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ひのとさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 814
性別 女性

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221.  ふしぎの国のアリス(1951)
きっと良く出来た作品なのだと思う。でも原作の不気味さと残酷さとシュールさが好きな私としては、何だか納得が行かない作品。あの精神病理的な原作を映画化したとは思えない程に実に健全で大衆的な作品です。だからこそ、病的な感覚の持ち主である私としてはこの作品を拒否してしまう。原作と映画は別物だ、と割り切れる方には何の問題もないでしょうが、融通の利かない私としては正直、ディズニーの欺瞞を感じる。原作の世界観に近い映画を観たいという方には、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「アリス」をお勧めします。あっちは完全に病んでいます。
4点(2004-06-22 22:33:19)(良:2票)
222.  双生児
肉を焼く時、最初に強火で表面を焼く。そして火を弱め、調整をしつつ中に火を通す。強火で出来た表面の「壁」が肉汁を中に閉じ込める。「眉なし」はそれです。眉剃りは元々、顔に出る感情を消す為の日本的な慣習だった。眉を剃り落とすことで、感情は出口を奪われ逃げ場を失う。閉じ込められたそれは内部で延々と核融合を起こす。涼しげな顔をしつつ内部はどろどろ。内には欲望と憎悪が渦巻き、混沌と化す。それゆえ、物語自体は特別能動的ではないはずなのに、有無を言わせない攻撃性を孕んでいる。暴力性に満ちた極彩色。1つの観念の下に閉じ、完成されたその世界観には脱帽。芸術は、1つの暴力。
9点(2004-06-22 18:11:36)(良:2票)
223.  ファーゴ 《ネタバレ》 
「雪」という漢字は、「雨」と「箒」という2つの漢字で成り立っている。雪が降ると周囲一帯が、箒で掃き清められた様に美しく見えるから。全てを蓋い尽くし、浄化したように見えるから。そしてそれは、悪意のない残酷なまやかしだ。真っ白な世界に撒き散らされる真っ赤な血と肉片。真っ白な雪の上で進行する人間の滑稽な業の物語。雪はまた、それを無感情に多い尽くすかも知れない。でも、雪解けを随分前にして真相はいともたやすく露呈する。雪はまた、それを見ている。その姿は、無感情で残酷で、美しい。
8点(2004-06-22 18:09:44)
224.  ポネット
5歳の時、ある人と遊んでいた時に突然、「ねえ、死なないでね」という言葉が口を突いて出たことがある。自分でも意味が分からず、言った瞬間《え?何言ってんの?私》と思ったことをとてもよく憶えている。そして驚くことに、その後すぐ、その人は事故死した。あれは何だったんだろう?と今でも思う。10年以上経ったある日、あの日あの時近くにいた私の母親が、「ねえ、あんた、あの時何であんなことを言ったの?」と聞いてきたことがある。ああ、母も気になっていたんだな、とその時初めて思った。偶然にしても、不思議な出来事だった。前置きが長くなってしまったけれど、つまり私は1つ信じていることがあるのです。それは「子供には不思議な力がある」ということ。こう言ってしまうと胡散臭いし陳腐だけれど、子供には超自然的な何かを感じる力があるような気がする。考えてみたら、数年前までこの世のどこにも存在しなかった存在なんですよ。子供というのはそんな、ある種畏怖の念を抱いてしまう存在。生まれて数年の子供というのは、まだ生まれた後の世界にも完全に属していないし、生まれる前の世界みたいなものもきっとまだ、どこかで憶えているような気がする。これは別に宗教思想とかそんなものではなく、単純に子供の勘の鋭さや感受性、大人には読み取れない何かを訴えるような目にドキッとする、というようなことは誰でもあるでしょう。そういうことです。子供というのは時には生者と死者の世界を無意識的に難なく繋いでしまえる位、ギリギリの境界線上に存在する生き物なのかも知れない、と思える。そういう、演技かどうかすらも怪しいような微妙な機微、絶妙な雰囲気を、ヴィクトワールちゃんは実に上手く醸し出していたと思う。作品自体に関しては、低予算の悪い部分を感じるし、脚本も大したものではないけれど、彼女の存在感が凄かった。最年少での主演女優賞受賞も納得。ヴィクトワールちゃんに7点献上。
