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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 346
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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261.  ロバと王女
ジャック・ドゥミの脳内妄想大爆発な、まさに「恋のおとぎ話」。美しいお姫様と美男子の王子様、華やかな衣装と宮殿を始めとする荘厳な雰囲気の屋外セット(赤、青、白と原色を多用した人物の描写も含め)ここまで徹底してやってくれると恥ずかしさを通り越して賞賛の域まで来てしまう。余計な描写を廃した、上映時間の短さも潔さを感じて好感が持てる(ある意味豪華すぎて予算が回らなかったのかもしれないが)。
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-17 18:19:00)
262.  沈黙(1963) 《ネタバレ》 
(正直私自身どこまで理解できているかは眉唾ものですけど)この映画も彼がテーマにし続ける「神の不在」に付いて取り上げています。言葉の通じない世界で何とか自分の意思を伝えるべく奮闘するも旨く行かず病状が悪くなってしまう中年女流作家の姉、優等生扱いされている姉に反発するべく自由奔放に振舞い体の関係を通して簡単にコミュニケーションをとってしまう妹、そしてその両端の人物を見つめている妹の息子。「神の教え」に基づいて心の触れ合いを求める姉の努力は水泡と化し、それとは逆の教えに反した行動をとっている妹の方が利として適ってしまっている皮肉(妹の言動が「神の教えに従って生きてきた」優等生ぶりからくる反動であることがより一層厳しさを表しています。)最後に姉が妹の息子に示した言葉の意味、これを私もまた考えて生活してゆくのでしょう。点数は完全に私がこの映画を理解しているわけではないでしょうから、という事で。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-17 11:18:45)
263.  ウエスト・サイド物語(1961) 《ネタバレ》 
ある意味この映画によって「ミュージカル」というジャンルは救われた。各種舞踊のセンスを取り入れた集団でのダンスシーン、観客の記憶に強烈な印象を残すバーンスタインの音楽、そしてスクリーンを充分に活用した映像表現は後々のMTVを始めとする音楽の新たな表現方法に多大な影響を及ぼした。とほめ言葉としてはここまで。「踊りの力量(ダンサーとしての価値)が無くても映像描写や撮影方法でフォローできる」という風潮を生み出した点もさることながら何より私にとっては(原作が悲劇とはいえ)「ハッピーエンドじゃないミュージカル」を生み出したという事でこの点数。(時代の流れ、かもしれないがミュージカルから夢や希望を無くしてどうするのよ!)
[映画館(字幕)] 5点(2006-09-17 00:51:31)(良:1票)
264.  用心棒 《ネタバレ》 
1. 黒澤プロ軌道に乗る。2.「世界の」ミフネの誕生。3.「リアリズム時代劇」の先駆け。4.漫画における「劇画」文化に大きな影響をもたらす(さいとう・たかをがこの映画を観て「無用ノ助」を生み出したのは有名)5.イタリアの無名監督セルジオ・レオーネに光が当たる。=「(スパゲッティ)マカロニ・ウェスタン」ジャンルの誕生。(荒野の用心棒) 6. 「ローハイド」くらいしか名が知れなかった俳優クリント・イーストウッドがこのリメイク作品で注目される。(と同時に監督イーストウッドの撮影スタイルにも影響を与える) 7.オマージュを捧げられた作品、数しれず。(ウォルター・ヒル「ウォリアーズ」「ラストマン・スタンディング」とかミック・ジャクソン「ボディガード」とか。あとサタデーナイト・ライブでのジョン・ベルーシ!) 作品としては続編「椿三十郎」の方が優れていると思うけど、佐藤勝の音楽と主人公桑畑三十郎をとりまく脇役のいかれっぷり(特に沢村いき雄とか山茶花究、加藤大介!)からこちらの方が好み。日本映画が世界に誇るスーパー時代劇!
