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ひのとさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 814
性別 女性

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221.  ミリオンダラー・ホテル
美しい映画だとは思う。お洒落で現代的だとも。だけど映画自体に今までのヴィム・ヴェンダースの作品のような重厚感はあまり感じられなかった。何も知らずに観ていたら多分、期待の若手の監督の作品かな?と思っていたと思う。表層的な美しさと今どき感はあれど、深みはあまりない。でも世界観構築のセンスはやはり良い。「ミリオンダラー・ホテル」という名前でありながら、住むのは富などとは対極の所にある者たちばかり。この人生の皮肉と脱落者たちに見る人生の美学。その視線は相変わらず好きです。内容はずしんと来なかったけれど、やっぱりどうしてもこの世界観が好きなので、8点献上。
8点(2003-12-02 21:35:11)
222.  バロン
独特の世界観を武器にする監督は多いけれど、テリー・ギリアムはその中でもかなり独特。この作品は今まで観たどの映画にも似ていない。強烈なオリジナリティーがある。だから拒否反応を起こす人も多いだろうけど、一見の価値はある。若き日のユマ・サーマン(何と18歳!)や幼き日のサラ・ポーリーが見れることも得をした感じ。ところでバロンの仲間の1人のビジュアルにそっくりなキャラが某有名海賊漫画に出て来ませんか?うちの弟も同意してくれたよ。他にも、あれ?エピソードが似てるぞ?と思うところがいくらか。あの漫画家さんも好きなのかな?この映画。
8点(2003-12-01 21:42:27)
223.  フィフス・エレメント 《ネタバレ》 
すごい制作費をかけて作ったちょっと個性派なB級風味SF。キッチュでポップな未来世界の造形は結構好き。シャネルのメイクゴーグルとか、ああいう遊び心のある小物使いがイイ。20歳位のミラ・ジョボビッチも初々しくて可愛い。ラスト、ほんとに文字通り愛が世界を救いおった。笑いが止まらなかった。ごめん、好きです、この映画。
8点(2003-12-01 20:30:51)
224.  ブレインデッド
かなり完成度の高い天然の友人が、乙葉みたいな声で、「血がチーズっぽいねん、芝刈り機でバリバリ」と言っていたので、その言の葉を解読する為に観てみた。実は公開当時の子供の頃から知っていてずっと観たいとは思っていたのだけれど、各国で上映禁止になったとか失神者続出だとかいう脅しの文句を色んな雑誌で目にしていて、手が出せずにいた。20歳を超えてやっと観る機会が出来て、真夜中に真っ暗な部屋で1人、どきどきしながら見始めたのだけれど、画面内のテンションが上がるにつれて、こっちのテンションは穏やかに低くなっていった。てゆうか、ラットモンキー、コマ撮りかよ…なんつーか、出来損ないのシュヴァンクマイエルだ…。だけどここまで独自の展開をハイテンションで繰り広げる映画は逆に大名作なのかも知れない。血しぶきの量もギネス級だ(キル・ビルがブレインデッドの血の量を超えたとか言ってるけど、とんでもねえ)。見終わると、天然の友人の言っていたことは珍しく意外とまともだったことに気付いた。血なんかもう血じゃねえし、芝刈り機もバリバリとゴキゲンなまでに駆動している。いや…凄いな。こりゃ凄いや。もう無条件降伏だがや。この監督がこの作品以降からどういう訳で指輪の話の監督に抜擢されるに至ったのか、その経緯を知りたい。そっちのがホラーだ。この監督はとにもかくにも、凄まじいまでの引き出しを持っているということがよく分かった。
8点(2003-11-30 23:32:54)
225.  ザ・セル
CG映像の美しさでは、私の中で最高峰に近い作品。ただ、映像を追求するクリエイターが陥りやすいことに、内容は相当に希薄。この映画のバランスをいえば、映像9割、ストーリー1割といったところ。先に映像ありきで、ストーリーは後付けという感じが多分にある。とにかく世界観は監督の全くの趣味ですね。グリーナウェイの「プロスペローの本」とかパクってなかった?ジェニロペが劇中で「ファンタスティック・プラネット」を観てたりもしてました。凄い。完全に趣味に走ってます(笑)。その分かり易い暴走と映像美に8点。
