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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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201.  ニッポン無責任時代 《ネタバレ》 
適当なことを言って社長を丸め込む序盤は、正直つまらなかった。「クビになったら次を探せばいい」というのがいかにも高度成長時代で、今ではこんなこと言えないでしょう。無責任男を生んだ時代ならではと思います。しかし平均は単にいい加減なだけでなく、たしかに仕事ができる。さらに、組合結成を呼びかけるビラを社長から取り戻そうとしたり、辞めようとする総務部長を引きとめたり、あげくには社長を復活させようとしたりと、案外仲間思い。いわばスーパーサラリーマンで、これは人気が出たはずだと納得しました。 しかし、そうした行動が相手のためを思っているためか、あるいは会社のためなのか、はたまた自分の利益を考えているのか、そのあたりが不明です。若い2人を駆け落ちさせたのも、社長返り咲きに利用するためなのか、本当に2人をくっつけるつもりだったのか、よくわかりません。何を考えているのかよくわからない、謎の男です。謎のスーパーサラリーマン? それはそれで魅力があるでしょうが、あまり面白味はありませんでした。一応コメディですが、たいして笑えなかった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-06-17 21:02:20)
202.  御用金 《ネタバレ》 
どことなく松本清張が好きそうな題材ですね。しかし孫兵衛と帯刀の考え、どちらも一理あってどちらが正義とも言えない。最終的には勝利者がいないという結末は、製作当時の雰囲気をよく表していると思います。孫兵衛たちは漁民を救ったものの、結果として多くの鯖井藩士が命を落としたわけで、その点でも帯刀とあまり違いが感じられません。そこはあくまで個人の価値観の違いでしかないと思うので、侍であることが問題であるかのような結論はどうかと思います。農民や漁民だって、真面目な人ばかりじゃないでしょうし。あと、孫兵衛が強すぎて、シリアスなテーマと相容れないような気がします。社会派ドラマにするのかアクション娯楽作にするのか、そのあたりが中途半端でした。映像的にはよかったと思いますが、血しぶきが飛んだりするのは『椿三十郎』の影響があったりするのでしょうか。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-06-02 15:40:22)
203.  黒部の太陽 《ネタバレ》 
オリジナル全長版が全国巡回上映中ということで、見てきました。どうしてもNHKで放送された短縮版(特別編)と比較してしまうわけですが、やはりオリジナルの方がよかった。 カットされた部分はけっこうよくわかるのですが、石岡親子に関する重要(と思われる)場面が結構ありました。この親子の描き方にやや不満があったのですが、その点は解消されました。特に石原裕次郎演ずる息子の変化(製図屋から現場の人間へ)、父親と同じだと言われた時のショックなど、よくわかります。それに父親が死ぬ場面までカットされていたような気が……。あれがないとこの親子の話は尻切れトンボでしょう。これが補完されたおかげで、ドラマとしての厚みが理解できました。 牧子病死に関しては、トンネル工事の難しさに重ね合わせたのでしょうが、ちょっとあざといという気もします。もっとも、本作ではどこまで事実を反映しているのかわからないので、本当に亡くなっていたら申し訳ないです。 あと、関西電力の社長がずいぶんよく描かれています。まあ致し方ない面もあるのでしょうが、何が何でもダム建設を成し遂げるという信念はあったのでしょう。いくら金をかけてもいいというのは、時代的なこともあるかもしれませんが、ダムが絶対必要であるという確信がなければ言えないこと。こういうところは、今でもこちらに訴えかけるものがあります。 ということで、単なるダム建設(のためのトンネル掘り)映画ではなく、十分ドラマ性を感じさせる作品でありました。来年はDVD化される予定だそうで、この機会に多くの方の目に触れることを期待しつつ、以前より点数をアップしておきます。 なお、以前のレビューは私のブログに転載するつもりです。 (2012年09月03日改訂)
[映画館(邦画)] 9点(2012-05-28 20:51:32)
204.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