[映画館(邦画)] 9点(2006-09-04 22:13:32)
265.  砂漠の流れ者 《ネタバレ》 
ステラ・スティーブンスはこの映画が撮影された当初、腹を括ってヌードになったにも拘らずそれを汲み取ってくれない、現場ではただ撮影を進めていたペキンパーに対して不満があったそうな。ところが時が経ち改めて映画を見ると「本当に自分のきれいな体に敬意を持ち、スクリーンの上で『聖女』として扱ってくれた」として最大限の感謝を持っているという話を本で読んだ。(アリ・マッグロウ、イセラ・ヴェガと並ぶペキンパー3大聖女と私は名付けたい)この映画を包むのは大いなる「優しさ」と西部劇の持っていた「大らかさ」。だからこそ自動車に引かれて死んでしまう男の最後ですら尊厳さの漂う不思議な映画になったのではないでしょうか。ペキンパー映画の純粋なエッセンス。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-27 11:15:42)(良:2票)
266.  魔術師 《ネタバレ》 
「ファニーとアレクサンデル」は別格として、面白いベルイマン映画としてはこれを推す。催眠術を売り物としているさえない魔術団がある町に滞在する羽目になり、魔術の存在を信じない町の人々から(知事・医師など)蔑視されてしまう。ここでももちろんベルイマンの「神様への疑問」という視点は健在で、神の「奇跡」で表される行為・言葉が人々の現実的な物の考え方や科学的な根拠にとって見れば意味をなさない、という事を「魔術」を通して表しているのだ。最後シオシオになってしまった劇団に王族からの招きが来て元気百倍、意気揚々と出発するオチはある意味宗教が「流行に流されがちな、軽い存在として」扱われてしまっている皮肉を映し出しているようで厳しい。コメディとしても楽しく特に家に帰れば疲れた中年、団長シドウやその妻で男装の麗人チューリン。「ベルイマンわからん」という人にはぜひ。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-07-29 10:15:38)(良:1票)
267.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
がんばれ奥さん!負けるな、負けるなぁ~! え? まさにアメリカのホラ話。愛すべき佳品です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-15 12:33:50)
268.  情婦
ふ~ん。えぇっ?! ええ~っ!!!としか表せない映画なのだけど、それではレビューにならないので一言だけ。名優チャールズ・ロートンと時に「ありえねぇ~」的なクリスティの大風呂敷ぶりがドンピシャではまった映画、としか説明できない。(「ネタバレ有」にしない様にする事がこれほどもどかしい映画はないです)
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-07-15 12:23:53)
269.  ポリス・ストーリー/香港国際警察
私が彼に求めるのは「体技」のみ。ストーリーだとか演出などはどうでも良い。(確かに新・ポリスストーリーのような「苦悩する刑事」もいいが)ただここ最近の彼の体技には悲壮感がありすぎて、「すっげえ~」よりも「もういいから、やめて~」という気が立ってしまう。そんなわけで私にとっての彼の最高傑作はまさしくこれ。やっている事は命がけの荒業なのだがユーモアとあの笑顔がそれをあまり感じさせない、こりゃ神業だ。【2017年追記:「映画秘宝」誌の谷垣健治氏インタビューで『(彼らは役者だけでなくアクション監督業も兼任している点からこの発言になったと思われるが)ドニー・イェンは自分をフレームの中で一番かっこよく見せる事の出来る役者、ジャッキー・チェンはフレームの中で一番かっこ悪く見せる事の出来る役者』と説明しており、なるほどと感じた次第。それを踏まえてこの映画を再見し感服。一点追加】
[映画館(字幕)] 9点(2006-07-09 15:59:51)
270.  我輩はカモである
私に国際政治の本質を教えてくれた初めての教材みたいなもの。某国家の人材選びとか、政策外交というのはある意味こんなもんなのではないかと。グルーチョの毒舌もさることながら、やはり「目」ハーポと「口」チコのコンビが絶品。(お願いだから今は絶版となっている中原弓彦(小林信彦)氏の名著「マルクス兄弟の不思議な世界」を復刻してくださいよ~。)
[映画館(字幕)] 10点(2006-07-01 13:01:23)
271.  サーカス(1928)
「喜劇役者」チャップリンとしての純粋なエッセンスが一番濃く反映された一本としては間違いなくこれ。しかも白塗りのパントマイム役者が演じるのはサーカスのピエロなのだからインパクトもより一層深まる。どんなに皆を笑わせても主役にはなれないピエロの悲哀を感じさせるラストシーンには浮浪者というより哲人的な達観を感じさせるのが深い。最後にロバ君、君こそスターだ! 