8点(2003-11-30 22:58:06)
226.  秘密の花園(1993)
本当なら花園を子供たちの手だけであそこまで蘇らせるのは不可能だ。作り手側も最初からその過程をリアルに撮ろうとはせず、子供の尽力プラス何かの力が働いた、というファンタジー性、寓話的な雰囲気を大切にすることを意識していたそう。蘇っていく花園の映像が美しく妙に心に残り、たまに観たくなってしまう。児童文学の映画化作品としてこの作品が特別の傑作とは思わない。けれど特にくさすところもない、良質で罪のない映画ではあると思う。考えた挙句、8点献上。私の中の童心が、この映画を無下に出来ない。
8点(2003-11-30 22:18:03)
227.  妹の恋人
ノスタルジックで、どこかファンタジー色のある、ほのぼのとした可愛らしい恋の物語。女性に受けるタイプの映画、という感じ。私もジョニー・デップのキュートさに惚れ込んでしまった。DVDを友人に貸すと、「何か、堂本剛に見えた」とのこと。ああ、私も分かる。確かに目元が何だか似ていると思った。そして彼が作中で見せる「チャップリンの黄金狂時代」の“パンの踊り”などなど、様々なパフォーマンスは必見。とにかくジョニー・デップの芸達者ぶりには感心してしまう。
8点(2003-11-30 22:00:29)
228.  ワンダーランド駅で
主人公の女性の事が他人事には思えなかった。初めてアメリカ人女性に全面的に共感してしまった。アメリカでもこんな映画が作れるのだな…と妙に感心してしまった一作。淡々としたミニマムな表現に、そこはかとなくヨーロッパ風味がある。てゆうか主人公の女性の性格がほんとにマジに私に物凄く似ているんですが(笑)。何かあの人、私が言いそうなことばかり言っていた。激似です。共感しまくりました。心に痛過ぎる。
8点(2003-11-30 15:10:40)
229.  アワーミュージック
3部構成のこの映画の中で大半を占めるのは2部の煉獄(物質界)であって、それは私には示唆的に思われた。物質界に生きる私達にとって、マテリアルな観点からの思惟の出発は何にせよ重要なことなのだ、と。そして“光による救済”というゴダールの言。それらに触発されて私の頭が向かったのは、唯物的論理で「フィルム」と「光」に着眼することだった。そう考えると、前提的に、映画には決して“闇”は存在しない。なぜなら映画フィルムというものは感光して初めて映像を記録するものなので、つまりは映画の中で“闇”に見えるものは実は“光の不在”であり、映画というものの中に“闇”は存在しないのだ。映画の中では光と闇の立ち位置が互換性を持たない。光だけが存在する。要は、物質界的観点からアプローチした時、映画とは“光の存在と不在とそれらを繋ぐ無限の光の漸次的移行”の記録に他ならない。よってここに、「映画=光の絶対性の顕現」という黙示的公式が導き出される。つまり、この限定的理論において、映画というロジックの提言自体が、“光による救済”の寓喩となるのではないか?映画は“光”である。そして光は希望と安寧と平和の母体である。だから私は監督に預言者的な、求道者的な姿を見た。しかし監督は、「映画で世界が救えると思うか?」という質問に対し、「それは聞いてはいけない質問だ」と答えている。だから私の思惟は違う時限に行っているのかも知れない。とどのつまり、私にはさっぱり分からない。ただあくまで私個人は、この映画によってそんなロジックへと導かれ、あくまで勝手に、目からうろこを1つ落としたのです。
[インターネット(字幕)] 7点(2006-12-03 21:46:09)
230.  隣人13号
むしろこれが本当の「いま、会いにゆきます」ですね。「中村獅童が刃物を持って、いま、会いにゆきます」ですね。それにしても終わりの方の「イタイイタイイタイイタイイタイ…」にはシビれました。ちょっと獅童さんのファンになってしまいそうです。「アーアーアーアーアーアーアー」と奇声を発しながら歩き回るくだりとか、感心しました。いますよね、こういう人。7年位前に近鉄奈良線の車両内で見ました。
