201. クリムゾン・タイド
《ネタバレ》 各々の信念云々ではなく、法(ルール)を破った時点でハックマンの負け。おまけにクーデターまで起こして単なる反逆者に成り下がったが、結局お咎め無しで、後任艦長の座と引き換えに、ナアナアで事を流してしまうデンゼルも清濁併せ呑む人間って事か?ある意味、共に人間臭くてよいのだが、ラストで締まりの無い作品になってしまった。 <追記>16年ぶりに再見。軍隊はブラックだとは言われるが、ワンマン社長のブラック企業よりは規律遵守の精神があってマダマシということだろうか。映画なので美化されてはいるのだろうが。現場判断で核ミサイル発射はさすがにありえないとは思うが、ルール上は発射できなくとも興奮状態の現場が発射する事はありえるわけで、この辺はキチント物理的にシステム制御されているんだろうかと疑問に思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-03 02:21:57) |
202. アナライズ・ミー
マフィアの悩みを聞くのもシンドイが、老夫婦の性的倒錯について聞かされるのもかなりシンドイだろうなあ。 6点(2004-11-21 14:56:51) |
203. ヒート
最後追い詰められた犯人が空港に逃げ込むところで「新幹線大爆破」を思い出してしまって・・・。あっちは高倉健と丹波哲郎ですが。 6点(2004-09-24 02:28:48) |
204. 釣りバカ日誌9
ハマちゃん営業炸裂!万年平社員だが、彼はかなり優秀な営業マンだよ。 6点(2004-09-05 23:33:07) |
205. リコシェ
人の恨みはかっちゃいかんよ。まあ、警察じゃ仕方ない面もあるけどやり方はあるだろう? 6点(2004-07-19 15:57:48) |
206. ツイスター
科学者の知的探求への執念は凄いね。でも、似た者同士は上手くいかないので、またダメになるだろうなあ。 6点(2004-07-18 18:05:02) |
207. さらば、わが愛/覇王別姫
芸術家や文芸家ってのはその影響力(大衆操作)の大きさ故に、時の権力に翻弄されるものだなあと改めて思った。 6点(2004-07-18 17:08:15) |
208. ブルース・ブラザース2000
キノコのバクテリア 怖いよ~。 6点(2004-05-01 21:10:33) |
209. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
作品自体は悪くは無い。でも、ケビンはこういう元気バリバリ・ヒーローモノは似合わないな。ちょっと疲れた中年役がいいよ。 6点(2004-04-30 19:36:41) |
210. ボディガード(1992)
クライアントにちょっかい出した翌朝に、「公私混同はしない」って・・・。ケビン、調子よすぎ!!! 6点(2004-04-25 21:55:54) |
211. クレイジー・イン・アラバマ
60年代における弱者(黒人・女性)の立場を少年の眼を通して描いている。少年の律儀な感じは悪くなく、無難にまとまっているとは思うが、ややありきたり。女性の方は生首を持ち歩くという、ちょっとブラックユーモア的に描いているが、ユーモアにする題材とも思えず、ややハズしているようにも思える。 6点(2004-04-22 01:53:48) |
212. 大安に仏滅!?
《ネタバレ》 非常に日本的というか、庶民的というか、古典的でオーソドックスなホームドラマ。個々の家族の騒動を描くと共に、その象徴としてのマイホームにも欠陥があるという設定で物語は進行。家族の騒動といっても非倫理的なドロドロしたものではなく、ありきたりなほのぼのとしたもの。地震によるマイホームの崩壊や放火による消失への布石を置き、ラストに火事の場面がくるが、この辺は山田太一の「岸辺のアルバム」や内館牧子の「想い出に変わるまで」へのオマージュが感じられる。ただし、家庭が崩壊したわけでもないので、マイホームは無くなったりもしない。中々心憎い演出だと思う。全体的に抑えた展開で盛り上がりには欠けるが、よくまとまった作品だと思う。「ブレーンバスター」のコントがだんだん面白くなるところも良い。 6点(2004-04-18 04:35:43) |
213. ツイン・フォールズ・アイダホ
中々インパクトのある作品。すべての現実を受け入れている2人には諦観が漂う。だが、1人が恋に落ちた時、兄弟2人に葛藤が生じるのがポイントかなあと思うのだが、そこの描きが浅い印象。通常の障害者系恋愛作品とは違った題材になりえたと思うのだが、何かが足りない、惜しい作品。 6点(2004-04-17 00:49:43) |