どんでん返しがあると聞いていたので、評価しにくいのですが……。でも本作のポイントはそのどんでん返しではなく、帰宅してからのジェイソン・ロバーズの行動だと思います。それだけに、実はジョアン・ウッドワードの方がポーカー狂だったとかいうオチは、笑いを狙っているのでしょうがなんか不快です。というか、子供まで使って騙そうという連中が不快。あの五人がどれほど悪いことをしたのか、そのあたりが具体的に描かれていないものですから、騙した方を正当化したり同情したりすることができません。結局、爽快感を感じないまま終了となりました。まあ、一度見れば十分ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-25 20:44:44)(良:1票)
205.  若者たち
私も、日本という国は基本的に当時から変わっていないなぁと感じました。むしろ、生活水準が上がって贅沢になった分、始末が悪いかも。何にせよ、世の中の仕組みや常識に対し、果敢に立ち向かえるのが若者の特権でしょう。そういう面では、今はそういう特権を持っていると感じにくい時代かもしれません。それにしても、出演者の皆さん若い! 当然ながら、今の私より若いです。普段自分の年齢はあまり意識しないのですが、これを見て年をとったものだと感じてしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-22 21:08:44)
206.  秋刀魚の味(1962) 《ネタバレ》 
娘を嫁にやるという基本線はほかの小津作品と変わりませんが、時代を感じさせるところがあります。なんといっても女性が強い。息子の佐田啓二なんて、嫁さんの岡田茉莉子にぽんぽん言われてやり込められています。岩下志麻も、原節子が「お父さま」なんて言っていたのとは大違い。隔世の間があります。それと関係があるのか、嫁に出すまでが長い。娘はすぐに結婚する気はないようです。以前ならそれでも父親は早く結婚させようとしていましたが、本作では父もそれほど急いでいない様子。妻が亡くなっているということもあるのでしょうが、時代を感じさせます。 父親が積極的になる原因は恩師瓢箪先生にありますが、この先生のお言葉がすごい。曰く「結局のところ、人間は独りです」……。これが本作の最終的な結論であると思えてしかたがありません。本作は小津監督の遺作となりました。ご当人はまだまだ映画を撮るつもりだったのでしょうが、結果として最後となった映画のテーマが「人間なんて結局はひとりぼっち」というのは、文字通り筆舌に尽くしがたい感慨を抱きます。すごすぎます。参りました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-08 22:46:55)
207.  キングコングの逆襲 《ネタバレ》 
東宝特撮映画の中でも、お気に入りの部類。本作では善悪役柄がはっきりしているのですが、どちらかというと悪役のドクター・フーとマダム・ピラニアが魅力的。2人の駆け引きが面白く、善玉は押され気味。特に浜美枝は出てくるたびに衣装を替えていて、こうした映画では異例の凝りよう。マダム・ピラニアは某国のエージェントですし、当時人気の007シリーズに影響されているようです。特撮の方では、ゴロザウルスとメカニコングがの出色のできで、やはり悪役の方に魅力があります。こうしたところが、全体的に大人っぽい雰囲気をかもし出しているのかもしれません。最後にマダム・ピラニアが裏切るのが弱いのですが、かなり楽しめました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-05 17:14:13)(良:2票)
208.  ああ結婚
一応コメディ・タッチですが、お国柄や時代を反映してか、そんなに笑えない。フィルメーナが結婚にこだわるというのも時代を感じさせて、今なら結婚せずにすませるかもと思います。ドメニコにどれほど惚れているのか、映画を見ただけではあまりよくわからない。マストロヤンニの軟派ぶりは面白かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-08 16:58:37)
209.  いそしぎ 《ネタバレ》 
日本人でなおかつ信仰心の薄い人間にとっては、本作での宗教がらみの恋愛観や人生観は正直よくわかりません。主人公のローラは専業主婦に拒否感を示すなど、フェミニズムというかウーマンリブを先取りしているようで(アメリカでは隆盛だった?)、そうした点は興味深いのですが、45年も経っては古びてしまっています。当時は進歩と保守という対立で捉えられたのでしょうが、今のアメリカ人ならどう見るでしょう。あと、ローラの言う「自由」が、どうもアメリカ人にありがちな「自由という名の身勝手」に思えて共感できませんでした。映像と音楽は美しく、そこは今でも鑑賞に耐えると思いますが。 それにしても、聖職者の妻役にエヴァ・マリー・セイントをキャスティングするというのは、狙ってるんでしょうか?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-18 08:23:07)