7点(2004-06-22 18:04:36)(良:1票)
225.  蜘蛛巣城
“滅びて初めて事物は完成される”という仏教観念がある。滅び消え去れば全てのものは浄化され、完璧な美を得る。それは金閣寺の焼失を描いた「炎上」でも描かれたことだ。私は「滅び」というものが持つ、冷徹ながらも公平な力が好きだ。対象の持つその莫大な量のログを残しつつも全てを浄化し、表面上において一律の等価に帰してしまうその美しい暴力。その力に掛かってしまえば、善であろうと悪であろうと何であろうと全ての貴賤は失われ、純化した観念だけが残る。滅んでしまったものは文句なく圧倒的に美しい。この作品で描かれるのは、つわものですらない浅はかで卑小な者たちの“妄執の夢の跡”。愚かしい人間の業の絵巻。私が見たあの“ことの一部始終”は、蜘蛛巣城跡に今も潜む妖婆が悪戯に見せた幻かも知れない。本質的に業を抱えた者だけが見ることを許される白昼夢。私が見たのは、あの土地に残された莫大な量の妄執のログなのだ。兎にも角にも廃墟写真集なんぞを見てうっとりしているような不気味な人間である私にはたまらない作品。
10点(2004-06-21 14:26:29)(良:2票)
226.  ベティ・サイズモア
ベティちゃんのキャラを可愛いと思える人には何の問題もない。でもあの不思議ちゃんぶりが駄目な人間にはキツい。ベティちゃんを「しっかりしろ!頼むからしっかりしてくれよ!」と泣きながら往復ビンタしたくなりました。キッツい天然ってね、付き合うのほんと辛いんですよ。泣けて来ます。でも本人は支障なく普通に生きて行けるんだよね。不思議です。それでよく生きて来れたよね…というような人はいっぱいいます。
5点(2004-06-21 14:24:59)(笑:1票)
227.  オール・アバウト・マイ・マザー
作品をいくつか観れば分かるけれど、この監督も疑いようのない変態です。私はこの作品の根底に流れるものは、母親の愛云々以前に、変態性と性倒錯であるように見受ける。でも私は、生命や生命を生み出すことそのもの自体が、性欲や色欲や変態性の中から偶発的かつ必然的に蒸留された1つの奇跡的なエッセンスであると考えるので、そういう意味ではこの作品は、子供そして母親というものに関して真摯に捉えた作品ではあると思う。ペドロ・アルモドバルという監督は、“アブノーマルな世界においてこそキラリと光る何かしら高尚なもの”を描くことに関しては、やはり非常に巧みだ。
6点(2004-06-21 14:22:46)(良:1票)
228.  黙秘
心理サスペンス。地味な作品だけれど、華やかさやスター性を武器にせずに真剣勝負な演技力で魅せる俳優たちや、各々の丁寧な心理描写で最後まで楽しめる。著作の映画化はほとんど失敗するキングが、「スタンド・バイ・ミー」や「ショーシャンクの空に」などと並んで映画化が成功した、と自信満々に言い切る作品。原作は、キングが元々キャシー・ベイツの為に書いたという、「ドロレス・クレイボーン」。あ、既出。
6点(2004-06-21 14:20:06)
229.  愛と哀しみの果て
何が駄目だったのか…。多分、そのメロドラマ感とメリル・ストリープを拒否ってしまったんだと思う。最初、せっかく1時間位観たのにギブアップしてしまった。それがあんまり悔しかったので、1カ月位経ってもう1回観てみた。やっぱり何回も止めた。長い…長いよ…そして迎えるオチも真性メロドラマ…。こういうの、きっとそもそもおいら的に苦手なジャンルなんだろうと思う。メリル・ストリープも個人的に苦手な女優。
3点(2004-06-21 14:17:38)
230.  ダイ・ハード3 《ネタバレ》 