214. ジャングル・ブック(1994)
ジェイソン・スコット・リーは魅力的。もっと人気が出てもいいと思うんだけどなあ。彼が教育を受けた時の「人間を知れば知るほど動物でいたくなる。」というセリフが心に残ります。 6点(2004-04-12 23:05:05) |
215. ザ・ウェディング
《ネタバレ》 肌の色と階級という2つの要素が結婚生活にどう影響してくるのか?を4世代の物語として描く。何組かのカップルが登場するのだが、2つの要素がいろいろと絡む(白黒だけじゃなく茶色も登場)ので、これが中々複雑。ルーツという言葉が何度か出てくるが、子孫を残すという遺伝子の継承を考えた場合、優性な遺伝子との組み合わせを望むのは動物の本能でもあり、健康で、スタイルも顔も頭も良い相手を選ぶのは間違った事じゃない。それだけに社会生活における差別と違って、結婚時の血縁による差別(選別?)というものは中々難しいなあと感じた。階級というか家柄を維持しようとする力も関係してくるし。作品の方は「やはり愛が大事」という当たり前というか安易な結論で終わってしまったのがちょっと残念。 6点(2004-04-12 02:23:46) |
216. バード・オン・ワイヤー
Gホーンの相手役がメルギブソンで。監督が「張り込み」のジョン・バダムなら相当期待できるのだが、メルギブソンのアクション中心でコメディー要素は少ないのでGホーンはちょっと不発だし、普通のドタバタアクションになってしまったなあ。 6点(2004-04-06 19:45:37) |
217. マンハッタン花物語
《ネタバレ》 花で結ばれる主演男女に華がないのはさておき、これは中々印象に残る作品です。男女がじゃれ合ってる間は別にどーでもいいのですが、やはり一緒になろうとする場合、互いの家庭環境というのは多少なりとも影響するでしょう。女が男の家に行くのを必要以上に怖がる気持ちもわかるし、男の家に行って親戚がウジャウジャ出てきた時、これはダメになるなあと直感しました。家族や親戚と無縁の人生を送ってきた女にとって、これは恐怖以外の何物でもない。女が家を飛び出した時、「いったいどうした?俺が何をした?」と、男は言いますが、そういう気遣いの出来ない男はかなり鈍感で無神経なヤツです。普通に考えれば、ココでダメになるはずなのですが、まあ映画ですからかなり強引にハッピーエンドにしてしまったのが残念。そもそもの始まりは男のストーカーだし、手帳は無断で覗き見するし、男の方にはかなり欠点があり、そういうのに惹かれていくのもどうかと思うけど。もっとシリアスに描けば面白い作品になったと思います。 6点(2004-04-06 04:48:21) |
218. ノストラダムス
かなりの有名人で知らない人はいないと思われるノストラダムス。その伝記モノなんだが、預言者の功績ってのは後世で実証されるモノだし、ノストラダムスが奇人変人というわけでもないので、本人が生きた時代での物語性は弱くなってしまっている。10年前ならまだしも予言が外れた今ではさらに期待感が弱くなってしまう。ただし、個人的には歴史モノが好きなので、500年前にこういう人がいたんだなあと思うと感慨深いものがあります。 6点(2004-03-29 14:01:34) |
219. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
ボートアクション・スキーアクションというシリーズお得意アクションを取り入れ、すぐにバレルスパイ活動等かなりオーソドックスな作りだと思う。でもボンドに救出されるMってのはどうかなあ。上司失格だよ。難点はQの引退だというのにボンドカーの活躍が弱い。ミサイル発射するだけだし。もっとカーアクションやるとか、空飛んで、水中潜るぐらいはやってほしい。拷問機器からの脱出や潜水艦での水中戦もQの小物を使って欲しいところ。ブロスナンボンドは銃撃戦が多すぎるのが気に入らない。 6点(2004-03-28 02:03:05) |
220. 乳泉村の子
《ネタバレ》 残留孤児は日中戦争の大きな爪痕であり、それを題材とした作品は胸を打つものではあるのだが、同種の作品として「大地の子」という壮大な名作ドラマがあるため、どうしても比較してしまう。残留孤児の苦労には幼少期と思春期・青年期とあるわけだが、本作品は途中で出家してしまうため思春期・青年期の苦労・苦悩が殆ど描かれていない。人格的にも完成されてしまい、悟りの境地に達しているので、葛藤も殆ど感じられず、作品的にやや盛り上がりに欠ける。ただし、母が息子に向かって「許してください」と泣きながら謝るシーンはグッとくるものがあります。 6点(2004-03-27 15:16:15) |