[映画館(字幕)] 10点(2006-06-25 18:12:10)
272.  乱れる 《ネタバレ》 
厳しい。それしかこの映画を表現できない。「女性としての幸せ」を最後は自らの手であきらめ、禁断の恋に溺れず現状に踏みとどまる選択をしたにも関わらず、その報いは斯くも残酷なものなのか。義弟加山雄三の死因が永遠にわからないというのも辛ければ、その死体が義姉高峰の側を離れていくあのカット!なんてやりきれないんだ。一歩間違えればちんけな昼メロの域を出ないこの話を監督成瀬の演出力・俳優達の演技・そして松山善三の脚本は邦画史上屈指の恋愛映画の傑作に仕立て上げてしまった。俳優加山の名演技もさることながらやはりここは日本を代表する名女優、高峰秀子の素晴らしさを堪能したい。最初は平凡な未亡人だった彼女が劇中で義弟加山に告白されてから本当に色気のある、芯から「美しい」女性に変わるのがスクリーンから伝わってくるのだ。そしてあのラストシーン。当初はこれ9点にしたけど、満点付けさせてもらいます。
[映画館(邦画)] 10点(2006-06-24 18:27:22)
273.  ピカソ-天才の秘密 《ネタバレ》 
主役であるピカソとキャンバスにこめられた情熱がこの映画の眼目であることは間違いないけど、監督クルーゾーの映像テクニックに酔いしれる。ワンショット撮影やコマ落とし、フィルムの残量を確認しつつ絵の完成まで撮りきれるか(編集等で何とかなってしまうのはわかっているが)、というのはドキュメンタリーというよりサスペンス映画の巨匠が取り上げた必見の一本というところか。これは面白い。
[DVD(字幕)] 9点(2006-06-24 18:00:54)
274.  アニーよ銃をとれ
ベティ・ハットンの300%の熱演と周りのキャスティング(ハワード・キールもいいがやはりルイス・カルハーン)の好サポートが印象を残す、MGMミュージカルの佳品。(私見で申し訳ないがDVDの映像特典、ジュディ・ガーランドのアウトテイクは入れていただきたくはなかったです。ベティ・ハットンの300%以上の熱演をもってしてもヘロヘロのジュディには及ばなかった、というある意味酷なものを感じてしまうんですよね。付いてて良かった!という方もいらっしゃるとは思いますが。)
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-17 00:59:02)
275.  リリー
愛すべき佳品、この言葉に尽きるMGMミュージカル。レスリー・キャロンは「パリのアメリカ人」よりも絶対にこっち。蛇足的なナンバーも無い、時間の短さも好印象。映画会社の皆さま、同じ作品を「~キャンペーン」で飽きるほど繰り返し売るのもいいけどこういった小品にも光を当ててくださいよ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-11 21:44:15)(良:1票)
276.  神々の深き欲望 《ネタバレ》 
古代中国南方の原住民族の生活用品を博物館で見たが、大地の恵みはその土地の神様間の性交渉で生まれるという観念があるらしく神事に取り扱う用具はまさに男のそれでした。で映画に話を戻すとこれは今村昌平なりの「神話の創造」。恵みをもたらすべく岩を取り除く作業を行う島の男、近親相姦的愛に溺れる男の妹(アダムとイブですな)。島にリゾート開発に来た会社員は圧倒的な土地の力につぶされ、島の女と営みに溺れる。壮大なスケールで見ごたえはありますが南島の熱気がムンムンの三時間、我慢大会みたいなものですね。(ちなみにこの映画の裏話でぜひお勧めしたいのは名優アラカン<嵐寛寿郎>の伝記でもあるルポライター竹中労氏の名書「鞍馬天狗のオジサンは」。あまりの可笑しさにジュースふいちゃった。山中貞雄の一面も見れて面白いです)
