281. バーバラと心の巨人
《ネタバレ》 巨人がそんなに悪いやつじゃなくて安心したけど、燃やされちゃったフォレスト・ジャイアントが気の毒になった。 あいつもそんなに悪いやつじゃなかったかも知れないよね。 まあ、バーバラが戦う理由には共感できたので、多少の犠牲は仕方ないと思うことにします。 それにしても邦題のネタバレが酷い。 バーバラがあんなに一生懸命に戦ってるのにオチを邦題にしちゃうなんて、どうかしてる。 まともな邦題だったとしても薄々気付いたかも知れないけど、ソフィアくらいの広い心で付き合うことは出来たはず。 今までいろんな作品の邦題に文句言ってきたけど、歴代ワースト邦題に認定しておきます。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-16 20:15:28) |
282. 暗いところで待ち合わせ
僕のおばあちゃんも目が見えなくて、おばあちゃんと一緒に外に出掛けると廻りの人たちがとても親切にしてくれました。 違う世界に迷い込んだのかと思うほど、本当に親切にしてもらえたので、僕はおばあちゃんと出掛けるのが好きだった。 おばあちゃんはゆっくりとしか歩けなかったので、信号が変わるまでに横断歩道を渡り切れないこともあったけど、一度だってクラクションで追い立てられることはなかった。 おばあちゃんと僕が渡り終えるまで、その場で停止して待っていてくれる。 日本という国には、そういう優しい一面もあるんだということを僕は知っています。 この作品に出てくるような障害者に対する酷い仕打ちが現実の話じゃないことを祈りたい。 作品自体の出来としては、息を潜めて隠れ続けるという部分に違和感を感じた。 目の不自由な人はびっくりするくらいに聴覚が発達しているので、たぶんあんなふうに隠れ続けることは無理だと思う。 あと、話をしている人の方を見ないとか、オルゴールに視線を合わせないというのも可笑しな演出で、音に対する敏感さが欠如しているように感じた。 それでも、物語終盤の展開には感心するしかなくて、フィクションとしてみるなら本当によく出来たシナリオだと思います。 流石にもう1人の目撃者には気が付かなくて、やられたなぁって感じでした。 あと、劇中に登場する喋る時計は僕もプレゼントしたことがあって、嬉しそうに何度もあの無機質な音声を聞いていたおばあちゃんの姿を思い出して、ちょっと泣きそうになりました。 [DVD(邦画)] 8点(2021-12-16 12:06:44)(良:1票) |
283. アウェイク(2007)
《ネタバレ》 医療事故を描いた真面目な作品かと思ってたのに完全に騙されました。 真相が明らかになってからはコメディくらいの勢いで笑えました。 まさか全員グルだったとはねぇ。 本人は辛いだろうけど、第三者の立場からお前もかよ!ってツッコミながら鑑賞させて頂きました。 ラストは命と引き換えに息子を救った母親の美談で締め括るのかと思ってたのに後味の悪い結末でした。 改めて最初から見直してみたら、嫁の一挙手一投足が全部面白い。 凄い演技力だなって感心しました。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-14 20:59:23) |
284. 一枚のめぐり逢い
《ネタバレ》 写真の女性を探し求めるロードムービーかと思ったら、意外とあっさり見つかって驚いた。 確かに主人公の命は守られるので守護天使なのかも知れないけど、周りの人がどんどん死んでくので、呪いの写真のような気もする。 最初の行き違いで話せなかったのは仕方ないし、その後なかなか言い出せなかった気持ちも理解できる。 その状況のせいで、なんとも切ないラブストーリーになってますね。 誰かの死のお陰で自分が生きてると思うと心が痛む。 ラストは和解して丸く収まるのかと思ったけど、やっぱり呪いが発動しちゃうんだね。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-14 16:01:55) |
285. 水の花
切ない雰囲気の漂う名作風味の作品だけど、内容的にはつまらない。 何か起きそうで何も起きない。 編集が雑で、1カットが異常に長いので、単調で退屈な印象だけが残った。 上手く編集して、短編作品にすれば、少しはマシになりそう。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-12-13 14:18:02) |
286. ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
当たり前と思ってた光景が当時としては画期的で素晴らしいことだったというワクワク感で物語は始まる。 身近で親しみのあるファストフードの始まりを知ることが出来たのは良かった。 でも、話が進むに連れてどんどん雲行きが怪しくなっていく。 当初の崇高な理念がこうやって失われていったんだなと切なくなった。 現在のマクドナルドに対して嫌悪感はないけど、兄弟の作ったハンバーガーを食べてみたくなりました。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-11 05:28:56) |
287. アルカディア