[DVD(邦画)] 7点(2006-07-14 15:18:55)
231.  LOVELY RITA
初めて買った化粧品は濃い色の口紅だった。ちょっと失敗した。リタが運転手の気を引く為にした初めての化粧の、下手くそに塗られた濃い色のアイシャドウを見て、そんなことを思い出した。少女時代の擦過傷がひりひりと痛んだ。リタじゃないし、リタの気持ちは分からない。でも思えば、リタは確かに自分の中にいた。きっとそこの貴女の中にも。でもリタの近景はもう、私の遠景なのかな。バイバイ、愛しのリタ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-03 11:24:44)
232.  mute ミュート(2001) 《ネタバレ》 
この作品は、老境という孤独への幽囚を描いたものではないだろうか。樹木がまばらに生えた森や一軒家などはとても象徴的で、それはまるで老境の心象風景のよう。絶望的な程には行き詰まってもいなく閉塞的ではないにしても、薄暗く寂然としていて、そこには漠然とした不安感と孤独感がある。そしてまた、老人が猫を探す為に外出し、忘れ去られ破裂していたゆで卵もまた一種の暗示。ある日 “森”というルーティーンの中で、恐ろしいものを目撃する老人。静謐な生活の中への闖入者。そこから彼の生活は乱されて行く。奇妙な一連の出来事をエサに、老人の中で良からぬものがどんどん涵養されて行く。明確な説明も明瞭な言葉もない。思えば無音というのは最も精神を刺激する。耳障りな無音。ゆで続けられている卵。老人の中で静かに涵養される狂気。そして最後の瞬間、卵は破裂してしまう。これはホラーと取ると陳腐な物語かも知れないけれど、視点を変えると途端に興味深くなる。これは静寂の中進行する、静謐な狂気の物語なのだ、と。
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-15 23:13:46)
233.  8人の女たち
ジャンル分け自体が無意味に思える。これは推理ミステリーでもミュージカルでもなく、例えるなら“ひっくり返されたおもちゃ箱”のようなものに思える。つまり、既出ですが「キル・ビル」と同じく、監督のおもちゃ箱の中の、一定の美意識と計算の下に集められたおもちゃの再構成。おちょくっているようなミュージカルシーンや稚拙な推理劇、それらは確信的なものであり、往年の映画や女優たちに対するある種挑発的なオマージュのように思える。それらは一見寄せ集めのお遊びでありながら、一歩引いて全体像を見ると、独自性を持つ立派な1つの世界観を構成しています。これはおフランス版「キル・ビル」です。これはエスプリの効いたおちょくりの映画であり、洒脱な謀略の映画です。これは狡賢く洗練された大人による、瀟洒であり猥雑な、挑発的なお遊戯なのです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-11 00:10:17)(良:3票)
234.  ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス
うわわわわわわわグロいよグロいよグロいよ。「ピンク・フラミンゴ」を“無邪気で微笑ましい映画”、「ネクロマンティック」を“勇敢で誠実な主張”と思った頭のネジ飛び子が、この作品を観た後は流石にご飯が全く美味しくなかったです。いやもちろん完食しましたけどね。個人的に今まで観た映画の中で1番グロいと感じた作品です。何と言うかやっぱりね、カバは怒ると怖いんです。あいつらのらりくらりと日がな1日水に浸かっているくせに、流す汗は血の色をしているというアバンギャルドぶりだし、スイカも皮ごと食べるというアグレッシブさだし、実は本気を出したら40キロのスピードで走れたりするんです。それはそれは恐ろしい奴らです。あの勇敢なマサイ族ですらカバには近寄らない位ですから。あれ?何か言ってることがおかしいですね。映画の内容はショービジネスの裏側を描いたもののはずなんですけどね。でもまあ観た方は分かると思います。ともあれ個性の強い映画が好きで、かつ、ある程度エログロに耐性があるという方にのみお薦め致します。
7点(2004-12-11 22:41:45)(笑:1票)