210.  西部開拓史(1962) 《ネタバレ》 
これもなかなかすごい映画ですね。西部開拓の歴史をある一家の視点から描いた大河ドラマ。撮影も美しく、シネラマの大画面で見たらさぞかし迫力満点だろうと思われますが、今の日本にシネラマを上映できる映画館があるか疑問なので、テレビで我慢するしかありません。お話も魅せますし、西部開拓の負の面も一応描いています。とはいえ、基本的には「アメリカ人の、アメリカ人による、アメリカ人のための」アメリカを讃える映画であることは間違いないでしょう。であっても、日本人が楽しめないわけでもありません。豪華オールスターキャストだけでも堪能できます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-04 12:52:56)
211.  瞼の母 《ネタバレ》 
瞼の母とか番場の忠太郎とか、名前は聞いていたのですが、初めて見ました。なるほどこういう話だったのかと納得。実の母に会うまで、いろいろそれらしい女性に会うのがミソですね。由緒正しい人情劇という印象でした。 演出はちょっと凝っていて、長回しを使ったり、あえて遠景の話している人物をピンぼけにしたりと、面白い。この監督の作品をほかにも見てみたくなりました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-02-29 11:33:24)
212.  紀ノ川 《ネタバレ》 
NHKの朝のドラマにあるような「女の一代記」なので、映画で見るのは少々つらいか。実際、花の子供は都合何人いるのかよくわからなかったり、娘の反発と和解はもう少しじっくり見せてほしかったとか、不満はあります。しかし、二時間半を越える長尺で明治・大正・昭和に渡る一家の歴史、女の半生だけでなく、時代の推移やそれに伴う地主階級の栄枯盛衰を描いたことは、評価できましょう。それになんといっても司葉子がすばらしい。20代から70代まで、それぞれにふさわしい演技で、賞賛されるのも納得です。岩下志麻も我の強いところがそれらしくてよかった。男性では田村高廣よりも、本音で生きている丹波哲郎の弟に魅力を感じます。自然や田舎の家屋を美しく撮った撮影もみごとでした。ただ、武満徹はあまりやる気が感じられませんでしたが(笑)。 製作当時はテレビが普及してきていて、それに対抗しようと作られた大作らしいですが、最初に書いたように題材としてはテレビドラマ向けなので、かえってテレビのよさを認識させる結果になったのは皮肉です。とはいえ、日本の古きよき伝統も描いた、力のこもった良作と感じました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-28 20:08:23)(良:1票)
213.  関の彌太ッぺ(1963) 《ネタバレ》 
彌太郎、かっこいいですね。でもかっこよすぎて、現実と思えない。木村功の森介も、落ちぶれたとはいえ十年後の豹変ぶりは解せません。ああいう性格なら、五十両もの大金を手にしたなら猫ばばして然るべきでは。ご都合主義に思えます。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-07 22:35:26)
214.  若い人(1962)
教師と生徒が共に成長していく姿を描いたということで、「若い人」というタイトルは言い得て妙。前半はまあ見られますが、後半人物関係も含めグチャグチャになってしまい、ついていけませんでした。脇役にいい人が多かっただけに残念。
[地上波(邦画)] 5点(2011-12-27 17:54:56)
215.  私は二歳 《ネタバレ》 
育児の日常を綴りつつ、笑いありホロリとさせるところあり。ともすれば冗長に流れがちですが、飽きずに見ることができました。団地住まいの若夫婦に船越英二・山本富士子という、美男美女コンビをキャスティングしたのが面白い。渡辺美佐子が新生児に湯を使うあたりは、育児書原作の面目躍如たるところでしょう。後半おばあちゃんと同居するようになってややトーンが変わりますが、このおばあちゃんの使い方もうまいですね。浦辺粂子さんさすがの好演。太郎君のモノローグがもっと出てくるのかと思ったら、案外少なかったのですが、主役はやはりお父さんお母さんなので、この程度でよかったでしょうか。ほのぼのしつつ、現実的な問題もきちんと取り込んだ、バランスのいい好編でした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-02 20:09:42)(良:1票)
