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ramoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 618
性別
自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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281.  プライド(2008) 《ネタバレ》 
見終わって真っ先に頭に浮かんだ言葉は「見ごたえのあるアホアホ映画」。女性漫画家の原作らしく、昼ドラもビックリなくらいの女同士のドロドロなライバル関係。そこに金持ちの男が絡んで、なんだかもう、とんでもない展開のオンパレード。ツッコミどころ満載の荒削りな脚本に、史緒役の信じられないくらいの稚拙な演技も加わって、もう最初から最後まで笑いが止まりませんでした。特に最後のライヴシーン、萌が客席から歌いながら出てくる演出は、飲んでたコーヒーを「ブーッ!」と漫画のように吹き出してしまい、おまけに歌詞を聞いて、腹がよじれるほど笑い転げました。最初に「見ごたえのある~」と書いた理由は、話そのものは面白くないわけではないし、退屈ってこともないし、史緒以外は見事な演技力(特に満島ひかりとミッチーは素晴らしい!)だし、評価できる点もたくさんあります。でもそれと映画の出来とは別。リアル感ゼロの過剰過ぎるドラマ的展開や、まさに漫画の登場人物といえるありえないキャラなど、マイナスポイントが多過ぎ。AKBやジャニーズは人気があって人をひきつけるものを持っているけど、あんなのを「一流の歌手・実力あるミュージシャン」とは呼ばないのと同じで、この映画も面白いけど、これを「いい映画」と言ってしまったら、センスのある人が一生懸命作った名作まで傷がつくような気がするので、この点数です。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-04-14 22:04:53)
282.  同棲時代-今日子と次郎-
いま見ると「ひゃあ!」と叫びたくなるくらい、見ている方が恥ずかしくなる映画でした。原作は読んでいませんが、なんとなく劇画タッチの恋愛漫画というイメージがあり、その雰囲気を表現しているので全体的に陰気な感じでした。当時は「進んでる」内容だったのでしょうが、死語だらけのセリフや表現、クサい演出など、今となってはもうお笑いレベルです。ただ、70年代を懐かしむにはいいかもしれません。特に大信田礼子の歌う「同棲時代」が醸し出すあの時代のムードは、もはや再現不可能。その時代に作られたものと、昔を懐かしんで作られたもの(三丁目の夕日のような)とは全然別物です。なので、映画としてよりも「昔の記録映像」として鑑賞することをおすすめします。追加:この当時、花粉症の女性は「私、結婚できない体なんです」だったそうです。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-04-14 11:17:10)
283.  イリュージョニスト(2010) 《ネタバレ》 
最初に見た時は、テンポ感と強烈なキャラのベルヴィル・ランデブー・ランデブーに比べて、やや物足りない印象でしたが、じっくり落ち着いて観ると、ジワ~っときますねぇ。最後は泣けました。田舎の小娘がだんだんと都会の色に合う女へと磨かれていき、最後は手品師がいなくなっても好きな男とこれからの人生を歩いていく・・・それとは対照的に、時代からどんどん取り残され、また居場所を探しにいく手品師・・・。なんだか切なかったです。ラスト、列車の中で見た写真は手品師の娘かな?自分の娘とダブらせて、それであの子を喜ばせていたのでしょうか?それから、出てくる人物はすべて全身が描かれていて、顔のアップなどはまったく出てきませんでしたが、その方が、顔の表情のアップで心情を描くよりも、リアルに悲哀が伝わってきますね。腹話術師も手品師同様、時代から消えていく人の象徴として、人形が売られていたシーンが印象的でした。街並みなどの風景や室内を照らす光の具合等、その色彩の美しさや細部へのこだわりはジブリ以上かも?