マクレーン刑事とゼウス氏との掛け合いが最高だった。いや、素晴らしいよ、サミュエル。何気にカメレオンな俳優。毎回マクレーンの受難が楽しい物語だけれど、今回はむしろ、「ゼウス氏の受難物語」。そのコミカルさにいちいち笑ってしまいました。マクレーン刑事、前作で爆発する飛行機から脱出ポットで上空に飛び出したのには笑ったけれど、今回は地下から吹き出す水で空を飛んでくれた。そこにまた、テンション低めにゼウス登場。素晴らしい。シリーズ史上最高のナイスコンビです。実のところこのシリーズ、私的には3が1番好みだったりする。点を考えるのがこれまた難しく悩むので、このシリーズもシンプルに一律評価。8点。
8点(2004-06-21 14:13:28)(良:1票)
231.  ダイ・ハード2 《ネタバレ》 
マクレーン刑事の受難、第2弾。ほんとに死なない。ほんとにダイ・ハードなぢょん君。今回の舞台は空港、人質は上空の旅客機の乗客。舞台が巨大化しました。前作の閉鎖空間での孤立無援状態こそがキモだったのだ、と考える方にとっては地味に評価を落とす要因になるのではないかとも思うけれど、相変わらずの緊迫感と大袈裟な感じは良い。大袈裟で、大仰です。だって監督、レニー・ハーリンだもん。有名な馬鹿ですよ。いちいち「何でやねん」「有り得ないですやん」「いい加減死んで下さい」などと突っ込みつつ鑑賞。脱出ポットは笑った。飛びおった。空を飛びおった。
8点(2004-06-21 14:10:33)
232.  ダイ・ハード 《ネタバレ》 
私は派手な銃撃戦や爆発をどっぷり楽しめるタイプの人間ではないので、このシリーズは私の好みのテイストからは思いっきり外れている。じゃあどう楽しもうか、と考えた挙句、見方を変えて、シリーズを通してひたすらに主人公の受難っぷりを楽しむことにした。そうして観てみたらなかなかどうして笑えました。密かに唸るところも多々あった。ああ、腕時計の話はちょっとした伏線だったんだな、とか。色々。そしてやっぱりアラン・リックマンは上手かった。ほんとに“ドイツ人で名前はハンス”って感じでした。あと、どうでもいいことですが、リムジンの運転手の若造君、耳が物凄く小さいな~、と思いました。
8点(2004-06-21 14:09:14)
233.  ドライ・クリーニング
ペドロ・アルモドバル監督作といいこの作品といい、スペイン産の映画には変態的で性倒錯的なテーマがしっくり来て違和感を感じさせないのはなぜだろう。これもまた、熱病に冒されたようでありながらも、非常に醒めた作品。映画の中に流れる血が冷たい。別に面白いというような話ではないけれど、妙に印象的な作品なので、8点は下さないでおこう。夫婦を惑わす青年を演じたメラールという俳優。この名前を思い出そうとすると、なぜか「メラニン」と「エタノール」と「ラミネート」と「ルミノール」と「エマール」に邪魔される。
8点(2004-06-20 20:54:17)(良:1票)
234.  フィアー・ドット・コム
ほんとだよ、ひどいなこりゃ。噂に違わぬ駄目っぷりです。予想以上に「リング」と「回路」をパクってました(そして更に他の作品も2、3)。監督のその厚顔無恥な鈍重っぷりに、観てる間はひたすら唖然。鑑賞後ふつふつと怒りが沸いて来た。1mmのオリジナリティーもなく、換骨奪胎の要素すらない。それなのに「新しいものを作った」なんて言いやがる。羞恥心とプライドはないのだろうか。安いパクり根性。激・安。
2点(2004-06-20 20:46:37)
235.  スノーマン<TVM>
あまりにも有名なテーマ曲「Walking in the Air」。ボーイソプラノで歌い上げられるあのあまりにも美しい旋律。子供の頃耳にして以来、ずっと忘れられない名曲。この映画の意図するものを汲み取れるのは、ある程度年を重ねて幼年時代から遠のいてしまった人間だけではないかと思う。この映画、2度観ることをお勧めしたい。子供の時に1度、その時は気楽に、そして大人になってからもう1度、その時はタイムカプセルを開くように。
8点(2004-06-20 20:42:08)(良:2票)
236.  ナインスゲート 《ネタバレ》 