216.  シャレード(1963)
家庭用ビデオがなかった時代、昔の映画を見るには、リバイバルされるかテレビで放送される機会を待つしかありませんでした。本作を初めて見たのは大学生の頃。正直、予想以上のおもしろさにビックリしました。翌日、たまたまやはり見ていた友人と「面白かったな~」と語り合ったものです。 今回久しぶりに見直しましたが、やはりとても楽しい。粋でお洒落でスマートな、ある意味大人のための童話みたいなお話です。特に後半、次々人が殺されていきますが、あくまでもユーモラスでロマンチックなサスペンス・コメディに徹しているところがすばらしい。犯罪をある種の「ゲーム」として楽しむだけの余裕がないと、こういう映画は楽しめないでしょうね。作中、ケイリー・グラントが「僕の歳では真面目になんかなれない」と言っていますが、この作品のスタッフもおそらく同じ気持ちでしょう。「こんな映画、真面目に作れるか!」ってね。観客も、真面目に見てはダメ。そんな娯楽映画の王道でしょう。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2011-10-10 19:38:15)
217.  男はつらいよ 《ネタバレ》 
このシリーズ、公開時には1作(『寅次郎と殿様』)しか見たことがなく、本作も初見ですが、かなりよかったです。寅さんって、ヤクザな家業をしているためか、やや世間の常識からズレたところがある。その一方で、人として大切にしなければいけないものも持っている。そのバランスが絶妙です。非常識すぎると単なるお荷物だし、優等生すぎると笑いがとれないでしょう。笑って泣けるのは、寅さんの絶妙なキャラクターがあってこそだということが、よくわかりました。 話は前半さくらの結婚が中心で、その分寅さんの恋話に割かれる時間が少なく、失恋するのも唐突に感じられたことが残念でした。しかし、光本幸子さんはたおやかなお嬢様風で素敵でした。ところで、あのビニール製の鹿の人形は、子供の頃私も持っていたような気がします。というか、あれと一緒に撮った写真があったと思ったのですが、昔の写真は今いずこ……。 印象的だったのは、寅さんが登を追いやったあと、泣きながらラーメンをすするところ。それを後ろで見ている女店員をしっかりフレームに入れているのが、面白いです。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-10-09 22:09:05)
218.  人間の條件 第六部 曠野の彷徨 《ネタバレ》 
いよいよ完結ですが、前作に増して哲学的・観念的な会話が出てきます。しかし、結局梶は三千子に会えない。というか、三千子の生死自体不明のままです。思想を語ったところで生き延びられるわけではないというのが、戦争の現実であり、このシリーズの核でしょうか。裏返せば、思想を語れるのは平和な証拠のなのでしょうね。 それにしても、最後になって桐原に制裁を加える梶は怖い。第一作で私的制裁を糾弾していたのと同じ人物とは思えません。これは、戦争の場にあっては個人の思想など用をなさないということを、端的に表しているのかもしれません。 終盤やや駆け足気味だったことが残念でした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-04 22:30:54)
219.  人間の條件 第五部 死の脱出 《ネタバレ》 
題名通り、命をかけた脱出行が延々と続きます。本作での梶は、落伍者が出てもしゃにむに突き進むところがやや人間離れしてきて、これまでよりマイナスのイメージです。強行軍の合間に哲学を語るのも、どうかと思いました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-04 22:22:54)
220.  シンシナティ・キッド
大勝負の裏で交錯する人間ドラマを描いている点が特徴でしょう。実は勝負よりも、そちらの方がメイン。だからキッドとクリスチャンの場面で終わるのでしょう。とはいえ、勝負そのものも見ごたえあり。無駄に感じる部分がほとんどないのもいいです。クリスチャン役のチューズデイ・ウェルドがかわいい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-09-19 19:49:33)
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