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-13 21:32:05)
284.  ベルヴィル・ランデブー
海外のアニメで「レベルが高い!」と思ったのは初めてです。人物のタッチにはかなりクセがあり、好き嫌いが分かれるのも納得。でも、室内や外の背景の描き方、特に光のコントラストの具合や明るさの微妙な変化などは、かなりクオリティが高いと思いました。セリフがほとんどない独特の雰囲気も嫌いではありませんが、ストーリーそのものはいまひとつ楽しめず、後半はやや退屈でした・・・。でもエンドクレジットの後、貸しボート屋のおやじが夜になってもばあさんを待ってるというシーンを見て大笑い!最後の最後にハマりました。それでもう一度見直すと、いろいろな伏線、強烈なアメリカ文化批判など、面白さが凝縮された作品であることを発見。見るたびに新しい味を楽しめそうです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-09 17:52:32)
285.  ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター 《ネタバレ》 
家庭や人生に悩みを持ったアラフォー女性たちが、ロックバンドを結成して演奏しよう!という、ありがちなストーリー。まぁだいたい話の展開は予想できますが、それにしても脚本・演出があまりにもひどくて、最後まで観るのがかなり苦痛でした・・・。コメディ要素とシリアス要素の匙加減を大きく間違えたようですね。メンバーそれぞれが抱えている悩み・苦しみの表現が浅過ぎるというか、表面的過ぎてリアリティが感じられず、まるで共感できません。それを、バンド活動を通じて解決していく的な展開を狙っているようですが、肝心の音楽活動シーンの描写がテキトー過ぎて、これまた話になりません!もう、最後のライヴシーンなどは最悪!ステージから逃げた新子さんが、舞台袖で泣いてるとかならともかく、自宅に帰ってるって・・・(爆)これ、同年代の女性が見たら共感できるんでしょうか?また、芸人としてのしずちゃんは好きなのですが、この映画に限らず、役者としてのしずちゃんの演技はどうかと・・・。ヴォーカリストのヨメは「ライヴの衣装デザインだけは参考になった」そうです(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-04-08 17:39:44)
286.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
テンポ感の良さで長さはまったく気になりませんでした。もっと重い話かと思っていたら、前半はギャグなどコメディっぽい雰囲気で気軽に見ることができ、ヨーコが聖書の一節を叫ぶシーンなど所々に見せ場もあり、ラストまで一気に見た!という印象でした。最後、ヨーコがサソリに「あんたが私を助けてくれたように、今度は私が~」のシーンでは号泣。こんなものすごい恋愛映画、初めてです。でもラストはちょっと・・・。これじゃ「いろいろあったけどめでたしめでたし」すぎて、あっさりしすぎでは?最後こそ「むきだしの愛」で、心が通い合ったものの、これから重いものを背負って生きていく・・・というような、どうせなら重苦しい結末にしてほしかったです。満島ひかり、「悪人」で初めてみて「んっ?この人、もしかしてすごい女優?」と思って、この作品でかなりファンになりました。
[DVD(邦画)] 8点(2013-03-31 22:52:17)
287.  ばかのハコ船 《ネタバレ》 
イタイ映画でした。主人公のバカは仕方ないにしても、最後、パンストまでかぶる久子がかわいそうで・・・。結局彼女もハコ船に乗るしかない「ばか」だったということですねぇ。過剰な脚色を抑えたリアリティはいかにも山下監督らしく、このアンチドラマ路線がリンダ~に生かされ、その後「けいおん!」が誕生した、と聞きました。この主人公のバカぶりは自分の胸にもグサッとくる部分があるので、個人的にはもう見たくありませんが、映画そのものの出来はとても良いと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2013-03-24 19:16:18)
288.  私の優しくない先輩 《ネタバレ》 
この話、意外と若くない世代にウケるのでは?逆に若い世代からは「こんなこと認めたくない!」という心理から反感を買いそう・・・。妄想シーンのハリボテ宇宙や宙吊りのワイヤーをわざと見せてチープ感を出してるのは、「お前らの夢見てる世界なんて、所詮この程度のお遊戯レベルなんだよ!クサくてウザくて暑苦しい現実の方がよほど素敵だ!それが人生だ!」みたいなことを言いたいんですよね、たぶん・・・。だからこそ現実を認めたあとに出てきた宇宙は「本物」だったということかな?要は、妄想世代のガキを批判・・・とまではいかなくても、こういう女子をおちょくった映画なんだと思いました。だから意外と楽しめたのかも。とはいえ、もうちょっと精度を高める工夫はできなかったのでしょうか?