ああ、これも変な作品ですね。ポランスキーっぽい生々し~い空気は健在です。これもまた、全員揃って一体どこに行きたかったのか訊ねたくなってしまうような作品。どこに漂着するのか読めない、妙なお話でした(結局どこにも辿り着かなかった)。でもこういう、グロくて生々しくて訳の分からない、翻弄されるような感じは嫌いではないです。この監督、本当に友達に悪魔とか普通にいそうです。そういう世界で生きてそう。この監督にはむしろ自身の半生を映画にして欲しいんですが。特に“カルト教団による奥さんの惨殺”から“アカデミー賞受賞”までの流れを詳しく知りたいです。間の濃いエピソードも詳細に。
6点(2004-06-20 20:39:44)
237.  ネバーエンディング・ストーリー第2章
もうこの世にはいない人が出ている…。ジョナサン…私とそんなに年も変わらなかったのにな…。生き急ぎ過ぎました。この作品は残念ながら、“続編の甘え”で作られたもののように見受ける。ヒット作の安易な続編もの。それでも面白ければ別にいいんです。全然構わない。でもこれは面白くなかった。商業主義の匂いしかしない。ストーリーも、1ですでにネタ切れなのに無理やり突っ走っている感がある。ほうほうの体です。観てて痛々しい。そしてアトレーユも幼心の君も、残念ながら子役のレベルが落ちている(涙)。
3点(2004-06-20 20:29:45)
238.  ガーデン(1999)
しょぼ映画でした。脚本C級。俳優C級。センスC級。なぜ観たかというと、小学生の頃に似たようなホラー漫画を読んだことがあって、懐かしく思ったからです。ストーリーはほぼ一緒。花が咲き乱れる庭園、肥料は…みたいな。ああ、もう分かっちゃいます。あとDVDの選択画面がキモいです。あんま気味が悪いので面白くなり、真夜中の真っ暗な部屋でBGM代わりに数分放置してみました。キモかったです。そういうことする自分が。
2点(2004-06-20 20:28:05)
239.  幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆
飛影が黒龍波を打った辺りでやっと、何でこの作品がこんなに面白くないのかが分かった。あの技が出たということは、武術会以降ですね。仙水編。つまり冨樫が編集部に「連載をもうやめたい」との申し入れをしていた頃です(笑)。ジャンプはDBとスラムダンクを失い(逃げられ)、大黒柱は幽遊だけ、という切羽詰まった状況。編集部は死力を尽くして冨樫を引き止めたが冨樫はあらゆる意味で限界。じゃあ今の内に儲けられるだけ儲けてやろうと思ったのかな、という下世話な憶測をしてしまいます(笑)。幽遊、ほんと大好きだったのになあ…。この映画はほんとおもろなかった。汚いものが見えるというか、お金の匂いがする。“冥界”っていう取って付けたような設定に唖然。ネタ切れのまま突っ走ったほうほうの体。幽遊ってアレだ。映画化作品も少ないし、作者はある意味異端児だし、色々な意味で「喰えない漫画」だったのだろうと思う。おいらは小学生の時から冨樫のファンです。お陰でおいらの描く絵は冨樫の絵に似ている(ただし「レベルE」の時の)。別にいくら休載しても構わないんですが、今度はぶち切れずに満了して欲しいな、と切に願う今日この頃。
2点(2004-06-20 20:26:28)
240.  アメリカン・グラフィティ
昔この作品を観た時、良さが全く分からなかった。それは私がアメリカ人でもなく60年代も知らないからだと思っていた。でも多分違う。単純に若過ぎたのだ。この映画を良いと思えるのは大人の特権なんだろうと思う。思い出の容量が増え、かつそれらが容易には取り出すことの出来ない深部にまで達してしまった人間だけの特権。当時29歳だったルーカス。次に観るのは、当時のルーカスの年齢を超えてからにしよう。30代になってから。ま、すぐだけどね。20歳を越えたら年を取るのが音速並みに早いんだ。中身は全然変わんないのに。
5点(2004-06-20 20:24:59)
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