[映画館(邦画)] 7点(2006-06-11 21:03:49)
277.  瞼の母
改めて再見するにこの映画、錦之助は語り部のようなものでポイントは彼が出会い分かれた4人の「母親の子供にたいする愛情」それに尽きるのではないでしょうか。実の母親に合うまで知り合った女性3人は皆子供に対する愛情を忘れずに残してくれていた、だからこそ実際に対面となった際世間体を気にする様な発言に終始する母親に対して絶望的になった忠太郎。そして彼を付けねらう者に対し「手前ら親は、子供はいるか」と言って母親への想いを無理に断ち切るように刃を奮います。実母が改心する流れには多少無理があるかな、という気がしますが彼を追いかけ夜の闇に叫ぶ「忠太郎!」の声。その声をバックに涙をこらえる忠太郎。素晴らしい。役者の名演もさることながら、盲目の流しを見つけ気に留める忠太郎のワンショットにまた加藤泰節を感じ、気持ちよくなる一本です。
[映画館(邦画)] 8点(2006-06-11 20:32:59)
278.  赤い殺意(1964) 《ネタバレ》 
今村映画の常連小沢昭一は、「土着的な雰囲気をかもし出す都会人監督(都会的なセンスをかもし出している地方出身の川島雄三の対比として)」と説明しているが、自分が好きなのは登場人物を取り巻く苦しい因習や環境に対するパワーの源が泥臭い土着的なイメージで表される「ど根性」、そして恵みを与えるかのような母「性」(だから男は皆情けない人物ばかり)。またかなり陰惨な話にも拘らずその土地の「方言」が妙にホラ話的な感覚を与え、とぼけた味わいをかもし出す。ここに私などは楽しみを覚えるんですね。(だから陰惨なだけの「楢山節考」、中途半端なエッチぶりの「うなぎ」などはちっとも面白くないわけです) でこの話。仙台(その頃はまだ田舎の地方都市)でひ弱な男と生活している風采の上がらない主婦(春川ますみ好演)がある日見知らぬ男に乱暴されてから女としての自信を取り戻し、たくましい女になってゆくという話を「今村節」というのかパワー全開で展開させています。「にっぽん昆虫記」と並ぶ、彼の名作ですな。長々と失礼しました。
[映画館(邦画)] 9点(2006-06-05 22:59:51)(良:1票)
279.  徳川いれずみ師 責め地獄 《ネタバレ》 
大学の先輩に連れられて初めて見た石井輝男映画がこれ。ラストの臓物ぶっ飛びストップモーションに至る頃には恐怖心も気持ち悪さも通り越して笑うしかなかった映像体験。江戸時代の刺青師(小池朝雄好演)を軸に石井節と言うべきエログロアドレナリンがスクリーンからにじみ出るどころか溢れ出てゲッソリしてしまう。過酷な撮影に女優が逃亡したのもむべなるかな。「直撃!地獄拳」「網走番外地」くらいならまだ笑って進められるけどこれは絶対に無理。でなぜゆえに評価が高いか、と言えば後世の文化に多大な影響を及ぼしたから。全盛期の彼なら漫☆画太郎や楳図かずおの漫画の映像化などチョチョイのチョイ、というところだ。有難い(?)事に、DVD発売中。
[映画館(邦画)] 7点(2006-06-04 00:05:19)
280.  誰かがあなたを愛してる
極私的チョウ・ユンファの最高傑作はまさしくこれ。異国の地で暮らしている寂しさを漂わせつつ、精一杯の明るさで振舞う彼の演技は素晴らしい。また若くしてこの世を去ったダニー・チャン、この後映画界を引退したチェリー・チャンにとってもこの映画は「最高の瞬間をフィルムに残せた」奇跡の一本。
[映画館(字幕)] 10点(2006-06-03 00:26:42)(良:3票)
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