301. 天河伝説殺人事件
犯人が、配役で想像がつく、と公開当時言われていたような気がする。その通りだ。能楽のシーンは、シテ役が倒れたからって妹が舞台に駆け上がるなど、現実には絶対やっちゃいけないことばかりをやっていて、アレレと思った。トリックも含めて、あんまり伝統芸能を知らない人がつくった映画なんだなと思っていたのだが、なんと監督は市川昆だった。サイテー。 2点(2003-07-09 23:52:25)(良:1票) |
302. テイラー・オブ・パナマ
最初は颯爽と登場するピアーズ・ブロスナンを、どうしてもボンドだと思って観ちゃうので、後半の「やめてー」と叫びたくなるようなめちゃくちゃな展開に苦笑させられる。たぶん、この映画の見所は、それにつきる。パナマ情勢を真面目に取り上げているような、単なる007パロディのような・・・・・・。第一、映像が時々とてつもなく適当で、全体的には安っぽいB級な映画。 5点(2003-07-09 23:44:44) |
303. さらば、わが愛/覇王別姫
《ネタバレ》 公開当時は、レスリー・チャンの素晴らしい演技と、価値観の崩壊する世界に生きる人々を描きあげた映画のすさまじさに、震えるような感動を覚えた。蝶衣の変節せずに凛として生きる姿と、死に至る姿が壮絶な美しさである。京劇の大袈裟なメイクや、衣装・立ち回りの、あざやかさとグロテスクさが、ストーリーをより印象深くしていると思う。しかし今回、レスリー・チャンに哀悼を捧げるべく観たのに、コン・リーの演技に圧倒された。この映画に描き出された時代の過酷さは、むしろ彼女がすべて表現していたんだなぁと。 9点(2003-07-08 22:14:19) |
304. インデペンデンス・デイ
自由を勝ち取るための戦いとか独立とかのメッセージを、難しいこと言わずに、カラリと楽しく映画に出来ちゃうアメリカってすごい。地球を守るのもアメリカ!!ときっと本気で思ってるんだろうな。 6点(2003-07-08 19:12:23) |
305. ルートヴィヒ(1972)
まったく豪華絢爛な歴史絵巻である。実のところ、時代背景もわかるようなわからないような・・・・・・なのだが、「私は謎でありたい」と熱望し、夢に耽溺するルードヴィッヒの姿をあますことなく描ききっていて圧巻。まさに耽美で退廃的な映画。野心的で強欲なワーグナーや、リストの娘コジマ、シシィことエリザベート皇后などもも、かなりイメージ通りだった。ノイシュヴァンシュタイン城の内部の、美しい映像も素晴らしい。オペラ歌手に不眠不休で演じさせるシーンなどは、印象的だったが、現在の大衆テーマパークの原型はここにあるんじゃないだろうかと、余計なことを思ってしまった。 8点(2003-07-05 21:38:44) |
306. ムーラン(1998)
色が昔の作品みたい。目がチカチカしないのはいいけど。花木蘭の伝説が題材だが、このハッピーエンドの原典を是非知りたい。こういう話だっけ? 3点(2003-07-05 21:19:23) |
307. 雲の中で散歩
キアヌ・リーブスの動作がまだあまり鍛えられていなくて、その分、雰囲気が非常に甘やかでやわらかい。素敵。なんてことはないメルヘンなラブ・ストーリーだけれども、葡萄園の映像などが美しくて良い。 7点(2003-07-03 20:37:41) |
308. ミセス・ダウト
笑えるー!!。ロビン・ウィリアムズはシリアスなのもいいが、軽いコメディ作品に、最大級の笑いとちょっぴりの涙を生み出せる良い役者だ。何気なくピアース・ブロンスナンが、いい味出してる。 5点(2003-07-03 20:32:45) |
309. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
テンポが悪いのか映像に迫力がないのか。セットが良くできている割には、ウソくささが強い。ロビンのお悩みも中途半端だし。あと、たぶん、ケヴィン・コスナーとクリスチャン・スレーターがどう見てもアメリカンなので、西部劇っぽい。モーガン・フリーマンはいい味出していると思うけど。最後の最後でショーン・コネリーが登場したことでやっと引き締まった。 4点(2003-07-01 22:42:47) |
310. マルコヴィッチの穴
意味はよく分からなかった。深読みすればもっと面白いのかもしれないけれど、意味なんてあるのか分からないし、とりあえず、ぷぷぷっと笑いながら観てしまえる映画だった。マルコヴィッチ、よくこんなのオッケーしたなぁ。よく見ると有名人がいっぱいでている映画だった。 7点(2003-07-01 22:34:06) |