[DVD(邦画)] 6点(2013-03-23 23:14:47)
289.  奇跡(2011)
いい映画には違いないと思いますが、余計なことが気になって・・・。兄弟の演技がどうも「僕らシロートとちゃいますよー。普通の子役にはマネできん演技やりますよー」みたいな感じが鼻について、いまひとつ話に集中できませんでした。また、是枝監督がこの豪華過ぎるキャスティングを本当に望んだんでしょうか?諸々の大人の事情を現場に押しつけたかのような・・・。昔、各チームの4番打者クラスを並べたけどイマイチ機能しなかった巨人打線のような印象を受けました。とはいえ、クライマックス及びその前後は感動したし、前半をもう少しテンポアップしてくれればもっと入り込めたと思います。余計なことは忘れて、もう一度じっくりと見直したいです。
[DVD(邦画)] 6点(2013-03-22 18:06:26)(笑:1票)
290.  おしどり探偵/なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?<TVM> 《ネタバレ》 
推理モノの王道とも言える作品。男が謎の言葉を残して死に、その意味と男を殺した犯人をシロート探偵が探るという、今の時代からするとかなりベタな内容ですが、そこはアガサ・クリスティ、最後まで飽きさせないストーリー展開です。途中、主役が命を狙われたり、いかにも怪しそうな人物が現れたり、お約束の連続。でも事件の真相がわかった時の面白さ、特にエヴァンズとは誰なのかがわかった時は、「おぉっ!」と叫びたくなりました。他愛無い話の中に、事件を解く糸口があったりするので、うっかりセリフを聞き逃すと、面白さが半減してしまいます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-21 02:00:44)
291.  天然コケッコー
やっぱり山下監督、すごいです!「リンダリンダリンダ」同様、最初は「はぁ?何これ?」って感じでしたが、もう一度見直すとストレートに伝わってきました。こういう映画の印象って、観る側のコンディションにも大きく左右されますね。とてもいい映画でした。でも、現実感があるのかないのかよくわからない印象を受けるのは、やはり大沢の描き方に原因があると思います。あんな中学生男子、現実にいますか?せめて高校生ならわかるけど・・・。あれって、女子の妄想を具現化したような、少女漫画に出てくるキャラですよね?それとも、最近の子ってみんなあんな感じ?自分の偏見ですが、中学生男子って、もっと圧倒的にアホだと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2013-03-21 01:24:37)(笑:1票) (良:1票)
292.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 
じわ~っと沁みてきますねー。こんなリアルな映画、初めてかもしれません。特に樹木希林演じる母親の醜さや底意地の悪さが見え隠れするところや、夏川結衣のヨメの本音など、血のつながりのある家族とそうでない人との人間関係など、表現の仕方が素晴らしいです!そして「ちょっとだけ間に合わない」というセリフのリアリティ、すごい!としか言いようがないですね。家族、個人的には両親のことを考える、いいきっかけななったかも・・・。こういうテイストの映画を邦画で観たの初めてです。この監督の作品、以前「空気人形」を観て、そのセンスと力量に驚かされましたが、この作品はそれ以上です。
[DVD(邦画)] 9点(2013-03-18 21:42:54)(良:1票)
293.  悲しみのミルク 《ネタバレ》 
恐乳病って、ペルーの悲しい歴史の後遺症のようなものですね。南米というと、ラテン系の熱い感じをイメージしていましたが、この映画はまったく違いました。なんだか全体的に色がないような乾いた印象で、それがファウスタの心情を表しているのでしょうか?全体的に重苦しい感じが漂っていましたが、「私の中から取った」あと、海のシーン、そしてラストのじゃがいもの花で、ホッと救われたような気分でした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-03-17 22:33:05)
294.  アマデウス ディレクターズカット 《ネタバレ》 