《ネタバレ》 怪しくないカルト集団なんてものがあるのかどうかわからないけど、このカルト集団は怪しい。 何かあるはずと思って見てたけど、なかなか何も起きない。 ちょっとした超常現象のようなことは起こるけど、それが何を意味するのかよくわからない。 ループしてることがわかってからも何の為にループさせられてるのかもよくわからない。 ループから抜け出そうと自殺するのは理解できるけど、その死体が残ったままループ後の男が戻ってくるのがよくわからない。 死体が消えずに残り続けるルールなら死体だらけになってないとおかしいよね。 自殺するということはループ前の記憶はあるはずだけど、ループした途端に久し振りに会ったような会話してて意味がわからない。 兄弟は10年前も今回も抜け出せるわけだけど、どんな理由で抜け出せたのかもよくわからない。 何か見落としたシーンがあるんだろうかと、また最初から見させようというループの罠かも知れないので、もう2度と見ません。 [インターネット(吹替)] 3点(2021-12-11 05:25:44) |
288. 生きてるだけで、愛。
《ネタバレ》 ヒロインが頭おかしくて、見てて不快になる。 それが中盤くらいまで続いてどうなることかと思ったけど、仲里依紗が出てきた途端にバランスが取れて面白くなった。 いい人たちに巡り合えて再生してくのかと思ったら、もっと悪化するというのが斬新だった。 結局、最後まで頭おかしいままだったけど、少し理解してあげられるような気がした。 でも、愛がどこにあったのかはよくわからなかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-11 05:20:27) |
289. 彼女がその名を知らない鳥たち
序盤は作品のジャンルがよくわからない展開で、登場人物も変な人ぱかり。 中盤くらいからミステリーのような雰囲気が漂い始めるけど、どこに共感したらいいのかよくわからない。 終盤になってラブストーリーだったことを理解して切なくなった。 幸せな結末は無理なんだろうけど、もう少し救いのあるラストにしてあげて欲しかった。 許されることではないけど、自業自得な部分もあるので、なんだか後味の悪さが残ります。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-10 19:32:56) |
290. バースデーカード
《ネタバレ》 面白くはないけど、害もないので、2時間平穏に過ごせました。 弟が最後の手紙を開く前に結婚することになってたらどうするつもりだったんだろうね。 あと、弟が結婚する時には手紙は無しなのか気になる。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-12-10 12:17:08) |
291. アマンダと僕
《ネタバレ》 序盤、何もかも上手くいって幸せそうだったので、逆に怖かった。 最初から最後までずっと幸せなままのはずないだろうしね。 予想が的中してからは心が痛む展開だったけど、アマンダが健気なので応援したくなりました。 テロに対する憎悪ではなくて、遺族の再生を描いているので、なんだか希望の光が見えてくるようで感動的でした。 お母さんが教えてくれた言葉を切っ掛けにして立ち直るパターンはよくある気がするけど、お母さんが教えてくれた言葉を全否定するラストは斬新でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-07 19:57:20) |
292. 未来を花束にして
《ネタバレ》 エプソムダービーでこんな悲劇的な出来事があったなんて知らなかったので衝撃的でした。 現代の感覚で見るとテロリストだけど、当時としては他に手段は無かったのかも知れませんね。 描かれている理念は崇高で素晴らしいと思うけど、映画として面白いかは微妙でした。 そういった歴史があったということを知ることが出来たので、有意義ではありましたけど。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-12-04 17:03:11) |
293. LOOPER/ルーパー
《ネタバレ》 新しい形のタイムパラドックスを提案した斬新な作品でした。 過去の自分に違ったことが起こると未来の自分の身体や記憶が修正されるというのが面白かった。 でも、それならラストシーンのオールドジョーの記憶も修正されて、シドを殺す必要がないことを理解するはず。 銃を隠し持ってるとか細かい記憶まで共有してたのにそんな大切な記憶が共有されない理由がよくわからない。 ヤングジョーの自己犠牲は崇高で感動的ではあるけど、引き金を引く指を失くすくらいで守れたような気もする。 まあ、ラッパ銃だと指だけじゃなくて腕ごと失いそうだけど、死ぬよりマシだよね。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-02 21:09:18) |
294. 夕陽のあと
《ネタバレ》 立ち上がりが遅くて序盤はちょっと退屈。 不妊治療や養子縁組という話が出てきて少し話が見えてくるけど、本題に入るのはまだまだ先。 中盤くらいでやっと真相が明るみに出るけど、そこから先はずっと胸が痛かった。 どちらの立場に立っても辛いけど、愛情に溢れた幸せな物語だったように感じる。 エンターテインメント作品なら泥沼の争いにして盛り上げそうだけど、大人の対応で丸く収まったのは良かった。 ラストの貫地谷しほりの切ない表情が心に刺さるけど、これが最良の選択だったように思う。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-12-02 20:49:53) |
295. チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像
《ネタバレ》 本作で急に登場した桐谷美玲が真犯人というアホみたいな脚本だけど、可愛いから許す。 薬害に関係してた9人を殺そうとしたのは理解できるけど、病院全体を巻き込んだサイバーテロは酷い。 罪のない患者さんたちがたくさん死んでしまうかも知れないのにね。 動機の根底には薬害問題をどうにかしたいという善良な精神があったはずなのに残念。 可愛いから許すけど、桐谷美玲じゃなかったら死刑です。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-12-02 14:12:27) |
296. さよならドビュッシー
《ネタバレ》 バレバレのミステリーに2時間以上も付き合わされて時間を無駄にした気分。 手の骨格までもが小さくなるということはあり得ない。 じゃあ、顔の骨格はどうなんだよ!ってツッコミたくなる。 手の骨格は明らかに違うのに顔の骨格はぴったり一致してたんだろうか? それでも、頑張ってピアノの練習をする姿は感動的ではあった。 ミステリー要素を全部取り除いて、志半ばで亡くなった従姉妹の為に頑張る感動物語にした方が良かったかも知れない。 [インターネット(邦画)] 3点(2021-12-02 11:23:38) |
297. ウンギョ 青い蜜
《ネタバレ》 これでR-15指定ということに驚いた。 映倫がちゃんと仕事してるのか疑わしいくらいにエロい。 エロシーンだけ編集して保存しておきたい。 設定やストーリーはAVでよくあるパターンなので斬新さは感じない。 AVなら5分でやってしまうけど、やるまでに少し時間が掛かるところは理性的。 しかも、妄想でやってしまうという想像力の豊かさが素晴らしい。 そこまでならギリギリセーフだったのかも知れないけど、それを文章にしてしまったのがよくなかったね。 文章にしたらアウトという法律があるのかどうかはよくわからないけど、書いたことで物語が動き始めた。 これは純愛なのか、淫行なのか、とても悩ましい。 妄想しただけならセーフだと思うけど、文章にしてしまったらアウトのような気もする。 本人が喜んでたので合意ということになりそうだけど、合意があってもJKだとアウトかも知れない。 そんな純愛と淫行の境界線を探る哲学的な深みのある作品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-01 16:16:39) |
298. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
TVシリーズに登場した鬼たちにはそれぞれ事情があって、鬼になった理由が描かれているので、単純な鬼退治ではない切なさがある。 禰豆子や珠世さんのように鬼でありながら人を襲わない鬼も存在するので、鬼との共存の可能性すら感じさせてくれる。 本作に登場する鬼たちはその辺りのバックボーンの描写が弱いので、物語として薄っぺらくなっているのかも知れない。 一方で、鬼殺隊側では煉獄さんの人となりが幼少期から描かれているので、魅力的に感じられる。 柱合会議では斬首を主張してたけど、ほんとは良い人という印象になっている。 後半は禰豆子がほとんど登場しなくなって残念だったけど、前半の活躍は相変わらず可愛くて癒されました。 [地上波(邦画)] 6点(2021-12-01 15:50:07) |
299. トランス・ワールド
《ネタバレ》 SF作品ということで見始めたのに想像と違う作品が始まったので驚いた。 開始30分くらいまでSF感はゼロ。 ホラーでも無さそうだし、サバイバル作品かなぁって思ってたら、中盤以降はSFの臭いがプンプンしてくる。 クラシックカーとか、マッチとか、ライターとか、パックマンとか、さり気なくヒントが散りばめられてるのがいいね。 父親が戦争で亡くなったというミスリードもアメリカらしくて面白い。 湾岸戦争くらいなら年齢的にも辻褄が合いそうで違和感がなかった。 謎を解いてクリアする脱出ゲームの人生版といった感じでしょうか。 こんな殺伐とした作品なのに幸せ感の漂うラストで後味も良かった。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-12-01 08:39:16) |
300. かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発
登場人物の生い立ちや境遇は気の毒だと思うけど、物語としては薄っぺらい。 とりあえず印象に残ってるのは有村架純のエロい生足。 桜庭ななみの不倫女教師もエロ過ぎ。 最近の世の中の風潮だと絶対に許されないはずだけど、不倫した女教師が肯定的に描かれてるのは斬新。 面白くはないけど、害もないので、2時間無駄に過ごすのに最適な作品だと思います。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-12-01 00:39:28) |