311. サイコ(1998)
《ネタバレ》 リメイクするにしても、もう少しひねりようがあったんじゃないの? と思う。全く同じ、というのがポイントなのかな? オリジナルが撮られた当時は、全く新しい映画だったのだろうけれど、今となっては何のひねりもない映画である。アン・ヘッシュが珍しく化粧が濃くて怖い。冒頭で悪いやつなのかと思った男が、ただの金物屋の親父だった。 3点(2003-07-01 22:26:37)(笑:1票) |
312. 吉原炎上
迫力あるし、吉原という特殊な世界をそれなりによく描いている。でも、花魁道中を描きたいからこういう話を作ったんじゃないかと思ってしまうような、陳腐なストーリーだった。明治時代の吉原のちょっと西洋化した不思議な感じがちゃんとつくってあるセットがスゴイ。かたせ梨乃が好演。衣装が豪華。日本の映画を観たなーって感じ。 6点(2003-07-01 20:43:43) |
313. ライジング・サン(1993)
やっぱり、いろんな意味で、日本文化って間違って伝わってるんだろうな、と思った。何でこんな映画をお金かけて撮ったんだろう? なんで、ショーン・コネリーはこんな映画に出演してるの? わからん。この誤解がチャーリーズエンジェルへ続いているのかなぁ。 3点(2003-07-01 20:35:47) |
314. ムーラン・ルージュ(2001)
映像がスゴイ。ファンタジーイラストみたいな雰囲気。色づかいが、とにかく素敵。話の内容はつまらなかった。これって「椿姫」なの? 演技派であるはずのキッドマンもマクレガーも、美男美女だなぁ以上のものはなかった。歌もあんまり上手いとは・・・・・・。もうちょっと短くまとまってると良かったかな。 6点(2003-07-01 20:29:38) |
315. タイタニック(1997)
この映画があまりにも有名になり、たくさん解説されたために忘れがちであるが、今まであまり描かれなかったタイタニック号の真実がたくさん盛り込まれている。一等船室の乗客は男性も含めてほとんど助かっているのに、三等船室の人々が閉じこめられて見捨てられたこと。ただでさえ少ないボートに定員いっぱい乗せることもしなかったこと。船主はさっさと逃げてしまったこと。海に投げ出されたたくさんの人々が、冷たい海で凍死していった事実。タイタニックのエピソードは数多いが、この映画のおかげで知ったことも多いのではないか。そして当時ヨーロッパからアメリカへ渡る人々はどんな人々だったのか、敢えて説明はしなくても、ちょっとした人物たちの会話や動きから分かるようになっている。当初、ローズとジャックのばかばかしいような恋愛話にうんざりしたが、彼女が後にローズ・ドーソンと名乗って女優になり乗馬をし冒険をして自分の人生を切り開いた(並べられた写真はそれを示す)ことに気づいたら、素直に感心できた。ケイト・ウィンスレットの令嬢ぶりは素敵だったが、キャスティング的には、誰がやってもそれなりの映画になったはず。 8点(2003-06-30 12:57:08)(良:1票) |
316. スペース・カウボーイ
男の夢、という感じ。 7点(2003-06-30 12:40:03) |
317. 修羅雪姫(2001)
なんだか男の子が好きそうなお話だった。脚本というか基本設定がダメ。だが、釈由美子はやっぱり演技上手なんじゃん、と思った。 3点(2003-06-30 12:31:58) |
318. シッピング・ニュース
つまらない映画だった。ジュリアン・ムーアの演技も微妙。ケヴィン・スペイシーは元々あんまり好きではないので、あー、つまんない主人公だなーと思ってしまった。ケイト・ブランシェットはどうしても今まで「エリザベス」やエルフの女王のイメージが強かったのだが、この映画でそのイメージを見事に吹き飛ばしてくれた。 4点(2003-06-30 12:26:02) |
319. シックス・センス
オスメント君、うますぎ・・・・・・と、そればっかり観ていたら、ラストにオチがあることを忘れていて、最後に「ええっ!?」と驚かされました。 6点(2003-06-30 12:20:35) |
320. 雲のように風のように〔TVM〕
文章で読んだときは面白かったが、アニメーションになったら普通の物語になってしまった。暗さもなくなったし。 5点(2003-06-30 12:01:09) |