235.  DEAD OR ALIVE 犯罪者
冒頭数分のテンポの良さとスタイリッシュさにはなかなか掴まれました。レンタル店のVシネコーナーに並ぶようなタイプの映画に普段興味のない方にこそ観て欲しい。感嘆するか石投げるかは個人個人の感性と価値観(と映画に対する良識?)次第ですが、三池監督は勇敢だと思います。私だってヒギャアアアアアアアアアってなりましたよアレには。何だろう、アレ。何なんだろう、アレ。なぜ企画が通ったんだろう、アレ。思わず撒き戻して3回観た位です。あのラストを観て1週間位は楽しく生きて行けると思いました。私は。
7点(2004-11-21 12:05:27)(良:1票)
236.  フローラ
観ている時間よりも、それが意図するものを考えている時間の方が遥かに長いという、罪作りにも程がある作品。呆気に取られてしまうほどの超短編。ただ縛り付けられた野菜人間が腐って行くだけの作品で、おそらく大抵の人の思考は、「人生の無情や無常を表現した作品だ」というような見解に帰結するだろうと思うし、私もそれ以外もっともらしい見解が浮かばない。実際の所はよく分かりません。爺のやり逃げです。罪作りな作品です。
7点(2004-10-23 13:38:55)
237.  ワイズマンとのピクニック
感情の介在しない団欒。草の上で伸びやかに動き回る家具たちは確かに愛らしい、でもそれを見て覚えるのは、皮膚の一歩下がざわめくような、不確定で不気味な予感。何かあるぞ~。オチに何かあるぞ~。ヤン爺は邪悪ぞな~。何というか10代の時分、笑いながら生徒を殴るキの字な先生を見て、ゾッとしたような感じ。視覚的に呈出しているものと内在しているものが一致せず、そこにはあるべきよう処理された正常な感情が介在していない、と感じるような。一般論ではないかも知れないけれど、私は感じたのは、そんなことです。
7点(2004-10-19 23:14:45)(良:1票)
238.  ユリシーズの瞳
泣きそうな気持ちで目が覚めることがある。重い夢。内容など何一つ憶えていないのに、その夢の終焉が悲しいことだけは分かる。重く長く深く辛く愛しい夢から、今しがた無理矢理引き離された、そんな喪失感と共に目が覚める。そんな夢をたまに見る。質量の大きく、密度の高い夢。この作品の背景など全然分からない。だけれど今思い返すに、そんな、長く重い夢のような作品だったような気がする。堆積する歴史。清澄な澱。静謐で肥沃な泥土。100年の孤独。この作品を思うと、ただそんなイメージが静かに湧く。
7点(2004-10-12 17:12:40)
239.  この子の七つのお祝いに
意識的に赤みを強めた画面から感じるのは、即物的な意味での「血」のみではなく、「血」が連想させる「生」や「死」や、それらが渾然一体になった、纏わり付くような業や因果の臭い。血がとても印象的に使われている。凄く怖いのに、凄く陰気なのに、凄く美しいと思った。ぞっとする位に。この日本の陰湿な美を表現した空気感、出色の出来ではないかと思う。岸田今日子の演技なんか、子供が観たら泣きます。事実、TV放送の際に母親に凄く怖い映画だと教えられて観てみた小学生以来ずっと、私のトラウマムービーでした。
7点(2004-10-07 22:46:35)(良:2票)
240.  白い風船
泣きそうな子供からお金を取る芸人、それを無表情もしくは半笑いを浮かべて助け舟も出さず眺めているだけのギャラリー。お金を落としても手を貸してくれない大人たち、困っている子供に物欲しそうな顔で話しかける若者。全てが私の価値観・良識と符合せず、いつしか自分の価値観が、この世界ではてんで的外れなことに気付く。“価値観を試される映画”だと思った。この世界では、これがあるべきあり方なのだ。誰も文句は言わないし、文句などそもそも発生しない。悪意もない。罪もない。あるべきあり方として、世界が構築されている。私がこうやって指摘するのも野暮な位に。そして、助けてもらってもお礼1つ言わない兄妹たち。うーむ、自分の価値観をとことん試された。私も随分頭が固い。
7点(2004-09-22 19:57:52)(良:1票)
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