに主人公が必死で山を降りてくるシーン。ここも大事なクライマックスであり、製作者としてはここを感動のシーンとしたかったのだろうが、これもまた綺麗さっぱり機能していない。主人公が生きる気力もなく自堕落に生きていたのを羽生の言葉で力をもらって強く生きようとするというのなら、わかる話だが、主人公はそもそも、羽生に勇気づけられるまでもなく、彼なりの強い行動原理に則って強く、たくましく生きていたではないか。 上司に楯突いたり、金の無心したり、自分の目的のためにかなり熱意を持って仕事をしていた。 彼がいまさら、羽生から生きるための力を学ぶ必要などないのだ(私にはむしろ辛いことがあった日本から逃げ出した羽生のほうがよほど軟弱に思える)。 さらに付け加えるなら、羽生からの言葉を心の支えに必死に山を降りてくるというシーンが成立するには主人公が生粋の登山家であって始めて成立する話だ。 登山家ではなく、あくまで登山写真家にすぎない主人公ではあのシーンは成り立たない。 必死に山に挑戦しなければならない理由が、彼にはそもそもないのである。  上記2点から、この映画にはドラマティック性がかなり損なわれてしまっている。  また、各登場人物の行動原理がむちゃくちゃなことが多いのも気になった。 主人公は、羽生遭難後、なぜ再び山を登ろうとしたのか意味がわからない。実際本人の口からも「分からない」というのだけど、クライマックスの大事なシーンによくわからない動機で突入してもらわないで頂きたい。 もっとわからないのは女。 本人すら登る理由が分からない主人公にのこのこついてくるんだから、ますます意味がわからない。お前は何がしたいのか。 他には序盤はマロリー登頂の成否について、かなり重要なファクターとして語ってたくせに、後半ほとんどスルーになってるのもブサイクなシナリオとしか言いようがない。  物語について、長々と書いたが、映像面に関してもあまり高い評価はできない。 私事だが、間が悪いことに「エベレスト3D」を最近見たものだから、あの映画から本作を見て、映像のあまりの落差に悲しくなる。制作費が限られている邦画ではまだ頑張っているとは思うけれど、山の景色の美しさや危険な登山でのスリルと迫力、そういったものは、この映画では味わえない。 背景はほとんど映さず、登場人物のアップばかりで、「今、エベレストにいる」という臨場感が全く感じられない。  映像はいまひとつで、ストーリーもだめ。この映画には楽しめる要素はない。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-05-21 05:58:13)
18.  レヴェナント 蘇えりし者
映像は素晴らしい。自然の美しさと厳しさが全編大迫力で味わえる。 痛み、寒さ、飢えといった感覚がひしひしと感じられて、極限状態でのサバイバルを疑似体験してる感覚になれる。 それも、相当にこだわったという撮影や、役者の身体を張った演技によるものだろう。見事。  まあ、少々リアリティにはかけていた。あれだけ満身創痍の状態で、一人で極寒の世界を生き延びたのはさすがに現実離れしすぎている。傷だらけの体に折れた足、極寒の世界で川に流される、食い物はほとんどなし、いや、死ぬでしょ…。 復讐に向かう時も、どうして隊長と二人だけで行くのかも謎。主人公を探しに行くときはあれだけ大勢で出かけていったのに。  いやあ、しかしまれに見る暗い映画だった。音楽も映像も陰鬱。展開としても、主人公はのっけから瀕死だし、息子は早々に死ぬし、孤独だし、広がるのは極寒の荒涼とした大地ばかりで希望が見えないし。2時間半、どんよりとした気持ちで過ごせる(笑)  ストーリーはというと、特にひねりのない、サバイバルと復讐劇。 映像美だけで押し切ってアカデミー賞を獲ったな、という感じはぬぐえないが、その映像が素晴らしいんだからまあよし。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-03-02 00:58:02)
19.  ミッドウェイ(2019)
ミッドウェー海戦の史実に興味があるか、軍隊のドンパチものが好きでないと、楽しめない映画。 ストーリーはあってないようなもの。ドラマは大してなく、軍人とその家族の愛情とか、仲間との友情を描く程度で、この手の戦争ものには定番のネタ。でも描き方は極めてチープで面白くはない。 戦闘シーンは美しく、迫力のある映像で見ごたえは十分。またミッドウェー海戦に興味があるなら、あの時何が起こっていたかをドラマ仕立てで楽しく知ることができる。もっとも、逆にある程度あの海戦について基礎知識がないと、作中に何が起こったのか理解するのは難しいかもしれない。 お決まりの兵装転換のもたつき、無能な南雲、解析されちゃう暗号など、日本人の自分としてはなんともモヤモヤせずには見れない感じ。でもそれがいい。 ミッドウェーというタイトルながら、物語は真珠湾攻撃から始まって、「日本は卑劣で、倒すべき悪いやつ」というお膳立てを忘れないのは、やはりアメリカの映画だからであろう。とは言うものの、日本映画界も協力して作った作品であるのは間違いなく、それなりに日本軍を立てる描写も見られる。 総合評価としては、かなり見る人を選ぶ、マニア向けな一作という感じ。
[インターネット(吹替)] 6点(2023-01-19 17:44:24)
20.  シャッター アイランド
全く予想できない衝撃のラスト。 なるほど~そう来たか!すばらしい。  難解な映画と言われていて、それは本当にその通り。 ただ、細かい部分を除いて、大筋だけならたいていの人は理解できるレベルではないだろうか。 そして細かい部分は、何度か見返すことで理解して、「ああ、そういうことか」となってまた楽しめる。 まあ、巻き戻しもできない、二度見るにはお金がかかる劇場で視聴する場合は、理解のハードルは高いんだろうけど。  もともと、映画って、現実と回想シーンが入り乱れた時、区別がつかなくなって混乱するんだけど、この映画はそれが顕著。どれが現実でどれが回想(というか妄想)なのかは、一度見ただけでは理解不能だろう。 まあ、もう少しわかりやすく作ってくれよ、と注文はつけたい。  でも、非常に面白かった。
[インターネット(吹替)] 9点(2022-11-07 22:52:44)
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