サリエリの視点から描くモーツァルトの人生、とても面白かったです。モーツァルトをはじめ、天才と呼ばれる人、いつの世もあまり幸福とは言えない人生を送った人がなぜか多いですね。また、その才能に憧れ、時には妬み、そして挫折していく凡人たち・・・。現代では、サリエリのように思いつめるまで悩む人、あまりいなくて、みんな上手にスルーしてしまう術を知ってます。でもそれが果たして幸せなのか、悲劇を回避することが幸せなのか・・・。そういうことを考えさせられてしまう内容でした。ひとつだけ、コンスタンツェの母親がモーツァルトを罵り、それがそのまま夜の女王のアリアにつながるシーンはかなり笑えました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-17 17:06:23)
295.  人魚伝説 《ネタバレ》 
日本映画が一番ダメだった時代、その象徴のような映画でしたね。でも後半の大殺戮は、ヘタなコメディよりよほど笑えます。この頃の映画を見ると、日本の映画レベルも上がったなあと思えますねぇ。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-03-17 11:17:33)
296.  キツツキと雨
大爆笑できるシーンもいくつかありましたが、南極料理人ほどではありませんでした。話も、ちょっと作り過ぎの感もあり、1回観れば十分かな?南極~レベルを期待していただけに、自分の中のハードルが上がり過ぎていたのかも。でも悪くない映画だと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2013-03-16 22:46:47)
297.  東京画 《ネタバレ》 
東京物語も小津作品も観たことないし、ヴェンダースという人も知りませんが、彼が小津のことを相当好きだったということだけはわかりました。印象としては、小津かぶれの外国人が東京にやってきてビックラこいた、という記録映像で、でもそれが意外と面白かったです。小津に関わった役者やスタッフのインタビューだけなら、おそらく途中で観るのをやめてました。80年代の東京を、まじめなのかジョークなのかわからないくらい滑稽に描いたフィルムについついひかれました(もちろん本人はマジメに作ったのでしょうが)。普通なら、当時の東京の様子を見せられても特に興味を示さないと思いますが、ちょっと違った観点から見せられると面白いものですね。パチンコ屋、ゴルフ練習場、食品サンプル、竹の子族など、このように紹介されると笑ってしまいます。特にタモリ倶楽部のオープニングは爆笑でした。アメリカ文化がどうのこうの等、なにやらメッセージ的な意味を伝えようとしたのでしょうが、これを観て「小津映画を通して現代の日本文化の堕落と精神性の変化について考察した映画」みたいなことを思う人っているんでしょうかねぇ???
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-03-16 20:08:03)
298.  アフロ田中
原作の大ファンです。う~ん・・・これならコミックを読んで2時間過ごした方がよかった・・・というのが正直な感想です。映像にするメリットがほとんど感じられませんでした。残念・・・。
[DVD(邦画)] 3点(2013-03-16 15:40:20)
299.  レインマン
初めて見た時はとても感動した覚えがあったのですが、そのイメージが強過ぎたせいか、ひさしぶりの鑑賞は、期待したほどの感動はありませんでした。特にチャーリーの心理描写が浅かったような印象でした。でも名作には違いありませんね。週末の落ち着いた夜に観ればまた印象も変わると思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-10 21:23:36)
300.  贅沢な骨 《ネタバレ》 
いったい、これを見て何を感じろと・・・。製作者のセンス・力量を疑いたくなる映画でした。これによく似たテイストの海外映画を観ることがありますが、そういう類の作品をめざして大失敗に終わったような印象でした。基本設定はいいと思いますが、まずセリフの内容が陳腐過ぎるし、キスシーンや絡みシーンも「またかよ・・・」って感じで退屈。主役の女性2人の心理描写にいたっては、「70年代後半か?」と思えるほど古臭さを感じました。唯一、なるほどと感心したのは、「私は汚い」というセリフとキャラが見事なくらい合っていたこと。「確かに、この女って汚そう・・・」でした。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2013-03-10 00:45:10)
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